JPH0570053B2 - - Google Patents

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JPH0570053B2
JPH0570053B2 JP63037202A JP3720288A JPH0570053B2 JP H0570053 B2 JPH0570053 B2 JP H0570053B2 JP 63037202 A JP63037202 A JP 63037202A JP 3720288 A JP3720288 A JP 3720288A JP H0570053 B2 JPH0570053 B2 JP H0570053B2
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JP
Japan
Prior art keywords
air
air curtain
outlet
spot space
spot
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP63037202A
Other languages
English (en)
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JPH01212853A (ja
Inventor
Yoshiaki Omata
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SHINWA TEC KK
Original Assignee
SHINWA TEC KK
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Publication date
Application filed by SHINWA TEC KK filed Critical SHINWA TEC KK
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Publication of JPH01212853A publication Critical patent/JPH01212853A/ja
Publication of JPH0570053B2 publication Critical patent/JPH0570053B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は広い作業所などにおいて使用する、
特定領域あるいは特定作業者に調和された空気を
能率よく供給するためのスポツト空間用エアカー
テン装置に関するものである。
[従来の技術] 第3図は従来のスポツト空間用空気調和装置を
示す概念側面図である。図において、2は空気調
和装置、3は空調装置吹出し口、11は床、12
は作業者である。
従来は第3図に示すように必要とする場所にス
ポツト空間用の空気調和装置2を設置して、直接
作業者12などに調和した空気を吹き付けるよう
にしていた。
[発明が解決しようとする課題] 上記従来のスポツト空間用の空気調和装置2
は、広い空間において調和した空気を特定場所に
向かつて吹き出すので広い空間に拡散し、吸い込
まれる空気は殆ど無調和の空気であり、極めて効
率が悪く大型の装置を必要とし消費電力も非常に
大きいものであつた。その上動き回る作業の場合
には極めて効果が少なく、一定場所に立つ作業者
12には片側ばかりから調和空気を吹き付けるの
で体調を崩す原因になるなどの問題点があつた。
この発明はかかる問題点を解決するためになさ
れたもので、空気調和の効率を向上し、消費電力
が小さく、作業者に快適な環境を提供することの
できるスポツト空間用エアカーテン装置を得るこ
とを目的とする。
[課題を解決するための手段] この発明に係るスポツト空間用エアカーテン装
置は、スポツト空間の周囲にエアカーテンを形成
するようにエアカーテン吹出し口を設け、そのエ
アカーテン吹出し口を二重にして、外側の吹出し
口からは上記スポツト空間の外から吸い込んだ空
気を吹き出し、内側の吹出し口からは上記スポツ
ト空間内から吸い込んだ空気を吹き出すように構
成したものである。
[作用] この発明のスポツト空間用エアカーテン装置に
おいては、スポツト空間の周囲にエアカーテンを
形成し、そのエアカーテン吹出し口を二重にして
外側の吹出し口からはスポツト空間外の空気を吹
き出し、内側の吹出し口からはスポツト空間内の
空気を吹き出すようになつているので、スポツト
空間内の空気が殆ど外に逃げることがない。従つ
て調和された空気を無駄に外に逃がす量を極めて
少なくすることができる。
[実施例] 第1図はこの発明の一実施例であるスポツト空
間用エアカーテン装置を示す断面図、第2図は上
記第1図に示したスポツト空間用エアカーテン装
置のエアカーテン吹出し口の拡大断面図及び吹き
出し流速を示す図である。
図において、1はスポツト空間用エアカーテン
装置、2は空気調和装置、3は空調装置吹出し
口、4は空気装置吸込み口、5〜9はスポツト空
間用エアカーテン装置1の各部分で、5はスポツ
ト空間用エアカーテン装置(以下エアカーテン装
置という)1の天井部内側のほぼ中央に設けられ
た内側用フアン、7はエアカーテン装置1の天井
部外側のほぼ中央に設けられた外側用フアン、1
6は内側吹出し口6及び外側吹出し口8よりなる
エアカーテン吹出し口、9は鎖又は支柱などの支
持部材、10は分流壁、11は床、12は作業
者、13は必要に応じフイルタその他の機器を設
けるための予備空間、14は整流器、15は抵抗
体である。
スポツト空間用エアカーテン装置1は支持部材
9によつて特定空間の上を覆うように設置され、
そのエアカーテン吹出し口16は、特定空間の周
囲の上に円形又は多角形などの必要に応じた形状
に形成され、空気を床11に向かつて垂直に吹き
出して、エアカーテンを形成するようにエアカー
テン装置1の周縁に設けられている。
ところで上記エアカーテン吹出し口16から吹
き出す空気流は、通常は乱流状態になつているた
め、空気流の両側の空気が入れ替わることを完全
に防止することができない。そのために、特に狭
少な空間の空気をエアカーテンによつて完全に閉
じ込めることはできない。従つて、エアカーテン
内部の空気温度と外部の空気温度の差を大きくす
ることが困難である。
そこでこの発明においては、垂直層流で、かつ
速度勾配を持つ多層流エアカーテンを用いて、両
側空気の巻き込みをできるだけ少なくする工夫を
行つた。
すなわち、第2図に示すように、エアカーテン
吹出し口16の先端部にアルミニウムハニカム製
などからなる垂直整流化用の整流器14を設け
て、吹き出す空気流を垂直層流とし、その上整流
器14の下部に幅又は長さの異なる金属あるいは
プラスチツクなどの網板を数枚重ねてなる抵抗体
15を設け、この抵抗体15を通してエアカーテ
ン用の空気を吹き出すようにした。なお、抵抗体
15は整流器14の上部に設けてもよい。
その結果、吹出し空気流は第2図下方に矢印に
よつて示したように、中心部の風速が大で最外部
が最小になり、エアカーテン内外の空気の入れ替
わるのが極めて少なくなつた。
実験の結果、整流器14及び抵抗体15がない
場合に比べ、同じ送風機出力でその遮温効果は3
倍以上の値を得ることができた。
この発明のスポツト空間用エアカーテン装置1
は以上のように構成されているので、第1図に矢
印で示すように空気の流れが起こり、このスポツ
ト空間用エアカーテン装置1の下の空気はエアカ
ーテンに包まれ殆ど外に逃げ出すことができなく
なる。それで空気調和装置2の空気装置吹出し口
3及び空調装置吸込み口4を上記エアカーテン内
に設けると、調和された空気は無駄に外に逃げ出
すことがないので、エアカーテン内は調和された
空気が隅々まで行き渡り、空調装置吸込み口4か
らは調和空気が回収されるので空気調和の効率も
従来の装置に比べ格段に向上する。
この場合第1図に二点鎖線で示した分流壁10
を、内側吹出し口6及び外側吹出し口8の境界壁
の真下にその頂点が来るように設置すると、上記
した内側の空気と外側の空気の分流は益々確実に
行われるようになり、内側の空気と外側の空気の
混合が殆ど行われないので完全なエアカーテンを
形成するようになる。
上記スポツト空間用エアカーテン装置1の予備
空間13あるいは他の天井部に空気調和用装置、
集塵用エアフイルタ、脱臭装置などを設置して、
空気調和装置2を廃止又は更に小型にすることも
できる。
[発明の効果] この発明は以上説明したとおり、スポツト空間
の周囲に二重のエアカーテンを形成するように構
成したので、スポツト空間内の空気を殆ど外に逃
げ出さなくすることができる。従つて空気調和装
置を極めて小さい出力のものにすることができ
る。さらに調和された空気がスポツト空間内に行
き渡るので、従来の装置に比べ格段に広く、かつ
快適な作業環境を提供し得る省エネルギー型のス
ポツト空間用エアカーテン装置を得るという優れ
た効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例であるスポツト空
間用エアカーテン装置を示す断面図、第2図は上
記第1図に示したスポツト空間用エアカーテン装
置のエアカーテン吹出し口の拡大断面図及び吹き
出し流速を示す図、第3図は従来のスポツト空間
用空気調和装置を示す概念側面図である。 図において、1……スポツト空間用エアカーテ
ン装置、2……空気調和装置、3……空調装置吹
出し口、4……空調装置吸込み口、5……内側用
フアン、6……内側吹出し口、7……外側用フア
ン、8……外側吹出し口、9……支持部材、10
……分流壁、11……床、12……作業者、13
……予備空間、14……整流器、15……抵抗
体、16……エアカーテン吹出し口である。な
お、各図中、同一符号は同一、又は相当部分を示
す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 作業場などの特定領域であるスポツト空間の
    周囲に、天井から垂直に床に向かつて空気を吹き
    出すようにエアカーテン吹出し口を設け、そのエ
    アカーテン吹出し口を二重にし、外側の吹出し口
    からは上記スポツト空間の外から吸い込んだ空気
    を吹き出すようにし、内側の吹出し口からは上記
    スポツト空間内から吸い込んだ空気を吹き出すよ
    うに構成したことを特徴とするスポツト空間用エ
    アカーテン装置。 2 上記エアカーテン吹出し口の先端に、垂直層
    流化用の整流装置と、幅又は長さの異なる複数枚
    の網板を重ねた抵抗体とを、互いに近接又は密着
    させて設けたことを特徴とする請求項1記載のス
    ポツト空間用エアカーテン装置。
JP63037202A 1988-02-19 1988-02-19 スポット空間用エアカーテン装置 Granted JPH01212853A (ja)

Priority Applications (1)

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JP63037202A JPH01212853A (ja) 1988-02-19 1988-02-19 スポット空間用エアカーテン装置

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JP63037202A JPH01212853A (ja) 1988-02-19 1988-02-19 スポット空間用エアカーテン装置

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JPH01212853A JPH01212853A (ja) 1989-08-25
JPH0570053B2 true JPH0570053B2 (ja) 1993-10-04

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JP63037202A Granted JPH01212853A (ja) 1988-02-19 1988-02-19 スポット空間用エアカーテン装置

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Families Citing this family (4)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007057135A (ja) * 2005-08-23 2007-03-08 Afc Barrier Kk イオン遮蔽空間構成装置
JP5218829B2 (ja) * 2007-09-07 2013-06-26 清水建設株式会社 クリーンルームの気流制御システム
CZ307950B6 (cs) * 2018-07-19 2019-09-04 Stavoklima S.R.O. Způsob regulace tepelného a vzduchového výkonu vzduchové dveřní clony
CN114857661A (zh) * 2022-04-22 2022-08-05 北京建筑大学 一种应用于开放环境的局部空调装置

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JPH01212853A (ja) 1989-08-25

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