JPH0569422U - 軸受の固定構造 - Google Patents

軸受の固定構造

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JPH0569422U JP827892U JP827892U JPH0569422U JP H0569422 U JPH0569422 U JP H0569422U JP 827892 U JP827892 U JP 827892U JP 827892 U JP827892 U JP 827892U JP H0569422 U JPH0569422 U JP H0569422U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 軸受4の軸支持部材1への固定が確実強固に
行えながら、固定時における軸受4のガタ付きや使用時
の摩耗などによる軸受4のガタ付きを確実に吸収する。 【構成】 軸支持部材1の支持孔11に挿通可能とさ
れ、前部に軸受4の外輪42の側壁に当接する当接部6
1を、背部に係止段部62をもつ受入凹部63を設けた
押え体6と、受入凹部63と支持孔11との間に介装す
る弾性変形可能なリング状止体7と止体7のねじ体8と
を備え、止体7の径方向外側に、ねじ体8の締込み時押
え体6の背面に接当する第1接当部73を、止体7の径
方向内方で反締込み方向に変位した位置に、ねじ体8の
締込み時頭部81に接当する第2接当部75を設けて、
第2接当部75の径方向内側に、ねじ体8の締込み方向
に指向しねじ体8の締込み時押え体6を外輪方向に押圧
する押圧部76を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は軸受の固定構造、詳しくは、軸受用支持孔をもった軸支持部材の前記 支持孔に、軸受を固定する固定構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種軸受の固定構造として、以前に実開昭64−3124号公報を提 案した。その提案内容は、図4で示したように、所定間隔をおいて相対向する一 対の第1及び第2支持部材A,Bに軸受用支持孔A1,B1を設け、これら各支 持孔A1,B1の内部に、軸Cを回転自由に支持させるための内,外輪D1,D 2及びE1,E2を備えた第1及び第2軸受D,Eを挿嵌して固定するようにし た固定構造において、前記第1支持部材Aの前記支持孔A1に挿通可能とされ、 外周縁内側に第1軸受Dにおける外輪D2の外側壁に当接する当接部F1と、内 周縁外方側に前記当接部F1と反対方向に延び、前記軸Cに挿通可能な係止部F 2とをもつリング状押え体Fと、該押え体Fの係止部F2と前記支持孔A1の内 周面との間に介装される弾性変形可能な皿ばね形状のリング状止体Gと、前記押 え体Fに螺合して、前記止体Gを前記押え体Gに固定する複数のねじ体Hとを設 け、前記止体Gの外径を、前記各ねじ体Hの締込みによる弾性変形で、その外周 縁部が前記支持孔A1の内周面に圧接して、前記押え体Gを前記支持孔A1に固 定するような大きさとなしたものである。
【0003】 尚、前記第2支持部材Bには、その支持孔B1の軸挿通方向外部側に前記第2 軸受Eの外輪E1が係合される係合部B2を形成すると共に、前記軸Cには、前 記各軸受D,Eの内輪D1,E1に挿通可能とされた径小部C1,C2と、これ ら各径小部C1,C2の前記各内輪D1,E1への挿通時に前記軸受D,Eの各 外輪D2,E2に当接される径大部C3とを設けている。
【0004】 しかして、前記第1及び第2支持部材A,Bに前記第1及び第2軸受D,Eを 固定して、これら各軸受D,Eで前記軸Cを回転自由に支持させるときには、前 記各軸受D,Eを前記各支持部材A,Bの支持孔A1,B1内へと挿嵌させ、か つ、前記各軸受D,Eの内輪D1,E1に前記軸Cの径小部C1,C2をそれぞ れ挿通させた後、前記第1軸受Dの外方側から前記第1支持部材Aの支持孔A1 内に前記押え体Fを挿入させて、その当接部F1で前記第1軸受Dにおける外輪 D2の外側壁を押圧することにより、前記第2軸受Eの外輪E2と前記係合部B 2との間に設けられる隙間、及び、前記軸Cにおける径大部C3の端面と前記第 2軸受Eの内輪E1との間に設けられる隙間をなくし、また、前記第1軸受Dの 内輪D1と前記大径部C3の端面との隙間をなくすのである。
【0005】 そして、前記押え体Fの係止部F2に前記止体Gを挿嵌させた状態で、該止体 Gの外部側から前記押え体Fへと前記各ねじ体Hを締込んで、前記止体Gを弾性 変形させることにより、該止体Gの内周端縁部を前記押え体Fの係止部F2に圧 接させ、また、前記止体Gの外周縁部を拡径方向に変形させて前記支持孔A1の 内周面に圧接状に係止させ、斯かる止体Gの前記支持孔A1に対する係止でもっ て該支持孔A1に前記押え体Fを固定し、この押え体Fで前記各軸受D,Eの軸 方向への移動を不能とするのである。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、以上の固定構造では、前記止体Gを介して前記押え体Fを前記支持 孔A1に固定し、この支持孔A1に対する前記押え体Fの固定により前記各軸受 D,Eの軸方向への移動を阻止することは可能であるが、前記止体Gを前記押え 体Fの係止部F2に挿嵌させて前記ねじ体Hを前記押え体Fへと締込んでも、前 記止体Gには、前記押え体Fを前記ねじ体Hの締込み方向に常時付勢する付勢力 は得られないのであり、従って、前記押え体Fの固定時、該押え体Fを前記軸受 Dに押しつけて固定しないと前記各軸受D,Eにガタ付きが発生することがあっ たし、また、使用時軸受が摩耗して前記押え体Fと軸受Dとの間に隙間が生じた 場合にも、該各軸受D,Eで支持される前記軸Cが軸方向にガタ付いたりする問 題があった。
【0007】 本考案は以上のような問題に鑑みてなしたもので、その目的は、軸支持部材へ の軸受の固定が確実強固に行えながら、その固定時における軸受のガタ付きや使 用時軸受が摩耗した場合のガタ付きを吸収することができる軸受の固定構造を提 供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
以上の目的を達成するために、本考案は、軸受用支持孔11をもつ軸支持部材 1に軸受4を固定する固定構造において、前記支持孔11に挿通可能な外周部を もち、挿通方向前部に前記軸受4における外輪42の側壁42aに当接する当接 部61を設け、背部に、中心側に係止段部62をもった受入凹部63を設けた押 え体6と、該押え体6の受入凹部63に受入可能な内径をもち、該受入凹部63 と前記支持孔11の内周面部との間に介装する弾性変形可能なリング状止体7と 、前記押え体6に螺合し、前記止体7を前記押え体6に押圧固定するねじ体8と から成り、前記止体7は、該止体7の径方向外側に位置し、前記ねじ体8の締込 み時前記押え体6の背面に接当する第1接当部73と、該第1接当部73に対し 径方向内方で、かつ、前記ねじ体8の反締込み方向に変位した位置に位置し、前 記ねじ体8の締込み時、該ねじ体8の頭部に接当する第2接当部75とを備え、 この第2接当部75の径方向内側に、前記ねじ体8の締込み方向に指向させ、該 ねじ体8の締込み時内周端縁が前記係止段部62に係止し、前記押え体6を前記 外輪42の方向に押圧する押圧部76を設けたものである。
【0009】
【作用】
以上の固定構造において、前記軸受4を前記軸支持部材1の支持孔11に固定 するときには、先ず、該支持孔11に前記軸受4を挿嵌させ、かつ、該軸受4の 一側に前記押え体6を、その当接部61が前記軸受4における外輪42の側壁4 2aに当接するように挿入させ、また、前記押え体6の受入凹部63に前記止体 7を介装させた状態で、該止体7の外方側から前記ねじ体8を前記押え体6へと 締込むのである。
【0010】 すると、前記ねじ体8の前記押え体6への締込みにより、前記止体7の第1接 当部73及び押圧部76が前記押え体6の背面に接当され、また、前記第2接当 部75が前記ねじ体8の頭部に接当される。そして、前記ねじ体8をさらに締込 むことにより、前記止体7の第1接当部73、第2接当部75及び押圧部76の 曲がりが直線状になる如く拡径方向に弾性変形して、前記止体7の係止部74の 外周端縁が前記軸支持部材1における支持孔11の内周面に喰い込んで圧接状に 係止される。
【0011】 また、前記ねじ体8のさらなる締込により、前記係止部74が支持孔11に係 止された前記止体7の弾性力は未だ径方向に固定されていない前記止体7の内周 側で前記ねじ体8の締込み方向に指向させて形成された前記押圧部76側に逃げ 場を求め、該押圧部76が前記第2接当部75を中心に縮径方向に弾性変形され ながら、押圧部73の内周端縁が前記押え体6の係止段部62に圧接状に係止さ れる。そして、前記係止段部62に対し前記押圧部73の内周端縁が弾性変形さ れながら係止されることにより、前記押え体6を径方向内方側に押圧する押圧力 と、前記押え体6を前記軸受4の外輪42方向に押圧する押圧力とがそれぞれ発 生するのであり、この結果、前記押え体6は、前記止体7の押え体6を径方向内 方側に押圧する押圧力と、押え体6を前記外輪42に押圧する押圧力と、ねじ体 8の締込み力とのバランスがとれた位置で支持孔11の軸方向位置に固定される のである。従って、前記支持孔11に前記押え体6を固定するとき、該押え体6 を径方向内方側に押圧する前記押圧部76による押圧力と、前記止体7の前記支 持孔11に対する係止とでもって、前記押え体6を前記支持孔11に強固に固定 できる上、前記押え体6を前記軸受4の外輪42方向に押圧する押圧力により、 前記押え体6を前記ねじ体8の締込み方向に常時付勢する付勢力が得られて、該 押え体6による軸受4の軸支持部材1への固定時における軸受4のガタ付きや使 用時の摩耗などによる前記軸受4のガタ付きを確実に吸収することができて、前 記軸受4で支持される軸のガタ付きをなくすことができるのである。
【0012】
【実施例】
図1に示した軸受の固定構造は、所定間隔をおいて相対向する一対の第1及び 第2支持部材1,2に軸受用支持孔11,21を形成し、これら各支持孔11, 21の内部に、回転軸3を回転自由に支持するための内,外輪42,42及び5 1,52から成る第1及び第2軸受4,5を挿嵌固定させている。
【0013】 また、前記第2軸支持部材2には、その支持孔21の軸挿通方向外部側に前記 第2軸受5の外輪51が係合される係合部22を形成すると共に、前記回転軸3 には、その長さ方向両側に前記各軸受4,5の内輪41,51に挿通可能とした 径小部31,32を設け、これら各径小部31,32の中間部に、該各径小部3 1,32の前記各内輪41,51への挿通時に前記軸受4,5の各外輪42,5 2に当接される径大部33とを設けている。
【0014】 そして、前記第1及び第2軸受4,5を前記第1及び第2軸支持部材1,2の 支持孔11,21内に挿嵌し、かつ、前記各軸受4,5の内輪41,51に前記 回転軸3の径小部31,32をそれぞれ挿通させた後、前記第1軸受4の外方側 から前記第1軸支持部材1の支持孔11内へと後述する前記押え体6を挿入させ て、該押え体6を前記支持孔11に固定することにより、前記各軸支持部材1, 2に前記各軸受4,5を固定し、これら各軸受4,5を介して前記回転軸3を回 転自由に支持させるのである。
【0015】 しかして本考案は、以上のような固定構造において、前記第1軸支持部材1に おける支持孔11の内部で前記第1軸受4の外方側に挿入される押え体6と、該 押え体6の外部側に介装される弾性変形可能なリング形状の止体7と、この止体 7を前記押え体6に押圧固定する複数のねじ体8とを用い、これら押え体6と止 体7及びねじ体8により前記第1軸受4を前記支持孔11の内部に確実かつ強固 に固定し、また、前記各軸受4,5が使用時に摩耗したりしても、この摩耗によ るガタ付きを確実に吸収して、前記各軸受4,5で支持される前記回転軸3のガ タ付きをなくすようにしたのである。
【0016】 具体的には、前記押え体6は、前記第1軸支持部材1の支持孔11に挿通可能 とされた外周部をもち、挿通方向前部側に前記第1軸受4における外輪42の側 壁42aに当接される円筒状当接部61を設けると共に、前記押え体6の背部側 には、中心に円柱状の係止段部62をもった受入凹部63を設けて形成される。
【0017】 また、前記止体7は、図2及び図3で明らかにしたように、前記支持孔11内 に挿入可能とした外径をもち、かつ、内周側に前記押え体6の受入凹部63に挿 嵌可能とされた挿入孔71を設けると共に、前記止体7の径方向中央部分には前 記ねじ体8を挿通させる複数の取付孔72を形成する。さらに、前記止体7は、 その内周側の挿入孔71と外周部との縦断面形状が概略S形状となるように形成 するのであり、つまり、前記止体7の径方向外側に、前記各ねじ体8を前記各取 付孔72から前記押え体6へと締込むとき、該押え体6の背面側に接当される第 1接当部73を設けて、この接当部73の径方向外部側に、前記各ねじ体8の締 込みにより前記接当部73を中心に拡径方向に弾性変形されて前記支持孔11の 内周面に圧接状に係止される半円弧形状の係止部74を形成すると共に、前記第 1接当部73の径方向内方側で前記ねじ体8の反締込み方向に変位した外方位置 に、この各ねじ体8の前記押え体6への締込み時に、前記各ねじ体8の頭部81 に接当される第2接当部75を形成して、該第2接当部75の径方向内部側に、 前記各ねじ体8の締込み方向に指向し、該各ねじ体8の前記押え体6への締込み により前記接当部75を中心に拡径方向に弾性変形され、前記挿入孔71の内周 端縁を前記係止段部62に係止させて、前記押え体6を前記第1軸受4の外輪4 2方向に押圧する半円弧形状の押圧部76を設けるのである。
【0018】 しかして、前記第1及び第2支持部材1,2に前記第1及び第2軸受4,5を 固定し、これら各軸受4,5を介して前記回転軸3を回転自由に支持させるとき には、前記各軸受4,5を前記各支持部材1,2の支持孔11,21内へと挿嵌 させ、かつ、前記各軸受4,5の内輪41,51に前記回転軸3の径小部31, 32をそれぞれ挿通させた後、前記第1軸受4の外方側から前記第1支持部材1 の支持孔11内に前記押え体6を挿入させて、その当接部61の先端側で前記第 1軸受4における外輪42の外側壁42aを押圧することにより、前記第2軸受 5の外輪52と前記係合部22との間に設けられる隙間、及び、前記回転軸3に おける径大部33の端面と前記第2軸受5の内輪51との間に設けられる隙間を なくし、また、前記第1軸受4の内輪41と前記大径部33の端面との隙間をな くすのである。
【0019】 そして、前記押え体6の受入凹部63に前記止体7を介装させた状態で、該止 体7の外方側から前記各取付孔72を経て前記押え体6側に前記各ねじ体8を締 込むのである。すると、前記各ねじ体8の前記押え体6への締込みにより、前記 止体7の第1接当部73及び押圧部76が前記押え体6の背面側に接当され、ま た、前記第2接当部73が前記ねじ体8の頭部81に接当される。そして、前記 ねじ体8をさらに締込むことにより、前記止体7の第1接当部73、第2接当部 75及び押圧部76の曲がりが直線状になるごとく拡径方向に弾性変形して、前 記止体7の係止部74の外周端縁が前記第1軸支持部材1における支持孔11の 内周面に喰込んで圧接状に係止される。また、前記ねじ体8のさらなる締込によ り、前記係止片74が支持孔11に係止された前記止体7の弾性力は未だ径方向 に固定されていない前記止体7の内周側で前記ねじ体8の締込み方向に指向させ て形成された前記押圧部76側に逃げ場を求め、該押圧部76が縮径方向に弾性 変形されながら、押圧部76の内周端縁が前記押え体6の係止段部62に圧接状 に係止される。そして、前記係止段部62に対し前記押圧部76の内周端縁が弾 性変形されながら係止されることにより、前記押え体6を径方向内方側に押圧す る押圧力と、前記押え体6を前記軸受4の外輪42方向に押圧する押圧力とがそ れぞれ発生するのであり、この結果、前記押え体6は前記止体7の押え体6を径 方向内方側に押圧する押圧力と、押え体6を前記外輪42に押圧する押圧力と、 ねじ体8の締込み力とのバランスがとれた位置で支持孔11の軸方向位置に固定 されるのである。従って、前記支持孔11に前記押え体6を固定するとき、該押 え体6を径方向内方側に押圧する前記押圧部76による押圧力と、前記止体7の 前記支持孔11に対する係止とでもって、前記押え体6が前記支持孔11に強固 に固定できる上、前記押え体6を前記軸受4の外輪42方向に押圧する押圧力で もって、前記押え体6を前記ねじ体8の締込み方向に常時付勢する付勢力が得ら れて、該押え体6による軸受4,5の軸支持部材1,2への固定時における隙間 発生をなくして軸受4,5のガタ付きを防止できると共に、使用時の摩耗などに よる前記各軸受4,5のガタ付きを確実に吸収することができて、前記各軸受4 ,5で支持される前記回転軸3のガタ付きをなくすことができるのである。
【0020】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案は、軸受用支持孔11をもった軸支持部材1に軸 受4を固定する固定構造において、前記支持孔11に挿通可能な外周部をもち、 挿通方向前部に前記軸受4における外輪42の側壁42aに当接する当接部61 を設け、背部に、中心側に係止段部62をもった受入凹部63を設けた押え体6 と、該押え体6の受入凹部63に受入可能な内径をもち、該受入凹部63と前記 支持孔11の内周面部との間に介装する弾性変形可能なリング状止体7と、前記 押え体6に螺合し、前記止体7を前記押え体6に押圧固定するねじ体8とから成 り、前記止体7は、該止体7の径方向外側に位置し、前記ねじ体8の締込み時前 記押え体6の背面に接当する第1接当部73と、該第1接当部73に対し径方向 内方で、かつ、前記ねじ体8の反締込み方向に変位した位置に位置し、前記ねじ 体8の締込み時、該ねじ体8の頭部に接当する第2接当部75とを備え、この第 2接当部75の径方向内側に、前記ねじ体8の締込み方向に指向させ、該ねじ体 8の締込み時内周端縁が前記係止段部62に係止し、前記押え体6を前記外輪4 2の方向に押圧する押圧部76を設けたから、前記止体7で前記押え体6を前記 支持孔11に確実かつ強固に固定することができ、しかも、前記止体7でもって 前記押え体6を前記ねじ体8の締込み方向に常時付勢する付勢力が得られて、該 押え体6による軸受4の軸支持部材1への固定時における軸受4のガタ付きや使 用時の摩耗などによる前記軸受4のガタ付きを確実に吸収することができて、前 記軸受4で支持される回転軸のガタ付きをなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかる軸受の固定構造を示す縦断面図
である。
【図2】同固定構造に使用する止体の外側面図である。
【図3】図2のX−X線方向から見た断面図である。
【図4】従来の固定構造を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 軸支持部材 11 支持孔 4 軸受 42 外輪 42a 側壁 6 押え体 61 当接部 62 係止段部 63 受入凹部 7 止体 73 第1接当部 75 第2接当部 76 押圧部 8 ねじ体 81 頭部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸受用支持孔11をもつ軸支持部材1に
    軸受4を固定する軸受の固定構造であって、前記支持孔
    11に挿通可能な外周部をもち、挿通方向前部に前記軸
    受4における外輪42の側壁42aに当接する当接部6
    1を設け、背部に、中心側に係止段部62をもった受入
    凹部63を設けた押え体6と、該押え体6の受入凹部6
    3に受入可能な内径をもち、該受入凹部63と前記支持
    孔11の内周面部との間に介装する弾性変形可能なリン
    グ状止体7と、前記押え体6に螺合し、前記止体7を前
    記押え体6に押圧固定するねじ体8とから成り、前記止
    体7は、該止体7の径方向外側に位置し、前記ねじ体8
    の締込み時前記押え体6の背面に接当する第1接当部7
    3と、該第1接当部73に対し径方向内方で、かつ、前
    記ねじ体8の反締込み方向に変位した位置に位置し、前
    記ねじ体8の締込み時、該ねじ体8の頭部に接当する第
    2接当部75とを備え、この第2接当部75の径方向内
    側に、前記ねじ体8の締込み方向に指向させ、該ねじ体
    8の締込み時内周端縁が前記係止段部62に係止し、前
    記押え体6を前記外輪42の方向に押圧する押圧部76
    を設けていることを特徴とする軸受の固定構造。
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