JP2505628Y2 - 軸受の固定構造 - Google Patents

軸受の固定構造

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JP2505628Y2
JP2505628Y2 JP1992008278U JP827892U JP2505628Y2 JP 2505628 Y2 JP2505628 Y2 JP 2505628Y2 JP 1992008278 U JP1992008278 U JP 1992008278U JP 827892 U JP827892 U JP 827892U JP 2505628 Y2 JP2505628 Y2 JP 2505628Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は軸受の固定構造、詳しく
は、軸受用支持孔をもった軸支持部材の前記支持孔に、
軸受を固定する固定構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種軸受の固定構造として、以
前に実開昭64−3124号公報を提案した。その提案
内容は、図4で示したように、所定間隔をおいて相対向
する一対の第1及び第2支持部材A,Bに軸受用支持孔
A1,B1を設け、これら各支持孔A1,B1の内部
に、軸Cを回転自由に支持させるための内,外輪D1,
D2及びE1,E2を備えた第1及び第2軸受D,Eを
挿嵌して固定するようにした固定構造において、前記第
1支持部材Aの前記支持孔A1に挿通可能とされ、外周
縁内側に第1軸受Dにおける外輪D2の外側壁に当接す
る当接部F1と、内周縁外方側に前記当接部F1と反対
方向に延び、前記軸Cに挿通可能な係止部F2とをもつ
リング状押え体Fと、該押え体Fの係止部F2と前記支
持孔A1の内周面との間に介装される弾性変形可能な皿
ばね形状のリング状止体Gと、前記押え体Fに螺合し
て、前記止体Gを前記押え体Gに固定する複数のねじ体
Hとを設け、前記止体Gの外径を、前記各ねじ体Hの締
込みによる弾性変形で、その外周縁部が前記支持孔A1
の内周面に圧接して、前記押え体Gを前記支持孔A1に
固定するような大きさとなしたものである。
【0003】尚、前記第2支持部材Bには、その支持孔
B1の軸挿通方向外部側に前記第2軸受Eの外輪E1が
係合される係合部B2を形成すると共に、前記軸Cに
は、前記各軸受D,Eの内輪D1,E1に挿通可能とさ
れた径小部C1,C2と、これら各径小部C1,C2の
前記各内輪D1,E1への挿通時に前記軸受D,Eの各
外輪D2,E2に当接される径大部C3とを設けてい
る。
【0004】しかして、前記第1及び第2支持部材A,
Bに前記第1及び第2軸受D,Eを固定して、これら各
軸受D,Eで前記軸Cを回転自由に支持させるときに
は、前記各軸受D,Eを前記各支持部材A,Bの支持孔
A1,B1内へと挿嵌させ、かつ、前記各軸受D,Eの
内輪D1,E1に前記軸Cの径小部C1,C2をそれぞ
れ挿通させた後、前記第1軸受Dの外方側から前記第1
支持部材Aの支持孔A1内に前記押え体Fを挿入させ
て、その当接部F1で前記第1軸受Dにおける外輪D2
の外側壁を押圧することにより、前記第2軸受Eの外輪
E2と前記係合部B2との間に設けられる隙間、及び、
前記軸Cにおける径大部C3の端面と前記第2軸受Eの
内輪E1との間に設けられる隙間をなくし、また、前記
第1軸受Dの内輪D1と前記大径部C3の端面との隙間
をなくすのである。
【0005】そして、前記押え体Fの係止部F2に前記
止体Gを挿嵌させた状態で、該止体Gの外部側から前記
押え体Fへと前記各ねじ体Hを締込んで、前記止体Gを
弾性変形させることにより、該止体Gの内周端縁部を前
記押え体Fの係止部F2に圧接させ、また、前記止体G
の外周縁部を拡径方向に変形させて前記支持孔A1の内
周面に圧接状に係止させ、斯かる止体Gの前記支持孔A
1に対する係止でもって該支持孔A1に前記押え体Fを
固定し、この押え体Fで前記各軸受D,Eの軸方向への
移動を不能とするのである。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】ところが、以上の固定
構造では、前記止体Gを介して前記押え体Fを前記支持
孔A1に固定し、この支持孔A1に対する前記押え体F
の固定により前記各軸受D,Eの軸方向への移動を阻止
することは可能であるが、前記止体Gを前記押え体Fの
係止部F2に挿嵌させて前記ねじ体Hを前記押え体Fへ
と締込んでも、前記止体Gには、前記押え体Fを前記ね
じ体Hの締込み方向に常時付勢する付勢力は得られない
のであり、従って、前記押え体Fの固定時、該押え体F
を前記軸受Dに押しつけて固定しないと前記各軸受D,
Eにガタ付きが発生することがあったし、また、使用時
軸受が摩耗して前記押え体Fと軸受Dとの間に隙間が生
じた場合にも、該各軸受D,Eで支持される前記軸Cが
軸方向にガタ付いたりする問題があった。
【0007】本考案は以上のような問題に鑑みてなした
もので、その目的は、軸支持部材への軸受の固定が確実
強固に行えながら、その固定時における軸受のガタ付き
や使用時軸受が摩耗した場合のガタ付きを吸収すること
ができる軸受の固定構造を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに、本考案は、軸受用支持孔11をもつ軸支持部材1
に軸受4を固定する固定構造において、前記支持孔11
に挿通可能な外周部をもち、挿通方向前部に前記軸受4
における外輪42の側壁42aに当接する当接部61を
設け、背部に、中心側に係止段部62をもった受入凹部
63を設けた押え体6と、該押え体6の受入凹部63に
受入可能な内径をもち、該受入凹部63と前記支持孔1
1の内周面部との間に介装する弾性変形可能なリング状
止体7と、前記押え体6に螺合し、前記止体7を前記押
え体6に押圧固定するねじ体8とから成り、前記止体7
は、該止体7の径方向外側に位置し、前記ねじ体8の締
込み時前記押え体6の背面に接当する第1接当部73
と、該第1接当部73に対し径方向内方で、かつ、前記
ねじ体8の反締込み方向に変位した位置に位置し、前記
ねじ体8の締込み時、該ねじ体8の頭部に接当する第2
接当部75とを備え、この第2接当部75の径方向内側
に、前記ねじ体8の締込み方向に指向させ、該ねじ体8
の締込み時内周端縁が前記係止段部62に係止し、前
記押え体6を前記外輪42の方向に押圧する押圧部76
と、前記第1接当部73の径方向外側に、前記ねじ体8
の反締込み方向に指向させ、該ねじ体8の締込み時、外
周端縁が前記支持孔11の内周面部に係止する係止部7
4とを設けたものである。
【0009】
【作用】以上の固定構造において、前記軸受4を前記軸
支持部材1の支持孔11に固定するときには、先ず、該
支持孔11に前記軸受4を挿嵌させ、かつ、該軸受4の
一側に前記押え体6を、その当接部61が前記軸受4に
おける外輪42の側壁42aに当接するように挿入さ
せ、また、前記押え体6の受入凹部63に前記止体7を
介装させた状態で、該止体7の外方側から前記ねじ体8
を前記押え体6へと締込むのである。
【0010】すると、前記ねじ体8の前記押え体6への
締込みにより、前記止体7の第1接当部73及び押圧部
76が前記押え体6の背面に接当され、また、前記第2
接当部75が前記ねじ体8の頭部に接当される。そし
て、前記ねじ体8をさらに締込むことにより、前記止体
7の第1接当部73、第2接当部75及び押圧部76の
曲がりが直線状になる如く拡径方向に弾性変形して、前
記止体7の係止部74の外周端縁が前記軸支持部材1に
おける支持孔11の内周面に喰い込んで圧接状に係止さ
れる。
【0011】また、前記ねじ体8のさらなる締込によ
り、前記係止部74が支持孔11に係止された前記止体
7の弾性力は未だ径方向に固定されていない前記止体7
の内周側で前記ねじ体8の締込み方向に指向させて形成
された前記押圧部76側に逃げ場を求め、該押圧部76
が前記第2接当部75を中心に縮径方向に弾性変形され
ながら、押圧部73の内周端縁が前記押え体6の係止段
部62に圧接状に係止される。そして、前記係止段部6
2に対し前記押圧部73の内周端縁が弾性変形されなが
ら係止されることにより、前記押え体6を径方向内方側
に押圧する押圧力と、前記押え体6を前記軸受4の外輪
42方向に押圧する押圧力とがそれぞれ発生するのであ
り、この結果、前記押え体6は、前記止体7の押え体6
を径方向内方側に押圧する押圧力と、押え体6を前記外
輪42に押圧する押圧力と、ねじ体8の締込み力とのバ
ランスがとれた位置で支持孔11の軸方向位置に固定さ
れるのである。従って、前記支持孔11に前記押え体6
を固定するとき、該押え体6を径方向内方側に押圧する
前記押圧部76による押圧力と、前記止体7の係止部7
4による前記支持孔11に対する係止とでもって、前記
押え体6を前記支持孔11に強固に固定できる上、前記
押え体6を前記軸受4の外輪42方向に押圧する押圧力
により、前記押え体6を前記ねじ体8の締込み方向に常
時付勢する付勢力が得られて、該押え体6による軸受4
の軸支持部材1への固定時における軸受4のガタ付きや
使用時の摩耗などによる前記軸受4のガタ付きを確実に
吸収することができて、前記軸受4で支持される軸のガ
タ付きをなくすことができるのである。
【0012】
【実施例】図1に示した軸受の固定構造は、所定間隔を
おいて相対向する一対の第1及び第2支持部材1,2に
軸受用支持孔11,21を形成し、これら各支持孔1
1,21の内部に、回転軸3を回転自由に支持するため
の内,外輪41,42及び51,52から成る第1及び
第2軸受4,5を挿嵌固定させている。
【0013】また、前記第2軸支持部材2には、その支
持孔21の軸挿通方向外部側に前記第2軸受5の外輪5
1が係合される係合部22を形成すると共に、前記回転
軸3には、その長さ方向両側に前記各軸受4,5の内輪
41,51に挿通可能とした径小部31,32を設け、
これら各径小部31,32の中間部に、該各径小部3
1,32の前記各内輪41,51への挿通時に前記軸受
4,5の各外輪42,52に当接される径大部33とを
設けている。
【0014】そして、前記第1及び第2軸受4,5を前
記第1及び第2軸支持部材1,2の支持孔11,21内
に挿嵌し、かつ、前記各軸受4,5の内輪41,51に
前記回転軸3の径小部31,32をそれぞれ挿通させた
後、前記第1軸受4の外方側から前記第1軸支持部材1
の支持孔11内へと後述する前記押え体6を挿入させ
て、該押え体6を前記支持孔11に固定することによ
り、前記各軸支持部材1,2に前記各軸受4,5を固定
し、これら各軸受4,5を介して前記回転軸3を回転自
由に支持させるのである。
【0015】しかして本考案は、以上のような固定構造
において、前記第1軸支持部材1における支持孔11の
内部で前記第1軸受4の外方側に挿入される押え体6
と、該押え体6の外部側に介装される弾性変形可能なリ
ング形状の止体7と、この止体7を前記押え体6に押圧
固定する複数のねじ体8とを用い、これら押え体6と止
体7及びねじ体8により前記第1軸受4を前記支持孔1
1の内部に確実かつ強固に固定し、また、前記各軸受
4,5が使用時に摩耗したりしても、この摩耗によるガ
タ付きを確実に吸収して、前記各軸受4,5で支持され
る前記回転軸3のガタ付きをなくすようにしたのであ
る。
【0016】具体的には、前記押え体6は、前記第1軸
支持部材1の支持孔11に挿通可能とされた外周部をも
ち、挿通方向前部側に前記第1軸受4における外輪42
の側壁42aに当接される円筒状当接部61を設けると
共に、前記押え体6の背部側には、中心に円柱状の係止
段部62をもった受入凹部63を設けて形成される。
【0017】また、前記止体7は、図2及び図3で明ら
かにしたように、前記支持孔11内に挿入可能とした外
径をもち、かつ、内周側に前記押え体6の受入凹部63
に挿嵌可能とされた挿入孔71を設けると共に、前記止
体7の径方向中央部分には前記ねじ体8を挿通させる複
数の取付孔72を形成する。さらに、前記止体7は、そ
の内周側の挿入孔71と外周部との縦断面形状が概略S
形状となるように形成するのであり、つまり、前記止体
7の径方向外側に、前記各ねじ体8を前記各取付孔72
から前記押え体6へと締込むとき、該押え体6の背面側
に接当される第1接当部73を設けて、この接当部73
の径方向外部側に、前記各ねじ体8の締込みにより前記
接当部73を中心に拡径方向に弾性変形されて前記支持
孔11の内周面に圧接状に係止される半円弧形状の係止
部74を形成すると共に、前記第1接当部73の径方向
内方側で前記ねじ体8の反締込み方向に変位した外方位
置に、この各ねじ体8の前記押え体6への締込み時に、
前記各ねじ体8の頭部81に接当される第2接当部75
を形成して、該第2接当部75の径方向内部側に、前記
各ねじ体8の締込み方向に指向し、該各ねじ体8の前記
押え体6への締込みにより前記接当部75を中心に拡径
方向に弾性変形され、前記挿入孔71の内周端縁を前記
係止段部62に係止させて、前記押え体6を前記第1軸
受4の外輪42方向に押圧する半円弧形状の押圧部76
を設けるのである。
【0018】しかして、前記第1及び第2支持部材1,
2に前記第1及び第2軸受4,5を固定し、これら各軸
受4,5を介して前記回転軸3を回転自由に支持させる
ときには、前記各軸受4,5を前記各支持部材1,2の
支持孔11,21内へと挿嵌させ、かつ、前記各軸受
4,5の内輪41,51に前記回転軸3の径小部31,
32をそれぞれ挿通させた後、前記第1軸受4の外方側
から前記第1支持部材1の支持孔11内に前記押え体6
を挿入させて、その当接部61の先端側で前記第1軸受
4における外輪42の外側壁42aを押圧することによ
り、前記第2軸受5の外輪52と前記係合部22との間
に設けられる隙間、及び、前記回転軸3における径大部
33の端面と前記第2軸受5の内輪51との間に設けら
れる隙間をなくし、また、前記第1軸受4の内輪41と
前記大径部33の端面との隙間をなくすのである。
【0019】そして、前記押え体6の受入凹部63に前
記止体7を介装させた状態で、該止体7の外方側から前
記各取付孔72を経て前記押え体6側に前記各ねじ体8
を締込むのである。すると、前記各ねじ体8の前記押え
体6への締込みにより、前記止体7の第1接当部73及
び押圧部76が前記押え体6の背面側に接当され、ま
た、前記第2接当部73が前記ねじ体8の頭部81に接
当される。そして、前記ねじ体8をさらに締込むことに
より、前記止体7の第1接当部73、第2接当部75及
び押圧部76の曲がりが直線状になるごとく拡径方向に
弾性変形して、前記止体7の係止部74の外周端縁が前
記第1軸支持部材1における支持孔11の内周面に喰込
んで圧接状に係止される。また、前記ねじ体8のさらな
る締込により、前記係止片74が支持孔11に係止され
た前記止体7の弾性力は未だ径方向に固定されていない
前記止体7の内周側で前記ねじ体8の締込み方向に指向
させて形成された前記押圧部76側に逃げ場を求め、該
押圧部76が縮径方向に弾性変形されながら、押圧部7
6の内周端縁が前記押え体6の係止段部62に圧接状に
係止される。そして、前記係止段部62に対し前記押圧
部76の内周端縁が弾性変形されながら係止されること
により、前記押え体6を径方向内方側に押圧する押圧力
と、前記押え体6を前記軸受4の外輪42方向に押圧す
る押圧力とがそれぞれ発生するのであり、この結果、前
記押え体6は前記止体7の押え体6を径方向内方側に押
圧する押圧力と、押え体6を前記外輪42に押圧する押
圧力と、ねじ体8の締込み力とのバランスがとれた位置
で支持孔11の軸方向位置に固定されるのである。従っ
て、前記支持孔11に前記押え体6を固定するとき、該
押え体6を径方向内方側に押圧する前記押圧部76によ
る押圧力と、前記止体7の係止部74による前記支持孔
11に対する係止とでもって、前記押え体6が前記支持
孔11に強固に固定できる上、前記押え体6を前記軸受
4の外輪42方向に押圧する押圧力でもって、前記押え
体6を前記ねじ体8の締込み方向に常時付勢する付勢力
が得られて、該押え体6による軸受4,5の軸支持部材
1,2への固定時における隙間発生をなくして軸受4,
5のガタ付きを防止できると共に、使用時の摩耗などに
よる前記各軸受4,5のガタ付きを確実に吸収すること
ができて、前記各軸受4,5で支持される前記回転軸3
のガタ付きをなくすことができるのである。
【0020】
【考案の効果】以上説明したように、本考案は、軸受用
支持孔11をもつ軸支持部材1に軸受4を固定する軸受
の固定構造であって、前記支持孔11に挿通可能な外周
部をもち、挿通方向前部に前記軸受4における外輪42
の側壁42aに当接する当接部61を設け、背部に、中
心側に係止段部62をもった受入凹部63を設けた押え
体6と、該押え体6の受入凹部63に受入可能な内径を
もち、該受入凹部63と前記支持孔11の内周面部との
間に介装する弾性変形可能なリング状止体7と、前記押
え体6に螺合し、前記止体7を前記押え体6に押圧固定
するねじ体8とから成り、前記止体7は、該止体7の径
方向外側に位置し、前記ねじ体8の締込み時前記押え
体6の背面に接当する第1接当部73と、該第1接当部
73に対し径方向内方で、かつ、前記ねじ体8の反締込
み方向に変位した位置に位置し、前記ねじ体8の締込み
時、該ねじ体8の頭部に接当する第2接当部75とを備
え、この第2接当部75の径方向内側に、前記ねじ体8
の締込み方向に指向させ、該ねじ体8の締込み時内周
端縁が前記係止段部62に係止し、前記押え体6を前記
外輪42の方向に押圧する押圧部76と、前記第1接当
部73の径方向外側に、前記ねじ体8の反締込み方向に
指向させ、該ねじ体8の締込み時、外周端縁が前記支持
孔11の内周面部に係止する係止部74とを設けたか
ら、前記止体7で前記押え体6を前記支持孔11に確実
かつ強固に固定することができ、しかも、前記止体7で
もって前記押え体6を前記ねじ体8の締込み方向に常時
付勢する付勢力が得られて、該押え体6による軸受4の
軸支持部材1への固定時における軸受4のガタ付きや使
用時の摩耗などによる前記軸受4のガタ付きを確実に吸
収することができて、前記軸受4で支持される回転軸の
ガタ付きをなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかる軸受の固定構造を示す縦断面図
である。
【図2】同固定構造に使用する止体の外側面図である。
【図3】図2のX−X線方向から見た断面図である。
【図4】従来の固定構造を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 軸支持部材 11 支持孔 4 軸受 42 外輪 42a 側壁 6 押え体 61 当接部 62 係止段部 63 受入凹部 7 止体 73 第1接当部 75 第2接当部 76 押圧部 8 ねじ体 81 頭部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸受用支持孔(11)をもつ軸支持部材
    (1)に軸受(4)を固定する軸受の固定構造であっ
    て、前記支持孔(11)に挿通可能な外周部をもち、挿
    通方向前部に前記軸受(4)における外輪(42)の側
    壁(42a)に当接する当接部(61)を設け、背部
    に、中心側に係止段部(62)をもった受入凹部(6
    3)を設けた押え体(6)と、該押え体(6)の受入凹
    部(63)に受入可能な内径をもち、該受入凹部(6
    3)と前記支持孔(11)の内周面部との間に介装する
    弾性変形可能なリング状止体(7)と、前記押え体
    (6)に螺合し、前記止体(7)を前記押え体(6)に
    押圧固定するねじ体(8)とから成り、前記止体(7)
    は、該止体(7)の径方向外側に位置し、前記ねじ体
    (8)の締込み時前記押え体(6)の背面に接当する
    第1接当部(73)と、該第1接当部(73)に対し径
    方向内方で、かつ、前記ねじ体(8)の反締込み方向に
    変位した位置に位置し、前記ねじ体(8)の締込み時、
    該ねじ体(8)の頭部に接当する第2接当部(75)と
    を備え、この第2接当部(75)の径方向内側に、前記
    ねじ体(8)の締込み方向に指向させ、該ねじ体(8)
    の締込み時内周端縁が前記係止段部(62)に係止
    し、前記押え体(6)を前記外輪(42)の方向に押圧
    する押圧部(76)と、前記第1接当部(73)の径方
    向外側に、前記ねじ体(8)の反締込み方向に指向さ
    せ、該ねじ体(8)の締込み時、外周端縁が前記支持孔
    (11)の内周面部に係止する係止部(74)とを設け
    ていることを特徴とする軸受の固定構造。
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