JP2000230567A - 軸用クランプ継手 - Google Patents

軸用クランプ継手

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JP2000230567A
JP2000230567A JP11030851A JP3085199A JP2000230567A JP 2000230567 A JP2000230567 A JP 2000230567A JP 11030851 A JP11030851 A JP 11030851A JP 3085199 A JP3085199 A JP 3085199A JP 2000230567 A JP2000230567 A JP 2000230567A
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shaft
insertion portion
shaft insertion
clamp joint
ball
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Shuzo Hiragushi
周三 平櫛
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Koyo Seiko Co Ltd
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Koyo Seiko Co Ltd
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    • F16D3/00Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive
    • F16D3/16Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts
    • F16D3/26Hooke's joints or other joints with an equivalent intermediate member to which each coupling part is pivotally or slidably connected
    • F16D3/38Hooke's joints or other joints with an equivalent intermediate member to which each coupling part is pivotally or slidably connected with a single intermediate member with trunnions or bearings arranged on two axes perpendicular to one another
    • F16D3/382Hooke's joints or other joints with an equivalent intermediate member to which each coupling part is pivotally or slidably connected with a single intermediate member with trunnions or bearings arranged on two axes perpendicular to one another constructional details of other than the intermediate member
    • F16D3/387Fork construction; Mounting of fork on shaft; Adapting shaft for mounting of fork
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D1/00Couplings for rigidly connecting two coaxial shafts or other movable machine elements
    • F16D1/10Quick-acting couplings in which the parts are connected by simply bringing them together axially
    • F16D1/108Quick-acting couplings in which the parts are connected by simply bringing them together axially having retaining means rotating with the coupling and acting by interengaging parts, i.e. positive coupling
    • F16D1/116Quick-acting couplings in which the parts are connected by simply bringing them together axially having retaining means rotating with the coupling and acting by interengaging parts, i.e. positive coupling the interengaging parts including a continuous or interrupted circumferential groove in the surface of one of the coupling parts
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Abstract

(57)【要約】 高度な加工精度が不要で、かつ、がたつきを生じること
なく連結することができる軸用クランプ継手を提供す
る。 【解決手段】先端部が弾性収縮可能なテーパ部11であ
って後端側がストレート部12である軸挿入部1に対し
て、これに対応したテーパ部21及びストレート部22
を内周側に有する締め付けリング2を外嵌させる。軸5
に形成されたV溝6と軸挿入部1の貫通孔15に挿入し
たボール4とを係合させ、締め付けリング2の内周のス
トレート部22で軸線に直交方向にボール4を押圧す
る。また、テーパ部(11,21)同士の圧接による楔
効果によって強固に軸5を締め付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、軸用クランプ継
手に関し、より詳しくは、軸の端部を挿入して締め付け
ることにより、当該軸を所定部に連結する軸用クランプ
継手に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の操舵装置においては、例えばス
テアリングシャフトをユニバーサルジョイントに連結す
るために、十字軸を支持するヨークにクランプ継手を連
設し、このクランプ継手の軸挿入部に、ステアリングシ
ャフトの端部を挿入して締め付けることが行われてい
る。従来の一般的なクランプ継手として、図5に示すよ
うにボルトで締め付けるタイプのものがある。このクラ
ンプ継手90は、ヨーク91の基端部に、側面が開口さ
れた弾性収縮可能な断面C型の軸挿入部92を連設し、
この軸挿入部92の側面の開口縁に、一対の舌片93,
94を互いに対向させた状態で突設し、一方の舌片93
にボルト挿通孔93aを形成し、他方の舌片94に上記
一方の舌片93を挿通させたボルト95の先端部をねじ
込むねじ孔94aを形成したものである。上記クランプ
継手90では、舌片93,94をボルト95で締め付け
ることにより、軸96と軸挿入部92とが互いに固定さ
れる。そのためにボルト95を締め付ける工具を必要と
し、工具を使用するスペースが狭い場合には、軸の連結
が非常に困難で、連結に時間がかかるという問題があ
る。
【0003】そこで、締め付けリングを締め付け機構と
して用いる軸用クランプ継手が提案された(特開平10
−205545公報)。図6は、この軸用クランプ継手
Jを示す斜視図である。上記軸用クランプ継手Jは、軸
方向に延びるスリット105によって弾性収縮可能に分
割され、先端部の外周面に先端に向かって漸次膨出する
テーパ部101aを有する筒状の軸挿入部101と、軸
方向への移動が許容された状態で上記軸挿入部101の
外周に嵌合され、軸挿入部101の先端側へ移動させる
ことにより、上記テーパ部101aを押圧して軸挿入部
101を弾性収縮させる締め付けリング102と、この
締め付けリング102を軸挿入部101の先端側へ弾性
付勢するばね103とを備えている。軸挿入部101の
先端側の外周には、図7に示すようにテーパ部101a
が全体に亘って後端側まで形成され、このテーパ部10
1aの途中には1個または複数個の貫通孔101bが形
成されている。貫通孔101bには、係合部材としての
鋼製のボール106が挿入されており、軸Sには、上記
ボール106を係合させるための環状のV溝104が形
成されている。締め付けリング102の内周にはテーパ
部102aが形成されている。締め付けリング102
を、図7に示す位置より右方から図示の位置まで移動さ
せることにより、ボール106は貫通孔101bの内方
へ押し込まれ、テーパ部102aとV溝104との間に
挟み込まれる。また、これと同時に、軸挿入部101の
先端は、締め付けリング102によって、弾性的に縮径
される。したがって、軸Sは軸挿入部101によって締
め付けられた状態となる。上記のように、この軸用クラ
ンプ継手Jによれば、締め付けリング102を軸挿入部
101の先端側へ移動させるだけで、軸挿入部101を
弾性収縮させて軸をクランプすることができるので、工
具を用いることなく、軸の連結作業を容易に且つ迅速に
行うことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の締め付けリング
タイプの軸用クランプ継手Jは、前述のように締め付け
リング102のテーパ部102aで軸挿入部101のテ
ーパ部101aの締め付けを行い、かつ、この締め付け
リング102のテーパ部102aと軸のV溝104の間
でボール106を挟み込むものである(図7参照)。こ
こで、所定の締め付け力を軸Sに負荷するためには、締
め付けリング102を、ボール106に規制されること
なく軸挿入部101の先端側へ移動させて、軸Sに軸挿
入部101を強固に押し付ける必要がある。また、がた
つきなくボール106を軸Sに係合させるには、締め付
けリング102が軸挿入部101を介して軸Sを締め付
けた状態において、ボール106をV溝104の両側面
と締め付けリングのテーパ部102aとに三点接触させ
る必要がある。したがって、上記のテーパ部101a、
102aと上記V溝104との間に寸法誤差があると、
軸挿入部101の締め付けが不十分になるか、または、
ボール106とV溝104との接触が不十分になる。例
えば、上記の構造において、V溝104が浅い場合には
ボール106が軸挿入部101の外周面から突出する。
この場合にはボール106を介して締め付けリング10
2により軸Sを締め付けることができるが、ボール10
6に規制されて締め付けリング102を、軸挿入部10
1の先端に向かってさらに前進させて楔効果による強固
な締め付けを行うことはできない。したがって、締め付
け力不足によって、その後に軸Sのがたつきを生じる。
このように、寸法誤差は軸挿入部101に連結した軸S
のがたつきをもたらし、操舵フィーリングを損なう。こ
のために、がたつきを防止できる高度の寸法精度を確保
することが必要となる。この寸法精度を確保するには加
工コストがかかるという問題がある。
【0005】この発明は上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、過度の加工精度が不要で、かつ軸挿入部に連
結した軸のがたつきを生じることなく、確実に軸を連結
することができる軸用クランプ継手を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで上述の問題点を解
決するための手段として、この発明の軸用クランプ継手
は、軸方向に延びるスリットによって弾性収縮可能に分
割され、外周面に先端に向かって漸次膨出するテーパ部
を有する筒状の軸挿入部と、上記軸挿入部に中心方向へ
の移動が許容された状態で当該軸挿入部に保持され、上
記中心方向への移動によって、上記軸挿入部に挿入され
る軸の凹部に係合する係合部材と軸方向への移動が許容
された状態で上記軸挿入部の外周に嵌合され、上記軸挿
入部の先端側へ移動させたとき上記テーパ部を押圧して
弾性収縮させるテーパ部と、上記軸の軸線と平行に形成
され、上記軸挿入部の先端側へ移動させたとき上記係合
部材を上記軸線と直交する方向に押圧して上記凹部に係
合させるストレート部とを内周側に有する締め付けリン
グと、上記締め付けリングを上記軸挿入部の先端側へ弾
性付勢するばねとを備えたことを特徴とする。
【0007】上記の構成によれば、上記締め付けリング
を軸挿入部の先端側へ移動させることにより、上記軸挿
入部のテーパ部を押圧して軸挿入部を弾性的に縮径させ
ることができる。また、軸挿入部に保持された係合部材
を、上記締め付けリングによって軸挿入部の中心方向へ
押圧して、軸の凹部に係合させることができる。この状
態で、締め付けリングを上記ばねによって付勢して、当
該締め付けリングが軸挿入部の後端側へ押し戻されるの
を防止できる。ここで、係合部材は締め付けリングのス
トレート部によって軸挿入部の内方へ押し込まれると、
締め付けリングは軸線に沿って軸挿入部の先端方向に移
動できる。このため、締め付けリングのテーパ部は、こ
のテーパ部の寸法精度に影響されることなく軸挿入部の
先端部の締め付けを確実に行うことができ、所定の締め
付け力を軸に付与することができる。
【0008】上記係合部材は、軸の凹部であるV溝に二
点接触するボールであるのが好ましい(請求項2)。こ
の場合には、上記ボールが締め付けリングとの接触を含
めて三点接触することになるので、軸が軸方向及び径方
向へがたつくのを効果的に抑制することができる。
【0009】上記ボールを、軸挿入部の周方向に沿って
複数個設け、その一部のボールの中心位置を、V溝中心
線から軸方向の一方にずらし、残りのボールを他方にず
らしていることが好ましい(請求項3)。この場合に
は、複数個のボールの中心がV溝の中心線の両側に配置
されるので、V溝の寸法誤差にかかわらず、ボールとV
溝の両側面への接触が確実にできて、軸のがたつきをさ
らに少なくすることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の実施の形態に
ついて図を参照しながら説明する。図1はこの発明の詳
細を示した要部断面図で、図2は斜視図である。この軸
用クランプ継手Jは、ステアリングシャフト等の軸5を
挿入する軸挿入部1と、締め付けリング2およびばね3
を備えており、軸挿入部1の一端部に、ヨークYを一体
形成しているものである(図2参照)。
【0011】上記軸挿入部1は、軸方向に延びる複数の
スリット13によって、弾性収縮可能に分割された円筒
状のものであり、その基端部は上記スリット13によっ
て分割されることなく連続している。この軸挿入部1
は、その開口端部側から上記軸5を挿入するものであ
り、その内径は、自由状態において軸5の端部を隙間嵌
めできる程度に設定されている。また、上記軸挿入部1
の内周には、軸5端部に形成されたセレーションに歯合
するセレーションが形成されている(図2参照)。
【0012】上記軸挿入部1の外周面には、先端に向か
って漸次膨出するテーパ部11が先端側に形成され、軸
線に平行なストレート部12が後端側に形成されてい
る。上記軸挿入部1のストレート部12には、外周に沿
って形成された1個又は複数個の貫通孔15が設けら
れ、この貫通孔15に、係合部材であるボール4が挿入
されている。上記貫通孔15の内壁は、軸挿入部1の内
周面側に向かって内径が漸減するテーパ面で構成されて
おり、ボール4は、その一部を軸挿入部の内方へ露出さ
せた状態で、且つ当該内方への抜脱が規制された状態に
なるように設定されている(図1参照)。
【0013】上記軸挿入部1の外周には、軸方向への移
動が許容された状態で締め付けリング2が嵌合されてい
る。この締め付けリング2を、図1に示す位置より右方
から軸挿入部1の先端側の図示の位置まで移動させるこ
とにより、軸挿入部1の締め付けが行われる。
【0014】上記締め付けリング2の内周面には、上記
軸挿入部1のテーパ部11に合致するテーパ部21と上
記軸挿入部1のストレート部12に合致するストレート
部22が形成されている。このテーパ部21は上記軸挿
入部1のテーパ部11を押圧して当該軸挿入部1を弾性
的に縮径させるものである。また、このストレート部2
2は、上記締め付けリング2を上記軸挿入部1の先端に
移動させた際に、上記軸挿入部1の貫通孔15に挿入さ
れたボール4を押圧するものである。
【0015】上記締め付けリング2のテーパ部21とス
トレート部22の間には、上記ボール4を軸挿入部1の
内方に露出しない位置に退避させる周溝23が設けられ
ている。また、上記ボール4は、軸挿入部1で軸の端部
5をクランプした状態で、締め付けリング2の内周のス
トレート部22と軸5の凹部であるV溝6との間で挟持
される大きさに設定されている。
【0016】上記軸挿入部1の基端部には、上記締め付
けリング2を軸挿入部先端側へ弾性付勢するためのばね
3が遊嵌されている。このばね3は、圧縮コイルばねに
よって構成されており、所定量弾性収縮させた状態で締
め付けリング2とヨークYとの間に張り詰められてい
る。軸挿入部1の先端側へ移動させた締め付けリング2
は、上記ばね3の付勢力によって、その移動位置に保持
される。
【0017】以上の構成であれば、ばね3の付勢力に抗
して締め付けリング2をヨークY(図2)側へ移動させ
ると、ボール4は周溝23に退避する。したがって容易
に軸5の端部を軸挿入部1の内部に挿入することができ
る。一方、締め付けリング2を軸挿入部1の先端側へ移
動させることにより、ボール4はV溝6に当接する位置
まで押し込まれ締め付けリング2のテーパ部21が軸挿
入部1のテーパ部11に挿嵌される。したがって楔効果
により軸挿入部1を弾性収縮させ、軸5の端部を強固に
締め付けることができる。なお、V溝6に当接した状態
のボール4が、軸挿入部1の外周面より突出している場
合、その突出量が許容値より大きければ締め付けリング
2はボール4によって移動を規制される。すなわち、こ
の場合は、軸挿入部1によって軸5をクランプすること
ができない。しかしながら、上記突出量が許容値以内で
ある限り、ボール4及びそれに関わる部分(V溝6、ス
トレート部22、貫通孔15)の寸法精度に影響される
ことなく、軸挿入部1の先端方向へ締め付けリング2を
移動させることができ、軸挿入部1の締め付けを確実に
行うことができる。また締め付けリング2のストレート
部22を、軸挿入部1のストレート部12に沿って摺動
させることにより、貫通孔15はストレート部12によ
って塞がれる。したがってボール4はV溝6と、貫通孔
15と、ストレート部12とによって仕切られた空間に
閉じ込められる。このために、軸5が軸挿入部1から抜
脱するのを確実に防止できる(図1参照)。なお、貫通
孔15の内壁の一部が軸挿入部1のテーパ部11の位置
にあってもよい。
【0018】図3はこの発明の軸用クランプ継手におけ
る第2の実施形態を示す。図3は軸5の環状に設けられ
たV溝6の展開図で、軸挿入部1の外周に設けられた、
4個の貫通孔15に挿入されたボール4の位置を重ね合
わせて表示したものである。このボール4の配置が前記
実施形態と異なる点は、ボール4の中心を結ぶ線AがV
溝6の中心線Bに対して両側にずらしてあり、ボール4
がこのずらした線Aに交互に配置されていることであ
る。この実施の形態によれば、V溝6の寸法誤差があっ
ても、V溝6のそれぞれの側面にボール4が確実に接触
することができて、軸5と軸挿入部1の間のがたつきを
抑制する効果がさらに大きい。
【0019】図4は上記軸用クランプ継手7を適用した
ユニバーサルジョイントを示す正面図である。このユニ
バーサルジョイントは、中間シャフト8の両端のそれぞ
れに十字軸Cを設けている。上記中間シャフト8の一端
には、互いに対をなして一方の十字軸Cを支持する第1
のヨークY1、および第2のヨークY2が設けられてお
り、中間シャフト8の他端には互いに対をなして他方の
十字軸Cを支持する第3のヨークY3、および第4のヨ
ークY4が設けられている。
【0020】上記第2のヨークY2及び第3のヨークY
3は、中間シャフト8の一端および他端にそれぞれ溶接
されている。また、この発明の軸用クランプ継手7は、
上記第1のヨークY1に一体形成されている。
【0021】上記中間シャフト8は、第2のヨークY2
が接続された中空の第1の軸81と、この第1の軸81
内部に摺動自在に挿入された第2の軸85によって構成
されている。上記第1の軸81の先端側には、複数のス
リット82によって弾性収縮可能に分割された円筒状の
軸挿入部81aが形成されており、その基端側は上記ス
リット82によって分割されることなく連続している。
上記軸挿入部81aは、その開口端部側から第2の軸8
5の端部を挿入するものであり、その内径は、自由状態
において軸の端部を隙間嵌めできる程度に設定されてい
る。また、上記軸挿入部81aの内周には、第2の軸8
5の外周のセレーション83と歯合するセレーションが
形成されている。上記軸挿入部81aの先端部外周に
は、輪ばね84が嵌合されている。この輪ばね84は、
第2の軸85が軸挿入部81内を摺動可能な程度に、当
該軸挿入部81aを弾性的に締め付けるものである。
【0022】この実施の形態によれば、第1の軸81の
軸挿入部内81aにおいて、第2の軸85を摺動させる
ことができるため、ユニバーサルジョイントの長さを自
在に調節することができる。このため軸用クランプ継手
7を連結するためのスペースを、中間シャフトの長さを
調節することによって確保できる。
【0023】なお、上記実施形態においては、係合部材
として、ボール4を示し、このボール4が係合する軸5
の凹部としてV溝6を示したが、これらは他の形状であ
ってもよい。
【0024】
【発明の効果】以上のように、請求項1に係る軸用クラ
ンプ継手によれば、締め付けリングのストレート部を軸
挿入部の先端方向に移動させて、係合部材を軸挿入部の
内方へ押し込むと、締め付けリングは係合部材に規制さ
れず軸線に沿って軸挿入部の先端方向に移動できる。こ
のため、締め付けリングのテーパ部は、このテーパ部の
寸法精度に影響されることなく軸挿入部の先端部の締め
付けを確実に行うことができので、所定の締め付け力を
軸に付与することができる。したがって加工精度を過度
に上げることなく、軸のがたつきを防止して、確実にク
ランプすることができる。
【0025】請求項2に係る軸用クランプ継手によれ
ば、ボールが軸のV溝に対して二点接触し、締め付けリ
ングとの接触を含めて三点接触するので、軸の軸方向及
び径方向のがたつきを効果的に抑制することができる。
【0026】請求項3に係る軸用クランプ継手によれ
ば、ボールの中心がV溝の中心線の両側に交互に複数個
配置されているので、ボールとV溝のそれぞれの側面へ
確実に接触させることができる。このためV溝の加工精
度を過度に上げることなく、軸のがたつきをさらに少な
くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の軸用クランプ継手の一実施形態を示
す要部断面図である。
【図2】同じく斜視図である。
【図3】第2の実施形態を示す図であり、aはボール配
置を示したV溝の展開図、bはaのB−B線断面図であ
る。
【図4】第3の実施形態を示す図であり、aは正面図、
bはaのA−A線断面図である。
【図5】軸用クランプ継手の従来例を示す斜視図であ
る。
【図6】軸用クランプ継手の他の従来例を示す斜視図で
ある。
【図7】前図に示す軸用クランプ継手の要部断面図であ
る。
【符号の説明】
1 軸挿入部 11 テーパ部 12 ストレート部 13 スリット 2 締め付けリング 21 テーパ部 22 ストレート部 3 ばね 4 ボール(係合部材) 5 軸 6 V溝(凹部)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸方向に延びるスリットによって弾性収縮
    可能に分割され、外周面に先端に向かって漸次膨出する
    テーパ部を有する筒状の軸挿入部と、 上記軸挿入部に中心方向への移動が許容された状態で当
    該軸挿入部に保持され、上記中心方向への移動によっ
    て、上記軸挿入部に挿入される軸の凹部に係合する係合
    部材と軸方向への移動が許容された状態で上記軸挿入部
    の外周に嵌合され、上記軸挿入部の先端側へ移動させた
    とき上記テーパ部を押圧して弾性収縮させるテーパ部
    と、上記軸の軸線と平行に形成され、上記軸挿入部の先
    端側へ移動させたとき上記係合部材を軸挿入部の中心方
    向へ押圧して上記凹部に係合させるストレート部とを内
    周側に有する締め付けリングと、 上記締め付けリングを上記軸挿入部の先端側へ弾性付勢
    するばねとを備えたことを特徴とする軸用クランプ継
    手。
  2. 【請求項2】上記係合部材が、軸の凹部であるV溝に二
    点接触するボールである請求項1記載の軸用クランプ継
    手。
  3. 【請求項3】上記ボールを、軸挿入部の周方向に沿って
    複数個設け、その一部のボールの中心位置を、V溝中心
    線から軸方向の一方にずらし、残りのボールを他方にず
    らしている請求項2記載の軸用クランプ継手。
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Cited By (9)

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