JPH0569367A - 鋼球移動式吸着ステージ - Google Patents

鋼球移動式吸着ステージ

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JPH0569367A
JPH0569367A JP3263239A JP26323991A JPH0569367A JP H0569367 A JPH0569367 A JP H0569367A JP 3263239 A JP3263239 A JP 3263239A JP 26323991 A JP26323991 A JP 26323991A JP H0569367 A JPH0569367 A JP H0569367A
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ball moving
intake
stage
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Tarou Teru
太郎 照
Toru Maruyama
徹 丸山
Toshio Oide
俊夫 大出
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 被吸着物の多種多様な形状に起因して吸着ス
テージに不定的に点在する未吸着穴を鋼球により完全に
塞ぐことができるようにする。 【構成】 吸気道10はS字状に湾曲し、ステージ面1
1に設けた吸着口12から真空チャンバーへの開口13
へ抜ける。吸気道10の途中に少し大径の鋼球移動部1
4を設けて鋼球15を入れる。鋼球移動部14の開口1
3側のテーパー部16は鋼球15を吸着した際に鋼球1
5との間に隙間が生じない寸法、形状とし、吸着口12
側のテーパー部17は鋼球15が自重により着座した際
に鋼球15との間に隙間が生じる寸法、形状とする。吸
気時に吸着口12がワークによって塞がれると、吸気は
鋼球15とテーパー部17の間の隙間を通って真空チャ
ンバーへと吸引され、吸気道10内が真空となってワー
クを吸着する。吸着口12が未吸着になると、吸着口1
2からの強い空気流によって鋼球15が上方へと移動
し、隙間の無いテーパー部16に着座して保持され、こ
れによって吸気道10を塞ぐ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多様な形のワーク(被
吸着物)を吸着する吸着ステージに関し、特に吸気道内
に鋼球とその鋼球を移動可能に保持する鋼球移動部を有
する鋼球移動式吸着ステージに関する。
【0002】
【従来の技術】電子部品等の小物に限らず種々のワーク
(被吸着材)を吸着して移動させるための吸着ステージ
が種々開発されているが、これらにおいて問題となるの
は、被吸着材の形状により未吸着穴が点在し、また多種
多様な形状のワークを吸着する場合には点在する未吸着
穴が不定の場所に現われるという点である。
【0003】この問題に対する従来の解決手段として
は、吸着穴をマトリクス状に散在させ、不定的に点在す
る未吸着穴に対して行及び列ごとに手動弁の開閉を行っ
て塞ぐというものであった。しかしながらこの従来の対
処法では、未吸着穴の存在する行及び列をすべて塞いで
しまうので、本来ワークを吸着するべき穴までも塞いで
しまい、未吸着穴が拡散しているほど吸着すべき穴の数
も減少して吸着力の低下につながるという問題を有する
ものとなっていた。
【0004】この様な未吸着穴の存在による吸着力の低
下の問題を解決するために、吸着口から真空チャンバー
へ抜ける吸気道中に鋼球移動部を設け、この鋼球の移動
によって未吸着穴を塞いでしまう技術も開発されてい
る。図4はこのような鋼球移動式吸着ステージの一例を
示す図である。この例の鋼球移動部は、図に示すように
チャンバー1に取り付ける吸着パットをゴム板2とニ枚
の鋼板3、4から構成し、これらに小さな穴、すなわち
吸気道5を多数形成し、鋼板3、4内の吸気道5に少し
大径の鋼球移動部6を形成してその内部に鋼球7を入れ
たものである。吸着口8はゴム板2の外側面、即ちステ
ージ面9に開口する。そして、チャンバー1の内部を真
空にすることによってワークWを吸着していない吸気道
5においては、鋼球7が上部に吸い上げられてその吸気
道5を塞ぎ、吸着口8がワークWにあたっている吸気道
5においては、鋼球7の横を吸気がすり抜け、チャンバ
ー1内を真空にしてステージ面9にワークWを吸着す
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような構成では、
ステージ面9を下方に向けて使用する際には、非吸気時
に鋼球7が自重により下部(吸着口8側)に存在し、吸
気時には未吸着穴のみ鋼球7が吸い上げられることによ
り未吸着の吸気道5を塞ぐことが可能であるが、ステー
ジ面9を上方に向けて使用する際には、非吸気時に自重
により鋼球7がチャンバー1側に落ちて吸気道5を完全
に塞いでしまい、チャンバー内を真空状態としてもワー
クを吸着することが不可能になるという問題がある。
【0006】本発明はこのような従来の問題点に鑑みて
なしたもので、吸気道及び鋼球移動部を工夫することに
より非吸気状態では、鋼球を常に吸着口に通じる吸気道
側に存在させ、吸気状態においては、未吸着穴のみ真空
チャンバーに通じる吸気道側に鋼球を移動させるように
して、被吸着物の多種多様な形状に起因して不定的に点
在する未吸着穴を鋼球により完全に塞ぐことができる鋼
球移動式吸着ステージを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る鋼球移動式
吸気ステージは上記目的を達成するために、ステージ面
に開口する吸着穴から真空チャンバーに至る吸気道中
に、鋼球及び鋼球移動部を有する吸着ステージにおい
て、上記吸気道を湾曲させ、その途中に鋼球移動部を設
け、その鋼球移動部の吸気入口が吸気出口より下側に位
置するようにした構成を有する。
【0008】上記鋼球移動式吸気ステージは、未吸着時
の吸引力より鋼球自重を小さくした構成とすることがで
きる。
【0009】本発明に係る鋼球移動式吸気ステージは上
記目的を達成するために、ステージ面に開口する吸着穴
から真空チャンバーに至る吸気道中に、鋼球及び鋼球移
動部を有する吸着ステージにおいて、上記鋼球移動部の
吸気入口を吸気出口よりも上側に位置させ、上記鋼球を
スプリングにより上記吸気入口側に付勢するようにした
構成を有する。
【0010】上記鋼球移動式吸気ステージは、上記スプ
リングの張力を、未吸着時の吸引力よりも小さくした構
成とすることができる。
【0011】本発明に係る鋼球移動式吸気ステージは上
記目的を達成するために、ステージ面に開口する吸着穴
から真空チャンバーに至る吸気道中に、鋼球及び鋼球移
動部を有する吸着ステージにおいて、上記鋼球移動部の
吸気入口を吸気出口よりも上側に位置させ、上記鋼球移
動部の上部を磁性体としかつ下部を非磁性体とした構成
を有する。
【0012】上記鋼球移動式吸気ステージは、上記鋼球
と磁性体間の磁力を、未吸着時の吸引力よりも小さくし
た構成とすることができる。
【0013】
【実施例】図1は本発明に係る鋼球移動式吸着ステージ
の第1実施例を示す断面図である。図中10は吸気道
で、ステージ面11に設けた吸着口12から図示せぬ真
空チャンバーへの開口13へ抜けるようになっており、
かつS字状に湾曲している。この吸気道10はその途中
に少し大径となる鋼球移動部14を設けてあり、この鋼
球移動部14内に鋼球15を入れてある。鋼球移動部1
4は、上下端がテーパー部16、17としてあり、開口
13側(上側)のテーパー部16は鋼球15を吸着した
際に鋼球15との間に隙間が生じない寸法、形状として
あり、一方吸着口12側(下側)の開口のテーパー部1
7は鋼球15が自重により着座した際に鋼球15との間
に隙間が生じる寸法、形状としてある。鋼球15は、未
吸着時の吸引力より自重を小さくしてあり、通常時(非
吸気時)は自重により隙間を有するテーパー部17に着
座保持される。
【0014】そして吸気時において、ステージ面11の
吸着口12がワークによって塞がれている場合には、鋼
球15はテーパー部17に保持されたままで、吸気は鋼
球15とテーパー部17の間の隙間を通って吸気道10
内を真空チャンバーへと吸引され、吸気道10内を真空
としてワークを吸着する。また、ステージ面11の吸着
口12が未吸着穴としてフリーになっている場合には、
吸着口12から真空チャンバーに向かって吸気道10中
に強い空気の流れが生じ、この空気流によって鋼球15
が上方へと移動し、隙間の無いテーパー部16に着座し
て保持され、これによって吸気道10が塞がれる。
【0015】図2は本発明に係る鋼球移動式吸着ステー
ジの第2実施例を示す断面図である。本実施例は、ステ
ージ面11上の吸着口12から図示せぬ真空チャンバー
へ抜ける吸気道20を直線としてその途中に鋼球移動部
21を設けたものである。この鋼球移動部21は第1実
施例の鋼球移動部14を、天地逆に設けたものであり、
上側に隙間の有るテーパー部17を、下側に隙間の無い
テーパー部16が位置するようにしてある。また鋼球移
動部21内にはスプリング22が配してあり、鋼球15
が上方のテーパー部17に着座するように付勢してあ
る。
【0016】スプリング22はその張力を、未吸着時の
吸引力よりも小さくしてあり、非吸気時にはスプリング
22により鋼球15が隙間の有るテーパー部17に保持
され、吸気時には第1実施例と同様に未吸着でフリーと
なっている吸着道20のみが強い空気の流れを生じ、こ
の空気流によりスプリング22が縮み、鋼球15が下側
の隙間の無いテーパー部16に着座して保持され、その
吸気道20を塞ぐ。
【0017】図3は本発明に係る鋼球移動式吸着ステー
ジの第3実施例を示す断面図である。本実施例は、ステ
ージの構成部材が磁性体30と非磁性体31とからなる
2層構造で、鋼球移動部32は直線の吸気道33の途中
で磁性体30と非磁性体31との間に設けてある。また
鋼球移動部32のテーパー部は、第2実施例と同様に上
側に隙間の有るテーパー部17を、下側に隙間の無いテ
ーパー部16が位置するようにしてある。
【0018】鋼球15と磁性体30間の磁力は、未吸着
時の吸引力よりも小さくしてあり、非吸気時には磁性体
30の磁力によって鋼球15が隙間の有るテーパー部1
7に着座して保持され、強い空気の流れが磁力に打ち勝
つことにより、吸気と同時に未吸着穴となっている箇所
の鋼球15のみが隙間の無いテーパー部16側へ移動し
て吸気道33を塞ぐ。
【0019】
【発明の効果】本発明に係る鋼球移動式吸着ステージは
以上説明してきたようなものなので、吸着面を上側に向
けても被吸着物の形状の多様性に起因して生じる不定的
に点在する未吸着穴を完全に塞ぐことができるようにな
り、吸着力の低下を防ぐことができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る鋼球移動式吸着ステージの第1実
施例を示す断面図である。
【図2】本発明に係る鋼球移動式吸着ステージの第2実
施例を示す断面図である。
【図3】本発明に係る鋼球移動式吸着ステージの第3実
施例を示す断面図である。
【図4】従来の鋼球移動式吸着ステージを示す断面図で
ある。
【符号の説明】
10、20、33 吸気道 11 ステージ面 12 吸着口 13 開口 14、21、32 鋼球移動部 15 鋼球 16、17 テーパー部 22 スプリング 30 磁性体 31 非磁性体

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステージ面に開口する吸着穴から真空チ
    ャンバーに至る吸気道中に、鋼球及び鋼球移動部を有す
    る吸着ステージにおいて、上記吸気道を湾曲させ、その
    途中に鋼球移動部を設け、その鋼球移動部の吸気入口が
    吸気出口より下側に位置することを特徴とする鋼球移動
    式吸気ステージ。
  2. 【請求項2】 未吸着時の吸引力より鋼球自重を小さく
    したことを特徴とする請求項1の鋼球移動式吸気ステー
    ジ。
  3. 【請求項3】 ステージ面に開口する吸着穴から真空チ
    ャンバーに至る吸気道中に、鋼球及び鋼球移動部を有す
    る吸着ステージにおいて、上記鋼球移動部の吸気入口を
    吸気出口よりも上側に位置させ、上記鋼球をスプリング
    により上記吸気入口側に付勢してなることを特徴とする
    鋼球移動式吸着ステージ。
  4. 【請求項4】 上記スプリングの張力を、未吸着時の吸
    引力よりも小さくしたことを特徴とする請求項3の鋼球
    移動式吸着ステージ。
  5. 【請求項5】 ステージ面に開口する吸着穴から真空チ
    ャンバーに至る吸気道中に、鋼球及び鋼球移動部を有す
    る吸着ステージにおいて、上記鋼球移動部の吸気入口を
    吸気出口よりも上側に位置させ、上記鋼球移動部の上部
    を磁性体としかつ下部を非磁性体としてなることを特徴
    とする鋼球移動式吸着ステージ。
  6. 【請求項6】 上記鋼球と磁性体間の磁力を、未吸着時
    の吸引力よりも小さくしたことを特徴とする請求項5の
    鋼球移動式吸着ステージ。
JP26323991A 1991-09-12 1991-09-12 鋼球移動式吸着ステージ Expired - Fee Related JP3248930B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH104104A (ja) * 1996-06-17 1998-01-06 Dainippon Printing Co Ltd 吸着搬送装置の吸着部
JP2010269373A (ja) * 2009-05-19 2010-12-02 Taiyo Tec Co 真空吸着装置及び吸着具構成具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH104104A (ja) * 1996-06-17 1998-01-06 Dainippon Printing Co Ltd 吸着搬送装置の吸着部
JP2010269373A (ja) * 2009-05-19 2010-12-02 Taiyo Tec Co 真空吸着装置及び吸着具構成具

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