JPH0569323U - 移動農機におけるエンジンの排気装置 - Google Patents
移動農機におけるエンジンの排気装置Info
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- JPH0569323U JPH0569323U JP1705392U JP1705392U JPH0569323U JP H0569323 U JPH0569323 U JP H0569323U JP 1705392 U JP1705392 U JP 1705392U JP 1705392 U JP1705392 U JP 1705392U JP H0569323 U JPH0569323 U JP H0569323U
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- engine
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 エンジンの振動波及の防止と火災発生の心配
を要しない排気装置のものにしながらその装置の構成を
簡潔にして一段と低コストのものにする。 【構成】 走行車台上に搭載するエンジン(E)の排気
ガスを斜め下向きのマフラ−(2)の下部(2a)に斜
め上向きの排気管(3)の上部(3a)を接続状態にし
て導出する構成にし、前記排気管(3)とマフラ−
(2)の接続部を大小異径にしてそのマフラ−(2)の
下部(2a)を排気管(3)の上部(3a)内に挿入
し、マフラ−(2)の外周には排気管(3)の上部と同
径またはそれよりも大なる円板状の遮蔽板(4)を嵌合
して、排気管(3)の内周面とマフラ−(2)の外周面
および遮蔽板(4)の下面との間に空隙(5)を形成し
構成する。
を要しない排気装置のものにしながらその装置の構成を
簡潔にして一段と低コストのものにする。 【構成】 走行車台上に搭載するエンジン(E)の排気
ガスを斜め下向きのマフラ−(2)の下部(2a)に斜
め上向きの排気管(3)の上部(3a)を接続状態にし
て導出する構成にし、前記排気管(3)とマフラ−
(2)の接続部を大小異径にしてそのマフラ−(2)の
下部(2a)を排気管(3)の上部(3a)内に挿入
し、マフラ−(2)の外周には排気管(3)の上部と同
径またはそれよりも大なる円板状の遮蔽板(4)を嵌合
して、排気管(3)の内周面とマフラ−(2)の外周面
および遮蔽板(4)の下面との間に空隙(5)を形成し
構成する。
Description
【0001】
本考案は、走行車台上に搭載するエンジンからの排気ガスをマフラ−に排気管 を接続して機体の適所に導出する移動農機におけるエンジンの排気装置に関する ものである。
【0002】
従来、コンバインなどにおいてエンジンの排気ガスをマフラ−に排気管を接続 して機体の適所に導出するのに、その接続部にフレキシブル継手を用いたものや 排気管全体をフレキシブルにしてエンジンの振動が波及するのを防止していたが フレキシブル継手やフレキシブルにした排気管の凹凸に発火しやすいゴミや藁屑 が引っ掛かり火災発生のおそれがあった。そこでこれら従来のものの欠点とする エンジンの振動波及の防止と火災発生のおそれのないものにするために、マフラ −に排気管を接続するに実公平3−11374号公報に記載のような手段がとら れたのである。
【0003】
しかし上記の公報に記載された手段によれば製作上コスト高となり低コスト化 が要求される移動農機用としては一段の簡潔構成にすることによってコストの低 下が望まれている。本考案はこのような市場の要求に応えるために、エンジンの 振動波及の防止と火災発生の心配を要しない排気装置のものにしながらもその装 置の構成を簡潔にして一段と低コストのものにしようとして考案されたものであ る。
【0004】
そこで本考案はこの考案の主旨にそった一段と低コストのものを具現するため に、走行車台上に搭載するエンジンからの排気ガスを斜め下向きのマフラ−の下 部に斜め上向きの排気管の上部を接続状態にして機体の適所に導出する構成にし たもので、前記排気管とマフラ−の接続部を大小異径にしてそのマフラ−の下部 を排気管の上部内に挿入し、マフラ−の外周には排気管の上部と同径またはそれ よりも大なる円板状の遮蔽板を嵌合して、排気管の内周面とマフラ−の外周面お よび遮蔽板の下面との間に空隙を形成するように構成したのである。
【0005】
このように構成したので、エンジンからマフラ−内を排出される排気ガスはそ のマフラ−の下部から排気管の上部に受継がれ排気管内を経て機体の適所に導出 されるのであるが、その場合、マフラ−下部の遮蔽板は斜め下向きの下部に嵌合 してその上面は傾斜面となり、かつ遮蔽板の径は排気管の上部と同径かそれより も大であるから、落下してくるゴミや藁屑はこの遮蔽板に引っ掛かることなく地 面に落下していくとともに、空隙から外気を排気管内に吸入してマフラ−から受 継いだ排気ガスの温度を急速に低下させるようになり、また、マフラ−の下部と 排気管上部の接続部に形成された空隙によってエンジンの振動が排気管側に波及 しないのである。
【0006】
以下本考案による排気装置に関して実施例図を参照し説明すると、この例図に に示す移動農機はコンバインであるのでこのコンバイン全体の概略を「図3」に よって記載しておく、(1)は左右のクロ−ラ(6)によって支持された走行車 台、(A)はフィ−ドチエン(7)を左側に張設し扱胴(8)を内装する扱室( 9)とこの扱室(9)からの脱穀物を選別する揺動選別体および脱穀後の排藁を フィ−ドチエン(7)から受継いで搬出する排藁搬送チエン(10)等を備えた 脱穀部で、 走行車台(1)の左側に搭載され、(11)は操縦部・(12)はエ ンジン(E)を内蔵するエンジンル−ム・(13)は穀粒タンクであって、これ ら操縦部(11)・エンジンル−ム(12)・穀粒タンク(13)は走行車台( 1)の右側に前側部から順次配設されている。
【0007】 (B)は分草板(14)・引起し装置(15)等を具備する刈取部、(16) は穀粒タンク(13)の後側に立設してこの穀粒タンク(13)内に貯留された 穀粒を揚上する揚穀筒、(17)は揚穀筒(16)によって揚上された穀粒を受 継してその先端から機外適所に排出する排出オ−ガであり、前記排藁搬送チエン (10)の終端側後方に藁カッタ−(C)が設けられている。
【0008】 このようにして、刈取部(B)により刈取られた穀稈は脱穀部(A)に供給さ れフィ−ドチエン(7)で挟持移送される間に扱胴(8)によって脱穀処理され 揺動選別体等で選別されて穀粒は穀粒タンク(13)に貯溜されるようになり、 また、脱穀後の排藁はフィ−ドチエン(7)から排藁搬送チエン(10)に受継 がれて後方に搬出され藁カッタ−(C)で所定長に切断され、穀粒タンク(13 )に貯溜された前記の穀粒は適宜揚穀筒(16)から排出オ−ガ(17)により 機外に排出されるようになっている。
【0009】 次に、前記の走行クロ−ラ(6)・脱穀部(A)・刈取部(B)・藁カッタ− (C)等の動力はエンジンル−ム(12)内に内蔵されたエンジン(E)から各 動力伝達手段によって伝達されて前記のような穀稈の刈取・脱穀・選別等の一貫 作業を行うのであるが、そのエンジン(E)の排気装置は「図1」と「図2」お よび「図3」に示してあるように、操縦部(11)の左サイドコラム(18)の フレ−ム(19)に屋根形のマフラ−カバ−(20)が吊下げ式に取付けられ、 エンジン(E)の排気ガスは消音器(21)からマフラ−(2)内を通り排気管 (3)を経て導出されのである。
【0010】 上記のマフラ−(2)は水平の向きから若干斜め下向きとなり、これからさら に斜め下向きに折曲され、また、排気管(3)はその水平部分が走行車台(1) の構成部材(1a)に取着され上向きに湾曲した上部(3a)がマフラ−(2) との接続部となり、他端側が機体の後部まで延出して後方に向けて開放するか穀 粒タンク(13)の下側から側方に向けて開放させている。
【0011】 そして、前記マフラ−(2)の下部(2a)は排気管(3)の上部(3a)よ り径小にして異径にし、そのマフラ−(2)の下部(2a)を排気管(3)の上 部(3a)内に挿入して接続状態とし、マフラ−(2)の下部(2a)外周に円 板状の遮蔽板(4)を嵌合溶着するのであるが、この遮蔽板(4)は排気管(3 )の上部(3a)と同径またはそれよりも大径にしてこれを覆うとともに、排気 管(3)の内周面とマフラ−(2)の外周面および遮蔽板(4)の下面との間に 空隙(5)を形成させている。
【0012】 このように、マフラ−カバ−(20)はフレ−ム(19)に吊下げ式に取付け られていてエンジン(E)の振動を直接受けないから亀裂の発生など損傷のない 状態で作業が続行され、接続部に上方から落下してくるゴミや藁屑は上面が傾斜 面となる遮蔽板(4)に引っ掛かることなく地面に落下していき、形成された空 隙(5)からは外気が排気管(3)内に吸入混合されて排気ガスの温度を急激に 低下させながら導出するようになり、また、この空隙(5)の形成によってエン ジン(E)の振動がマフラ−(2)から排気管(3)側に伝達波及しないのであ る。
【0013】
本考案による排気装置は以上述べたように、走行車台(1)上に搭載するエン ジン(E)からの排気ガスを斜め下向きのマフラ−(2)の下部(2a)に斜め 上向きの排気管(3)の上部(3a)を接続状態にして機体の適所に導出する構 成にしたもので、前記排気管(3)とマフラ−(2)の接続部を大小異径にして そのマフラ−(2)の下部(2a)を排気管(3)の上部(3a)内に挿入し、 マフラ−(2)の外周には排気管(3)の上部と同径またはそれよりも大なる円 板状の遮蔽板(4)を嵌合して、排気管(3)の内周面とマフラ−(2)の外周 面および遮蔽板(4)の下面との間に空隙(5)を形成した構成のものにしたの であるから、マフラ−(2)下部(2a)の遮蔽板(4)は排気管(3)の上部 (3a)を覆いその上面は傾斜面となって落下してくるゴミや藁屑はこの遮蔽板 (4)に引っ掛かることなく地面に落下していくとともに、空隙(5)から外気 を排気管(3)内に吸入してマフラ−(2)から受継いだ排気ガスの温度を急速 に低下させ、また、マフラ−(2)の下部(2a)と排気管(3)上部(3a) の接続部に形成された空隙(5)によってエンジン(E)の振動を排気管(3) 側に波及させないので、エンジン(E)の振動波及の防止と火災発生の心配を要 しない排気装置のものにしながらもその装置の構成を簡潔にして一段と低コスト のものにすることができたのである。
【図1】本考案装置を示す側面図である。
【図2】同装置の後方視図である。
【図3】コンバイン全体を示した概略平面図である。
1 走行車台 E エンジン 2 マフラ− 2a 下部 3 排気管 3a 上部 4 遮蔽板 5 空隙
Claims (1)
- 【請求項1】 走行車台(1)上に搭載するエンジン
(E)からの排気ガスを斜め下向きのマフラ−(2)の
下部(2a)に斜め上向きの排気管(3)の上部(3
a)を接続状態にして機体の適所に導出する構成にした
もので、前記排気管(3)とマフラ−(2)の接続部を
大小異径にしてそのマフラ−(2)の下部(2a)を排
気管(3)の上部(3a)内に挿入し、マフラ−(2)
の外周には排気管(3)の上部と同径またはそれよりも
大なる円板状の遮蔽板(4)を嵌合して、排気管(3)
の内周面とマフラ−(2)の外周面および遮蔽板(4)
の下面との間に空隙(5)を形成したことを特徴とする
移動農機におけるエンジンの排気装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1705392U JPH0569323U (ja) | 1992-02-20 | 1992-02-20 | 移動農機におけるエンジンの排気装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1705392U JPH0569323U (ja) | 1992-02-20 | 1992-02-20 | 移動農機におけるエンジンの排気装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0569323U true JPH0569323U (ja) | 1993-09-21 |
Family
ID=11933255
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1705392U Pending JPH0569323U (ja) | 1992-02-20 | 1992-02-20 | 移動農機におけるエンジンの排気装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0569323U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014036666A (ja) * | 2013-10-23 | 2014-02-27 | Yanmar Co Ltd | コンバイン |
-
1992
- 1992-02-20 JP JP1705392U patent/JPH0569323U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014036666A (ja) * | 2013-10-23 | 2014-02-27 | Yanmar Co Ltd | コンバイン |
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