JPH056905U - 誘電体フイルタ - Google Patents
誘電体フイルタInfo
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- JPH056905U JPH056905U JP051247U JP5124791U JPH056905U JP H056905 U JPH056905 U JP H056905U JP 051247 U JP051247 U JP 051247U JP 5124791 U JP5124791 U JP 5124791U JP H056905 U JPH056905 U JP H056905U
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- wiring board
- dielectric
- dielectric filter
- input
- metal case
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- Pending
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- Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 配線基板の片面のみを利用して配線基板に取
り付けられる誘電体フィルタを提供することにより、配
線基板の実装密度を高め、機器の小型化を図る。 【構成】 配線基板の主面に対して垂直方向に伸びる共
振用貫通孔12a,12bを有する誘電体部材11と、
一端部が共振用貫通孔12a,12bに挿入され、他端
部が配線基板の側に向かって配置された結合ピン16
a,16bと、この結合ピン16a,16bの他端部と
接続された入出力端子部材18a,18bと、アース端
子20を配線基板の側に有し、誘電体部材11の外面の
少なくとも一部を収納する金属ケース21とを有する誘
電体フィルタである。
り付けられる誘電体フィルタを提供することにより、配
線基板の実装密度を高め、機器の小型化を図る。 【構成】 配線基板の主面に対して垂直方向に伸びる共
振用貫通孔12a,12bを有する誘電体部材11と、
一端部が共振用貫通孔12a,12bに挿入され、他端
部が配線基板の側に向かって配置された結合ピン16
a,16bと、この結合ピン16a,16bの他端部と
接続された入出力端子部材18a,18bと、アース端
子20を配線基板の側に有し、誘電体部材11の外面の
少なくとも一部を収納する金属ケース21とを有する誘
電体フィルタである。
Description
【0001】
本考案は、誘電体部材を有し、金属ケースにより配線基板へ取り付けられる誘 電体フィルタに関する。
【0002】
図3は、従来の誘電体フィルタを配線基板へ取り付ける時の斜視図を示してい る。図において、1は配線基板2の主面に対して垂直な方向に伸びる共振用貫通 孔3a,3bと、これらの共振用貫通孔3a,3bより形成される共振器を結合 する結合孔4とを有する誘電体ブロックである。この誘電体ブロック1の下側は 、配線基板2の主面に対して垂直方向に突出するアース端子5を有する金属ケー ス6によって保持されている。7は、誘電体ブロック1と金属ケース6とをハン ダ接続するために金属ケース6に形成された切り欠き部である。8a,8bは、 一端部が樹脂材料を介して共振用貫通孔3a,3bにそれぞれ挿入され、他端部 が配線基板2の主面に対して突出している結合ピンよりなる入出力端子である。
【0003】 以上の構成の誘電体フィルタを配線基板2に取り付けるには、配線基板2に形 成された入出力用のスルーホール9a,9bに入出力端子8a,8bをそれぞれ 挿入し、さらに配線基板2に形成されたアース用のスルーホール10に金属ケー ス6のアース端子5を挿入して、これらをハンダ付けしていた。
【0004】
最近、民生機器の小型、軽量化に伴い、配線基板への部品の取り付け時の高密 度実装がますます要求されている。しかし、従来の誘電体フィルタにおいては、 入出力端子8a,8bとアース端子5が配線基板2の表面から裏面を貫通する入 出力用のスルーホール9a,9bおよびアース用のスルーホール10にそれぞれ 挿入されてハンダ付けされるので、配線基板2の両面の所定領域を誘電体フィル タ取り付けのために取っておく必要があった。
【0005】 このように配線基板2の両面を誘電体フィルタの取り付けのために使用する構 成では、実装密度が十分に高められない。
【0006】 そこで、本考案は、前記課題を解決するものであり、配線基板の片面のみ使用 して取り付けが容易に行なえる誘電体フィルタを提供するものであり、これによ り配線基板への実装密度を高めるものである。
【0007】
本考案の誘電体フィルタは、前記目的を達成するために、配線基板の主面に対 して垂直方向に伸びる共振用貫通孔を有する誘電体部材と、一端部が前記貫通孔 に挿入され、他端部が前記配線基板の側に向かって配置された結合ピンと、前記 結合ピンの他端部と接続された入出力端子部材と、アース端子を前記配線基板の 側に有し、前記誘電体部材の外面の少なくとも一部を収納する金属ケースとを有 する誘電体フィルタにおいて、前記入出力端子部材および前記金属ケースのアー ス端子がそれぞれ前記配線基板の主面と平行になるよう折り曲げられ、この折り 曲げによって平行になった部分が前記配線基板との接続部を形成する構成とした ものである。
【0008】
本考案の誘電体フィルタでは、配線基板と接続される入出力端子およびアース 端子がそれぞれ配線基板の主面と平行になるよう折り曲げられ、この配線基板の 片面とのみ接続部を形成する構成となっている。したがって、誘電体フィルタの 取付けられた配線基板の主面と反対側の主面は、他の用途の配線として利用でき 、全体として配線基板への実装密度が高められることになる。
【0009】
以下図面とともに本考案の実施例を説明する。 図1は本考案の一実施例における誘電体フィルタの斜視図、図2は金属ケース を取りはずした状態での同フィルタの正面断面図である。
【0010】 この誘電体フィルタは、誘電体ブロック11に2つの共振用貫通孔12a,1 2bと、これらの共振用貫通孔12a,12bとによって形成される共振器を結 合するための結合孔13を形成している。これら共振用貫通孔12a,12bの 内面には導体膜14a,14bを形成するとともに誘電体ブロック11の4つの 外周面および短絡端面となる上面には導体膜15を形成している。さらに、共振 用貫通孔12aにはプラスチックなどよりなる樹脂材料あるいは誘電体材料17 aに外周部を覆われた結合ピン16aを挿入している。この結合ピン16aの一 方端は、共振用貫通孔12aの内部に位置するが、他方端は入出力端子18aの 端部と接続されている。この入出力端子18aは、2箇所で折り曲げられており 、右側端は結合ピン16aの端部とスペーサ用基板19の上面電極19aとには さまれた状態でハンダにより固定されている。さらに、この入出力端子18aの 左側端は取り付けられるべき配線基板(図示せず)の主面と平行な面部を有し、 この面部によって配線基板の片面の電極と接続される。
【0011】 他方の共振用貫通孔12bにも同様に、樹脂材料17bあるいは誘電体材料に 外周部を覆われた結合ピン16bが挿入され、この結合ピン16bの一方端は、 共振用貫通孔12bの内部に位置し、他方端は入出力端子18bの端部と接続さ れている。入出力端子18bは、入出力端子18aと同様の形状を有し、同様の 構成で配線基板の片面の電極に接続される。
【0012】 この誘電体ブロック11の下側は、4個のアース端子20を有する金属ケース 21に収納され、ハンダ取り付け用の切欠部22によって誘電体ブロック11の 側面と金属ケース21はハンダ接続されている。ここで、アース端子20は、金 属ケース21を折り曲げて配線基板の主面と平行になるように形成されたもので あり、この平行な面部により配線基板の片方の主面の電極とハンダ接続される。
【0013】 前記構成の誘電体フィルタは、外部回路に接続された一方の入出力端子18a より入力された高周波信号が他方の入出力端子端子18bを介して出力信号とし て取り出される。その際、一定の帯域の周波数が選別されることになりフィルタ 特性が得られる。
【0014】 以上の実施例の誘電体フィルタにおいては、入出力端子18a、18bが2回 折り曲げられ、その一端部が配線基板の片面の電極と当接するように、この配線 基板と平行な面部を有している。さらに、金属ケース21は、そのアース端子2 0が金属ケース21の本体より折り曲げられ、配線基板の片面の電極と当接する ようにこの配線基板と平行な面部を有している。
【0015】 したがって、誘電体フィルタの取り付け面と反対面は、他の用途の配線として 利用でき配線基板の実装密度が高められる。
【0016】 なお、本実施例では、1つの誘電体ブロック内に複数の共振孔を有するタイプ の誘電体フィルタについて説明したが、1つの誘電体ブロック柱に1つの共振孔 を有するタイプの誘電体フィルタ、およびこれらを結合基板により複数個結合し てなるタイプの誘電体フィルタについても本考案が適用できる。
【0017】
本考案の誘電体フィルタは、配線基板の片面のみを利用して取り付けられるの で配線基板の実装密度が高くなり、機器の小型化に有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の誘電体フィルタの斜視図で
ある。
ある。
【図2】同フィルタの金属ケースを取りはずした状態で
の正面断面図である。
の正面断面図である。
【図3】従来例における誘電体フィルタの配線基板への
取り付け状態を示す斜視図である。
取り付け状態を示す斜視図である。
11 誘電体部材(誘電体ブロック) 12a,12b 共振用貫通孔 16a,16b 結合ピン 18a,18b 入出力端子 21 金属ケース 20 アース端子
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 配線基板の主面に対して垂直方向に伸び
る共振用貫通孔を有する誘電体部材と、一端部が前記貫
通孔に挿入され、他端部が前記配線基板の側に向かって
配置された結合ピンと、前記結合ピンの他端部と接続さ
れた入出力端子部材と、アース端子を前記配線基板の側
に有し、前記誘電体部材の外面の少なくとも一部を収納
する金属ケースとを有する誘電体フィルタにおいて、前
記入出力端子部材および前記金属ケースのアース端子
が、それぞれ前記配線基板の主面と平行になるよう折り
曲げられ、この折り曲げによって平行になった部分が前
記配線基板との接続部を形成することを特徴とする誘電
体フィルタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP051247U JPH056905U (ja) | 1991-07-03 | 1991-07-03 | 誘電体フイルタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP051247U JPH056905U (ja) | 1991-07-03 | 1991-07-03 | 誘電体フイルタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH056905U true JPH056905U (ja) | 1993-01-29 |
Family
ID=12881627
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP051247U Pending JPH056905U (ja) | 1991-07-03 | 1991-07-03 | 誘電体フイルタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH056905U (ja) |
-
1991
- 1991-07-03 JP JP051247U patent/JPH056905U/ja active Pending
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