JP2508680Y2 - 誘電体フィルタ - Google Patents

誘電体フィルタ

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JP2508680Y2
JP2508680Y2 JP1990049742U JP4974290U JP2508680Y2 JP 2508680 Y2 JP2508680 Y2 JP 2508680Y2 JP 1990049742 U JP1990049742 U JP 1990049742U JP 4974290 U JP4974290 U JP 4974290U JP 2508680 Y2 JP2508680 Y2 JP 2508680Y2
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dielectric filter
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dielectric
ground
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貴司 丸山
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、誘電体フィルタに関し、詳しくは端子の
構造に特徴を有する誘電体フィルタに関する。
[従来の技術] この考案にかかる誘電体フィルタが関連する従来の誘
電体フィルタとしては、例えば第3図に示すような誘電
体フィルタが知られている。図に示すように、この誘電
体フィルタ21においては、金属製のケース22内にフィル
タ素子23が収納されている。フィルタ素子23は、複数の
誘電体同軸共振器、結合端子等(図示せず)から構成さ
れており、さらに、結合容量を形成するための容量電極
(図示せず)が形成された誘電体基板24を備えている。
そしてこの誘電体基板24から入出力端子25,26が導出さ
れており、ケース22の一側面22aの下部に形成された開
口33から当該側面に略垂直(すなわち誘電体フィルタ21
を実装する基板29(第4図)に対して略平行になるよう
に)に外側に突出している。
さらに、ケース22の上記入出力端子25,26が突出して
いる一側面22a及び該一側面と対向する側面22bの下部か
らは、フィルタ素子23を構成する誘電体同軸共振器の外
導体と導通する複数のアース端子27,27……が当該側面
に略垂直(すなわち基板29の実装面に対して略平行にな
るように)に突出している。
そして、この誘電体フィルタ21を基板29に実装する場
合、入出力端子25,26及びアース端子27を基板29の実装
面上に形成された伝送線路(図示せず)及びアース電極
30にリフローはんだなどの方法により接続固定すること
により実装を行う。
このように構成された従来の誘電体フィルタ21は、面
実装タイプの誘電体フィルタであり、入出力端子25,26
や、アース端子27を挿入するためのスルーホールが不要
で、基板29における配線の自由度が高く、特に多層基板
の場合にその効果が大きい。また、基板29の裏面に別の
電子部品を任意に実装できるという長所がある。
[考案が解決しようとする課題] しかし、上記従来の誘電体フィルタにあっては、基板
に実装した状態で外部から衝撃を受けた場合において、
例えば、矢印A(第4図)で示すような誘電体フィルタ
21を基板9から引き離すような力が加わると、はんだ28
によりアース電極30に接続されたアース端子27の先端部
とケース22の側面22a側のアース端子27の基端部との間
に距離dがあるため、アース端子27が第4図において点
線で示すように変形して誘電体フィルタ21が基板29の実
装面から浮上し、アース端子27が破断したり、あるいは
はんだ28が基板上のアース電極30から剥離して、アース
端子27とアース電極30が非接続状態となり誘電体フィル
タ21が正常に機能し得なくなるという問題点がある。
また、誘電体フィルタ21の実装工程において入出力端
子25,26及びアース端子27を基板29上の伝送線路及びア
ース電極30へはんだ付けするための誘電体フィルタの位
置決め作業の困難性を考慮すると、事実上リフローはん
だ以外の方法ではその実装を行うことが困難であるにも
かかわらず、誘電体フィルタが大型で熱容量が大きい場
合、そのリフローはんだによる実装が不可能になり、実
装が極めて困難になるという問題点がある。
この考案は上記の問題点を解決するものであり、実装
状態において衝撃に強く、かつ実装工程における作業性
に優れた誘電体フィルタを提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記問題点を解決するため、この考案の誘電体フィル
タは、誘電体同軸共振器を用いてなるフィルタ素子と、
前記フィルタ素子を収納するケースと、前記フィルタ素
子に設けられた入出力端子と、前記フィルタ素子を構成
する誘電体同軸共振器の外導体と導通する複数のアース
端子とを備えた誘電体フィルタにおいて、 前記入出力端子は、誘電体フィルタを取付けるべき基
板の実装面に形成された伝送線路に対向するように、実
装状態において該基板の実装面に略平行になるように形
成されており、かつ、 前記複数のアース端子のうちの一部のアース端子は、
前記基板にスルーホールを設けてこれに挿入固定できる
ように、実装状態において前記基板の実装面に対して略
垂直になるように形成されているとともに、他のアース
端子は、前記入出力端子の近傍に、かつ、前記入出力端
子と略平行に配設されていること を特徴としている。
[作用] 誘電体フィルタの実装面に対向して略垂直に形成され
た少なくとも一部のアース端子は、基板に設けられたス
ルーホールに挿入されてこれと係合するため、実装工程
における位置決めが容易になり実装時の作業性が向上す
る。また、実装工程においてアース端子がスルーホール
に挿入され、はんだなどにより基板に固定された場合に
おいては、外部から衝撃を受け、誘電体フィルタを基板
から引き離すような力が働いた場合においても、アース
端子が伸長する方向に力が加わるため、従来の誘電体フ
ィルタにおけるようにアース端子がアース電極から剥離
したり、切断したりしにくくなり耐衝撃性が向上する。
そして、入出力端子は基板の実装面に略平行に形成さ
れ、基板の実装面上の伝送線路に接続されるため基板の
実装面における配線の自由度が高く保持される。
また、上記のスルーホールに挿入されるアース端子以
外のアース端子を、入出力端子の近傍に、かつ、入出力
端子と略平行に配設することにより、アース電流を、入
出力端子の近くで基板表面のアース電極に伝えることが
可能になり、高周波でのフィルタ特性を向上させること
ができるようになる。
[実施例] 以下、この考案の実施例を図に基づいて説明する。第
1図はこの考案の一実施例にかかる誘電体フィルタ及び
該誘電体フィルタを実装すべき対象である基板を示す斜
視図、第2図は該誘電体フィルタを基板に実装した状態
を示す要部断面図である。これらの図に示すように、こ
の誘電体フィルタ1においては、金属製のケース2内の
フィルタ素子3が収納されている。フィルタ素子3は、
複数の誘電体同軸共振器、結合端子等(図示せず)から
構成されており、さらに、結合容量を形成するための容
量電極(図示せず)を形成した誘電体基板4を備えてい
る。そして、誘電体基板4からは入出力端子5,6が導出
されており、この入出力端子5,6の先端側はケース2の
一側面2aの両端側の下部に設けられた開口13から当該側
面2aに略垂直に(すなわち基板9の実装面に対して略平
行になるように)引き出されている。そして、前記入出
力端子5,6の両側には上記入出力端子5,6を挾むようにフ
ィルタ素子3を構成する誘電体同軸共振器の外導体と導
通するアース端子7a,7aが設けられており、さらに、ケ
ース2の上記入出力端子が突出している側面2a及び該側
面と対向する側面2bの中央部の下部からは、各二つのア
ース端子7b,7b……が当該側面に略平行に(すなわち基
板9の実装面に対して略垂直に)突出している。
このように構成された上記誘電体フィルタ1を基板9
に実装するにあたっては、誘電体フィルタ1を基板9上
に載置し、基板9の実装面に略平行な入出力端子5,6を
基板9の実装面に形成した伝送線路12に対向する位置に
配設するとともに、基板9の実装面に略垂直に形成され
たアース端子7bを基板9に形成したスルーホール11に挿
入する。このようにして、該アース端子7b,7b……をス
ルーホール11,11……内に挿入して実装すべき誘電体フ
ィルタ1の位置決めを行うとともにスルーホール11内に
までわたって設けられたアース電極10にアース端子7bを
接続する。一方基板9の実装面に略平行に設けられたア
ース端子7a,7a……は伝送線路12に近接した位置におい
て基板9の実装面に形成されたアース電極10に置かれ
る。そして、リフローはんだにより上記アース端子7a,7
b及び入出力端子5,6をそれぞれ所定の接続対象であるア
ース電極10,伝送線路12に接続固定することにより誘電
体フィルタ1の基板9への実装を行う。
このようにして実装された誘電体フィルタ1はアース
端子7bがスルーホール11に挿入され、はんだ付けされて
いるため、外部からの衝撃を受けて誘電体フィルタ1に
第2図の矢印Aで示す、アース端子7bを伸長させるよう
な方向への力が加わった場合にも、この方向への力に対
してはアース電極7bの強度が大きいため、その変形の程
度は少なく、接続に影響を与えたり、破断したりするこ
とがない。また、スルーホール11内にはんだ8が充填さ
れているため、従来の誘電体フィルタの場合のように、
はんだ8か基板9上のアース電極20から剥離するという
ことがなく、接続の信頼性が向上する。
また、実装工程においてはんだ付けの前にスルーホー
ル11にアース電極7bを挿入することで、誘電体フィルタ
1の位置決めが行われるため、実装工程における作業性
に優れているのみでなく、リフロー以外の方法、例えば
フローはんだなどの方法で実装を行うことが可能であ
る。
また、基板9の実装面に略平行に設けられたアース端
子7a,7a……は伝送線路12に近接した位置で基板9の実
装面に形成されたアース電極10に接続固定され、入出力
端子5,6の近くでアース電流が基板9上のアース電極10
に伝わるため、高周波の場合において良好なフィルタ特
性が得られる。
さらに、入出力端子5,6は基板9の実装面と平行に設
けられており、実装面上で伝送線路12に接続固定される
ため従来の誘電体フィルタにおける場合と同様に、基板
の実装面に自由な配線パターンを形成することが可能で
あり、配線の自由度が高く保持される。
また、上記実施例においては、一つのフィルタ素子3
を用いた誘電体フィルタについて説明したが、複数のフ
ィルタ素子を組み合わせたデュプレクサーなどについて
もこの考案を適用することが可能である。
[考案の効果] 上述のように、この考案にかかる誘電体フィルタは、
少なくとも一部のアース端子を基板の実装面に略垂直に
なるように形成して、基板に設けたスルーホールに挿入
できるようにするとともに、入出力端子を基板の実装面
に略平行に形成しているので、実装工程における位置決
めが容易になり実装工程における作業性が向上する。ま
た、実装工程においてアース端子がスルーホールに挿入
され、はんだなどにより基板に固定された場合において
は、外部から衝撃を受け、誘電体フィルタを基板から引
き離すような力が働いた場合においても、アース端子が
伸長する方向に力が加わることになるため、従来の誘電
体フィルタの場合のようにアース端子がアース電極から
剥離したり、切断したりしにくくなり耐衝撃性が向上す
る。
また、上記のスルーホールに挿入されるアース端子以
外のアース端子を入出力端子の近傍に、かつ、入出力端
子と略平行に配設することにより、アース電流を、入出
力端子の近くでアース電極に伝えることが可能になり、
高周波でのフィルタ特性を向上させることができる。
また、入出力端子は基板の実装面側に接続されるた
め、基板の実装面における配線の自由度が高く保持され
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例にかかる誘電体フィルタを
示す斜視図、第2図は該誘電体フィルタを実装した状態
を示す要部断面図、第3図は従来の誘電体フィルタを示
す斜視図、第4図は該従来の誘電体フィルタを実装した
状態を示す要部断面図である。 1……誘電体フィルタ 2……ケース 3……フィルタ素子 5,6……入出力端子 7a,7b……アース端子 9……基板 10……アース電極 11……スルーホール 12……伝送線路

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】誘電体同軸共振器を用いてなるフィルタ素
    子と、前記フィルタ素子を収納するケースと、前記フィ
    ルタ素子に設けられた入出力端子と、前記フィルタ素子
    を構成する誘電体同軸共振器の外導体と導通する複数の
    アース端子とを備えた誘電体フィルタにおいて、 前記入出力端子は、誘電体フィルタを取付けるべき基板
    の実装面に形成された伝送線路に対向するように、実装
    状態において該基板の実装面に略平行になるように形成
    されており、かつ、 前記複数のアース端子のうちの一部のアース端子は、前
    記基板にスルーホールを設けてこれに挿入固定できるよ
    うに、実装状態において前記基板の実装面に対して略垂
    直になるように形成されているとともに、他のアース端
    子は、前記入出力端子の近傍に、かつ、前記入出力端子
    と略平行に配設されていること を特徴とする誘電体フィルタ。
JP1990049742U 1990-05-11 1990-05-11 誘電体フィルタ Expired - Lifetime JP2508680Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS62120703A (ja) * 1985-11-20 1987-06-02 Fujitsu Ltd 誘電体フイルタの実装構造
JPH0624282B2 (ja) * 1986-07-16 1994-03-30 株式会社村田製作所 フイルタ装置
JPS63313899A (ja) * 1987-06-17 1988-12-21 Seiko Epson Corp Icのシ−ルド装置

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