JPH0568964U - 多段積みパレットのワーク支持装置 - Google Patents

多段積みパレットのワーク支持装置

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JPH0568964U
JPH0568964U JP1702592U JP1702592U JPH0568964U JP H0568964 U JPH0568964 U JP H0568964U JP 1702592 U JP1702592 U JP 1702592U JP 1702592 U JP1702592 U JP 1702592U JP H0568964 U JPH0568964 U JP H0568964U
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JP
Japan
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guide rod
plate
work
pallet
upper plate
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Pending
Application number
JP1702592U
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Inventor
友康 広瀬
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Nakamura Tome Precision Industry Co Ltd
Original Assignee
Nakamura Tome Precision Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nakamura Tome Precision Industry Co Ltd filed Critical Nakamura Tome Precision Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ワークを積み重ねた状態で支持するパレット
に立設したガイド杆をワークの外径寸法に合わせて放射
方向に同期移動させる装置に関するもので、ガイド杆が
直線的に移動し、かつガイド杆を所望の位置でガタなく
固定することが可能な多段積みパレットを得ることであ
る。 【構成】 台板6にスペーサ11を介して固定したアッ
パープレート10の下面にその垂直方向中心軸まわりに
自由回動可能なセンタープレート15を設け、このセン
タープレート15に立設した支点ピン18まわりに自由
揺動可能に設けたレバー17の先端にガイド杆19を立
設する。アッパープレート10にはガイド杆19を案内
する放射方向の長孔20を設け、センタープレート15
を回動させて複数のガイド杆19を同期移動させる。セ
ンタープレート15をアッパープレート10の裏面に付
勢してガイド杆19の位置を固定する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、工作機械等で加工される積み重ね可能な形状のワークを積み重ね た状態で支持するパレットに設けられるワークの支持装置に関するもので、特に ワークの外周を案内する複数本のガイド杆をパレット上に立設した装置において 、当該ガイド杆をワークの外径寸法に合わせて、パレットの放射方向に同期移動 させる装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
積み重ね可能な形状の比較的小型のワークをパレットに搭載してワークの受け 渡し位置に搬送するために、通常多段積みストッカと呼ばれる装置が用いられる 。多段積みストッカは、チェーン等に連結して周回移送される台板にワーク載置 板23を上動可能に載置したパレットを備えており、パレット上に積み重ねたワ ークの崩落を防止するために、ワークの周囲をガイドする複数本のガイド杆が台 板上に立設されている。
【0003】 このガイド杆は、ワークの外径寸法に合わせてその立設位置を調整する必要が あるので、求芯機構を介して台板上に立設されるのが普通である。図4ないし図 7は従来装置に用いられているガイド杆の求芯機構を示したものである。図4お よび5に示した装置においては、ガイド杆19は、台板6に植立した垂直方向の 支点ピン31まわりに揺動するレバー32の先端に立設されており、各レバー3 2は、台板6の垂直方向中心軸まわりに回動自在かつ任意の位置で固定可能に設 けた星形レバー33とリンク34で連結され、星形レバー33を台板6まわりに 相対回動させることにより、複数本のガイド杆19がパレット5の垂直方向中心 軸に対称に移動する構造となっている。ワークを直接支持するワーク載置板23 は、放射方向の長孔22を備えており、この長孔22にガイド杆19を挿通した 状態で台板6上に載置される。
【0004】 図6および7に示す構造は、ガイド杆19を台板6に植立した垂直軸35まわ りに自由回転可能な歯車36の偏心位置に立設し、その歯車36を台板6の中心 に設けた同期歯車37に噛合させて、ガイド杆19を立設した複数の歯車36が 同期回転して複数のガイド杆19がパレット5の垂直方向中心軸に対称に移動す るようにしたものである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
このような構造のパレットを備えた多段積みストッカは、ワーク受け渡し位置 に移動したときに、当該位置に設けられたリフタで積み重ねられたワークの最上 段のものが所定のワーク受け渡し高さに位置するようにワーク載置板23を持ち 上げて、ワークの受け渡し動作が行われる。そのため最上段のワークが所定の高 さに達したかどうかを検出するセンサがワークの受け渡し位置に設けられており 、このセンサはガイド杆19に遮られることなくワークを検出できる位置に設け なければならない。またストッカとの間のワークの受け渡しは、ワークの外径を 把持するフィンガを備えたロボットハンド等との間で行われるのが普通であるか ら、ガイド杆19をロボットハンドのフィンガと干渉しない位置関係で設けてや る必要もある。
【0006】 ところが図4ないし7に示すような従来の求芯機構(ガイド杆19の同期移動 機構)を用いた場合には、ワークの外径に応じてガイド杆19を移動させたとき に、ガイド杆19が円弧軌跡を描いて移動するため、積載されるワークの外径寸 法が変化すると、ガイド杆19のパレット5の中心に対する周方向の立設位置が 変化することとなる。そのためワークの大きさによっては、ガイド杆19が上記 センサを遮る位置にくることがあり、このような場合にはセンサを移動させてや る必要が生ずる。また同様にワークの大きさによってはガイド杆19とロボット のフィンガとが干渉する位置となることがあり、このような場合にもロボットの フィンガの方向を変更してやる必要がある。すなわち従来の装置ではワークの寸 法に応じてガイド杆の位置を変更したときに、ガイド杆とセンサやロボットのフ ィンガとの干渉の問題が生ずることがあり、段取作業が面倒になる問題があった 。
【0007】 また従来の装置ではガイド杆をパレットの垂直方向中心軸に対して同期移動さ せるための求芯機構が複雑で、このような求芯機構がストッカに多数設けられる パレットのそれぞれに1個ずつ設けられるために、ストッカの製造コストが高く なるという問題があった。また従来の装置では、ガイド杆の位置を固定する手段 として、図4、5の星形レバー33や図6、7の同期歯車37を固定する手段が 採用されていたため、リンク34の連結部の遊隙や歯車36、37の噛み合い部 のバックラッシュ等により、ガイド杆にガタが生ずるという問題もあった。
【0008】 この考案は上述の問題を解決するためになされたもので、ガイド杆をパレット の放射方向に直線的に移動させることができ、かつガイド杆を所望の位置でガタ なく固定することが可能な多段積みパレットを得ることを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この考案の装置では、台板6の上にスペーサ11を介してアッパープレート1 0を固定し、このアッパープレート10の下面にその垂直方向中心軸まわりに自 由回動可能なセンタープレート15を設け、このセンタープレート15に立設さ れた支点ピン18まわりに自由揺動可能に設けたレバー17の先端にガイド杆1 9を立設している。そしてアッパープレート10にはガイド杆19を案内する放 射方向の長孔20を設け、上記レバー17の支点ピン18の位置と長孔20を貫 通するガイド杆19の位置とを半径方向にずらすことによって、複数のガイド杆 19を同期移動させる求芯機構を構成している。
【0010】 アッパープレート10とセンタープレート15との間には、センタープレート 15をアッパープレート10の裏面に向けて付勢する付勢手段14を設けている 。図示実施例の装置では、この付勢手段14は、アッパープレートの中心に回動 自在に挿通されてセンタープレート15の中心に螺合しているネジ14によって 構成され、このネジ14はセンタープレート15を回動自在に支持する中心軸と もなっている。なおワーク載置板23はアッパープレート10上に上動自在に載 置される。
【0011】
【作用】
この考案の装置のガイド杆19は、センタープレート15をその垂直中心軸ま わりに回動させることにより放射方向に移動する。センタープレート15の回動 はレバー17の支点ピン18を周方向に移動させ、この支点ピン18の周方向移 動力とスペーサ11で台板6に固定されているアッパープレート10の長孔20 からガイド杆19に作用する反力との作用点の半径差により、レバー17を支点 ピン18まわりに相対回動させ、複数のガイド杆19を同期的に半径方向に移動 させる。ガイド杆19はセンタープレート15に対しては円弧軌跡を描いて移動 するが、アッパープレート10に対してはその長孔20により周方向移動を制限 されて放射方向にのみ直線的に移動する。従ってガイド杆19をワークの大きさ に合わせて放射方向に移動させたときに、ガイド杆19の周方向位置が変化する ことがなく、ガイド杆19とセンサやロボットのフィンガとの干渉は生じない。
【0012】 またガイド杆19を所定の位置に移動させた状態でセンタープレート15を付 勢手段14で上動させると、レバー17がアッパープレート10とセンタープレ ート15との間で挟持されて固定され、レバー17に一体的に植立したガイド杆 19がガタなく固定される。
【0013】
【実施例】
次に図面に示す実施例について説明する。ストッカのフレーム1には垂直軸ま わりに回転駆動されるスプロケット2が軸支され、ワークの受け渡し位置には当 該位置に位置決めされたパレットの両側で昇降するリフタ3が設けられている。 スプロケット2には図示しない他の1個または複数個のスプロケットとの間でチ ェーン4が巻回されており、このチェーンに一定間隔でパレット5の台板6が連 結されている。台板6は下面に車輪7を有しており、チェーン4に駆動されてフ レーム1の上面に形成した走行路8上を移動する。台板6にはその上部にボルト 9でアッパープレート10が固定されており、この固定部分にスペーサ11を介 装することにより、アッパープレート10と台板6との間に空所12が形成され ている。アッパープレート10の中心にはネジ挿通孔13が設けられ、このネジ 挿通孔13に回動自在に挿通したネジ14の先端が空所12に挿入されたセンタ ープレート15の中心に螺合している。センタープレート15にはその円周を三 等分する位置にピン孔16が設けられ、アッパープレート10とセンタープレー ト15との間に位置するレバー17の基端に植立したピン18がこのピン孔16 に回動自在に嵌合している。このレバー17の先端にはガイド杆19が植立され 、このガイド杆19はアッパープレート10に互いに120度の角度で放射方向 に設けられた長孔20を貫通して上方に延びている。長孔20はガイド杆19を 小さな遊隙でガイドする幅で設けられている。
【0014】 アッパープレート10の上にはアッパープレート10に設けたものと同様な長 孔22を有する円形のワーク載置板23が載置されており、その外周の一部が四 角形の台板6およびアッパープレート10の辺より突出している。前記リフタ3 はこのワーク載置板23の突出部に設けられており、上動したときにワーク載置 板23の下面に当接し、ワーク載置板23とその上に搭載したワークとを上昇さ せる。
【0015】 センタープレート15にはその円周の一箇所に摘み24が設けられており、ア ッパープレート10の中心のネジ14を緩めて、摘み24でセンタープレート1 5を回動させることにより、ガイド杆19がアッパープレート10の長孔にガイ ドされて放射方向に直線的に同期移動する。そしてワークの寸法に応じた位置に ガイド杆19を移動させたら、ネジ14を締め付けてセンタープレート15を引 き上げることにより、レバー17がアッパープレート10とセンタープレート1 5との間で挟持されて固定され、ガイド杆19の位置が固定される。
【0016】
【考案の効果】
以上説明したこの考案の構造によれば、センタープレートを回動させることに よってガイド杆19が放射方向に曲線的に移動するので、ワークの大きさによっ てガイド杆のパレットに対する周方向位置が変化することがなく、従ってワーク 検出用のセンサやパレットとの間でワークの受け渡しを行うフィンガなどと、ガ イド杆19との相対位置関係を常に一定とすることができ、ガイド杆を移動させ たときにガイド杆とこれらの部材とが干渉するのを避けることができる。さらに ガイド杆19により、ワークの位相決めを行うこともできる。
【0017】 さらにガイド杆19を所望の半径位置でガタを生じさせることなく固定できる ので、パレットに搭載したワークの位置をより正確に規制できるという効果があ る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の要部の斜視図
【図2】実施例の縦断面図
【図3】実施例の平面図
【図4】第1従来例の要部の斜視図
【図5】第1従来例の要部の平面図
【図6】第2従来例の要部の斜視図
【図7】第2従来例の要部の平面図
【符号の説明】
5 パレット 6 台板 10 アッパープレート 15 センタープレート 17 レバー 18 ピン 19 ガイド杆 23 ワーク載置板

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パレット(5) に立設したガイド杆(19)を
    これに搭載されるワークの外形に合わせて同期移動可能
    とし、上記ガイド杆(19)を挿通する放射方向の長孔(22)
    を備えた昇降可能なワーク載置板(23)を備えた多段積み
    パレットのワーク支持装置において、パレット(5) の台
    板(6) とワーク載置板(23)との間にアッパープレート(1
    0)が台板(6) に相対回動不能に設けられ、このアッパー
    プレート(10)と台板(6) との間に垂直方向中心軸まわり
    に自由回動可能なセンタープレート(15)が介装され、こ
    のセンタープレート(15)に垂直方向の支点ピン(18)で枢
    支されたレバー(17)の先端にガイド杆(19)が立設されて
    おり、アッパープレート(10)にはガイド杆(19)を案内す
    る放射方向直線状の第2の長孔(20)が設けられている、
    多段積みパレットのワーク支持装置。
  2. 【請求項2】 センタープレート(15)をアッパープレー
    ト(10)の裏面に向けて付勢する付勢手段(14)が設けら
    れ、ガイド杆(19)を立設したレバー(17)を付勢されたセ
    ンタープレート(15)とアッパープレート(10)との間で挟
    持してガイド杆(19)の位置を固定することを特徴とす
    る、請求項1記載の多段積みパレットのワーク支持装
    置。
JP1702592U 1992-02-20 1992-02-20 多段積みパレットのワーク支持装置 Pending JPH0568964U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06219555A (ja) * 1992-04-20 1994-08-09 Toyama Kikai Kk 自立型ストッカーパレット
JPH08294827A (ja) * 1995-04-26 1996-11-12 Fuji Mach Mfg Co Ltd 移送装置
CN109571115A (zh) * 2018-12-29 2019-04-05 宁夏共享机床辅机有限公司 一种应用于自动循环料仓设备的工件定位调整装置

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