JPH0568821A - エア・フイルタおよびその製造方法 - Google Patents

エア・フイルタおよびその製造方法

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JPH0568821A JP26287491A JP26287491A JPH0568821A JP H0568821 A JPH0568821 A JP H0568821A JP 26287491 A JP26287491 A JP 26287491A JP 26287491 A JP26287491 A JP 26287491A JP H0568821 A JPH0568821 A JP H0568821A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エア・フィルタの粉塵捕集効率を粉塵堆積量
の多少にかかわらず高くする。 【構成】 エア・フィルタを熱可塑性合成樹脂フィルム
を割裂加工、解繊して得た繊維と繊維長が短く、かつエ
レクトレット化しているメルトブロー繊維とによって構
成する。このエア・フィルタは押出機から吐出されたエ
レクトレット材料を含有するメルトブロー繊維、および
フィルムから得たスプリットヤーンを各々針刃ロールで
処理した後、集積して製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はメルトブロー繊維と熱
可塑性合成樹脂フィルムを割裂加工・解繊して得た繊維
とからなるエア・フィルタに関する。
【0002】
【従来の技術】空気濾過用のフィルタ素材として特公平
1−53382号公報は発泡したポリオレフィン系樹脂
からなるフィルムをフィブリル化およびスプリット処理
し、さらにこれをコーミングロール処理して得た繊維か
らなる擬似綿を開示している。さらに特公平1ー350
93号公報はこの擬似綿を製造するのに適した製造装置
を開示しているから、これらの技術を利用すると良質で
安価なエア・フィルタを得ることができる。また、特開
昭60−168511号公報はポリオレフィン系合成樹
脂のメルトブロー繊維を高圧電場でエレクトレット化し
てエア・フィルタに供する技術を開示している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、防塵マスク
のエア・フィルタに前記の擬似綿を使用すると粉塵捕集
効率が比較的高く、しかも通気抵抗が低いマスクを簡単
に製造することができる。しかしこのマスクには唯一の
欠点として粉塵堆積量の少ない使用初期の段階で捕集効
率がやや低く、労働安全衛生法に基づく防塵マスクの性
能試験に照らしてみると規格値である95%以上を常に
満たすことは難しいという問題がある。一方エレクトレ
ット化したメルトブロー繊維を使用したエア・フィルタ
は捕集効率が高く、通気抵抗は低く、性能は優れている
が、一般にこの種繊維の生産性はあまりよくないからコ
ストが高くつき、加えて前記公知技術によるエレクトレ
ット化では、そのための設備費等が嵩むという問題があ
る。
【0004】そこでこの発明は、メルトブロー繊維を引
きちぎりエレクトレット化する工程、および割裂加工し
た熱可塑性合成樹脂フィルムを解繊する工程で針刃ロー
ルを使用し、これら両工程で得られた繊維を集積してエ
ア・フィルタを構成することにより従来技術の問題を解
決することを課題にしている。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明が前記課題を解
決するために要旨とするところはメルトブロー繊維と熱
可塑性合成樹脂フィルムを割裂加工、解繊して得られる
繊維とからなるエア・フィルタ、およびその製造方法に
ある。
【0006】かかるエア・フィルタにあっては、熱可塑
性合成樹脂のメルトブロー法で得るとともにエレクトレ
ット化した繊維径0.1〜10μm、繊維長1〜30m
mの第1の繊維30〜80重量%と、熱可塑性合成樹脂
フィルムを割裂加工、解繊して得た繊維径0.1〜30
μm、繊維長5〜80mmの第2の繊維70〜20重量
%とによって構成することがその特徴である。好ましい
実施態様において第1の繊維と第2の繊維とが積層、ま
たは混合されている。
【0007】また、かかるエア・フィルタの製造方法に
あっては、エレクトレット材料を添加剤として含有する
熱可塑性合成樹脂のメルトブロー法で得た繊維径0.1
〜10μmのメルトブロー繊維を針刃ロールにより機械
的に引きちぎり、擦過して繊維長1〜30mmのエレク
トレット化した第1の繊維にする工程、熱可塑性合成樹
脂フィルムを割裂加工して得たスプリットヤーンを針刃
ロールにより解繊し繊維径0.1〜30μm、繊維長5
〜80mmの第2の繊維にする工程、およびこれら第1
および第2の繊維を針刃ロール処理後に(30〜8
0):(70〜20)の重量比で積層、または混合して
集積する工程を含むことがその特徴である。好ましい実
施態様においてメルトブロー繊維はエレクトレット材料
として後記化合物を0.5〜8重量%含有している。
【0008】
【作用】この発明に係るエア・フィルタは、比較的繊維
径が大きく、繊維長が長く、従って繊維充填密度が低
く、粗い粉塵の捕集に適する第2の繊維に対し、繊維径
が小さく、繊維長の短いエレクトレット化した第1の繊
維を加えることにより、繊維充填密度が高いエレクトレ
ットフィルタとなる。それにより、このエア・フィルタ
は粉塵堆積量の少ない使用初期段階でも細かい粉塵を捕
集することが可能で、堆積量の多少にかかわらず高い粉
塵捕集効率を有する。
【0009】かかるエア・フィルタの製造方法において
メルトブロー繊維を針刃ロール処理で効率よく引きちぎ
り、エレクトレット化し、この処理と併行してスプリッ
トヤーンの針刃ロールによる解繊を行うことができる。
針刃ロール処理して得た第1の繊維と第2の繊維とを集
積すると、それぞれの繊維が三次元的に配向し、多孔性
のエア・フィルタとなる。
【0010】
【実施例】この発明の詳細を添付の図に基づいて説明す
ると以下のとおりである。
【0011】図1は、この発明に係るエア・フィルタ1
の模式的断面図である。図1の(A)は、比較的短いメ
ルトブロー繊維からなる第1の繊維2と熱可塑性合成樹
脂フィルムを割裂加工、解繊して得た第2の繊維3とが
一様に混合されている場合、(B)は第1の繊維2と第
2の繊維3とが積層されている場合を示す。(A)、
(B)いずれの場合にも第1の繊維2には繊維径0.1
〜10μm、繊維長1〜30mmのエレクトレット化し
た短いメルトブロー繊維を30〜80重量%、第2の繊
維3には繊維径0.1〜30μm、繊維長5〜80mm
の前記解繊した繊維を70〜20重量%の範囲で使用す
る。このように比較的繊維径が大きく、繊維長の長い第
2の繊維3は、繊維間の目が粗く、繊維充填密度が低く
なる傾向を有する。一方、繊維径が小さく、繊維長の短
い第1の繊維2は繊維充填密度が高く、第2の繊維3と
混合した時、第2の繊維3の粗い目を埋めることができ
る((A)参照)。
【0012】図2は100倍の顕微鏡写真であって、
(A)は集積した第1の繊維2を示し、(B)は集積し
た第2の繊維3を示す。これらの写真により第1、第2
の繊維2,3の形状の特徴が明らかである。なお、ここ
で使用した第2の繊維3は前記特公平1−53382号
公報の開示技術によるものである。
【0013】図3は、エア・フィルタ1の製造工程を示
す模式図である。この工程の基本的構成は前記特公平1
−53382号公報、および同1−35093号公報の
開示技術を利用している。図3では高速回転する2個の
針刃ロール5,6が繊維放出側を垂直なダクト7に臨ま
せて設けてあり、ダクト7の下端には針刃ロール処理後
の繊維を集積し、水平方向に移送するエンドレスメッシ
ュベルト8が設けてある。一方の針刃ロール5の材料供
給側には処理前のメルトブロー繊維9の移送ベルト10
と送り込みロール11とが設けてある。他方の針刃ロー
ル6の材料供給側には熱可塑性合成樹脂フィルムをフィ
ブリル化し、さらに割裂加工して得たスプリットヤーン
31の移送ベルト32と送り込みロール33とが設けて
ある。エンドレスメッシュベルト8は、裏側に設置した
バキューム装置15による吸気流がダクト7を通って流
れるように構成してある。ダクト7の一側上端には邪魔
板12を設け、放出された繊維がダクト上方へ逃げない
ようにしてある。ダクト7の一側下端には送り出しロー
ル16を配置し、ベルト8には下流域で加圧ロール17
を上方から臨ませ、終端域では一対のホットメルトロー
ル18がベルト8を介して対向配置してある。ベルト8
内側には駆動ロール19、アイドルロール20が設けて
ある。ベルト8の終端域から離れた位置に案内ロール2
1、捲取ロール22が配置してある。
【0014】このように構成した工程で針刃ロール5に
供給するメルトブロー繊維9は繊維径0.1〜10μm
であって、添加剤としてポリスチレン、ポリ塩化ビニリ
デン、ポリフッ化ビニリデン、ポリ塩化ビニル、p−t
er−(ブチル、オクチル、ノニル、アミル、またはビ
ス)フェノール、(ガムロジン、パラストリン酸、デヒ
ドロアビエチレン酸、イソビマール酸、ネオアビエチレ
ン酸、ビマール酸、パラストリン酸等の)ロジン類、無
水マレイン酸とアクリル酸の共重合物、パーフルオロア
クリレート、ジメチルアミノエチルメタクリレート、ビ
ニルピリジン、ソルビットの中の少なくとも1つを0.
5〜8重量%含有している。このメルトブロー繊維9は
押出しノズルから吐出された後に繊維がなるべく個々に
解繊している状態で、一例として3,000〜10,0
00rpmで回転する外径約100Фの針刃ロール5に
供給すると、絡み合ったり、融着したりした繊維が解き
ほぐされ、引きちぎられ、あるいは擦過されて、繊維長
1〜30mmの比較的短い第1の繊維2となると同時に
帯電して、エレクトレットになる。第1の繊維2はダク
ト7に放出され、吸気流とともに、または、バキューム
装置15を使用しないときには自重でベルト8上に落下
する。
【0015】一方、針刃ロール5と同様な針刃ロール6
には、例えば前記特公平1−53382号公報に開示さ
れる技術を利用して熱可塑性合成樹脂フィルム、より好
ましくは発泡した同フィルムをフィブリル化し、さらに
針刃ロールで割裂処理して得たスプリットヤーン31を
供給すると、これが解繊されて繊維径0.1〜30μ
m、繊維長5〜80mmの第2の繊維3が得られる。第
2の繊維3はダクト7に放出され、針刃ロール5から放
出されたメルトブロー繊維2と混合されてベルト8上に
落下、堆積し、綿状の繊維集積物23となる。第1の繊
維2と第2の繊維3とは(30〜80):(70〜2
0)の重量比で混合するが、各針刃ロール5,6への供
給量の調節により、その重量比を自在に設定することが
できる。
【0016】繊維集積物23は、ベルト8の速度や送り
出しロール16の高さ調整などにより所定目付を有する
ウエブ24となってダクト7外へ送り出され、加圧ロー
ル17で軽度に加圧されて地合が安定し、所定厚みとな
る。その後、必要ならホットメルトロール18によっ
て、またはそれに代えて熱風を吹きつける等してウエブ
24を融着処理し、さらに地合を安定させることもでき
る。ベルト8を出たウエブ24はフィルタ1となって捲
取ロール22に捲き取られ、適宜裁断して使用される。
【0017】このエア・フィルタ1は繊維集積物23を
得る過程で繊維をダクト上方から落下させる方式を採用
したから、繊維が三次元的に、即ち平面的に見ても厚み
方向断面で見ても、ほぼ均等に配向している。それによ
りエア・フィルタ1は三次元的に多孔性で、通気に対し
極めて大きな接触面積を有し、粉塵捕集効率の向上に効
果的である。また、メルトブロー繊維9は針刃ロール5
により短く引きちぎられると同時にエレクトレット化し
ているから、エア・フィルタ1は静電気的に集塵するこ
とも可能である。しかもこのようなエレクトレット繊維
の製造方式は生産効率がよいうえに、繊維を引きちぎ
り、解きほぐすための針刃ロール以外に特別の設備は不
要で、生産コストを低く抑えるうえで有効である。なお
第1の繊維2がエレクトレット化する機構については詳
らかではないが、針刃ロール5による処理で電荷が添加
剤の部分にトラップされるからと考えられる。また、図
3の構成に代えて、ベルト8の流れに沿って二基のダク
ト7を直列に配置し、各ダクト7でメルトブロー繊維9
とスプリットヤーン31の処理を別々に行えば、図1の
(B)に示した積層構造のエア・フィルタ1を得ること
ができる。使用する針刃ロール5,6としては繊維の引
きちぎりやスプリットヤーンの解繊に適しているなら
ば、ロールに針を植え込んだものの他に、針に代えてロ
ールにガーネットワイヤを捲きつけたもの等を使用する
ことができる。
【0018】図4乃至図7は、エア・フィルタ1につい
て比較例と実施例の性能を、粉塵捕集効率および通気抵
抗と粉塵堆積量との関係、で示すグラフである。捕集効
率と通気抵抗の測定は労働安全衛生法に基づく防塵マス
クの性能試験に準拠した。各比較例および実施例に使用
したエア・フィルタは次のとおりである。 比較例1 発泡ポリプロピレンフィルムをフィブリル化し、さらに
スプリットヤーンとした後針刃ロール処理して得た繊維
長5〜60mm、繊維径1〜20μmの繊維(第2の繊
維)からなる目付200g/m2のエア・フィルタ。 比較例2 比較例1と同様にして得たポリプロピレンの繊維からな
る目付300g/m2のエア・フィルタ。 実施例1 比較例1と同様にして得たポリプロピレンの繊維50g
と、ポリブチレンテレフタレート(PBT)にポリフッ
化ビニリデン(PVDF)を7重量%添加した繊維径約
5μmのメルトブロー繊維を針刃ロールにより引きちぎ
り、解きほぐし同時にエレクトレット化して得た繊維長
3〜20mmの繊維(第1の繊維)150gとを均一に
混合した目付200g/m2のエア・フィルタ。 実施例2 実施例1と同様であるが、ポリプロピレンの繊維100
gとメルトブロー繊維をエレクトレット化した繊維10
0gとを均一に混合した目付200g/m2のエア・フ
ィルタ。
【0019】図4、図5は各々比較例1、2の性能を示
す。これらから明らかなようにポリプロピレンフィルム
から得た繊維だけで構成した比較例1、2のエア・フィ
ルタは堆積量0〜20mgの間において粉塵捕集効率が
低く、前記性能試験の規格値下限である95%に近い値
を示している。目付を200g/m2から300g/m2
に増やしてもこの傾向は大して改善されていない。
【0020】図6、図7は各々実施例1、2の性能を示
す。これらから明らかなようにポリプロピレンフィルム
から得た繊維とメルトブロー繊維をエレクトレット化し
た繊維とからなる実施例1,2のエア・フィルタは堆積
量0〜100mgの範囲にわたり99〜100%の高い
捕集効率を示している。
【0021】
【発明の効果】繊維充填密度の低い合成樹脂フィルムか
ら得た繊維と繊維充填密度が高くエレクトレット化した
メルトブロー繊維から得た繊維とによってエア・フィル
タを構成したから、このエア・フィルタでは粉塵堆積量
の多少にかかわらず高い粉塵捕集効率と低い通気抵抗と
が得られる。
【0022】かかるエア・フィルタの製造方法ではダク
トに臨ませた針刃ロールを使用してメルトブロー繊維の
引きちぎりとエレクトレット化、スプリットヤーンの解
繊等の処理、およびこれら処理によって得られた繊維の
集積を一挙に行うことができるからエア・フィルタの生
産性がよく、またエレクトレット化のための特別な設備
も不要で生産コストを低く抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)および(B)はこの発明に係るエア・フ
ィルタを例示する模式的断面図。
【図2】(A)は針刃ロールで処理した後のメルトブロ
ー繊維、(B)はスプリットヤーンを針刃ロールで処理
した後の繊維のそれぞれの顕微鏡写真(100倍)。
【図3】エア・フィルタの模式的生産工程図。
【図4乃至図7】比較例と実施例のエア・フィルタの性
能を示すグラフ。図4と図5は比較例、図6と図7は実
施例である。
【符号の説明】 1 エア・フィルタ 2 第1の繊維 3 第2の繊維 5,6 針刃ロール 9 メルトブロー繊維 31 スプリットヤーン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D04H 1/42 W 7199−3B 13/02 7199−3B

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱可塑性合成樹脂のメルトブロー法で得る
    とともにエレクトレット化した繊維径0.1〜10μ
    m、繊維長1〜30mmの第1の繊維30〜80重量%
    と、熱可塑性合成樹脂フィルムを割裂加工および解繊し
    て得た繊維径0.1〜30μm、繊維長5〜80mmの
    第2の繊維70〜20重量%とからなることを特徴とす
    るエア・フィルタ。
  2. 【請求項2】前記第1の繊維と第2の繊維とが積層され
    ていることを特徴とする請求項1記載のエア・フィル
    タ。
  3. 【請求項3】前記第1の繊維と第2の繊維とが混合され
    ていることを特徴とする請求項1記載のエア・フィル
    タ。
  4. 【請求項4】添加剤としてエレクトレット材料を含有す
    る熱可塑性合成樹脂のメルトブロー法で得た繊維径0.
    1〜10μmのメルトブロー繊維を針刃ロールにより機
    械的に引きちぎり、擦過して、繊維長1〜30mmのエ
    レクトレット化した第1の繊維にする工程、熱可塑性合
    成樹脂フィルムを割裂加工して得たスプリットヤーンを
    針刃ロールにより解繊し繊維径0.1〜30μm、繊維
    長5〜80mmの第2の繊維にする工程、および前記第
    1および第2の繊維を(30〜80):(70〜20)
    の重量比で積層または混合して集積する工程を含むこと
    を特徴とするエア・フィルタの製造方法。
  5. 【請求項5】前記メルトブロー繊維が前記エレクトレッ
    ト材料として次の化合物の中の少なくとも1つを0.5
    〜8重量%含む請求項4記載のエア・フィルタの製造方
    法。ポリスチレン、ポリ塩化ビニリデン、ポリフッ化ビ
    ニリデン、ポリ塩化ビニル、p−ter−(ブチル、オ
    クチル、ノニル、アミル、またはビス)フェノール、
    (ガムロジン、パラストリン酸、デヒドロアビエチレン
    酸、イソビマール酸、ネオアビエチレン酸、ビマール
    酸、バラストリン酸等の)ロジン類、無水マレイン酸と
    アクリル酸との共重合物、パーフルオロアクリレート、
    ジメチルアミノエチルメタクリレート、ビニルピリジ
    ン、ソルビット。
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