JP3193408B2 - エア・フィルタおよびその製造方法 - Google Patents

エア・フィルタおよびその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、メルトブロー繊維を
利用したエア・フィルタに関する。
【0002】
【従来の技術】空気、その他気体中の粉塵を濾過するエ
ア・フィルタでは、繊維素材の使用量が一定であれば、
その繊維の径を小さくして接触面積の増大を図り、繊維
の分布を三次元的に均一にすることが、捕集効率を向上
させ、かつ、圧力損失を低く抑えることに効果的である
ことはよく知られている。また、素材がエレクトレット
であると、圧力損失を低く抑えながら捕集効率を向上さ
せることができることも知られている。メルトブロー繊
維は、繊維径の小さいものを簡単に作ることができるか
ら、その集積物から得た不織布をフィルタに使用した
り、その不織布をエレクトレット化してフィルタに使用
したりして、前記課題を解決しようとする技術がある。
例えば、特開昭58−89924号公報は、繊維径0.
05〜2μmのメルトブロー繊維からなるウェブを高速
流体で処理し、ウェブの厚み方向に繊維を交絡させてエ
ア・フィルタを製造する技術を開示している。特開昭6
0−168511号公報は、ポリオレフィン系合成樹脂
のメルトブロー不織布を高圧電場でエレクトレット化し
てエア・フィルタに供する技術を開示している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】押出ノズルから走行ベ
ルト上に繊維を吐出して製造する通常のメルトブロー不
織布では、繊維をベルト上で平面的に分布させ、その厚
み方向に延びる通気孔を多数形成して多孔性にすること
は容易であるが、平面方向に延びる通気孔を多数形成
し、厚み方向断面に開孔が多数存在するようにすること
は困難である。また、吐出する繊維は、径を小さくする
ほど互いに融着する傾向にあるから、この場合には、平
面方向に延びる通気孔を形成することが益々困難になる
ばかりか、厚み方向に延びる通気孔も塞がりがちで、多
孔性にすることに逆行する結果を招く。したがって、メ
ルトブロー繊維を利用する場合に、平面方向に延びる通
気孔を多数有するフィルタは作り難いという問題があ
る。一方、特開昭58−89924号公報の技術は、厚
み方向に繊維を交絡させるから、厚み方向断面に多数の
開孔ができるであろうと期待できる。ただし、この技術
は高速流体を利用するもので、目付が大きい厚手のウェ
ブの場合には、流体圧力がウエブの中にまでは作用しな
いから、その効果を期待できない。それゆえ、この公知
技術の場合にも,目付が大きくてしかも多孔性のフィル
タを作り難いという問題が依然として残る。また、特開
昭60−168511号公報の技術は、多孔性のメルト
ブロー不織布に応用すると効果のあるもので、しかも高
圧電流を使用するエレクトレット化装置を設置するコス
トも無視し得ないから、この種のエレクトレット・フィ
ルタの入手は必ずしも容易でないという問題がある。
【0004】この発明では、押出しノズルから吐出して
集積したメルトブロー繊維を針刃ロールで処理し、短繊
維化すると同時にエレクトレット化し、これを綿状に集
積してフィルタとすることにより、前記従来技術の諸問
題を解決することが課題である。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に,この発明が要旨とするところの第一点は、メルトブ
ロー繊維からなるエア・フィルタであって、繊維径が
0.1〜10μm、繊維長が1〜30mmであり、かつ
添加剤として下記化合物の少なくとも1つを0.5〜8
重量%含んでエレクトレット化している前記繊維が綿状
に集積している点、にある。化合物:ポリスチレン、ポ
リ塩化ビニリデン、ポリフッ化ビニリデン、ポリ塩化ビ
ニル、p−ter−(ブチル、オクチル、ノニル、アミ
ルまたはビス)フェノール、(ガムロジン、パラストリ
ン酸、デヒドロアビエチレン酸、イソビマール酸、ネオ
アビエチレン酸、ビマール酸、バラストリン酸等の)ロ
ジン類、無水マレイン酸とアクリル酸との共重合物、パ
ーフルオロアクリレート、ジメチルアミノエチルメタク
リレート、ビニルピリジン、ソルビット。
【0006】要旨とするところの第二点は、集積したメ
ルトブロー繊維からエア・フィルタを製造する製造方法
であって、添加剤として下記化合物の少なくとも1つを
0.5〜8重量%含んで繊維径0.1〜10μmのメル
トブロー繊維を機械的に引きちぎり、擦過して、繊維長
が1〜30mmのエレクトレット化した短繊維にする工
程と、前記短繊維を綿状に集積して所要目付を有するウ
ェブにする工程とを含む点、にある。化合物:ポリスチ
レン、ポリ塩化ビニリデン、ポリフッ化ビニリデン、ポ
リ塩化ビニル、p−ter−(ブチル、オクチル、ノニ
ル、アミルまたはビス)フェノール、(ガムロジン、パ
ラストリン酸、デヒドロアビエチレン酸、イソビマール
酸、ネオアビエチレン酸、ビマール酸、バラストリン酸
等の)ロジン類、無水マレイン酸とアクリル酸との共重
合物、パーフルオロアクリレート、ジメチルアミノエチ
ルメタクリレート、ビニルピリジン、ソルビット。
【0007】
【作用】前記エア・フィルタにおいて、使用繊維は繊維
径が小さく、繊維長が比較的短く、この繊維を綿状に集
積すると多孔性で三次元的に繊維が均等に分布するフィ
ルタとなる。エレクトレット化した繊維は、圧力損失を
増加させることなく捕集効率を向上させる。
【0008】前記エア・フィルタの製造方法において
は、集積したメルトブロー繊維を針刃ロール等で機械的
に引きちぎり、擦過することで短繊維化する。同時に、
所定の添加剤を含むメルトブロー繊維は、針刃ロールに
よる処理でエレクトレット化する。かかる短繊維は、綿
状に集積すると三次元的に均等に繊維が分布して多孔性
のエレクトレット・フィルタとなる。
【0009】
【実施例】この発明に係るエア・フィルタおよびその製
造方法の詳細を実施例によって説明すると以下のとおり
である。
【0010】図1は、この発明に係るフィルタ1の製造
工程を示す模式図で、高速回転する針刃ロール2が短繊
維放出側をダクト3に臨ませてあり、ダクト3の下端に
は短繊維を集積し、水平方向に移送するエンドレスメッ
シュベルト4が設けてある。針刃ロール2の材料供給側
には、メルトブロー繊維5の移送ベルト6と、送り込み
ロール7とが設けてある。エンドレスメッシュベルト4
は、裏側に設置したバキューム装置8による吸気流がダ
クト3を通って流れるように構成してある。ダクト3の
一側下端には送り出しロール9を配置し、さらにベルト
4上には加圧ロール10、ベルト4の終端域にはベルト
4を挟み込むようにして一対のホットメルトロール11
を配置してある。ロール12はベルト4の駆動ロールで
ある。ベルト4から離れた位置には、案内ロール13、
巻取ロール14が配置してある。因みに、これらの針刃
ロール2やその他の機器については、特開昭59−11
6462号(特許第1065573号)および特開昭6
1−132668号(特許第1571226号)に開示
された技術を利用することができる。
【0011】このように構成した工程で、メルトブロー
繊維5には繊維径0.1〜10μmであって、添加剤と
してポリスチレン、ポリ塩化ビニリデン、ポリフッ化ビ
ニリデン、ポリ塩化ビニル、p−ter−(ブチル、オ
クチル、ノニル、アミルまたはビス)フェノール、(ガ
ムロジン、パラストリン酸、デヒドロアビエチレン酸、
イソビマール酸、ネオアビエチレン酸、ビマル酸、バラ
ストリン酸等の)ロジン類、無水マレイン酸とアクリル
酸との共重合物、パーフルオロアクリレート、ジメチル
アミノエチルメタクリレート、ビニルピリジン、ソルビ
ットの中の少なくとも1つを0.5乃至8重量%含むも
のを使用する。この繊維5は、押出しノズルから吐出し
た後の繊維がなるべく個々に解繊している繊維集積物
を、例えば3,000〜10,000rpmで回転する
外径約100Φの針刃ロール2に供給すると、絡み合っ
たり、融着したりした繊維がさらに解きほぐされ、引き
ちぎられ、あるいは擦過されて、繊維長1〜30mmの
短繊維22となる。短繊維22はダクト3に放出され、
吸気流とともに、または、バキューム装置8を使用しな
いときには自重でベルト4上に落下、綿状に堆積する。
堆積した短繊維22はベルト4の速度と送り出しロール
9の高さ調整などにより、所要目付のウェブ24となっ
てダクト3の外へ送り出され、加圧ロール10に至る。
ウェブ24は、ロール10で軽度に加圧され地合が安定
し、かつ所要の厚みになる。その後、ホットメルトロー
ル11によってウェブ24を適宜融着処理し、さらに地
合を安定させ、フィルタ1となって捲取ロール14に捲
取られる。なお、ホットメルトロール11は、これを熱
風吹きつけ装置に替えたり、必要がなければこれらを省
いたりすることができる。融着処理をしないときは、ウ
ェブ24とフィルタ1とは同じものとなる。
【0012】ここで得られた短繊維22およびフィルタ
1は、メルトブロー繊維の特徴に加え、さらにいくつか
の際立った特徴を有する。その第1として、繊維が短繊
維化したことによって、フィルタ1は繊維充填密度が高
く、しかも多孔性となり、フィルタの通気に対する接触
面積を極めて大きくすることができる。その第2とし
て、フィルタ1は、短繊維22が三次元的に、即ち平面
的に見ても厚み方向断面で見ても、ほぼ均等に分布して
綿状の集積物になっている。その第3として、短繊維2
2が帯電し、塵埃を静電気的に捕集することができる。
エレクトレット化することの機構について詳らかではな
いが、針刃ロール12による処理で電荷が添加剤の部分
にトラップされて繊維がエレクトレット化すると考えら
れる。これらの特徴によって、フィルタ1は粉じん堆積
量が多くなっても圧力損失が低く、しかも高い捕集効率
を維持することができる。尚、ここでいうフィルタ1
は、それ自体を適宜の目付、密度を有するフィルタとし
て使用することができる他に、他のフィルタ素材と適宜
組み合わせて使用することができる。
【0013】次に、この発明に係るフィルタの詳細を、
実施例と比較例とによって説明する。各実施例および比
較例に使用したフィルタは次のとおりである。 実施例1 ポリプロピレン(PP)にポリスチレン(PS)を5重
量%添加した繊維径4μmのメルトブロー繊維を、後述
のように短繊維化して得られたウェブ。 実施例2 ポリエチレンテレフタレート(PET)にp−ter−
ブチルフェノールを3重量%添加した繊維径1μmのメ
ルトブロー繊維を、実施例1と同様に短繊維化して得ら
れたウェブ。 実施例3 ポリブチレンテレフタレート(PBT)にポリフッ化ビ
ニリデンを7重量%添加した繊維径7μmのメルトブロ
ー繊維を、実施例1と同様に短繊維化して得られたウェ
ブ。 比較例1 ポリプロピレン(PP)からなる繊維径4μm、目付1
20g/mのメルトブロー繊維のウェブを、そのまま
フィルタとして使用した。 比較例2 比較例1と同じメルトブロー繊維を、実施例1と同様に
短繊維化して得られたウェブ。 比較例3 実施例1のメルトブロー繊維からなる目付120g/m
のウェブを、そのままフィルタとして使用した。 比較例4 実施例2のメルトブロー繊維からなる目付120g/m
のウェブを、そのままフィルタとして使用した。 比較例5 実施例3のメルトブロー繊維からなる目付120g/m
のウェブを、そのままフィルタとして使用した。メル
トブロー繊維の短繊維化とそのウエブによるフィルタの
調製は、次のとおりである。
【0014】各メルトブロー繊維は、短繊維化するため
に、5000rpmで回転する外径100Φの針刃ロー
ルに供給した。この針刃ロールの技術は、前記特開昭5
9−116462号(特許第1065573号)に開示
されている。ダクトに放出された短繊維は、長さが1〜
30mmの範囲にあり、メッシュベルト上に綿状に集積
して目付120g/mとした後に、21g/cm
圧力を加え、地合の安定したウェブにしてから、所定寸
法に裁断してフィルタに使用した。このウェブは、繊維
間の交絡が極めて多様化しており、その長さ、幅、およ
び厚み方向にほぼ均等に繊維が分布し、多孔性であっ
た。
【0015】次に、各フィルタの評価結果を表1に示
す。各繊維は、メルトブロー繊維のままのフィルタと、
短繊維化したウエブから得たフィルタとについて評価し
てある。さらに、各短繊維のフィルタについては、フィ
ルタ製造後1ケ月放置したものについても評価し、経時
変化の有無を確認した。評価項目のうち、捕集効率と通
気抵抗の測定は、防じんマスク国家検定規格試験に準拠
し、有効径80φのフィルタで平均粒径0.3μmの石
英粉じんを使用し、その濃度50mg/m、空気の線
速約10cm/secで評価した。また、静電気による
集じん効果を判断する目安として、帯電量を測定した。
【0016】図2乃至図7には、比較例1,2,3およ
び実施例1について、捕集効率と粉じん堆積量および通
気抵抗と粉じん堆積量との関係を示した。なお、図4と
図7とは、各々比較例2および実施例1の短繊維を1ケ
月放置した後の評価結果である。
【0017】表1および図2乃至図7から明らかなよう
に、実施例のフィルタは、粉じん堆積量が増加しても高
い捕集効率と低い通気抵抗を維持していることがわか
る。さらに、表1で明らかなように、実施例のフィルタ
は帯電量が多く、しかもその量は1ケ月後でも殆ど変化
しておらず、エレクトレット・フィルタとして有効に機
能することが期待できる。事実、図4と図7とを比較し
てみると、実施例のフィルタは1ケ月放置した後にも高
い捕集効率を維持し、経時的変化の少ない安定したフィ
ルタであることがわかる。
【0018】図8は、実施例1のフィルタの一部を約2
00倍に拡大した顕微鏡写真である。これによって、短
繊維が三次元的に均等に分布し、多孔性のフィルタを形
成していることがわかる。
【0019】
【表1】
【0020】
【発明の効果】メルトブロー繊維を短繊維にしたから、
多孔性で三次元的に繊維が均等に分布するフィルタが得
られる。加えて、短繊維はエレクトレット化しているか
ら、このフィルタは捕集効率が良く、しかも通気抵抗が
低い。
【0021】メルトブロー繊維は、高速回転する針刃ロ
ールにより処理すれば、容易に短繊維にすることができ
ると同時にエレクトレット化することもでき、エレクト
レット化のための専用装置が不要になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】フィルタ製造工程の模式図。
【図2】比較例1のフィルタの捕集効率、通気抵抗と粉
じん堆積量との関係示すグラフ。
【図3】比較例2のフィルタの捕集効率、通気抵抗と粉
じん堆積量との関係を示すグラフ。
【図4】比較例2のフィルタを1ケ月放置した後の捕集
効率、通気抵抗と粉じん堆積量との関係を示すグラフ。
【図5】比較例3のフィルタ捕集効率、通気抵抗と粉じ
ん堆積量との関係を示すグラフ。
【図6】実施例1のフィルタの捕集効率、通気抵抗と粉
じん堆積量との関係を示すグラフ。
【図7】実施例1のフィルタを1ケ月放置した後の捕集
効率、通気抵抗と粉じん堆積量との関係を示すグラフ。
【図8】実施例1のフィルタの顕微鏡写真(200
倍)。
【符号の説明】
1 フィルタ 2 針刃ロール 5 メルトブロー繊維 22 短繊維 24 ウェブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今井 裕 東京都千代田区四番町7番地 興研株式 会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B01D 39/00 - 39/20

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メルトブロー繊維からなるエア・フィル
    タであって、繊維径が0.1〜10μm、繊維長が1〜
    30mmであり、かつ添加剤として下記化合物の少なく
    とも1つを0.5〜8重量%含んでエレクトレット化し
    ている前記繊維が綿状に集積して構成されていることを
    特徴とする前記エア・フィルタ。化合物:ポリスチレン、ポリ塩化ビニリデン、ポリフッ
    化ビニリデン、ポリ塩化ビニル、p−ter−(ブチ
    ル、オクチル、ノニル、アミルまたはビス)フェノー
    ル、(ガムロジン、パラストリン酸、デヒドロアビエチ
    レン酸、イソビマール酸、ネオアビエチレン酸、ビマー
    ル酸、バラストリン酸等の)ロジン類、無水マレイン酸
    とアクリル酸との共重合物、パーフルオロアクリレー
    ト、ジメチルアミノエチルメタクリレート、ビニルピリ
    ジン、ソルビット。
  2. 【請求項2】 集積したメルトブロー繊維からエア・フ
    ィルタを製造する製造方法であって、添加剤として下記
    化合物の少なくとも1つを0.5〜8重量%含んで繊維
    径0.1〜10μmのメルトブロー繊維を機械的に引き
    ちぎり、擦過して、繊維長が1〜30mmのエレクトレ
    ット化した短繊維にする工程と、前記短繊維を綿状に集
    積して所要目付を有するウェブにする工程とを含むこと
    を特徴とする前記エア・フィルタの製造方法。化合物:ポリスチレン、ポリ塩化ビニリデン、ポリフッ
    化ビニリデン、ポリ塩化ビニル、p−ter−(ブチ
    ル、オクチル、ノニル、アミルまたはビス)フェノー
    ル、(ガムロジン、パラストリン酸、デヒドロアビエチ
    レン酸、イソビマール酸、ネオアビエチレン酸、ビマー
    ル酸、バラストリン酸等の)ロジン類、無水マレイン酸
    とアクリル酸との共重合物、パーフルオロアクリレー
    ト、ジメチルアミノエチルメタクリレート、ビニルピリ
    ジン、ソルビット。
  3. 【請求項3】 前記メルトブロー繊維を短繊維化する工
    程で、高速回転する針刃ロールを使用する請求項2記載
    の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記エレクトレット化が、前記メルトブ
    ロー繊維を機械的に引きちぎり、擦過することによって
    行われる請求項2記載の製造方法。
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