JPH0568665U - スタンプ装置 - Google Patents

スタンプ装置

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JPH0568665U
JPH0568665U JP876592U JP876592U JPH0568665U JP H0568665 U JPH0568665 U JP H0568665U JP 876592 U JP876592 U JP 876592U JP 876592 U JP876592 U JP 876592U JP H0568665 U JPH0568665 U JP H0568665U
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JP
Japan
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ink
printing
heat
stamp device
ink pad
Prior art date
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Pending
Application number
JP876592U
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English (en)
Inventor
隆司 奥村
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
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  • Printing Plates And Materials Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 新たなるフォーマットの印面を作成してか
ら、容易に印刷用紙に完全な印刷が得られ、使用者の印
刷の仕方によらず、常時安定した印刷品質を得られるス
タンプ装置を提供する。 【構成】 インクパッド14と感熱性孔版原紙15との
間に不織布30を設けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はスタンプ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、スタンプ装置として、例えば特公昭54−9523号公報に示されるよ うに、鉄筆やボールペンで文字、図形等を描いて穿孔した謄写原紙を用いた小型 携帯用のスタンプ装置が知られている。すなわち、そのスタンプ装置は、図4に 示すように、テーブル100と、インキ着けユニット102とを具備し、インキ 着けユニット102はそれに上下往復可能に支持される謄写原紙104を受けて 、下限状態において謄写印刷を行い、そして図4に示すように、上限状態におい て収納または休止することができるようになっている。
【0003】 また、特開昭63−17074号公報に示されるように、赤外線照射またはサ ーマルヘッドによって穿孔できる感熱性孔版原紙を用いた小型携帯用のスタンプ 装置も知られている。すなわち、そのスタンプ装置は、図5に示すように、枠体 108に穿孔された感熱性孔版原紙110とインク不通過性のカバーシート11 2とが互いに重なり合う状態にて装着された孔版印刷用原板106に、感熱性孔 版原紙110とカバーシート112との間にインクを貯容し、さらにインクを貯 容された孔版印刷用原板106をクッション層116と粘着層118とグリップ 部材120を備えた台座114よりなる押圧部130によって、印刷用紙に対し て押圧する事により孔版印刷を行なうようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の両スタンプ装置において、滲みの少ない美しい印刷仕上 がりを得る適正な粘度のインクの場合は、新たなフォーマットの印面を作成して から印刷を行う場合、版にインクを完全になじませるため、何回も試し印刷を行 うか、最初の何枚かは印刷が不完全な事を覚悟したうえで印刷用紙に印刷してい た。
【0005】 又、使用者の印刷の仕方によって印刷品質(滲み、かすれ、印影乾燥時間、印 刷回復時間、印刷保証回数等)に、ばらつきが生じるといった問題があった。
【0006】 本考案は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、新たなフォ ーマットの印面を作成してから、すぐに完全な印刷が得られると共に、使用者の 印刷の仕方によらず、常時安定した印刷品質が得られるスタンプ装置を提供する ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、本考案のスタンプ装置は、印刷画像を形成した孔 版原版と、インクを含浸したインク含浸体と、前記インク含浸体を前記孔版原版 に圧接するための押圧手段とを備え、前記孔版原版と前記インク含浸体の間に多 孔性支持体を設けた。
【0008】
【作用】
上記の構成を有する本考案のスタンプ装置では、押圧手段によりインク含浸体 を孔版原版に圧接し、孔版原版を透過したインクで印刷用紙に印刷する。この時 、孔版原版とインク含浸体の間に多孔性支持体を設けたため、多孔性支持体の濾 過性、柔軟性、吸水性、保水性、濡れ性が、新たなフォーマットの印面を作成し てから、すぐに印刷用紙に完全な印刷を得る事を可能にする。また使用者の印刷 の仕方によらず、常時安定した印刷品質が得られる。
【0009】
【実施例】
以下、本考案を具体化した実施例を図面を参照して説明する。
【0010】 まず図1を参照して本実施例のスタンプ装置の構成を説明する。
【0011】 本スタンプ装置は大きく分けて、握り部1と、押圧力保持部材2と、インクパ ッド保持体3と、台座4とから成る。
【0012】 握り部1は、メネジ部10と、第2バネ上部ストッパ部21とを具備し、押圧 力保持部材2とはメネジ部10、押圧力保持部材2のオネジ部5により固定され る。
【0013】 押圧力保持部材2は、オネジ部5と、係止部8と、上部ストッパ面12と、下 部ストッパ面20とを具備している。
【0014】 インクパッド保持体3は、係止面7と、第2バネ案内棒11と、第2バネ下部 ストッパ面13と、インクパッド14と、不織布30と、感熱性孔版原紙15と を具備している。印刷前は、図1に示すように係止面7を押圧力保持部材2の係 止部8により、第2圧縮コイルバネ9による反発力を保持し、台座4の印刷用紙 接地面16、すなわち印刷用紙17から常に一定の距離隔離された位置にインク パッド保持体3は配置される。また第2圧縮コイルバネ9は、握り部1の第2バ ネ上部ストッパ部21と、インクパッド保持体3の第2バネ案内棒11と、第2 バネ下部ストッパ面13とにより保持されており脱落することはない。
【0015】 台座4は、印刷用紙接地面16と、上面18と、第1バネ下部ストッパ部19 とを具備している。台座4は、印刷用紙17にスタンプ装置を固定させており、 印刷前には、インクパッド保持体3を第1圧縮コイルバネ6と握り部1と押圧力 保持部材2によって印刷用紙17からいつも一定の距離隔離された位置に配置す る。
【0016】 第1圧縮コイルバネ6にて握り部1と押圧力保持部材2は台座4の上面18迄 上側へ持ち上げられている。またインクパッド保持体3の係止面7も、押圧力保 持部材2の係止部8にて上側へ持ち上げられている。
【0017】 感熱性孔版原紙15は、図3に示すように、熱可塑性フィルム22と、接着剤 層23と、多孔性支持体24とで構成されており、熱可塑性フィルム22と多孔 性支持体24とは接着剤層23により接着されている。本実施例では熱可塑性フ ィルム22は、厚さ2μのポリエチレンテレフタレートフィルム(以下、PET フィルムと略す)であるが、他には例えばポリプロピレン、塩化ビニリデン−塩 化ビニル共重合体等のフィルムが挙げられる。
【0018】 PETフィルムの厚みとしては1μ〜4μが好ましい。1μ未満のものは製造 コストが高く、また強度も弱く実用的ではない。また、4μ以上のものでは定格 が50mJ/mm2程度の一般のサーマルヘッドでは厚すぎて穿孔できない。
【0019】 多孔性支持体24は、例えばマニラ麻、こうぞ、みつまた等の天然繊維、ポリ エチレンテレフタレート、ポリビニルアルコール、ポリアクリロニトリル等の合 成繊維、レーヨン等の半合成繊維を主原料とした多孔性薄葉紙が用いられる。
【0020】 インクパッド14と感熱性孔版原紙15との間に設けられた不織布30は、本 実施例では、繊維径2μ〜3μのポリプロピレンで、目付け量30g/m2〜6 0g/m2、厚み0.3mm〜0.6mm、通気度20cc/sec・cm2〜3 0cc/sec・cm2、気孔径30μ等の各種特性を満足している素材である。
【0021】 不織布30の形状は布状、綿状、紙状、レザー状と大きく分けて4つあるが、 本実施例では、布状が好ましい。それは、しなやかで薄く、ソフトな風合いをも つタイプであるため、インクパッド14と、感熱性孔版原紙15と、印刷用紙1 7とにフィットしやすいためである。
【0022】 不織布30の代表的な機能として、濾過性、保温性、成型性、柔軟性、吸水性 、保水性、濡れ性、絶縁性、導電性、耐候性、耐薬品性があげられる。これら各 種機能の中で、柔軟性、保水性、濡れ性が、新たなフォーマットの印面を作成し てから、すぐに印刷用紙に完全な印刷を得る事を可能にする。濡れ性は、不織布 30の表面の濡れ具合いを表わす特性である。通常、滲みの少ない美しい印刷仕 上がりを得る適正なインク粘度は数万CPS以上であるがそのインクがインクパ ッド14から転写されて感熱性孔版原紙15に完全になじむのに数十回の試し印 刷が必要であった。本実施例のように不織布30をインクパッド14と感熱性孔 版原紙15の間に設けることにより、感熱性孔版原紙15とインクパッド14が 密着しやすくなり、試し印刷なしで、あるいは1、2回の試し印刷で完全になじ むようになる。
【0023】 濾過性、柔軟性、吸水性、保水性が使用者の印刷の仕方によらず、常時安定し た印刷品質(滲み、かすれ、印影乾燥時間、印刷回復時間、印刷保証回数等)を 得る事を可能にする。使用者が過大な押圧力で印刷した場合でも不織布30がフ ィルタの役目をし、インクが出すぎることがない。濾過性は、不織布30が微細 なポーラス構造でできており狙った粒子のみ確実に透過しインクのぼた落ちを防 ぐ。柔軟性は、不織布30とインクパッド14と感熱性孔版原紙15とを確実に 密着させる。吸水性は、不織布30はインクパッド14より気孔径が細かいため 、毛細管力が高くなってインクパッド14からインクの吸い出しを良くする。保 水性は、不織布30が微細なポーラス構造でできておりインクの保持体の役目を 果たしインクのぼた落ちを防ぐ。
【0024】 次に作用を説明する。
【0025】 まず最初に感熱性孔版原紙15に印刷画像を形成する。この形成方法は図示し ないが、サーマルヘッド等を使用して、画像情報に応じて感熱性孔版原紙15の 熱可塑性フィルム22面を選択的に加熱溶融することにより、感熱性孔版原紙1 5に穿孔画像を形成して製版する。穿孔画像が形成された感熱性孔版原紙15は 、穿孔画像領域が不織布30のインク塗布面に、多孔性支持体24側を密着され た状態で取り付けられる。
【0026】 感熱性孔版原紙15をインクパッド保持体3に取り付け、図2に示すように、 握り部1を第1圧縮コイルバネ6に逆らって下方に押圧することにより、インク パッド保持体3は握り部1の移動と伴って移動し、印刷用紙17に近づく。
【0027】 握り部1にさらに押圧を加えるに従って、感熱性孔版原紙15の熱可塑性フィ ルム22面が、対向する印刷用紙17に密着する。
【0028】 更に第2圧縮コイルバネ9及び第1圧縮コイルバネ6に逆らって下方に押圧す ることにより、インクパッド14が圧縮され、係止面7と係止部8が離脱し、下 部スットパ面20が印刷用紙17に接する。
【0029】 この時、第2圧縮コイルバネ9の反発力にて、インクパッド14が更に圧縮さ れ、インクパッド14より含浸されたインクが不織布30により定量、感熱性孔 版原紙15の多孔性支持体24を通って穿孔部分から滲み出して、印刷用紙17 にインクが転写され穿孔画像に対応した画像が形成される。
【0030】 以上、詳述したことから明らかなように、不織布30の濾過性、柔軟性、吸水 性、保水性、濡れ性を利用する事により、新たなるフォーマットの印面を作成し てから、すぐに印刷用紙に完全な印刷が得られ、使用者の印刷の仕方によらず、 常時安定した印刷品質(滲み、かすれ、印影乾燥時間、印刷回復時間、印刷保証 回数等)が得られる事になる。
【0031】 以上、本考案はこのような実施例に何等限定されるものではなく、本考案の要 旨を逸脱しない範囲において種々なる態様で実施し得る。
【0032】 例えば、不織布30は天然繊維、再生繊維、半合成繊維、合成繊維、無機繊維 、各種混合繊維等、種々なる態様でよい。
【0033】
【考案の効果】
以上、詳述したことから明らかなように、本考案のスタンプ装置では、孔版原 版とインク含浸体の間に多孔性支持体を設けたため、多孔性支持体の濾過性、柔 軟性、吸水性、保水性、濡れ性が、新たなフォーマットの印面を作成してから、 すぐに印刷用紙に完全な印刷を得る事を可能にする。また使用者の印刷の仕方に よらず、常時安定した印刷品質が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】印刷前のスタンプ装置の断面図である。
【図2】印刷中のスタンプ装置の断面図である。
【図3】感熱性孔版原紙の断面図である。
【図4】従来のスタンプ装置の断面図である。
【図5】従来のスタンプ装置の斜視図である。
【符号の説明】
1 握り部 2 押圧力保持部材 3 インクパッド保持体 6 第1圧縮コイルバネ 9 第2圧縮コイルバネ 11 第2バネ案内棒 14 インクパッド 15 感熱性孔版原紙 30 不織布

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷画像を形成した孔版原版と、インク
    を含浸したインク含浸体と、前記インク含浸体を前記孔
    版原版に圧接するための押圧手段とを備えるスタンプ装
    置において、 前記孔版原版と前記インク含浸体の間に多孔性支持体を
    設けたことを特徴とするスタンプ装置。
JP876592U 1992-02-26 1992-02-26 スタンプ装置 Pending JPH0568665U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP876592U JPH0568665U (ja) 1992-02-26 1992-02-26 スタンプ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP876592U JPH0568665U (ja) 1992-02-26 1992-02-26 スタンプ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0568665U true JPH0568665U (ja) 1993-09-17

Family

ID=11702010

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP876592U Pending JPH0568665U (ja) 1992-02-26 1992-02-26 スタンプ装置

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JP (1) JPH0568665U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6186280A (ja) * 1984-10-04 1986-05-01 Haruo Yasojima スタンプパツド用芯材

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6186280A (ja) * 1984-10-04 1986-05-01 Haruo Yasojima スタンプパツド用芯材

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