JP3049591U - 押印具 - Google Patents

押印具

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JP3049591U
JP3049591U JP1997009191U JP919197U JP3049591U JP 3049591 U JP3049591 U JP 3049591U JP 1997009191 U JP1997009191 U JP 1997009191U JP 919197 U JP919197 U JP 919197U JP 3049591 U JP3049591 U JP 3049591U
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JP
Japan
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stamping tool
ink
tool according
fitting portion
fitting
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JP1997009191U
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English (en)
Inventor
正幸 川崎
正光 長濱
明伸 赤坂
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Pentel Co Ltd
Original Assignee
Pentel Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構造にて複数の印面を有する押印具を
一体的に扱うことができる。 【解決手段】 押印具本体に、同形状の別の本体が着脱
自在に嵌合し得る前嵌合部及び後嵌合部を備える。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、印面を被印字面に押し付けることにより文字や図形等を印字してな る押印具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、印面として、文字や図形等の形に、感熱孔版原紙にインキ通孔を形成し たものや連通多孔体やゴム等の弾性体の印面となる部分に凹凸加工を施した押印 具が知られている。本体の内部にインキを収容するものや印面をスタンプ台や朱 肉などに付けてインキを転写して使用するものなどがある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の押印具は、通常、一つの押印具に一つの印面を有しているが、内容の異 なる複数の印字を行う要望があった。そこで、印面として複数の面を有する回転 体を使用するものもあるが、回転体の取り付け構造や回転係止構造等が複雑とな る問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
即ち、本考案は、印面部を有する本体に、同形状の別の本体が着脱自在に嵌合 し得る前嵌合部及び後嵌合部を備えてなる押印具を要旨とする。
【0005】
【実施例】
以下、図面に基づき一例について説明する。 図1に示す一例は、基本的には、印面が形成されている押印具本体Aと非使用 時に印面が不要なものに接触しないようにするため及び印面よりインキが乾燥す ることを抑制するためのキャップ体Bと押印具本体Aの後部に嵌合する頭冠Cと よりなっている。押印具本体Aは、感熱孔版により文字や図形の形にデザインし た複数の微細なインキ通孔(図示せず)を有する感熱孔版原紙1とウレタンなど の連通多孔を有する弾性部材からなるインキ吸蔵体2とこのインキ吸蔵体2の配 置される箱体3と感熱孔版原紙取付用のホルダー4とからなっており、ホルダー 4により感熱孔版原紙1を張力をかけた状態で箱体3に取り付けることにより感 熱孔版原紙1と箱体3との間にインキ吸蔵体2を挟み込んでいる。
【0006】 押印具本体Aは、キャップ体Bに対する乗り越え嵌合用の外方凸部5及び頭冠 Cに対する乗り越え嵌合用の内方凸部6が形成されている前後に伸延したスカー ト部7を有しており、スカート部7の前方部外壁に外方凸部5が、後方内壁に内 方凸部6が位置している。これに対してキャップ体Bの内壁にには、本体Aの内 方凸部6と同形状の内方凸部8が、頭冠Cの外壁には本体Aの外方凸部5と同形 状の外方凸部9が形成されている。よって、図2に示すように複数の本体Aに対 して、それぞれの外方凸部5と内方凸部6を嵌合させることによって複数の本体 Aを連結させ一体的に構成することができる。
【0007】 また、本体Aの側面図である図3にも示すように、スカート部7の前方部外壁 に形成された外方凸部5は2つ一組で周方向に対峙しており、本体A又はキャッ プ体Bの内方凸部6を挟持して嵌合するものであり、対峙する外方凸部5間には 、嵌合着脱時に部材の変形を助けるスリット10が形成されている。同様に、頭 冠Cの側面図である図4にも示すように、頭冠Cの外方凸部5は2つ一組で周方 向に対峙しており、本体A又はキャップ体Bの内方凸部6を挟持して嵌合するも のであり、対峙する外方凸部5間には、嵌合着脱時に部材の変形を助けるスリッ ト10が形成されている。
【0008】 感熱孔版原紙1は、熱や光のエネルギーにより文字や画像の形に穿孔されるこ とで印面11を形成するが、本例のものは、ポリエチレンテレフタレート製の熱 可塑性フィルム層とビニロン繊維製の多孔性支持体層とを接着剤層を介在させて 接着したものである。多孔性支持体としては、マニラ麻、こうぞ、みつまたなど の天然繊維、テトロン、ビニロン、ポリエステル、ポリプロピレン、アクリルな どの合成繊維、レーヨンなどの半合成繊維を主原料としたシート状の繊維集束体 が例示でき、インキが通過することを考慮して、繊維の太さは15μm〜60μ m程度が好ましく、繊維間の間隔は30μm〜200μm程度が好ましい。特に 、シート状の繊維集束体が不織布である場合には坪量3g/m2 〜20g/m2 程度が好ましい。また、熱可塑性フィルムとしては、ポリ塩化ビニリデン、ポリ 塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポ リエチレン、エチレン酢酸ビニルなどの熱可塑性合成樹脂の単独あるいは混合物 が例示できる。又、熱可塑性フィルム層と多孔性支持体層とを接着する接着剤と しては、酢酸ビニル系合成樹脂、塩化ビニリデン系合成樹脂、塩化ビニル系合成 樹脂の溶液などが例示できる。感熱孔版原紙1は多孔性支持体層側の面をインキ 吸蔵体2と接触させている。
【0009】 ここで、インキ吸蔵体2に吸蔵するインキは、従来公知のスタンプ用インキが 使用できるが、本例では、フェノール樹脂とポリエチレングリコールとフタロシ アニン系油性染料からなる粘度18000cps(25℃)のインキを使用して いる。特に、感熱孔版原紙1のインキ透孔よりのインキの吐出性を考慮し、東京 計器製ELD型粘度計(3°×R9.7コーンロータ、回転数0.5rpm)で 測定した(但し、35000cpsを超えるものについては東京計器製ELD型 粘度計(STロータ、回転数2.5rpmで測定))時に、粘度10000〜3 8000cps(25℃)のものが好ましく、また、感熱孔版原紙の材質を溶か したり反応したりするものは避ける必要がある。更に、部材間よりのインキ洩れ をできるだけ抑制するためにインキ自体の浸透性を比較的低いものとしたり、各 種ゲル化剤を添加するなどしてインキ自体にチクソ性を持たせるなどしておくと 好ましいと言える。
【0010】 箱体3の底面図である図5にも示すように、箱体3は、断面櫛歯状に適宜間隔 を配して複数並列させた押圧板12を一体に有している。各押圧板12間は、一 時的にインキが移動する空間であるインキ逃げ部13であり、箱体3の印面に対 する背面部に形成した通気孔14に連通している。本体Aに頭冠Cを取り付けた 場合、若しくは複数の本体Aを連結させた場合、それぞれに形成された通気孔1 4は嵌合させたものによって隠れることになるが、この嵌合は非気密性の嵌合と してあるので、押印操作によるインキ吐出による内圧変化を抑制するインキ/空 気置換は達成される。
【0011】 感熱孔版原紙1を被印字物(図示せず)に押し付けると、インキ吸蔵体2は押 圧板12により押し潰される。押し潰されることによる体積減少分のインキがイ ンキ吸蔵体2より開放されることになるが、感熱孔版原紙1近傍に存在したイン キはインキ透孔を通じて被印字物に付与され、それ以外はインキ逃げ部13に移 動する。インキ吸蔵体2より吐出されたインキのすべてが印面のインキ通孔を通 じて吐出されると押印跡の滲みや乾燥の遅れにより他のものを汚すことがあり、 鮮明な像を形成する上で問題となるばかりか、通常インキ通孔は微細な孔であり 、この微細な孔から一度に過剰なインキが出ようとすると部材間の隙間よりのイ ンキ洩れの原因ともなるが、過剰なインキを一時的にインキ逃げ部13に移動さ せることにより、印面11のインキ通孔より吐出されるインキ量をコントロール している。インキ吸蔵体2への押圧が解除され、インキ吸蔵体2の形状が弾性的 に復元するとインキ逃げ部13に移動していたインキが再びインキ吸蔵体2に戻 ることになる。
【0012】 頭冠Cの底面図である図6に示すように、頭冠Cの側部には紐や鎖等を通すこ とができる取付輪部15が形成されている。ここにキーホルダーのリングを通す などしてもよく、携帯に役立つ。図7に他の一例の本体を表す上面図を示すが、 取付輪部15を本体Aの側壁に形成した例である。同様にキャップ体にも取り付 け輪部を形成してもよく、いずれかの部材に一つだけ形成しても全ての部材の同 じ位置に形成してもよい。全ての部材に形成した場合には、それぞれを一つの紐 にて連結すれば部材の紛失も防止できる。
【0013】 図8に示したものは、頭冠Cの変形例を示す断面図である。頭冠の上面に押印 操作時に把持するための凹部16と凸部17が形成されている。この凹部16及 び凸部17は、印面11を形成する際に機械に把持させるガイド部分とすること もできる。
【0014】
【考案の効果】
本考案の押圧具は、簡単な構造にて複数の印面を一体的に取り扱うことができ るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】一例を示す断面図。
【図2】嵌合状態を示す断面図。
【図3】部材を示す側面図。
【図4】部材を示す側面図。
【図5】部材を示す下面図。
【図6】部材を示す下面図。
【図7】変形例を示す側面図。
【図8】変形例を示す断面。
【符号の説明】
A 押印具本体 B キャップ体 C 頭冠 1 感熱孔版原紙 2 インキ吸蔵体 3 箱体 4 ホルダー 5 外方凸部 6 内方凸部 7 スカート部 8 内方凸部 9 外方凸部 10 スリット 11 印面 12 押圧板 13 インキ逃げ部 14 通気孔 15 取付輪部 16 凹部 17 凸部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年12月25日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項9
【補正方法】変更
【補正内容】

Claims (9)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印面部を有する本体に、同形状の別の本
    体が着脱自在に嵌合し得る前嵌合部及び後嵌合部を備え
    てなる押印具。
  2. 【請求項2】 前記嵌合部が互いの凸部を乗り越える凹
    凸嵌合部であることを特徴とする請求項1に記載の押印
    具。
  3. 【請求項3】 前記前嵌合部が非使用時に印面を保護す
    るキャップ体に対するキャップ嵌合部であることを特徴
    とする請求項1又は2いずれかに記載の押印具。
  4. 【請求項4】 前記前嵌合部が、前記本体の側部に突出
    するスカート部の前方外壁に形成され、前記後嵌合部が
    該スカート部の後方内壁に形成されていることを特徴と
    する請求項1乃至3いずれかに記載の押印具。
  5. 【請求項5】 前記印面部が、熱可塑性樹脂フィルムを
    有する感熱孔版原紙により形成されていることを特徴と
    した請求項4に記載の押印具。
  6. 【請求項6】 前記本体が内部にインキを吸蔵するイン
    キ吸蔵体を収容すると共に、印面に対する背面にインキ
    吸蔵体に至る通気孔を形成し、前記後嵌合部は、通気孔
    を隠蔽しつつ非気密性の嵌合をなす頭冠との嵌合部であ
    ることを特徴とした請求項1乃至5のいずれかに記載の
    押印具。
  7. 【請求項7】 前記本体の外側壁に取付輪部を突出形成
    したことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載
    の押印具。
  8. 【請求項8】 前記頭冠に取付輪部を突出形成したこと
    を特徴とする請求項6に記載の押印具。
  9. 【請求項9】 前記頭冠に押印操作時の把持凹部を形成
    したことを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載
    の押印具。
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