JP3511047B2 - 押印具 - Google Patents

押印具

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JP3511047B2
JP3511047B2 JP26252496A JP26252496A JP3511047B2 JP 3511047 B2 JP3511047 B2 JP 3511047B2 JP 26252496 A JP26252496 A JP 26252496A JP 26252496 A JP26252496 A JP 26252496A JP 3511047 B2 JP3511047 B2 JP 3511047B2
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正幸 川崎
正光 長濱
明伸 赤坂
郁夫 高岸
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、インキ吸蔵体の一
面に文字や図形等の形にインキ透孔を形成した印面シー
トを取り付け、インキ吸蔵体を押圧して印面シートを被
印字面に押し付けることによりインキ通孔よりインキを
吐出し文字や図形等を印字してなる押印具に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、文字や図形等の形に形成したイン
キ通孔を通じてインキ吸蔵体中のインキを吐出させてな
る押印具が知られている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】従来の押印具は、押印
の度に印面を朱肉やスタンプパッドに付ける必要がない
という利点を有している。しかし、インキ吸蔵体中のイ
ンキを印面のインキ通孔より吐出させるためには、押圧
操作等によってインキ吸蔵体より強制的にインキを吐き
出させる必要があるが、押圧操作の際に適当な力を掛け
ることは難しく、押し過ぎてインキの過剰吐出を招き、
印字跡が滲んだり、なかなか乾燥せずに手や衣服などを
汚すなどの不具合や、押し力不足で鮮明な印字跡が得ら
れなかったりするという問題があった。また、押圧操作
によりインキ吸蔵体より開放されたインキが部材間より
洩れだすことがあり、部材同士を液密に接着すると組立
作業の煩雑性や部品点数が増加することによるコストア
ップを招くものであった。 【0004】 【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、押圧部
材に取付けられたインキ吸蔵体(2)の一面に文字や図
形等の形にインキ透孔を形成した印面シート(1)を取
り付け、押圧部材を押圧することによりインキ吸蔵体を
押圧して印面シートを被印字面に押し付けることにより
インキ通孔よりインキを吐出し文字や図形等を印字して
なる押印具において、記押圧部材(3)の少なくとも該
インキ吸蔵体(2)側に、外部に開口する空気孔(8)
に連通する空間であるインキ逃げ部(7)を形成したイ
ンキ吸蔵体の一面に文字や図形等の形にインキ透孔を形
成したことを特徴とする押印具を要旨とする。 【0005】 【作用】押圧部材を断面櫛歯状の押圧板を並列させたも
のや格子状として、直接インキ吸蔵体を押圧する押圧面
の間に空間部分としてインキ逃げ部を形成することによ
り、押圧操作により容積が減少したインキ吸蔵体中の容
積減少分のインキは、印面のインキ通孔から吐出するだ
けではなく、その一部は同時にインキ逃げ部にも移動す
る。インキ吸蔵体中の容積減少分のインキの内、インキ
吸蔵体中で印面に近い位置に存在したインキは印字に使
用されるがその他ほとんどのインキはインキ逃げ部に一
時的に移動する。一般的には印面におけるインキ透孔は
微細な孔であり、一度に大量のインキが通過することは
できないが、インキ逃げ部は直接インキ吸蔵体に開放さ
れているので一度に大量のインキが移動することができ
る。よって、大きな押圧力に手印字操作(押圧操作)を
行ってもインキ通孔より過剰なインキ吐出は極力抑制さ
れたものとなると共にインキ洩れの抑制にもなる。 【0006】 【実施例】以下、図面に基づき一例について説明する。
図1に示したものは、本発明の押印具の一例を示す断面
図である。基本的には、印面が取り付けられている押印
具本体Aと非使用時に印面が不要なものに接触しないよ
うにするため及び印面よりインキが乾燥することを抑制
するためのキャップ体Bとからなっている。押印具本体
Aは、感熱孔版により文字や図形の形に形成したインキ
通孔を有する印面シート1とウレタンなどの連通多孔を
有する弾性部材や繊維集束体等からなるインキ吸蔵体2
と押圧部材3と印字シート取付用のホルダー4からなっ
ており、ホルダー4により印面シート1を押圧部材3に
取り付けることにより印面シート1と押圧部材3との間
にインキ吸蔵体2を挟み込んでいる。インキ吸蔵体2に
吸蔵するインキは、従来公知のスタンプ用インキが使用
できるが、本例では、フェノール樹脂とポリエチレング
リコールとフタロシアニン系油性染料からなる粘度18
000cps(25℃)のインキを使用している。特
に、印面シート1のインキ透孔よりのインキの吐出性を
考慮し粘度15000〜20000cps(25℃)の
ものが好ましく、また、印面シートの材質を溶かしたり
反応したりするものは避ける必要がある。更に、部材間
よりのインキ洩れをできるだけ抑制するためにインキ自
体の浸透性を比較的低いものとしておくと好ましいと言
える。 【0007】本例のもののように、印面として薄いシー
ト状のものを使用する場合は、印面を極力平面となるよ
うにすることが必要である。印面がシート状のもののし
わ等により凹凸が形成されてしまったものでは、印字跡
と共に不要なしわの跡が印字されてしまい、印字跡が不
鮮明となる。図1のI部拡大図である図2に示すよう
に、ホルダー4は、外周部に押圧部材3に対して液密に
周状当接する嵌着部4aを有し、周状の内方突出部の最
内部を印面シート1を挟持するための弾性部4bとし、
該部に印面シート1の取り付けガイドとなる曲面部4c
及び固定リブ4dを有している。印面シート1及びイン
キ吸蔵体2を押圧部材3に取り付けるにあたっては、押
圧部材3の所定部にインキを吸蔵させたインキ吸蔵体2
を置きその上にホルダー4の固定リブ4dにて区画され
るホルダー4の内孔より大きい印面シート1を被せる。
次いで、ホルダー4を印面シート1を抑えながら押圧部
材3に嵌める。印面シート1は、弾性部4bの曲面部4
cと固定リブ4dに押さえられ、周囲から外方向に引っ
張られながら固定リブ4cにて固定される。よって、印
面シート1はその印面に比較的しわが寄らない状態で固
定されることになる。 【0008】また、ホルダー4は、キャップ体Bに対す
る着脱嵌合部4eを有しており、キャップ体Bの嵌合突
起(図示せず)と係合する。ここで、着脱嵌合部4e
は、印面シート1の突出長さを規定し、押圧量を規制し
ている。即ち、着脱嵌合部4eとインキ吸蔵体2の配置
位置又はインキ吸蔵体2の厚みとの関係で押圧量を規制
し、インキの吐出量を調整することができるものであ
る。 【0009】押圧部材3は、外部に押圧操作用の把持部
5を有している。また、押圧部材3のインキ吸蔵体2を
配置する部分を示す図1のII方向に相当する矢視図で
ある図3にも示すように、内部は、断面櫛歯状となるよ
う押圧板6を適宜間隔を配して複数並列させたようにな
っている。各押圧板6間は、一時的にインキが移動する
空間であるインキ逃げ部7であり、図1に示すように外
部に開口する状態で頂部に形成した空気孔8に連通して
いる。印面シート1を被印字面(図示せず)に押し付け
ると、インキ吸蔵体2は押圧板6により押し潰される。
押し潰されることによる体積減少分のインキがインキ吸
蔵体4より開放されることになるが、印面シート1近傍
に存在したインキはインキ透孔を通じて被印字面に付与
され、それ以外はインキ逃げ部7に移動する。本例にお
いて、インキ吸蔵体4のインキ逃げ部7に開放する部分
の面積は、印面シート1のインキ通孔の面積よりも大き
く、インキが移動し易くなっているが、インキ吸蔵体2
の押圧される側の面の面積の20〜80%であればよ
い。インキ吸蔵体4のインキ逃げ部7に開放する部分の
面積を極力広くしつつインキ吸蔵体を極力均一に押すよ
うなすには、押圧板の一枚一枚を薄くし数を多くすれば
よい。 【0010】図4に他の一例を示す。図3に相当する図
として示してある。押圧板6を平板とせず、曲板とした
例である。このようにすることによって、押圧時の押圧
板6の強度を高めることができる。また、押圧面9を形
成する部材を板状としたことによって、押圧部材3の見
かけ上の厚みを少なくでき、合成樹脂の射出成形品とし
た場合の成形時の肉ひけ(偏肉)を極力防止し得る。 【0011】図5に更に他の一例を示す。図3に相当す
る図として示してある。インキ吸蔵体2と当接する押圧
面9を格子状とした例である。インキ逃げ部7は、押圧
面9間に円形の空間として形成されている。押圧面9が
連結したものとなっていることで押圧力に対する強度が
得られるものである。 【0012】図6に更に他の一例を示す。図3に相当す
る図の90度回転した方向の断面図として示してある。
押圧部材3を直接インキ吸蔵体2を押圧する部材とせず
に、インキ吸蔵体2と押圧部材3との間に硬質の合成樹
脂などで形成した押圧盤10を介在させたものである。
押圧盤10は、斜視図である図7にも示すように、イン
キの通過する孔11が形成されており、孔11が押圧部
材3の内部空間であるインキ逃げ部7へのインキ通路と
なっている。孔11の形状や位置は適宜であり、図示の
もの以外に、円形のものや曲線状のものなどでもよい。
また、金網状のシートとしてもよい。 【0013】 【発明の効果】本発明の押圧具は、インキの過剰吐出や
吐出不足が極力抑制され、安定した印字跡の品質が得ら
れるとともに、部材間よりのインキ洩れも極力抑制する
ことができるものである。
【図面の簡単な説明】 【図1】一例を示す断面図。 【図2】図1の要部拡大図。 【図3】押圧部材3の図1におけるII方向矢視図。 【図4】他の一例を示す図3相当図。 【図5】更に他の一例を示す図3相当図。 【図6】更に他の一例を示す図3相当図。 【図7】部材を示す斜視図。 【符号の説明】 A 押印具本体 B キャップ体 1 印面シート 2 インキ吸蔵体 3 押圧部材 4 ホルダー 4a 嵌着部 4b 弾性部 4c 曲面部 4d 固定リブ 4e 着脱嵌合部 5 把持部 6 押圧板 7 インキ逃げ部 8 空気孔 9 押圧面 10 押圧盤 11 孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高岸 郁夫 埼玉県草加市吉町4−1−8 ぺんてる 株式会社 草加工場内 (56)参考文献 特開 平7−329405(JP,A) 実開 昭63−191050(JP,U) 実開 昭53−88208(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41K 1/32 B41K 1/44

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 押圧部材に取付けられたインキ吸蔵体
    (2)の一面に文字や図形等の形にインキ透孔を形成し
    た印面シート(1)を取り付け、押圧部材を押圧するこ
    とによりインキ吸蔵体を押圧して印面シートを被印字面
    に押し付けることによりインキ通孔よりインキを吐出し
    文字や図形等を印字してなる押印具において、前記押圧部材(3)の少なくとも該インキ吸蔵体(2)
    側に、外部に開口する空気孔(8)に連通する空間であ
    インキ逃げ部(7)を形成したことを特徴とする押印
    具。
JP26252496A 1996-09-11 1996-09-11 押印具 Expired - Fee Related JP3511047B2 (ja)

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