JPH11216941A - 押印具 - Google Patents

押印具

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Publication number
JPH11216941A
JPH11216941A JP3391498A JP3391498A JPH11216941A JP H11216941 A JPH11216941 A JP H11216941A JP 3391498 A JP3391498 A JP 3391498A JP 3391498 A JP3391498 A JP 3391498A JP H11216941 A JPH11216941 A JP H11216941A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
ink absorption
hole
stamping
occluding body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3391498A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Kawasaki
正幸 川崎
Masamitsu Nagahama
正光 長濱
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pentel Co Ltd
Original Assignee
Pentel Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Pentel Co Ltd filed Critical Pentel Co Ltd
Priority to JP3391498A priority Critical patent/JPH11216941A/ja
Publication of JPH11216941A publication Critical patent/JPH11216941A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 押印具本体を横向きに放置した後に押印して
も印字跡に濃淡やカスレが極力発生しない押印具を得
る。 【解決手段】 インキ吸蔵対中を移動するインキの移動
の障害となる空間を形成した押印具。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明に属する技術分野】本発明は、本体内に配置した
インキ吸蔵体の一面に文字や図形等の形にインキ透孔を
形成する印面シートを取り付け、この印面シートにイン
キ透孔を穿孔した後被印字面に押し付け前記インキ吸蔵
体を押し潰してインキ透孔よりインキを吐出させ文字や
図形等を印字してなる押印具に関する。
【0002】
【従来の技術】本体内に、ポリウレタンのような連続多
孔質や、アクリル繊維、ポリエステル繊維、パルプ繊維
等の天然又は合成繊維の集束体からなるインキ吸蔵体を
配置する従来の押印具は、押印の度に印面を朱肉やスタ
ンプパットに付ける必要がないという利点を有してい
る。即ち、スタンプ本体を押圧するとインキ吸蔵体を押
し潰して含浸されたインキを強制的に押し出し、印面に
おいて所望の形状に形成されたインキ透孔よりインキを
吐出され、文字や図形等が印字されるものである。よっ
て、インキ吸蔵体に弾力性を持もたせるためや、10,
000cps〜40,000cpsという高粘度のイン
キの移動を円滑にするために、インキ吸蔵体内のインキ
が移動する空間は比較的目の粗いもの(空間としての換
算体積比率が大きいもの)が使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】インキ吸蔵体内におい
て経時的にインキが自重等で移動して偏り、印面を横に
して放置した場合など印字跡に濃淡やカスレが生じると
いう問題があった。インキ吸蔵体を密なものとするとイ
ンキの移動が抑制されインキの偏りが抑制されるが、印
字する際のインキ移動もし難くなり、インキ吐出が円滑
に行われず結局印字跡のカスレが発生することになる
し、インキ吸蔵体に吸蔵できるインキ量も少なくなって
しまう。本発明の目的は、簡単でコストのかからない構
造により、スタンプがどのような向きに長時間放置され
ても、インキ吸蔵体内のインキに偏りが生じることを極
力抑制し、印字跡に濃淡やカスレの生じ難い押印具を提
供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明の第1の要
旨は、本体内に配置したインキ吸蔵体の一面に文字や図
形等の形にインキ透孔を形成する印面シートを取り付
け、この印面シートにインキ透孔を穿孔した後被印字面
に押し付け前記インキ吸蔵体を押し潰してインキ透孔よ
りインキを吐出させ文字や図形等を印字してなる押印具
において、前記インキ吸蔵体を複数並列して配置すると
共に、各インキ吸蔵体間に実質的に毛細管力の働かない
大きさの空間部を形成したことを特徴とする押印具であ
る。また、第2の要旨は、本体内に配置したインキ吸蔵
体の一面に文字や図形等の形にインキ透孔を形成する印
面シートを取り付け、この印面シートにインキ透孔を穿
孔した後被印字面に押し付け前記インキ吸蔵体を押し潰
してインキ透孔よりインキを吐出させ文字や図形等を印
字してなる押印具において、前記インキ吸蔵体内に実質
的に毛細管力の働かない大きさの貫通孔を形成したこと
を特徴とする押印具である。
【0005】
【実施例】図1に示したものは、本発明の押印具の一例
を示す断面図である。基本的には、印面が取り付けられ
ている押印具本体Aと非使用時に印面が不要なものに接
触しないようにするため及び印面よりインキが乾燥する
ことを抑制するためのキャップ体Bとからなっている。
【0006】押印具本体Aは、感熱孔版により文字や図
形の形にデザインした複数の微細なインキ通孔(図示せ
ず)を有する印面シート1と、ウレタンなどの連通孔を
有する弾性部材からなるインキ吸蔵体2と、このインキ
吸蔵体2の配置される箱体3と、印面シート取付用のホ
ルダー4とからなっており、ホルダー4により印面シー
ト1を張力をかけた状態で箱体3に取り付けることによ
り印面シート1と箱体3との間にインキ吸蔵体2を挟み
込んでいる。
【0007】印面シート1のインキ通孔の形成される印
面5は箱体3よりも突出して位置している。この突出は
実質的にインキ吸蔵体2が箱体3突出していることによ
るもので、押印操作時に被印刷物に印面5を押し付ける
とインキ吸蔵体2が突出している長さ分だけインキ吸蔵
体2を押し潰して、吸蔵するインキをインキ通孔より吐
出して印字跡を形成する。また、箱体は押印操作する際
に把持する取っ手6を有しており、該取っ手6に形成し
た凹部7を印面5に穿孔する装置(図示せず)へのガイ
ドとしている。
【0008】また、箱体3は、インキ吸蔵体2の設置さ
れる内部に断面櫛歯状に適宜間隔を配して複数並列させ
た押圧板8を一体に有している。各押圧板8間は、一時
的にインキが移動する空間であるインキ逃げ部9であ
り、箱体3の頂部に形成した通気孔10に連通してい
る。印面シートのない状態の押印具本体Aを印面側から
見た図2にも示すように、本例では押圧板8上にインキ
吸蔵体2を4つ設置しており、各インキ吸蔵体2の間に
は実質的に毛細管力の働かない隙間11を形成してい
る。
【0009】押圧操作の際にインキ吸蔵体2より吐出さ
れるインキは、印面のインキ通孔より吐出され印字跡と
なるかインキ逃げ部9又は隙間11に一時的に移動する
かであり、インキ逃げ部9に移動したインキは押圧力が
解除されればそのままもとのインキ吸蔵体2に戻るし、
隙間11に吐出されたインキは印字に共されるか押圧力
が解除されたときにインキ吸蔵体2に戻るかする。
【0010】このように、各インキ吸蔵体の間に実質的
に毛細管力の働かない隙間11を形成することにより、
押印具本体Aが斜めや横向きに放置された際に、インキ
吸蔵体と各インキ吸蔵体同志でのインキ移動が遮断され
るので印字跡の濃淡やカスレが極力抑制される。
【0011】ここでインキ吸蔵体2に吸蔵するインキ
は、従来公知のスタンプ用インキが使用できるが本例で
は、フェノール樹脂とポリエチレングリコールとフタロ
シアニン系油性系染料からなる粘度18000cps
(25℃)のインキを使用している。このようなインキ
を使用した場合の実質的に毛細管力の働かない隙間11
は最小幅部分が約0.5mm以上である。特に、インキ
粘度は印面シート1のインキ透孔よりのインキの吐出性
を考慮し、東京計器製ELD型粘度計(3°×129.
7コーンロータ、回転数0.5rpm)で測定した(但
し、35000cpsを越えるものについては東京計器
製ELD型粘度計(STロータ、回転数2.5rpmで
測定)時に、粘度10000〜38000cps(25
℃)のものが好ましい。また、印面シートの材質を溶か
したり反応したりするものは避ける必要がある。更に部
材間によりインキ洩れをできるだけ抑制するためにイン
キ自体の浸透性を比較的低いものとしたり、各種ゲル化
剤を添加するなどしてインキ自体にチクソ性をもたせる
などしておくと好ましいと言える。
【0012】図3は、基本的に1つのインキ吸蔵体2を
使用して、そのインキ吸蔵体中に実質的に毛細管力の働
かない大きさの貫通孔12を形成したものの一例であ
る。即ち、一枚のシート状インキ吸蔵体2に複数の長円
形の貫通孔12をそれぞれ90度づつ方向をかえて並列
させ、インキ吸蔵体2部分においてできるだけ長い直線
がどの方向においても引けないように位置させたもので
ある。このようにすることによって、押印具本体Aを横
向きにして放置した場合にも、貫通孔12がインキ吸蔵
体2中のインキの移動の障害となり、極端に移動しなく
なり、インキ吸蔵体全体としてはインキの偏りが抑制さ
れたものとなる。
【0013】ここで、考慮すべきは貫通孔12の大きさ
であり、上述の例のように最小幅が0.5mm以上とす
ることによって実質的に貫通孔12に毛細管力を働かな
い空間とすることができ、インキ移動の障壁として有効
に機能するものと考えられる。また、印面におけるイン
キの吐出を考慮して、貫通孔12に該当する部分に印字
抜けが発生しないようにするには最小幅部分を5mm以
下とすることが好ましいが、印面シートとして熱可塑性
フィルムと多孔質支持体とを張り合わせたものを使用し
ている場合、多孔質支持体がある程度インキを保持する
能力があるため、貫通孔を大きくしても印字跡の抜けは
発生しにくくなる。貫通孔12の形状としては本例のよ
うな長円形の他に円形、楕円形、長方形などの多角形等
適宜なせるものである。
【0014】図4に他の一例を示す。図1、図2にて示
した一例のごとく押圧板8上にインキ吸蔵体2を4つ設
置し、各インキ吸蔵体2の間には実質的に毛細管力の働
かない隙間11を形成したものであるが、各インキ吸蔵
体2に図3に示した一例のごとくインキ移動の障害とな
り得る貫通孔12を形成したもの例である。このように
することによって、更にインキ吸蔵体中においてインキ
が直線的に移動可能な距離が短いものとすることができ
インキの偏りを抑制したものとすることができる。
【0015】
【発明の効果】本発明の押印具は、簡単な構造にてイン
キ吸蔵体内におけるインキの偏りを極力抑制することが
でき、押印本体を横向き等に放置した後に使用しても印
字跡の濃淡やカスレが極力発生しないものを得ることが
できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】一例を示す断面図。
【図2】一例を示す底面図。
【図3】他の一例を示す底面図。
【図4】更に他の一例を示す底面図。
【符号の説明】
A 押印具本体 B キャップ体 1 印面シート 2 インキ吸蔵体 3 箱体 4 ホルダー 5 印面 6 取っ手 7 凹部 8 押圧板 9 インキ逃げ部 10 通気孔 11 隙間 12 貫通孔

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体内に配置したインキ吸蔵体の一面に
    文字や図形等の形にインキ透孔を形成する印面シートを
    取り付け、この印面シートにインキ透孔を穿孔した後被
    印字面に押し付け前記インキ吸蔵体を押し潰してインキ
    透孔よりインキを吐出させ文字や図形等を印字してなる
    押印具において、前記インキ吸蔵体を複数並列して配置
    すると共に、各インキ吸蔵体間に実質的に毛細管力の働
    かない大きさの空間部を形成したことを特徴とする押印
    具。
  2. 【請求項2】 本体内に配置したインキ吸蔵体の一面に
    文字や図形等の形にインキ透孔を形成する印面シートを
    取り付け、この印面シートにインキ透孔を穿孔した後被
    印字面に押し付け前記インキ吸蔵体を押し潰してインキ
    透孔よりインキを吐出させ文字や図形等を印字してなる
    押印具において、前記インキ吸蔵体内に実質的に毛細管
    力の働かない大きさの貫通孔を形成したことを特徴とす
    る押印具。
JP3391498A 1998-01-30 1998-01-30 押印具 Pending JPH11216941A (ja)

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JP3391498A JPH11216941A (ja) 1998-01-30 1998-01-30 押印具

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JP3391498A JPH11216941A (ja) 1998-01-30 1998-01-30 押印具

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JP3391498A Pending JPH11216941A (ja) 1998-01-30 1998-01-30 押印具

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JP (1) JPH11216941A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018016063A (ja) * 2016-07-29 2018-02-01 シヤチハタ株式会社 マーキング装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018016063A (ja) * 2016-07-29 2018-02-01 シヤチハタ株式会社 マーキング装置

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