JPH0568157A - 画像処理装置の領域指定回路 - Google Patents

画像処理装置の領域指定回路

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JPH0568157A
JPH0568157A JP22686191A JP22686191A JPH0568157A JP H0568157 A JPH0568157 A JP H0568157A JP 22686191 A JP22686191 A JP 22686191A JP 22686191 A JP22686191 A JP 22686191A JP H0568157 A JPH0568157 A JP H0568157A
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JP22686191A
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Inventor
Shinji Yamakawa
慎二 山川
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 少容量のメモリ構成にして、異なる画像処理
を行なう複数の非矩形形状の閉領域指定を可能にするこ
と。 【構成】 原稿画像中の任意の位置に複数の閉領域を指
定し、これらの閉領域の内外で異なる画像処理を行なう
ようにした画像処理装置において、領域信号S33の発生
に必要な領域番号情報と領域座標情報とにつき、第1の
記憶手段85と第2の記憶手段86とに分けて記憶させ
るものとし、閉領域形状が非矩形状であってもその領域
座標は1つのビットマップメモリによる第2の記憶手段
86に記憶させる一方、領域番号は各閉領域を囲む矩形
領域単位として第1の記憶手段85に記憶させておけ
ば、領域番号の特定された各矩形領域内でさらに閉領域
を特定することによりその領域信号S33も得られるもの
となり、少ないメモリ容量にして複数個の非矩形形状の
閉領域指定処理が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原稿画像中の指定領域
毎に異なる画像処理を行なうことのできるデジタル複写
機等の画像処理装置の領域指定回路に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、デジタル複写機にあっては、読
取った原稿画像データを電気信号で画像処理するため
に、アナログ複写機ではできないような画像加工、画像
編集を行うことができる。例えば、文字部分に対しては
エッジ強調処理を行いディザマトリクスを解像度重視と
して文字の鮮鋭度を上げるとか、写真部分に対してはフ
ィルタでスムージングを行ないディザマトリクスを階調
重視にする、といった処理が可能である。また、ある領
域のみを影付け、モザイク、ポスタリゼーションなどの
特殊効果を持たせる処理も可能となる。
【0003】よって、画像処理は、通常は読取り原稿全
体に対して均一に行うが、このような絵、文字、写真混
在の原稿に対する画像処理や特殊効果を得るための画像
処理では、原稿の特定部分に対して他とは異なる画像処
理を行うことが多い。原稿の特定部分に対して処理を行
う場合には、画像処理回路において処理の対象となる閉
領域及びその画像処理内容を指定しなければならない。
【0004】このような目的から、例えば特開平2−2
07668号公報に示されるような領域指定回路があ
る。これは、原稿画像中の任意の位置に複数の閉領域を
指定し、これらの閉領域内外で異なる画像処理を行なう
ようにしたデジタル複写機において、画像処理内容の異
なる領域毎に異なる領域番号を伴い指定された閉領域を
主走査方向及び副走査方向に状態の変化する箇所を境界
としてブロック化する手段を設け、各ブロック単位で閉
領域内外の切換え点に関する領域座標とその領域の領域
番号とを記憶する手段と、領域番号毎に異なる画像処理
内容を記憶する手段とを設けたものである。このように
指定領域をブロック化し各ブロック毎に領域情報の記憶
手段への書込み及び読出しを行うので、主走査及び副走
査を伴う後の画像処理に際して通常の処理のまま各領域
を特定できるものとなる。また、実際の画像処理内容
は、その内容が記憶手段に予め記憶されており、領域番
号により間接的に指定すればよい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
領域指定回路は矩形領域形状を前提としたもので、任意
形状なる非矩形領域形状の閉領域には対応できないもの
である。この点、一般には、特開平1−241978号
公報等に示されるようにビットマップメモリ、即ち、原
稿の座標メモリのアドレスが1対1、又は、n対1で対
応したメモリを利用するようにしている。しかし、複数
種の処理を行なう場合、異なる画像処理毎にビットマッ
プメモリが必要となり、ビットマップメモリの枚数(即
ち、深さ方向のビット)が増えるなどの問題が生ずる。
例えば、ビットマップメモリ1枚当たり16画素/mm
でA3サイズ(=297mm×420mm)で1対1に
対応させると約32Mビットとなり、4対1の対応(画
素4×4をメモリアドレスの1つに対応させる)の場合
でも約2Mビットと大きなものが必要となる。よって、
複数のビットマップメモリを設けるとなると膨大なメモ
リ容量となる。ここに、上記公報では高速CPUにより
書換えを行なうことで実現しているが、処理が複雑で高
速処理が要求されるものとなる。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、原稿画像中の任意の位置に複数の閉領域を指定し、
これらの閉領域の内外で異なる画像処理を行なうように
した画像処理装置において、指定する閉領域を囲む矩形
領域単位で番号毎に異なる画像処理内容が設定された領
域番号を記憶する第1の記憶手段と、閉領域形状の領域
座標を記憶する第2の記憶手段とを設け、これらの記憶
手段の記憶内容に基づき各閉領域について複数種の領域
信号を発生する手段を設けた。
【0007】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
発明と同様に第1の記憶手段を設ける他、各矩形領域を
抽出する手段を設け、抽出された矩形領域内の座標系で
内包の閉領域形状の領域座標を記憶する第2の記憶手段
を設けた。
【0008】
【作用】請求項1記載の発明によれば、領域信号の発生
に必要な領域番号情報と領域座標情報とにつき、第1の
記憶手段と第2の記憶手段とに分けて記憶させることに
より、閉領域形状が非矩形状であってもその領域座標を
1つのビットマップメモリによる第2の記憶手段に記憶
させる一方、各閉領域を囲む矩形領域単位としてその領
域番号を第1の記憶手段に記憶させておけば、領域番号
の特定された各矩形領域内でさらに閉領域を特定するこ
とによりその領域信号も得られるものとなり、少ないメ
モリ容量にして複数個の非矩形形状の閉領域処理が可能
となる。
【0009】この際、請求項2記載の発明によれば、領
域座標用の第2の記憶手段を領域番号用の第1の記憶手
段に対して部分的に対応させて必要最小限としているの
で、第2の記憶手段の容量をさらに少なくすることがで
きる。
【0010】
【実施例】本発明の第一の実施例を図1ないし図8に基
づいて説明する。まず、本実施例は、例えば図2に示す
ようなブロック図構成のカラーデジタル複写機に適用さ
れる。即ち、原稿画像をデジタルデータとして読取る画
像読取り部1と、読取られた画像データに所定の加工処
理を施す画像処理部2と、処理された画像データに基づ
き転写紙上にプリント出力する画像記録部3と、複数の
画像処理を指定するための本実施例の特徴とする領域指
定制御部4とよりなる。
【0011】ここに、各種画像処理機能を持つ画像処理
部2全体は図3に示すように構成されている。概略的に
は同期信号発生回路71により発生される画像同期信号
10に応じて制御される主走査変倍回路72、加工処理
回路73、第1フィルタ処理回路74、外部I/F回路
75、第1γ変換処理回路76、色補正回路77、UC
R処理回路78、第2γ変換処理回路79、原稿サイズ
検出回路80、第2フィルタ処理回路81、多値ディザ
処理回路82及び遅延処理回路83を、RGB分離回路
(図示せず)の出力側に順に接続してなる。また、前記
領域指定制御部4も接続されている。これらの構成要素
を順に説明する。
【0012】まず、タイミング発生部として機能する同
期信号発生回路71は、画像記録部3から出力されるラ
イン同期信号SYNCp及びシステム制御ユニット(図
示せず)から出力される制御信号BUSoの設定に基づ
いて、画像処理部2における画像同期信号S10を発生す
る回路である。この同期信号発生回路71から出力され
た画像同期信号S10は画像処理部2の各回路、画像読取
り部1、システム制御ユニット等に入力される。また、
画像読取り部1から出力された画像信号Rs,Gs,B
s及び同期信号CLKsは主走査方向変倍回路72に入
力される。
【0013】主走査変倍回路72は画像信号Rs,G
s,Bsに主走査方向の変倍処理等を施して、処理済み
の画像信号S20R,S20G,S20B を出力するものであ
り、この主走査変倍回路72は各々の色画像信号毎に独
立した処理回路72R,72G,72B により構成されて
いる。2種の倍率は領域信号S331 により選択される。
このような主走査変倍回路72から出力される画像信号
20R,S20G,S20B は加工処理回路73に入力され
る。
【0014】加工処理回路73は、画像信号S20R,S
20G,S20B に主走査方向のシフト処理等を施し、処理
済みの画像信号S38R,S38G,S38B を出力する回路で
ある。この加工処理回路73は、斜体処理や鏡像処理を
実現する他、領域信号S334,S335により処理無し/影
付け処理/指定色・色変換処理1/2を選択し得る。加
工処理回路73から出力された画像信号S38R,S38G
38B は第1フィルタ処理回路74に入力される。
【0015】第1フィルタ処理回路74は、画像信号S
38R,S38G,S38B に3ライン×5画素の2次元フィル
タ処理を施し処理済みの画像信号S55R,S55G,S55B
を出力する回路である。第1フィルタ処理回路74は各
々画像信号毎に独立した処理回路74R,74G,74B
により構成されている。領域信号S336 は平滑化/エッ
ジ強調の切換え信号である。また、平滑化/エッジ強調
/スルーの処理の切換えを、領域信号S33によりリアル
タイムで制御できる。さらに、図3に示した第1フィル
タ処理回路74では係数設定を処理回路74R,74G
74B毎に行える。このような第1フィルタ処理回路7
4から出力される画像信号S55R,S55G,S55B は外部
I/F75に入力される。
【0016】外部I/F回路75は画像処理部2と外部
機器36とが画像信号の授受を行うための回路であり、
外部I/F回路75から出力された画像信号S65R,S
65G,S65B は第1γ変換処理回路76に入力される。
【0017】第1γ変換回路76は画像読取り部1や外
部機器36のγ特性に応じて、画像信号S65R,S65G
65BにLUT(ルック・アップ・テーブル)変換を施
して、処理済みの画像信号S70R,S70G,S70Bを出力
する回路である。第1γ変換回路76は、各々画像信号
毎に独立した処理回路76R,76G,76B により構成
されている。また、RAMには複数種の変換特性のLU
Tデータが書込み可能とされており、操作・表示ユニッ
ト(図示せず)からの指示に応じ領域信号S339 による
リアルタイムの切換えができる。このような第1γ変換
回路76から出力された画像信号S70R,S70G,S70B
は色補正回路77に入力される。
【0018】色補正回路77は入力された画像信号S
70R,S70G,S70B を、画像記録部3で用いられるB
K,M,Y,Cの各トナーの不要吸収成分を考慮した画
像信号S72BK,S72M,S72Y,S72C に変換して出力す
る回路である。色補正回路77は各々出力画像信号毎に
独立した処理回路77BK,77M,77Y,77C により
構成されている。このような色補正回路77からの画像
信号S72BK,S72M,S72Y,S72C はUCR処理回路7
8に入力される。
【0019】UCR(Under Color Removal)処理回
路78は、色補正回路77で得られた画像信号S72BK
応じ、画像信号S72M,S72Y,S72C を補正する回路で
ある。なお、色補正回路77から出力される画像信号S
72BK,S72M,S72Y,S72Cは、黒BKの記録を考慮し
ていない信号であり、これをそのまま記録に用いると黒
BKの分だけ出力画像の鮮やかさが失われるので、この
回路はその補正のために設けられている。UCR処理回
路78は各々独立した処理回路78BK,78M,78Y
78Cで構成されている。領域信号S3314は次の(1)又
は(2)式による演算の切換えに用いられ、画像信号S
72BK,S72M と同様にROMに入力されている。なお、
(1)式による処理は通常のUCR処理であるのに対し、
(2)式による処理はUCA(Under Color Additio
n) も考慮に入れた処理である。
【0020】 X′=X−BK …………………(1) (ただし、X=M,Y,C) X′=u(BK)・(X−BK) …………(2) (ただし、u(BK)はBKの関数)また、領域信号S
3315は上述した処理を行うかどうかの選択に用いられ
る。また、図3中に示した処理回路78BKは処理回路7
M,78Y,78C で生ずる画像信号の遅れに合わせ
て、画像信号S72BKを遅らせて画像信号S75BKとする回
路である。このようなUCR処理回路78から出力され
た画像信号S75BK,S75M,S75Y,S75Cは第2γ変換
処理回路79に入力される。
【0021】第2γ変換処理回路79は画像記録部3の
状態や多値ディザ処理回路82で選択されるディザパタ
ーンに応じ、画像信号S75BK,S75M,S75Y,S75C
LUT変換し、処理済みの画像信号S76BK,S76M,S
76Y,S76C を出力する回路である。この第2γ変換処
理回路79は各々画像信号毎に独立した処理回路7
BK,79M,79Y,79C により構成されており、そ
の詳細は省略するが、複数種の変換特性のLUTデータ
の書込みと領域信号S3316によるリアルタイムの切換え
が可能とされている。このような第2γ変換処理回路7
9から出力された画像信号S76BK,S76M,S76Y,S
76C の上位6ビットは原稿サイズ検出回路80に入力さ
れる。
【0022】原稿サイズ検出回路80は、コピー動作に
先立ってプラテン上に載置された原稿の大きさ、位置を
検出する等の処理を行なうための回路であり、各々独立
した処理回路80BK,80M,80Y,80C により構成
されている。この原稿サイズ検出回路80から出力され
た画像信号S80BK,S80M,S80Y,S80C は第2フィル
タ処理回路81に入力される。
【0023】第2フィルタ処理回路81は、画像信号S
80BK,S80M,S80Y,S80C に3ライン×5画素の2次
元フィルタ処理を施し、処理済みの画像信号S81BK,S
81M,S81Y,S81Cを出力する回路である。第2フィル
タ処理回路81は各々画像信号毎に独立した処理回路8
BK,81M,81Y,81C により構成されている。第
2フィルタ処理回路81から出力された画像信号
81BK,S81M,S81Y,S81Cは多値ディザ処理回路8
2に入力される。
【0024】多値ディザ処理回路82は、画像信号S
81BK,S81M,S81Y,S81C に8値のディザ処理を施
し、処理済みの各3ビットの画像信号S82BK,S82M
82Y,S82C を出力する回路である。この多値ディザ
処理回路82は各々画像信号毎に独立した処理回路82
BK,82M,82Y,82C により構成されている。領域
信号S3318はディザパターンをリアルタイムで切換える
ために用いられる。ディザパターンとしては、文字、写
真、標準のパターンを持つ。多値ディザ処理回路82か
ら出力された画像信号S82BK,S82M,S82Y,S82C
遅延処理回路83に入力される。
【0025】ディレイ処理を行なう遅延処理回路83は
黒BK用の感光体を原点として対応する感光体との距離
に相当するライン数分、入力された画像信号S82BK,S
82M,S82Y,S82Cを遅延させる回路であり、これによ
り、転写紙上の同一位置に画像信号S82BK,S82M,S
82Y,S82C による画像が重ね合わせられる。この遅延
処理回路83では画像信号とともに画像処理部2の画像
同期信号CLKpも出力している。
【0026】エリア処理を行なう領域指定制御部4は上
述した各種領域信号S33を出力する回路であり、概念的
には、図4に示すように構成される。即ち、領域番号メ
モリ85が第1の記憶手段として設けられ、領域座標メ
モリ86が第2の記憶手段として設けられ、これらのメ
モリ85,86の内容に基づき領域信号を発生させる手
段となる処理部87が設けられている。ここに、領域座
標メモリ86は1枚のみのビットマップメモリよりなる
非矩形データ用のものであり、閉領域形状を矩形/非矩
形を問わずその形状のまま領域座標を記憶するものであ
る。領域番号メモリ85は異なる番号毎に異なる画像処
理内容が設定された領域番号用のメモリであり、矩形デ
ータ用として作用する。
【0027】具体的には、図1に示すように構成され
る。なお、この図1に示す領域指定制御部4中の矩形デ
ータ処理部88では図5に示すような矩形領域の切換え
制御を行っており、この矩形領域の制御を実現するため
に制御パターンをライン単位で分類し、この制御パター
ンを図6に示すような主走査方向の切換え点座標xiと
領域番号信号aiという形で領域番号メモリなるRAM
85に記憶して使用するものである。
【0028】まず、ライン同期信号S712 でクリアされ
画素同期信号S711 をカウントするカウンタ89の出力
は、主走査方向の位置を示す信号としてコンパレータ9
0に出力されている。コンパレータ90の他方の入力端
子には前記RAM85から出力される切換え点座標信号
xiが入力されており、両者が一致するとコンパレータ
90の出力はLレベルとなる。これにより、ORゲート
91はクロック信号をカウンタ92に出力し、カウンタ
92の出力が1進む。RAM85のアドレス信号には、
システム制御ユニットからの制御信号BUSoによって
設定される信号がレジスタ93を介して出力される。つ
まり、セレクタ94を経由してRAM85に出力される
信号が主走査で制御される部分であり、レジスタ93か
ら直接入力される信号は領域パターンの切換えアドレス
である。従って、主走査方向のカウント位置が切換え点
座標に一致するとRAM85のアドレス信号が1進み、
RAM85の出力信号である切換え点座標信号xi及び
領域番号信号aiが更新される。また、これを繰返すこ
とで主走査方向の領域の切換えが行われる。
【0029】なお、カウンタ92は入力されるライン同
期信号S712 でクリアされる。また、副走査側(領域パ
ターンの切換え信号)はセレクタ95を経由して入力さ
れるライン同期信号S712 でレジスタ93にラッチされ
ており、システム制御ユニットは副走査方向に処理が進
むに従って設定されている副走査側領域アドレスを所定
のタイミングで変更し、副走査方向の領域切換えを制御
する。
【0030】RAM85から出力される領域番号信号a
iはエリア処理レジスタ96に入力されている。このエ
リア処理レジスタ96は各領域における領域信号パター
ンを出力する回路で、図7に示すような領域信号パター
ンが、予め制御信号BUSoによって領域番号毎に複数
設定されており、上述した領域番号信号aiによってパ
ターンの選択が行われると、設定されている領域信号パ
ターンを出力する。
【0031】エリア処理レジスタ96に並列的に設けら
れたエリア処理レジスタ97も同様であるが、エリア処
理レジスタ96とは異なる領域信号パターンの設定が可
能とされている。
【0032】これらのエリア処理レジスタ96,97の
出力は画像処理のブロック単位で設けられた11個のセ
レクタ98〜108のA,B端子に入力されており、セ
レクト端子Sの状態により何れかが選択されるように構
成されている。即ち、セレクト端子SがHレベルの時に
はB端子入力(=エリア処理レジスタ97側)が選択さ
れ、セレクト端子SがLレベルの時にはA端子入力(=
エリア処理レジスタ96側)が選択される。これらのセ
レクタ98〜108の出力が領域信号S331〜S3319
されている。図7に示す領域信号パターンと対応する。
【0033】このようなセレクタ98〜108のセレク
ト端子Sの切換え動作は、領域座標メモリとして設けら
れたビットマップメモリ86を中心とした非矩形データ
処理部109により行なわれる。まず、ビットマップメ
モリ86に領域座標を記憶するために制御信号BUSo
によってセレクタ110,111を経由して主走査アド
レス、副走査アドレスをこのビットマップメモリ86に
送り、同時に、1ビットの非矩形領域データを送る。こ
の1ビットの非矩形領域データは画像読取り部1の読取
りデータを2値化したものでも、操作者がデジタイザな
どを用いて操作・表示ユニットから入力したものでも構
わない。
【0034】ビットマップメモリ86に対する非矩形領
域の座標データ入力後、コピー動作に入ると、セレクタ
110,111は各々主走査、副走査カウンタ112,
113側を選択し、カウンタ出力をビットマップメモリ
86の主走査、副走査アドレスに入力させる。主走査カ
ウンタ112は画素同期信号S711 をカウントするもの
で、ライン同期信号S712 によりクリアされる。副走査
カウンタ113はライン同期信号S712 をカウントする
もので、コピー開始信号でクリアされる。ビットマップ
メモリ86は主走査、副走査アドレスに応じて格納した
データ(1ビット)を出力する。
【0035】このビットマップメモリ86と各セレクタ
98〜108のセレクト端子Sとの間には遅延回路11
4が介在されている。これは、図3に示した画像処理部
2中の主走査変倍、加工等の各画像処理ブロック72〜
83の遅延に応じて、1ビットデータを各々に一致する
ように調整するためのものである。
【0036】このような構成において、今、図8により
具体例を説明する。まず、領域番号1,2で示す非矩形
の閉領域について、その非矩形領域座標データをビット
マップメモリ86に入力する。また、領域番号1,2に
ついては破線で示すように各々の非矩形領域を含む形、
大きさの矩形領域を単位として前述したようにRAM8
5に記憶させる。これを受けて、エリア処理レジスタ9
7は図5に示すようなパターンに基づく領域番号パター
ンを記憶し、他方のエリア処理レジスタ96は全面的に
領域番号0となるパターンとして記憶する。
【0037】このようなエリア処理レジスタ96,97
の領域信号パターン状態によれば、副走査方向アドレス
が0からy1 までの間はビットマップメモリ86側の出
力はLであり、セレクタ98〜108はA側、即ちエリ
ア処理レジスタ96側が選択されており、領域番号0と
同じパターンの領域信号が出力される。次に、副走査方
向のアドレスがy1からy2までの間にあっては、主走査
方向アドレスx1〜x3について、エリア処理レジスタ9
6側が領域番号0の領域信号パターン、エリア処理レジ
スタ97側が領域番号1の領域信号パターンを出力す
る。この時、各セレクタ98〜108はビットマップメ
モリ86の出力に対して遅延回路114で各々の画素に
一致するように遅延補正されながら、非矩形領域座標デ
ータに従い、領域番号0と1とのパターン切換えを行な
う。即ち、非矩形領域内のみが真の領域番号1の処理対
象領域とされて領域番号1対応の領域信号が出力され、
その周囲であって破線矩形領域内は領域番号0の領域と
され領域番号0対応の領域信号が出力される。主走査方
向アドレスx1〜x3以外の領域については、何れのエリ
ア処理レジスタ96,97も領域番号0のパターン出力
となっており、副走査方向アドレス0〜y1 の場合と同
様になる。領域番号2で示す非矩形領域の処理について
も同様に行なわれる。
【0038】なお、本実施例ではRAM85に記憶され
る矩形データ(領域番号記憶)の遅延については補正し
ていないが、必要に応じて遅延回路を設けてもよい。も
っとも、非矩形データよりも矩形データを遅延量より大
きく設定することにより対処してもよい。
【0039】つづいて、本発明の第二の実施例を図9に
より説明する。本実施例は、非矩形データ処理部109
について、前記実施例のビットマップメモリ86、セレ
クタ110,111及びカウンタ112,113に代え
て、第2の記憶手段としてのメモリ115、セレクタ1
16及びカウンタ117を設けたものである。
【0040】ここに、カウンタ117はコピー開始信号
でクリアされ、予め設定された値とRAM85の出力で
ある領域番号信号aiとが一致した時(又は、逆に一致
しない時)に画素同期信号S711 に基づきカウントアッ
プするもので、矩形領域抽出手段として機能する。即
ち、カウンタ117は例えば領域番号が0以外の時に画
素同期信号S711 をカウントアップするように設定され
ており、これに対応してメモリ115には領域番号が0
以外の領域、即ち、矩形領域内でその座標系により閉領
域、特に非矩形状の領域座標を記憶するものとされてい
る。セレクタ116はセレクタ110,111と同様で
ある。メモリ115に領域座標を書込む場合にはセレク
タ116はA側が出力として選択し、メモリ115から
領域座標を読出す場合にはセレクタ116はB側を選択
する。
【0041】このような構成において、本実施例でも前
述の図8を例にとり、具体的に説明する。まず、RAM
85側に対する領域番号の記憶は前記実施例の場合と同
様とし、破線で示す矩形領域単位で記憶させる。よっ
て、エリア処理レジスタ96,97のパターンも前記実
施例の場合と同様となる。一方、カウンタ117は上述
したように領域番号が0以外の部分、即ち、各矩形領域
内でのみ画素同期信号S711 でカウントアップするよう
に設定され、かつ、メモリ115には領域番号が0以外
の部分、即ちここでは領域番号が1,2の矩形領域内で
のみ、その非矩形形状の領域座標が各矩形領域に対応さ
せて記憶される。
【0042】このようにすることにより、副走査方向の
アドレスが0からy1 までの間はエリア処理レジスタ9
6,97は同一の領域番号0のパターンを発生してお
り、かつ、カウンタ117はカウントアップ動作してい
ないので、メモリ115の出力としては強制的に0が選
ばれ、エリア処理レジスタ96からの領域番号0対応の
領域信号パターンが出力される。次に、副走査方向のア
ドレスy1からy2の間において、主走査方向アドレスx
1からx3まではエリア処理レジスタ96側が領域番号0
の領域信号パターン、エリア処理レジスタ97側が領域
番号1の領域信号パターンを出力する。ここに、カウン
タ117は領域番号ai=1になった時に画素同期信号
711 のカウントアップを行ない、その矩形領域内での
座標に応じてメモリ115から非矩形形状の領域座標デ
ータが遅延回路114を通して各セレクタ98〜108
のセレクト端子Sに出力され、領域座標(即ち、閉領域
形状)に応じてエリア処理レジスタ96,97の切換
え、即ち、領域番号0,1の切換えが行なわれる。
【0043】よって、本実施例によれば、メモリ115
の容量を前記実施例のメモリ86よりも減らすことがで
きる。
【0044】ところで、図8に対して図10に示すよう
に分割しても支障ない。図8との違いは、領域番号3,
4で示す矩形形状のパターンが増えただけである。非矩
形状部分は領域番号が1,2の何れかの時であるので、
この場合には、カウンタ117を領域番号aiが1又は
2の時にのみカウントアップするように設定する。領域
番号3,4に対応するエリア処理レジスタ96,97の
設定としては、領域番号3の時にはエリア処理レジスタ
96,97とも領域番号1対応のパターン中に設定し、
領域番号4の時にはエリア処理レジスタ96,97とも
領域番号2対応のパターン中に設定すればよい。
【0045】
【発明の効果】本発明は、上述したように構成したの
で、請求項1記載の発明によれば、領域信号の発生に必
要な領域番号情報と領域座標情報とにつき、第1の記憶
手段と第2の記憶手段とに分けて記憶させ、閉領域形状
が非矩形状であってもその領域座標を1つのビットマッ
プメモリによる第2の記憶手段に記憶させる一方、各閉
領域を囲む矩形領域単位としてその領域番号を第1の記
憶手段に記憶させるようにしたので、領域番号の特定さ
れた各矩形領域内でさらに閉領域を特定することにより
その領域信号も得られるものとなり、よって、少ないメ
モリ容量にして複数個の非矩形形状の閉領域指定処理を
可能とすることができる。
【0046】この際、請求項2記載の発明によれば、領
域座標用の第2の記憶手段を領域番号用の第1の記憶手
段に対して部分的に対応させて必要最小限とさせたの
で、第2の記憶手段の容量をさらに少なくすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例を示す領域指定制御部の
ブロック図である。
【図2】全体構成を示すブロック図である。
【図3】画像処理部の全体構成を示すブロック図であ
る。
【図4】領域指定制御部の概略ブロック図である。
【図5】領域制御の単位を示す説明図である。
【図6】メモリの格納内容を示すRAMマップである。
【図7】エリア処理レジスタの格納内容を示す説明図で
ある。
【図8】具体的処理例を示す説明図である。
【図9】本発明の第二の実施例を示すブロック図であ
る。
【図10】具体的処理例の変形例を示す説明図である。
【符号の説明】
85 第1の記憶手段 86 第2の記憶手段 87 領域信号発生手段 115 第2の記憶手段 117 抽出手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿画像中の任意の位置に複数の閉領域
    を指定し、これらの閉領域の内外で異なる画像処理を行
    なうようにした画像処理装置において、指定する閉領域
    を囲む矩形領域単位で番号毎に異なる画像処理内容が設
    定された領域番号を記憶する第1の記憶手段と、閉領域
    形状の領域座標を記憶する第2の記憶手段とを設け、こ
    れらの記憶手段の記憶内容に基づき各閉領域について複
    数種の領域信号を発生する手段を設けたことを特徴とす
    る画像処理装置の領域指定回路。
  2. 【請求項2】 原稿画像中の任意の位置に複数の閉領域
    を指定し、これらの閉領域の内外で異なる画像処理を行
    なうようにした画像処理装置において、指定する閉領域
    を囲む矩形領域単位で番号毎に異なる画像処理内容が設
    定された領域番号を記憶する第1の記憶手段と、各矩形
    領域を抽出する手段と、抽出された矩形領域内の座標系
    で内包の閉領域形状の領域座標を記憶する第2の記憶手
    段とを設け、これらの記憶手段の記憶内容に基づき各閉
    領域について複数種の領域信号を発生する手段を設けた
    ことを特徴とする画像処理装置の領域指定回路。
JP22686191A 1991-09-06 1991-09-06 画像処理装置の領域指定回路 Pending JPH0568157A (ja)

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