JPH056805Y2 - - Google Patents

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JPH056805Y2
JPH056805Y2 JP1989080232U JP8023289U JPH056805Y2 JP H056805 Y2 JPH056805 Y2 JP H056805Y2 JP 1989080232 U JP1989080232 U JP 1989080232U JP 8023289 U JP8023289 U JP 8023289U JP H056805 Y2 JPH056805 Y2 JP H056805Y2
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corrugated
paper
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shoe
corrugated paperboard
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 考案の目的 (1) 産業上の利用分野 本考案は、靴の中敷きに関するものである。
(2) 従来の技術 最近、女性を中心に衛生、清潔についての関心
が高まり、体臭や汗の臭いを気にする人々が増加
しているため、デオドラント効果をアピールした
商品が多数出回つているものである。
特に、靴を脱いだ時の足の臭いについて気にす
る人が多く、従つて、臭いを吸収するために、活
性炭を発泡させて層状に成型した靴中敷き、或は
い草で織成した基板の外面を網で被覆した靴中敷
き、水虫治療薬を含浸させたもの等が使用されて
いる。
「また、近時、実開昭59−128205号、実開昭60
−97006号等において、「断面が小さな波状をなし
た靴用下敷き」あるいは、上下紙板の間に波状の
波紙板を波状頂部が横方向に向くように介設して
なる靴中敷構造」などが提案されている。
(3) 考案が解決しようとする問題点 しかしながら、前記活性炭を発泡させた靴中敷
きはコストが高く、保証期間も1カ月位の短期間
であり、洗浄により脱臭効果も減殺され、それ以
上使用すると、臭みを発生して使用が出来ないも
のである。また、い草を素材としたものは、通気
性があり、脱臭作用もあるが、製作に手間を要し
てコストが高いものであり、いずれも安価に大量
生産をなし得ず、実用価値が低い等の欠点があつ
た。
さらに、実開昭59−128205号のものにおいて
は、単に波状をなした靴中敷きであるため、例え
ば、これを紙を素材として形成した場合には、使
用されているうちに体重により圧接されて極めて
早期に波型部が潰れてしまい通気性が確保でき
ず、あえて波型に形成すること自体が無意味にな
る。
また、実開昭60−97006号の靴中敷き構造につ
いては、波紙板3の凹凸面が直接足裏面に接触す
るものではないので足裏部の刺激効果に欠け、ま
た、上下紙板間に挟装された空間Sを介してその
側端側からのみしか通気できず通気性も欠ける等
の問題があつた。
本考案は、上記従来の問題点に鑑みてなされた
ものであり、その目的は紙を素材として低コスト
に維持しながらも十分な強度を保持し、極めて通
気性に優れると共に足の裏面に波板紙の山形部が
略等間隔に、直接に、接触することにより足踏み
効果による、心地よさ、あるいは健康増進をも企
図し得ることができ、更に脱臭をも行うことので
きる靴中敷きを提供することにある。
考案の構成 (1) 問題点を解決するための手段 上記目的を達成するために、本考案は、多孔質
鉱石の微粒子を含浸あるいは分散させた平板状紙
基板と、コルゲート状に形成され前記紙基板の上
面に接着固定された波板紙と、により片面E段ダ
ンボール紙を形成し、これを靴底形状に切断形成
して成る靴中敷きから構成される。
(2) 作用 本考案に係る靴中敷きは、紙基板と波板紙との
間隙によつて通気性が促進され、また、素材が紙
であるため吸水性を有して足先の皮膚面の汗を吸
着処理しながら臭いの発生を抑制し得るものであ
る。
更に、紙基板として脱臭紙を使用することによ
り脱臭効果が促進されるものであり、ダンボール
でもつて安価に大量生産をなしながら、使用者は
複数組をワンパツクとして用意し、2〜3日ごと
に使い捨て使用しながら足先の衛生効果を保持さ
せ、水虫等の発生を予防し得るものである。
(3) 実施例 以下、添付図面により、本考案の好適な実施例
について説明する。
第1図ないし第3図には本考案の実施例に係る
靴中敷き10aが示されている。
図示のように靴中敷き10aは平板状の紙基板
12と、この紙基板12上面に接着固定された波
板紙14と、を有している。そして、これによつ
て片面E段ダンボール紙を形成している。
紙基板12は、多孔質鉱石の微粒子を段ボール
紙のようなある程度の固さを備えた平板状の紙に
製造段階で含浸あるいは分散させて形成されてい
る。本実施例においては、クリストバライトの微
粒子を使用しており、このクリストバライト微粒
子は活性炭と同様に硫化水素ガスを吸着したり、
弱い酸性を示したりするとともに、遠赤外線効果
を有することから、脱臭効果及び細菌の繁殖を抑
制して衛生効果をも保持することとなる。
第2図にも示すごとく、紙基板12の上面に接
着固定される波板紙14は、断面コルゲート状に
形成され、略均一な間隔ピツチで山形部と谷部と
を有する凹凸形状を呈している。そして、第2図
のように紙基板12上にこの波板紙14のいずれ
かの面を接着固定させており、これによつて、適
度の弾力性を保持しながら、谷部側のそれぞれが
紙基板に接着固定され、そのコルゲート形状が容
易に圧接されて潰されることを防止している。そ
して、紙基板12は下側にして靴中に敷き込んで
使用されることとなる。
第2図は靴を履くべき人の足裏部が直接波板紙
14の山形部に接触している状態が仮想線にて示
されており、これによつて、コルゲート形状の山
形部が足裏部に接触して、均質な凹凸面の接触に
よる足踏み効果を確保できる。また、靴と足首部
との透き間から容易に通気通路を直接的に確保で
きるので極めて通気性に優れることとなる。
紙基板12と、波板紙14とにより、片面E段
ダンボール紙を形成し、これを靴底形状に切断形
成して靴中敷きが形成されるが、形状の形成自体
は、型抜き切断、切削等任意の手法で良い。
このように基本としての素材をダンボール紙か
ら形成し、かつ、その際に片面E段ダンボールと
しているので、平板状の紙基板12と波板紙14
との接着固定のみでよく、製造コスト及び材料コ
ストが極めて低廉に形成できる。更に、片面のE
段ダンボールとすること自体は前述のように、足
裏面と波板の山形部が略等間隔で直接接触させる
必要があること、波板形状の支持、あるいは、保
持のために紙基板が必要であることに着目してい
るのであり、この波板紙と紙基板との構成が不可
欠のものである。
また、実施例においては、波板紙14の凹凸が
靴の長手方向に沿う様に形成されているが、この
波板形状は靴の長手方向に交差する方向に形成し
てもよいものである。
かかる、靴中敷き10aを靴の内部に敷き込み
した場合においては、波板紙14のために弾力性
があつて、足がつかれることなく、また、波板紙
14内部の間隙16のために通気性が良く、紙を
素材としているため、吸水性も良い。足の匂いの
原因は、皮膚面より発散される汗であり、この汗
は分泌された直後は酸性であるがしだいにアルカ
リ性に傾き、更に、汗内の乳酸は時間がたつと、
腐敗菌がつきやすくなり、細菌が汗に含まれる有
機化合物を不完全分解し、各種アミンや硫化水素
等の悪臭を発生する。更に、適当な温度と水分が
細菌の発生条件となる。
また、通気性と吸水性に優れるため、足の皮膚
面の汗が吸着処理され、細菌の繁殖が阻止され、
悪臭のガスの発生を抑制し得るものである。
更に、紙を素材とし、紙基板12と波板紙14
とはE段ダンボールとして製造し得るために、安
価に大量生産が可能であり、複数組をパツクして
販売しながら2ないし3日で取り替え使用してよ
く、足先を匂いのないものとして衛生的に保持し
得る。
考案の効果 以上説明した様に、本考案に係る靴中敷きは多
孔質鉱石の微粒子を含浸あるいは分散させた平板
状紙基板と、コルゲート状に形成され前記紙基板
の上面に接着固定された波板紙と、により片面E
段ダンボール紙を形成し、これを靴底形状に切断
形成して構成することにより、 紙を素材とし、紙基板と波板紙との片面E段
ダンボールとして製造し得るために、製造コス
ト、材料コストが極めて安価である。
紙基板上に波板紙の山形部(谷部)を接着固
定させて下部から支持する結果、そのコルゲー
ト形状が容易に圧接されて潰されることを防止
できる。
紙基板上に接着固定した波板紙の山形部(谷
部)が略等間隔で、直接に足裏面に接触するの
で足踏み効果と相まつて快適な履き心地を保持
出来、また、紙素材により適度の弾力性を保有
しているので足の疲れをも防ぐことができる。
波板紙と紙基板との内部の間隙及び、波板紙
の上面が直接足の裏面に接触する様にしている
ので通気性が良く、かつ、紙を素材としている
ため、吸水性も良い。
多孔質鉱石の微粒子の脱臭性、通気性、吸水
性が紙の素材とあいまつて、足の皮膚面の汗の
吸着処理、細菌の繁殖阻止、悪臭ガスの発生の
抑制効果を増大し得る。
E段ダンボールとして製造し得るために、大
量生産が可能であり、販売コストも安価に維持
できるので使い捨て使用を促進させて、そのた
めに、2ないし3日で取り替え使用させ、足先
を匂いのないものとして衛生的に保持し得る効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例に係る靴中敷きの
一部を切欠させた平面図、第2図はそのA−A線
拡大断面図、第3図は同じくB−B線拡大断面図
である。 10……靴中敷き、12,12a……紙基板、
14……波板紙、16……間隙。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 多孔質鉱石の微粒子を含浸あるいは分散させた
    平板状紙基板と、コルゲート状に形成され前記紙
    基板の上面に接着固定された波板紙と、により片
    面E段ダンボール紙を形成し、これを靴底形状に
    切断形成して成る靴中敷き。
JP1989080232U 1989-07-07 1989-07-07 Expired - Lifetime JPH056805Y2 (ja)

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JP1989080232U JPH056805Y2 (ja) 1989-07-07 1989-07-07

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JPH0319307U JPH0319307U (ja) 1991-02-26
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JP4612402B2 (ja) * 2004-12-03 2011-01-12 アキレス株式会社 水抜き孔を有する靴

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JPS59128205A (ja) * 1983-03-24 1984-07-24 Shimadzu Corp 多孔性ゲル状酵素固定化用担体の製造法
JPS61268253A (ja) * 1985-05-23 1986-11-27 太平洋セメント株式会社 衛生保健用品

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