JPH0567875U - ガスコック - Google Patents
ガスコックInfo
- Publication number
- JPH0567875U JPH0567875U JP769592U JP769592U JPH0567875U JP H0567875 U JPH0567875 U JP H0567875U JP 769592 U JP769592 U JP 769592U JP 769592 U JP769592 U JP 769592U JP H0567875 U JPH0567875 U JP H0567875U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fuse
- valve
- valve seat
- valve sleeve
- ball
- Prior art date
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- Pending
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- Safety Valves (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】ヒューズボールが作動しない状態に置かれるこ
とを防止すると共に、ヒューズボール作動後の復帰動作
を容易にしたガスコックを得る。 【構成】閉子14に回転可能に係合された第1バルブス
リーブ28内に弁座32を形成し、弁座32よりも下方
に上下動可能なヒューズキャリヤ56を、ばね58によ
り弁座方向に付勢する。弁座32とヒューズキャリヤ5
6の間にヒューズボール60を配置し、開弁時の第1バ
ルブスリーブ28の所定角度の回転で、ヒューズキャリ
ヤ56に作用して、ヒューズキャリヤ56を押し下げる
第1カム面64を形成する。また、弁座32よりも上方
で上下動可能に支承された解除部材52を設け、開弁時
に第1バルブスリーブ28の回転で、解除部材52に作
用してヒューズボール56を弁座32から押し下げる第
2カム面66を形成した。
とを防止すると共に、ヒューズボール作動後の復帰動作
を容易にしたガスコックを得る。 【構成】閉子14に回転可能に係合された第1バルブス
リーブ28内に弁座32を形成し、弁座32よりも下方
に上下動可能なヒューズキャリヤ56を、ばね58によ
り弁座方向に付勢する。弁座32とヒューズキャリヤ5
6の間にヒューズボール60を配置し、開弁時の第1バ
ルブスリーブ28の所定角度の回転で、ヒューズキャリ
ヤ56に作用して、ヒューズキャリヤ56を押し下げる
第1カム面64を形成する。また、弁座32よりも上方
で上下動可能に支承された解除部材52を設け、開弁時
に第1バルブスリーブ28の回転で、解除部材52に作
用してヒューズボール56を弁座32から押し下げる第
2カム面66を形成した。
Description
【0001】
本考案は、過流出が生じた場合に、ヒューズボールが弁座を塞ぎ、過流出を防 止するガスコックに関する。
【0002】
従来より、過流出を防止するガスコックが種々知られており、また、微小開状 態に置かれたときに、過流出防止弁が作動しないことを防止するものとして、実 公平2−9158号公報のガスコックが知られている。このガスコックは、閉子 の回動途中において補助弁は閉じたまま弁操作部材と共に回動し、弁操作部材の 左右の係止片が縦溝の位置まで回動した際押し下げばねの作用で弁操作部材は補 助弁を伴って下降し、開状態となる。即ち閉子の回動途中において補助弁は閉じ ており閉子全開位置で補助弁は開く。そして閉子を閉方向に若干回動させると補 助弁も回動して突子が弁操作部材に欠除段部から外れ押上ばねの作用で補助弁は 上昇し、閉子の管状体に密着して補助弁が閉じるように構成されていた。
【0003】
しかしながら、こうした従来のガスコックでは、開状態のときに、ゴムホース が外れる等の事故によりガスが一定流量以上の過流出状態になると、ヒューズボ ールが上昇して、閉子内の開通孔を塞ぎ、流出を防止するようにされている。そ して、この状態から、ゴムホースの外れを修復し、再度ガスを使用する際に、閉 子を開動作させても、ヒューズボールの上流側と下流側との圧力差により、ヒュ ーズボールは開通孔を閉じたままで、ガスが供給されない。そこで、ヒューズボ ールによる開通孔の閉塞を解除し、ガスの供給ができるように復帰させるために は、ガス供給源側にある元栓等を閉じ、ガスコックを配管から外してヒューズボ ールによる閉塞を解除する等の煩わしい作業をしなければならず、復帰が容易で ないという問題があった。
【0004】 そこで本考案は上記の課題を解決することを目的とし、ヒューズボールが作動 しない状態に置かれることを防止すると共に、ヒューズボール作動後の復帰動作 を容易にしたガスコックを提供することにある。
【0005】
かかる目的を達成すべく、本考案は課題を解決するための手段として次の構成 を取った。即ち、 弁本体に回転可能に支承された閉子を備え、 また前記弁本体に回転可能に支承されると共に前記閉子に回転可能に係合され たバルブスリーブ内のガス流路に弁座を形成し、 前記弁座よりも下方に上下動可能に支承されたヒューズキャリヤを、ばねによ り前記弁座方向に付勢し、 前記弁座と前記ヒューズキャリヤの間に上下動可能に、かつ前記ヒューズキャ リヤの上昇により前記弁座に着座してガス流路を遮断可能なヒューズボールを配 置し、 開弁時の前記バルブスリーブの所定角度の回転で、前記ヒューズキャリヤに作 用して、前記ヒューズキャリヤを前記ばねの付勢力に抗して押し下げる第1カム 面を形成し、 かつ、前記弁座よりも上方で上下動可能に支承された解除部材を設け、 前記開弁時に前記ヒューズキャリヤを下げた後、前記バルブスリーブの回転で 、前記解除部材に作用して前記ヒューズボールを前記弁座から押し下げる第2カ ム面を形成したことを特徴とするガスコックの構成がそれである。
【0006】
前記構成を有するガスコックは、閉子が回転されると、閉子と共にバルブスリ ーブが回転される。そして、バルブスリーブの所定角度の回転で、第1カム面が ヒューズキャリヤに作用して、ヒューズキャリヤをばねの付勢力に抗して押し下 げる。また、その後、バルブスリーブの回転で、第2カム面が、解除部材に作用 して、ヒューズボールを弁座から押し下げて、開状態とする。
【0007】 一方、過流出によりヒューズボールが作動すると、開状態でヒューズボールが 弁座に着座し、ガスの流出を防止する。復帰する際には、一旦閉子を閉状態に回 転させてから、閉子を開方向に回転する。すると、前述したと同様に、バルブス リーブの所定角度の回転で、第1カム面がヒューズキャリヤに作用して、ヒュー ズキャリヤをばねの付勢力に抗して押し下げる。その後、バルブスリーブの回転 で、第2カム面が、解除部材に作用して、ヒューズボールを弁座から押し下げて 、ヒューズボールの作動による閉状態を解除して、開状態とする。
【0008】
以下本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。 図1は本考案の一実施例であるガスコックの閉状態の断面図である。1は弁本 体であり、弁本体1には、入口孔2が形成され、入口孔2に連接して上方に小径 孔4、大径孔6、テーパ孔8が順に形成されている。そして、テーパ孔8に直交 して出口孔10が形成されている。
【0009】 テーパ孔8には、パッキング材12を介して、閉子14が回転可能に挿入され ており、閉子14には、その回転角度に応じて、パッキング材12の貫通孔16 を介して、大径孔6と出口孔10とを連通する連通孔18が形成されている。こ の閉子14は、つまみ20に固定された回転体22に係合されて、つまみ20と 共に回転されるように形成され、回転体22と閉子14との間に介装されたコイ ルばね24により、閉子14がパッキング材12に密着するように構成されてい る。
【0010】 また、小径孔4、大径孔6には、Oリング26により漏れ止めされて、筒状の 第1バルブスリーブ28が回転可能に挿入されている。この第1バルブスリーブ 28内を介して、入口孔2と連通孔18とが連通されており、第1バルブスリー ブ28内にOリング30が配置されて、弁座32が形成されている。
【0011】 閉子14側の第1バルブスリーブ28の端面に、等間隔で4箇所の溝34が形 成されており、この溝34には、十字形の回転継手36が嵌着されている。そし て、この回転継手36には、閉子14の下端の2箇所の突部38に設けられた嵌 合溝40が嵌着されて、閉子14と第1バルブスリーブ28とが一体となって回 転可能に係合されている。
【0012】 一方、弁座32よりも出口孔10側の第1バルブスリーブ28の外周に、摺動 可能にリング状の保持部材42が挿着されており、ばね44により上方に付勢さ れている。また、保持部材42には、矩形の突部42aが2個軸方向に突設され ている。
【0013】 更に、第1バルブスリーブ28の上端には、リング状のガイド部材46が冠着 されて回転継手36の抜け止めがされると共に、保持部材42の突部42aが摺 動可能に嵌合する溝46aが形成されている。そして、ガイド部材46の径方向 には、2個の突部46bが突設されており、この突部46bは、弁本体1の図示 しない溝に嵌入されて、ガイド部材46が回転しないようにされている。これに より、保持部材42が、上下方向に摺動できるように、かつ、弁本体1に対して は回転しないようにされている。
【0014】 弁座32よりも上方の第1バルブスリーブ28の外周には、2個の案内溝48 が対称に形成されており、この案内溝48にはシャフト50が挿入され、シャフ ト50の両端は、保持部材42に嵌着されている。 そして、第1バルブスリーブ28内のシャフト50には、解除部材52がその 軸の廻りに揺動可能に挿着されている。この解除部材52は、その中程に平坦な 羽根部52aと、径方向に突き出された棒状の突部52bとが、ほぼ直交して設 けられている。尚、羽根部52aは、突部52bよりも重く成形され、その重量 差により解除部材52に回転力が作用するようにされている。
【0015】 一方、弁座32よりも下方の第1バルブスリーブ28内に、有底の筒部材54 が挿入されており、筒部材54の下端からは平板状の突部54aが突出されてい る。この突部54aは、弁本体1に形成された溝1aに嵌着されて、筒部材54 の回転を規制するように構成されている。
【0016】 また、筒部材54には、入口孔2から第1バルブスリーブ28内にガスが流れ 込むように、複数の切欠54bが形成されると共に、上下方向に2つの縦溝54 cが対称に形成されている。そして、この縦溝54cには、ヒューズキャリヤ5 6の軸部56aが、それぞれ摺動可能に挿入されて、ヒューズキャリヤ56が上 下方向に移動できるように支承されている。
【0017】 尚、軸部56aは、可撓部56bを介して設けられ、軸部56aの先端は、第 1バルブスリーブ28の窓28dから外に突き出されている。 このヒューズキャリヤ56は、筒部材54内に収納されたばね58により上方 に付勢されている。そして、このヒューズキャリヤ56と弁座32との間には、 ヒューズボール60が、筒部材54に上下動可能に配置されている。このヒュー ズボール60は、弁座32に着座したときには、第1バルブスリーブ28内のガ スの流通を遮断するようにされており、また、ガスの過流出により弁座32に向 かって上昇するように形成されている。
【0018】 更に、小径孔4と第1バルブスリーブ28との間には、円筒状の第2バルブス リーブ62が挿入されており、第2バルブスリーブ62の上端には、2個の溝6 2aが形成されている。そして、第1バルブスリーブ28には、この溝62aに 対応して突部28aが形成されており、突部28aがこの溝62aに挿入されて いる。
【0019】 突部28aは、この溝62aの幅よりも狭くされており、第1バルブスリーブ 28と第2バルブスリーブ62とは、本実施例では、約20度の範囲で相対的に 回転できるようにされている。また、それ以上の範囲で回転されると、一緒に回 転するように構成されている。
【0020】 また、第2バルブスリーブ62の内周には、前記ヒューズキャリヤ56の軸部 56aの先端が接する第1カム面64が形成されている。この第1カム面64は 、図8に示すように、第1バルブスリーブ28を約20度回転して、突部28a が溝62aに突き当り、第1バルブスリーブ28と第2バルブスリーブ62とが 共に回転し、第1バルブスリーブ28が所定角度、本実施例では約50度回転し たときに、軸部56aが第1カム面64に当接する。そして、ヒューズキャリヤ 56をばね58の付勢力に抗して押し下げるように傾斜して形成されている。
【0021】 また、第1バルブスリーブ28を約90度回転させたときに、軸部56aが突 部62bを乗り越え、上下方向の溝62cに入り込むように形成されている。こ のとき、軸部56aが、第1バルブスリーブ28の窓28dに突き出されたスト ッパ部28bに当接して、ヒューズキャリヤ56がばね58の付勢力により溝6 2cに沿って上昇するのを規制するように構成されている。
【0022】 一方、第1バルブスリーブ28を逆方向に回転すると、その回転が約20度の 範囲では、第1バルブスリーブ28のみが回転し、ストッパ部28bが溝62c 上から退避する。そして、ヒューズキャリヤ56がばね58の付勢力により、溝 62cに沿って上昇し、更に、第1バルブスリーブ28を回転すると、軸部56 aが傾斜部62dに乗り上げ、可撓部56bがたわみ、第1カム面64を乗り越 えるように構成されている。
【0023】 しかも、第1バルブスリーブ28の前記案内溝48の両側面が、第2カム面6 6として形成されている。この第2カム面66の形状は、図8に示すように、第 1バルブスリーブ28を回転して、ヒューズキャリヤ56を下降させ、ヒューズ ボール60から所定量離れるまでは、平坦面66aとして形成されている。この 平坦面66aにシャフト50があるときは、解除部材52の突部52bがヒュー ズボール60に接触することなく、解除部材52がシャフト50の廻りを揺動で きるようにされている。
【0024】 そして、その平坦面66aに続いて、シャフト50を下降させる傾斜面66b が形成されている。この傾斜面66bは、シャフト50が解除部材52と共に下 降されると、羽根部52aが第1バルブスリーブ28の内部に立設された規制部 28cに接触する。解除部材52をシャフト50の廻りに、突部52bをヒュー ズボール60に向かって揺動させ、ヒューズボール60に接触して押し下げ弁座 32から離間させるように、本実施例では、このときのつまみ20の回転角度が 、ほぼ70度のときに押し下げるように構成されている。更に、この傾斜面66 bに続いて、平坦面66cが形成されている。
【0025】 次に、前述した実施例のガスコックの作動について説明する。 まず、図1に示すように、ヒューズボール60は、ヒューズキャリヤ56を介 して、ばね58の付勢力により、弁座32に着座される。よって、入口孔2と連 通孔18との連通も遮断される。
【0026】 この閉状態から、つまみ20を回転すると、回転体22と共に閉子14も回転 する。そして、閉子14の回転により、回転継手36を介して、第1バルブスリ ーブ28も回転する。第1バルブスリーブ28を約20度回転させるまでの間は 、突部28aは溝62a内を移動し、第2バルブスリーブ62は回転しない。
【0027】 約20度以上回転すると、図8(ロ)に示すように、突部28aが溝62aの 一方の壁に突き当り、第1バルブスリーブ28と第2バルブスリーブ62とが一 緒に回転する。そして、約50度回転すると、第1カム面64がヒューズキャリ ヤ56の軸部56aに当接し、ヒューズキャリヤ56を、ばね58の付勢力に抗 して、縦溝54cに沿って押し下げる。このとき、ヒューズボール60は、上流 側と下流側との圧力差により、落下しない。
【0028】 また、閉子14の回転により、連通孔18と出口孔10とはその一部が連通す るが、ヒューズボール60が弁座32に着座しているので、閉状態が保たれ、ガ スは流れない。 更に第1バルブスリーブ28が回転され、約90度回転されるまでに、ヒュー ズキャリヤ56は押し下げられ、軸部56aは、突部62bを乗り上げ、溝62 cに入り込む。溝62cに入り込んだときに、第1バルブスリーブ28のストッ パ部28bが溝62c上に回転して来るので、軸部56aが溝62cに沿って上 昇するのを規制する。よって、ヒューズキャリヤ56は、下降した状態を保たれ る。
【0029】 一方、第1バルブスリーブ28が約70度回転したときに、第2カム面66の 傾斜面66bにシャフト50が当接し、シャフト50を押し下げる。すると、羽 根部52aが規制部28cに当接し、解除部材52をシャフト50の廻りに揺動 させる。これにより、図3に示すように、突部52bがヒューズボール60に当 接し、ヒューズボール60を弁座32から強制的に離間させる。
【0030】 よって、入口孔2に流入したガスは、弁座32を通り、連通孔18、貫通孔1 6を介して、出口孔10から流出する。また、このとき、ヒューズボール60の 下流側と上流側との圧力差が小さくなるので、ヒューズボール60は自重でヒュ ーズキャリヤ56上に落下する。
【0031】 第1バルブスリーブ28がほぼ90度回転されると、図4,図5に示すように 、入口孔2と出口孔10とは、連通孔18を介して連通され、全開状態とされる 。そして、ガスは第1バルブスリーブ18内を流れるが、このガスの流れによる 影響を羽根部52aが受け、解除部材52をシャフト50の廻りに揺動させる。 これにより、解除部材52の突部52bは、ヒューズボール60上から退避させ られる。
【0032】 この全開状態でガスを使用中に、何等かの原因で、ガスホースが外れたりする と、ガスが過流出の状態になる。すると、この流れの影響を受けて、ヒューズボ ール60が、図6に示すように、上昇し、弁座32に着座して、ガスの流れを遮 断する。このとき、解除部材52は、ガスの流れの影響を受けて、シャフト50 の廻りに揺動されており、突部52bがヒューズボール60の着座を阻害するこ とはない。
【0033】 そして、ガスホースの外れを修復し、ヒューズボール60の作動の解除をする 場合には、一旦、つまみ20を90度回転させて、閉状態にする。このとき、つ まみ20の回転と共に、閉子14及び第1バルブスリーブ28が回転し、まず、 ストッパ部28bが溝62c上から退避する。よって、ヒューズキャリヤ56が ばね58の付勢力により縦溝54cに沿って上昇され、ヒューズボール60に当 接する。
【0034】 この回転当初の約20度の回転範囲では、第1バルブスリーブ28の突部28 aは、第2バルブスリーブ62の溝62a内を移動し、第2バルブスリーブ62 は回転しない。 第1バルブスリーブ28が約20度以上回転されると、突部28aが溝62a の壁に突き当たり、第2バルブスリーブ62も一緒に回転する。すると、ヒュー ズキャリヤ56の軸部56aは、傾斜部62dに乗り上げ、可撓部が56bがた わみ、第1カム面64を乗り越える。
【0035】 また、解除部材52は、前述したとは逆に、案内溝48に沿って、シャフト5 0を介して持ち上げられる。これにより、図1に示すように、ヒューズボール6 0に邪魔されることなく、解除部材52は羽根部52aと突部52bとの重心の 関係から、シャフト50の廻りに揺動する。そして、羽根部52aが、規制部2 8cに当接し、突部52bは、ヒューズボール60の反対側に移る。
【0036】 尚、単に閉じるときも、前述したと同様につまみ20を90度回転する。この ときは、ヒューズボール60は、ヒューズキャリヤ56により上に運ばれ、弁座 32に着座する。よって、つまみ20を約20度回転したときに、ヒューズキャ リヤ56が上昇するので、この状態で全閉状態となる。
【0037】 このように、一旦、閉状態にした後、再度、つまみ20を開方向に回転させる 。そして、前述したと同様に、同じ動作を繰り返し、ヒューズキャリヤ56を下 降させた後、解除部材52の突部52bにより、ヒューズボール60を押し下げ 、開状態に復帰させる。
【0038】 このように、本実施例のガスコックによると、つまみ20を約70度回転させ たときに、ヒューズボール60を解除部材52の突部52bにより押し下げで開 状態とする。従って、つまみ20を半開状態に回転させて、止めても、ヒューズ ボール60が押し下げられる前であれば、ヒューズボール60によりガスの流出 は遮断される。よって、半開状態のガスの流量が絞られたときに、ガスホースが 外れた場合のヒューズボール60の不作動を防止できる。
【0039】 また、ヒューズボール60が押し下げられた後であれは、連通孔18と出口孔 10とは、ほぼ重なっており、全開状態に近い状態でガスが流れる。よって、こ の状態でガスホース等が外れると、過流出の状態になり、ヒューズボール60が 作動して、弁座32に着座し、ガスの流出を遮断する。
【0040】 更に、過流出によるヒューズボール60の作動後に、復帰する場合は、一旦、 つまみ20を閉状態に戻した後、再び開状態に回転させると、解除部材52が下 降しながら揺動して、突部52bがヒューズボール60を押し下げて、ヒューズ ボール60の作動状態を解除する。従って、ヒューズボール60が作動しても、 その後の解除を容易に行うことができる。
【0041】 以上本考案はこの様な実施例に何等限定されるものではなく、本考案の要旨を 逸脱しない範囲において種々なる態様で実施し得る。
【0042】
以上詳述したように本考案のガスコックは、閉子がほぼ全開状態になければ、 ガスが流出しないので、ヒューズボールの不作動を防止できると共に、ヒューズ ボールが作動した後の解除も容易にできるという効果を奏する。
【図1】本考案の一実施例としてのガスコックの閉状態
の断面図である。
の断面図である。
【図2】図1のAA断面図である。
【図3】本実施例のガスコックの中間状態の要部断面図
である。
である。
【図4】本実施例のガスコックの開状態の要部断面図で
ある。
ある。
【図5】図4のBB断面図である。
【図6】本実施例のガスコックのヒューズボール作動時
の要部断面図である。
の要部断面図である。
【図7】本実施例のガスコックの主要部の分解斜視図で
ある。
ある。
【図8】本実施例の第1バルブスリーブの溝と第2バル
ブスリーブの一部の展開図である。
ブスリーブの一部の展開図である。
1…弁本体 2…入口孔 10
…出口孔 14…閉子 18…連通孔 28
…第1バルブスリーブ 36…回転継手 42…保持部材 46
…ガイド部材 52…解除部材 54…筒部材 56
…ヒューズキャリヤ 58…ばね 60…ヒューズボール 62
…第2バルブスリーブ 64…第1カム面 66…第2カム面
…出口孔 14…閉子 18…連通孔 28
…第1バルブスリーブ 36…回転継手 42…保持部材 46
…ガイド部材 52…解除部材 54…筒部材 56
…ヒューズキャリヤ 58…ばね 60…ヒューズボール 62
…第2バルブスリーブ 64…第1カム面 66…第2カム面
Claims (1)
- 【請求項1】 弁本体に回転可能に支承された閉子を備
え、 また前記弁本体に回転可能に支承されると共に前記閉子
に回転可能に係合されたバルブスリーブ内のガス流路に
弁座を形成し、 前記弁座よりも下方に上下動可能に支承されたヒューズ
キャリヤを、ばねにより前記弁座方向に付勢し、 前記弁座と前記ヒューズキャリヤの間に上下動可能に、
かつ前記ヒューズキャリヤの上昇により前記弁座に着座
してガス流路を遮断可能なヒューズボールを配置し、 開弁時の前記バルブスリーブの所定角度の回転で、前記
ヒューズキャリヤに作用して、前記ヒューズキャリヤを
前記ばねの付勢力に抗して押し下げる第1カム面を形成
し、 かつ、前記弁座よりも上方で上下動可能に支承された解
除部材を設け、 前記開弁時に前記ヒューズキャリヤを下げた後、前記バ
ルブスリーブの回転で、前記解除部材に作用して前記ヒ
ューズボールを前記弁座から押し下げる第2カム面を形
成したことを特徴とするガスコック。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP769592U JPH0567875U (ja) | 1992-02-21 | 1992-02-21 | ガスコック |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP769592U JPH0567875U (ja) | 1992-02-21 | 1992-02-21 | ガスコック |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0567875U true JPH0567875U (ja) | 1993-09-10 |
Family
ID=11672910
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP769592U Pending JPH0567875U (ja) | 1992-02-21 | 1992-02-21 | ガスコック |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0567875U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012207780A (ja) * | 2011-03-16 | 2012-10-25 | Osaka Gas Co Ltd | ガス栓 |
JP2012207781A (ja) * | 2011-03-16 | 2012-10-25 | Osaka Gas Co Ltd | ガス栓 |
JP2014139454A (ja) * | 2013-01-21 | 2014-07-31 | Fujii Gokin Seisakusho Co Ltd | ガス栓 |
-
1992
- 1992-02-21 JP JP769592U patent/JPH0567875U/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2012207780A (ja) * | 2011-03-16 | 2012-10-25 | Osaka Gas Co Ltd | ガス栓 |
JP2012207781A (ja) * | 2011-03-16 | 2012-10-25 | Osaka Gas Co Ltd | ガス栓 |
JP2014139454A (ja) * | 2013-01-21 | 2014-07-31 | Fujii Gokin Seisakusho Co Ltd | ガス栓 |
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