JP2560833Y2 - 過流出防止弁付ガスコック用キャップ - Google Patents

過流出防止弁付ガスコック用キャップ

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  • Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、過流出防止弁付ガスコ
ックを工場から顧客への搬送中や保管中などの際に、出
口孔からの塵等の侵入を防止するために出口孔を塞ぐ過
流出防止弁付ガスコック用キャップに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、住宅等の新築、あるいは改装
等の際には、燃料用ガス供給のための配管工事が行われ
る。その際、燃料用ガスの元栓には、ガスホースの破損
の場合などの、燃料用ガスの過流出の際に通路を遮断す
るヒューズボールを内蔵した過流出防止弁付ガスコック
が用いられている。
【0003】この過流出防止弁付ガスコックには、閉子
が開位置と閉位置との中間の半開位置に置かれて使用さ
れた場合に、ゴムホース等が外れて過流出の状態になっ
ても、閉子によりガスの流量が絞られるため、ガスコッ
クを通過するガスの流量がヒューズボールの作動流量に
達せず、過流出防止弁が作動しない場合があるという問
題があった。そこで、これを解決するものとして、実公
平2−21660号公報にあるように、閉子が所定の開
位置にあるときに通路が全開状態にされてガスが流れ、
その他の位置にあるときには通路は完全に全閉状態にさ
れるものが知られている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、こうし
た従来の全開状態か、全閉状態にしか切り換えられない
ものでは、逆に、新たな配管工事を行った場合のよう
に、ガスコックよりも上流側の配管に入っている空気を
排除する、いわゆるエアパージを行なう際に、不便であ
るという問題があった。即ち、全開状態にして、空気を
排出しようとすると、ヒューズボールの作動流量を超え
て空気が排出されるので、過流出防止弁が作動してしま
い、空気の排出ができなくなってしまう。そこで、図7
に示すように、ガスコック80の出口孔81が設けられ
ている接続部82に、内部にヒューズボールの作動流量
よりも小流量のガスが排出可能なオリフィス84を形成
した板86を設けたクイックジョイント88を接続して
いた。
【0005】そして、エアパージを行なう毎に、工場出
荷時に入口孔と出口孔81とに装着されている塵侵入防
止用のキャップを外し、オリフィス84を形成したクイ
ックジョイント88を用意して、接続部82に接続し、
エアパージを行っていた。その為、その準備が煩わし
く、また、特別のオリフィス84を形成したクイックジ
ョイント88を用意しなければならずコスト高になると
いう問題があった。
【0006】そこで本考案は上記の課題を解決すること
を目的とし、特別の部品を用意することなく、エアパー
ジを容易に行うことができる過流出防止弁付ガスコック
用キャップを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成すべ
く、本考案は課題を解決するための手段として次の構成
を取った。即ち、弁本体に形成された入口孔と出口孔と
を連通する通路に、ガスの過流出により移動して弁座口
を塞ぎ前記通路を遮断するヒューズボールを設けると共
に、回動する閉子により前記通路を開閉可能に形成し、
かつ前記閉子の所定位置で前記通路をほぼ全開状態に、
他の位置では前記通路を全閉状態に切換可能な過流出防
止弁付ガスコックに被着され、前記出口孔を閉塞する塞
壁を有する過流出防止弁付ガスコック用キャップにおい
て、前記塞壁から前記弁本体外部に向かって突出された
つまみ部を形成し、かつ、前記塞壁と前記つまみ部との
連接箇所に前記塞壁から前記つまみ部を破断可能な薄肉
部を形成すると共に、破断後に前記ヒューズボールの作
動流量よりも小流量の前記ガスが流出可能なエアパージ
孔を開口可能に前記薄肉部を形成したことを特徴とする
過流出防止弁付ガスコック用キャップの構成がそれであ
る。
【0008】
【作用】前記構成を有する過流出防止弁付ガスコック用
キャップは、過流出防止弁付ガスコックに被着されて、
過流出防止弁付ガスコックの運搬中や保管中に、入口孔
からの塵等の侵入を防止する。また、配管工事により過
流出防止弁付ガスコックが取り付けられ、エアパージを
行なう際には、つまみ部を摘み、薄肉部を破断して、エ
アパージ孔を開口する。そして、過流出防止弁付ガスコ
ックが全開状態にされると、ヒューズボールの作動流量
よりも小流量のガスがエアパージ孔から流出され、ヒュ
ーズボールが作動することなく、配管中の空気が排出さ
れる。
【0009】
【実施例】以下本考案の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。図1は本考案の一実施例としての過流出防止
弁付ガスコック用キャップを取り付けた過流出防止弁付
ガスコックの閉弁状態の断面図である。
【0010】1は弁本体であり、弁本体1には、入口孔
2に連通した流入孔3が穿設されている。この流入孔3
には、ヒューズボール4が挿入されており、ピン5によ
り落下防止が図られると共に、流入孔3内を流れるガス
の流量が所定の作動流量になったときに、ヒューズボー
ル4を押し上げるようにされている。そして、流入孔3
に連接して大径孔6が形成されており、大径孔6に連接
してテーパ孔8が穿設されている。
【0011】更に、このテーパ孔8に連通して、その径
方向に出口孔10が穿設されている。この出口孔10
は、弁本体1から突出され、図示しないガスホース等が
接続可能な接続部11内を通って、外部に向かって開口
形成されている。前記大径孔6には、底12aを流入孔
3側にして筒体12が挿着されており、筒体12の底1
2aには、流入孔3に連通した弁座口14が、穿設され
ている。流入孔3側の弁座口14の廻りには、ヒューズ
ボール4が着座する第1弁座16が形成されている。ま
た、筒体12内側の弁座口14の廻りは、環状に突出さ
れて第2弁座18が形成されている。更に、筒体12の
内周には、円弧状の溝19a,19bが形成されてい
る。
【0012】そして、筒体12の外周に、その軸方向に
沿って、2本の所定長さの長円状スリット20,22が
形成されており、このスリット20,22には、筒体1
2内に摺動可能に挿入された弁体24の突部26,28
が、摺動可能に嵌合されている。この弁体24には、ほ
ぼその中央に、前記第2弁座18に着座する弁体部30
が形成されている。この弁体部30には、ピン32が嵌
着されており、ピン32は、弁体部30が第2弁座18
に着座したときに、第1弁座16に着座しているヒュー
ズボール4を押し下げる程度の長さにされている。
【0013】また、弁体部30には、一体的に2本のア
ーム部34,36が取り付けられており、このアーム部
34,36は、弁体部30から径方向に延出されてか
ら、更に筒体12の内周に沿って軸方向に延ばされてい
る。しかも、その先には、中心に向かって径方向に突出
された係合部38,40が形成されている。そして、弁
体部30には、C字状のばね41a,41bの両端がそ
れぞれ嵌挿されて弁体部30の両側に突き出されると共
に、ばね41a,41bが弁体24の摺動方向と直交す
る軸の廻りに揺動できるようにされている。
【0014】更に、ばね41a,41bは、前記筒体1
2の溝19a,19bにそれぞれ挿入されており、弁体
24が摺動されて、溝19a,19b、ばね41a,4
1b、弁体部30が一直線上になった反転位置にあると
きに、ばね41a,41bの弾性変形量が最大となるよ
うに、溝19a,19b及びばね41a,41bの形状
が定められている。そして、弁体28は、ばね41a,
41bにより、反転位置を境にして、その付勢方向が切
り替わるようにされている。
【0015】一方、前記テーパ孔8には、コイルばね4
1により付勢された閉子42が回動可能に挿着されてお
り、この閉子42はレバー43を操作者が操作すること
により、90度の範囲で回動されるようになされてい
る。また、閉子42には、筒体12内に向かって突出さ
れた円柱状の突部44が形成されている。更に、閉子4
2には、所定の回動位置において、一端が出口孔10に
連通し、他端が閉子42の突部44の先端に開口して筒
体12内とを連通する連通孔48が形成されている。
【0016】前記閉子42の突部44の外周には、1組
のカム溝50,52が形成されている。この1組のカム
溝50,52は、突部44の外周に対称に設けられ、こ
のカム溝50,52には、前記弁体24の係合部38,
40が係合されて、カム対偶を形成しており、係合部3
8,40が、相対的にカム溝50,52に沿って移動で
きるようにされている。
【0017】このカム溝50,52は、第5図に示すよ
うに、閉子42の回転角度が0度のときに、カム溝5
0,52の一方の端に係合部38,40があり、このと
き、連通孔48と出口孔10とは90度位相がずれて、
閉子42により出口孔10と入口孔2との連通が遮断さ
れた全閉状態になるようにされている。また、閉子42
を90度回転したときに、係合部38,40がカム溝5
0,52の他方の端にまで達し、また、連通孔48と出
口孔10との位相が一致して、全開状態になるようにさ
れている。
【0018】両カム溝50,52は、同一形状であるの
で、一方のカム溝50について、第3図、第4図によっ
て説明する。このカム溝50は、突部44の外周に形成
された第1直線部54と、この第1直線部54に連接し
た傾斜部56と、更に傾斜部56に連接した第2直線部
58とを備えている。また、第1直線部54と第2直線
部58の段差は、第2弁座18に着座している弁体24
を反転位置を超えて押し上げられる高さにされている。
【0019】しかも、係合部38が第1直線部54に接
触しているときに、ばね41a,41bの付勢力によ
り、弁体部30が第2弁座18に着座できるようにされ
ている。また、閉子42を約70度、即ち全開位置近傍
にまで回転させたときに、係合部38が傾斜部56に差
し掛かるように形成されている。
【0020】一方、前記出口孔10には、過流出防止弁
付ガスコック用キャップ60(以下、キャップ60とい
う)が被着されている。このキャップ60は、ポリプロ
ピレン製で、出口孔10の直径よりも少し大きな外径、
本実施例では、出口孔10の直径よりも約0.1〜0.
3mmほど大きな外径で、出口孔10に嵌挿可能な円筒部
62を備え、円筒部60の一端には、径方向に突き出た
鍔部64が形成されている。
【0021】また、円筒部60の他端には、円筒部60
の中空内部を塞ぐ塞壁66が形成されており、この塞壁
66のほぼ中央には、円筒部60内を通り鍔部64より
も外側に、弁本体1の外部に向かって突出されたつまみ
部68が形成されている。そして、塞壁66には、弁本
体1の内側から、つまみ部68にまで達する有底のエア
パージ孔70が形成され、塞壁66とつまみ部68との
連接箇所が薄肉部72として形成されている。
【0022】この薄肉部72は、つまみ部68を指で摘
んで捻ったりすることにより、薄肉部72を破断出来る
程度の薄い肉厚にされている。そして、エアパージ孔7
0は、ヒューズボール4の作動流量よりも小流量のガス
が流出可能な直径にされている。本実施例では、ガス圧
が280mmH2O のとき、ヒューズボール4の作動流量は
1.2m3 /hに設定されているが、エアパージ孔70
は、ガスの流量が0.15〜0.728m3 /hになる
ように直径が1.0〜2.2mmの間になるようにされて
いる。
【0023】次に、本実施例の過流出防止弁付ガスコッ
ク用キャップの作動について、過流出防止弁付ガスコッ
クの作動と共に説明する。工場から出荷されるときに
は、図1に示すように、出口孔10には、鍔部64が接
続部11に突き当たるまで、円筒部62が嵌挿されて、
キャップ60が被着されている。また、入口孔2には、
図示しない別のキャップが被着されている。これによ
り、工場から配管現場までの搬送中や保管中に、弁本体
1内に塵等が侵入して、閉子42の回動や、ヒューズボ
ール4の作動が阻害されないようにされている。
【0024】そして、家屋の新築現場等で、ガスの配管
工事が行われる際に、入口孔2の図示しないキャップは
取り外され、出口孔10のキャップ60は被着されたま
ま、入口孔2に図示しないガス管等が螺入される。そし
て、配管内の空気を抜くエアパージが行われる際には、
つまみ部68が指等で摘まれ、つまみ部68を捻ったり
する等されて、薄肉部72が破断され、つまみ部68が
取り除かれる。すると、塞壁66にエアパージ孔70が
開口される。
【0025】一方、過流出防止弁付ガスコックは、第5
図(イ)に示すように、閉子42の回転角度が0度のと
きには、出口孔10と連通孔48との位相が90度ずれ
ているので、出口孔10と連通孔48との連通が遮断さ
れ、第1図に示すように、閉弁状態とされる。また、こ
の時、弁体24の係合部38,40は、カム溝50,5
2の第1直線部54の端にあり、弁体部30は、ばね4
1a,41bの付勢力により、筒体12の第2弁座18
に押し付けられて、弁座口14が閉塞されている。よっ
て、流入孔3と筒体12内との連通も遮断されている。
【0026】この状態から、閉子42を回転すると、弁
体24の係合部38,40は、カム溝50,52の第1
直線部54に沿って摺動する。係合部38,40が傾斜
部56に達するまでは、弁体24には、弁体部30を第
2弁座18から離間させる作用力は作用しない。よっ
て、流入孔3と筒体12内との連通は遮断されたままで
ある。また、閉子42の回転に伴って、連通孔48の一
部と出口孔10とが重なり、半開状態になるが、弁座口
14が閉塞されているので、ガスは流れない。
【0027】そして、第5図(ロ)に示すように、閉子
42が約70度回転された全開位置近傍となると、連通
孔48と出口孔10とはかなりの部分で重なり、ほぼ全
開に近い状態となる。また、係合部38,40が傾斜部
56に差し掛かり、傾斜部56により、係合部38,4
0を介して弁体部30を、ばね41a,41bの付勢力
に抗して、第2弁座18から離間させる作用力が働く。
そして、更に回転されると、係合部38,40を介して
弁体24が引き上げられる。
【0028】引き上げられて、弁体部30が、ばね41
a,41bの反転位置を超えると、ばね41a,41b
の付勢方向が、弁体部30を第2弁座18から離間させ
る方向に切り替わり、ばね41a,41bの付勢力によ
り、弁体24が押し上げられる。これにより、弁座口1
4は、急速に解放され、入口孔2は、流入孔3、弁座口
14、筒体12内、連通孔48を介して、出口孔10と
連通されて、ほぼ全開状態とされる。
【0029】閉子42が、第5図(ハ)に示すように、
更に90度まで回転されると、係合部38は第2直線部
58に沿って摺動し、連通孔48と出口孔10との位相
が、一致して、第2図に示すように、全開状態とされ
る。これにより、まず配管内に閉じ込められていた空気
が入口孔2に流入し、流入孔3、弁座口14、筒体12
内、連通孔48を介して、出口孔10に供給される。そ
して、出口孔10から、エアパージ孔70を介して外部
に排出される。
【0030】その際、エアパージ孔70により、空気の
流量が、ヒューズボール4の作動流量よりも小流量に絞
られるので、このとき、ヒューズボール4が作動するこ
とはない。エアパージ孔70から配管内の空気が排出さ
れ、ガスが吐出されるようになったときには、レバー4
3を90度逆方向に回転し、閉子42を逆方向に回転さ
せると、係合部38,40が第2直線部58に沿って摺
動する。
【0031】そして、傾斜部56に達すると、弁体24
が押し下げられ、ばね41a,41bの反転位置を超え
ると、ばね41a,41bの付勢方向が、弁体部30を
第2弁座18に着座させる方向に切り替わり、ばね41
a,41bの付勢力により弁体24が押し下げられる。
そして、弁体部30が、第2弁座18に着座し、弁座口
14を閉塞する。エアパージを終了すると、キャップ6
0を取り外し、出口孔10と図示しないガスレンジ等と
を、接続部11に接続した図示しないガスホース等を介
して接続する。
【0032】一方、全開状態でガスレンジ等を使用して
いるときに、何等かの原因で、接続部11に接続されて
いた図示しないガスホース等が外れたりして、ガスの流
量が異常に増加すると、ヒューズボール4を押し上げよ
うとする作用力が生じ、ヒューズボール4を第1弁座1
6に向かって押し上げる。そして、ヒューズボール4が
第1弁座16に着座すると、弁座口14が閉塞されて、
流入孔3と筒体12内との連通が遮断されて、ガスの流
出が止められる。
【0033】次に、前述した実施例のキャップ60と異
なる、第2実施例のキャップについて、図6によって説
明する。尚、前述した実施例と同じ部材については、同
一番号を付して詳細な説明を省略する。このキャップ7
4は、ゴム製で、接続部11の外周に被着可能な円筒部
76を備え、円筒部76の一端に、円筒部76の中空内
部を塞ぐ塞壁78が形成されている。そして、塞壁78
のほぼ中央には、弁本体の外部に向かって突出されたつ
まみ部79が形成されている。そして、塞壁78には、
前述したと同様に、エアパージ孔70が形成され、塞壁
78とつまみ部79との連接箇所が薄肉部72として形
成されている。
【0034】このように、キャップ74は、接続部11
の外周に被着する構成のものであっても、同様に実施可
能である。尚、過流出防止弁付ガスコックは、前述した
ものに限らず、閉子の回動により、所定位置で通路が全
開状態となり、他の位置では全閉状態となるように、中
間の半開状態とすることが出来ないようなものであれ
ば、前述した実施例のキャップ60,74が適用可能で
ある。
【0035】以上本考案はこの様な実施例に何等限定さ
れるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲にお
いて種々なる態様で実施し得る。
【0036】
【考案の効果】以上詳述したように本考案の過流出防止
弁付ガスコック用キャップは、搬送中や保管中には、塵
等の侵入を防止し、エアパージを行う際には、つまみ部
を捻ったりして、薄肉部を破断して、エアパージ孔を容
易に開口できる。よって、特別の部品などを用意しなく
ても、容易にエアパージを行うことが出来るという効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例としての過流出防止弁付ガス
コック用キャップを取り付けた過流出防止弁付ガスコッ
クの閉弁状態の断面図である。
【図2】本考案の一実施例としての過流出防止弁付ガス
コック用キャップを取り付けた過流出防止弁付ガスコッ
クの開弁状態の断面図である。
【図3】本実施例の過流出防止弁付ガスコックの要部分
解斜視図である。
【図4】本実施例の過流出防止弁付ガスコックのカム溝
の展開図である。
【図5】本実施例の過流出防止弁付ガスコックの閉子の
回転とカム溝及び弁体との関係を示す説明図である。
【図6】第2実施例としての過流出防止弁付ガスコック
用キャップの断面図である。
【図7】従来のエアパージに用いられたクイックジョイ
ントの一部断面図である。
【符号の説明】
1…弁本体 2…入口孔 4
…ヒューズボール 10…出口孔 42…閉子 6
0,74…キャップ 68,79…つまみ部 66,78…塞壁 7
0…エアパージ孔 72…薄肉部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁本体に形成された入口孔と出口孔とを
    連通する通路に、ガスの過流出により移動して弁座口を
    塞ぎ前記通路を遮断するヒューズボールを設けると共
    に、回動する閉子により前記通路を開閉可能に形成し、
    かつ前記閉子の所定位置で前記通路をほぼ全開状態に、
    他の位置では前記通路を全閉状態に切換可能な過流出防
    止弁付ガスコックに被着され、前記出口孔を閉塞する塞
    壁を有する過流出防止弁付ガスコック用キャップにおい
    て、 前記塞壁から前記弁本体外部に向かって突出されたつま
    み部を形成し、 かつ、前記塞壁と前記つまみ部との連接箇所に前記塞壁
    から前記つまみ部を破断可能な薄肉部を形成すると共
    に、 破断後に前記ヒューズボールの作動流量よりも小流量の
    前記ガスが流出可能なエアパージ孔を開口可能に前記薄
    肉部を形成したことを特徴とする過流出防止弁付ガスコ
    ック用キャップ。
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