JPH0554900U - 過流出防止弁付ガスコック用キャップ - Google Patents

過流出防止弁付ガスコック用キャップ

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JPH0554900U
JPH0554900U JP10786091U JP10786091U JPH0554900U JP H0554900 U JPH0554900 U JP H0554900U JP 10786091 U JP10786091 U JP 10786091U JP 10786091 U JP10786091 U JP 10786091U JP H0554900 U JPH0554900 U JP H0554900U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】特別の部品を用意することなく、容易にエアパ
ージが出来る。 【構成】ガスの過流出により移動して弁座口16を塞ぎ
通路を遮断するヒューズボール4を設けると共に、回動
する閉子42により通路を開閉可能に形成し、かつ閉子
42の所定位置でほぼ全開状態に、他の位置では全閉状
態に切換可能な過流出防止弁付ガスコックに被着される
キャップ60に関し、キャップ60の塞壁66から弁本
体1外部に向かって突出されたつまみ部68を形成す
る。かつ、塞壁66とつまみ部68との連接箇所に塞壁
66からつまみ部68を破断可能な薄肉部72を形成す
る。そして、破断後にヒューズボール4の作動流量より
も小流量のガスが流出可能なエアパージ孔70を開口可
能に薄肉部72を形成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、過流出防止弁付ガスコックを工場から顧客への搬送中や保管中など の際に、出口孔からの塵等の侵入を防止するために出口孔を塞ぐ過流出防止弁付 ガスコック用キャップに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、住宅等の新築、あるいは改装等の際には、燃料用ガス供給のための 配管工事が行われる。その際、燃料用ガスの元栓には、ガスホースの破損の場合 などの、燃料用ガスの過流出の際に通路を遮断するヒューズボールを内蔵した過 流出防止弁付ガスコックが用いられている。
【0003】 この過流出防止弁付ガスコックには、閉子が開位置と閉位置との中間の半開位 置に置かれて使用された場合に、ゴムホース等が外れて過流出の状態になっても 、閉子によりガスの流量が絞られるため、ガスコックを通過するガスの流量がヒ ューズボールの作動流量に達せず、過流出防止弁が作動しない場合があるという 問題があった。そこで、これを解決するものとして、実公平2−21660号公 報にあるように、閉子が所定の開位置にあるときに通路が全開状態にされてガス が流れ、その他の位置にあるときには通路は完全に全閉状態にされるものが知ら れている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、こうした従来の全開状態か、全閉状態にしか切り換えられない ものでは、逆に、新たな配管工事を行った場合のように、ガスコックよりも上流 側の配管に入っている空気を排除する、いわゆるエアパージを行なう際に、不便 であるという問題があった。即ち、全開状態にして、空気を排出しようとすると 、ヒューズボールの作動流量を超えて空気が排出されるので、過流出防止弁が作 動してしまい、空気の排出ができなくなってしまう。そこで、図7に示すように 、ガスコック80の出口孔81が設けられている接続部82に、内部にヒューズ ボールの作動流量よりも小流量のガスが排出可能なオリフィス84を形成した板 86を設けたクイックジョイント88を接続していた。
【0005】 そして、エアパージを行なう毎に、工場出荷時に入口孔と出口孔81とに装着 されている塵侵入防止用のキャップを外し、オリフィス84を形成したクイック ジョイント88を用意して、接続部82に接続し、エアパージを行っていた。そ の為、その準備が煩わしく、また、特別のオリフィス84を形成したクイックジ ョイント88を用意しなければならずコスト高になるという問題があった。
【0006】 そこで本考案は上記の課題を解決することを目的とし、特別の部品を用意する ことなく、エアパージを容易に行うことができる過流出防止弁付ガスコック用キ ャップを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成すべく、本考案は課題を解決するための手段として次の構成 を取った。即ち、 弁本体に形成された入口孔と出口孔とを連通する通路に、ガスの過流出により 移動して弁座口を塞ぎ前記通路を遮断するヒューズボールを設けると共に、回動 する閉子により前記通路を開閉可能に形成し、かつ前記閉子の所定位置で前記通 路をほぼ全開状態に、他の位置では前記通路を全閉状態に切換可能な過流出防止 弁付ガスコックに被着され、前記出口孔を閉塞する塞壁を有する過流出防止弁付 ガスコック用キャップにおいて、 前記塞壁から前記弁本体外部に向かって突出されたつまみ部を形成し、 かつ、前記塞壁と前記つまみ部との連接箇所に前記塞壁から前記つまみ部を破 断可能な薄肉部を形成すると共に、 破断後に前記ヒューズボールの作動流量よりも小流量の前記ガスが流出可能な エアパージ孔を開口可能に前記薄肉部を形成したことを特徴とする過流出防止弁 付ガスコック用キャップの構成がそれである。
【0008】
【作用】
前記構成を有する過流出防止弁付ガスコック用キャップは、過流出防止弁付ガ スコックに被着されて、過流出防止弁付ガスコックの運搬中や保管中に、入口孔 からの塵等の侵入を防止する。また、配管工事により過流出防止弁付ガスコック が取り付けられ、エアパージを行なう際には、つまみ部を摘み、薄肉部を破断し て、エアパージ孔を開口する。そして、過流出防止弁付ガスコックが全開状態に されると、ヒューズボールの作動流量よりも小流量のガスがエアパージ孔から流 出され、ヒューズボールが作動することなく、配管中の空気が排出される。
【0009】
【実施例】
以下本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。 図1は本考案の一実施例としての過流出防止弁付ガスコック用キャップを取り 付けた過流出防止弁付ガスコックの閉弁状態の断面図である。
【0010】 1は弁本体であり、弁本体1には、入口孔2に連通した流入孔3が穿設されて いる。この流入孔3には、ヒューズボール4が挿入されており、ピン5により落 下防止が図られると共に、流入孔3内を流れるガスの流量が所定の作動流量にな ったときに、ヒューズボール4を押し上げるようにされている。そして、流入孔 3に連接して大径孔6が形成されており、大径孔6に連接してテーパ孔8が穿設 されている。
【0011】 更に、このテーパ孔8に連通して、その径方向に出口孔10が穿設されている 。この出口孔10は、弁本体1から突出され、図示しないガスホース等が接続可 能な接続部11内を通って、外部に向かって開口形成されている。 前記大径孔6には、底12aを流入孔3側にして筒体12が挿着されており、 筒体12の底12aには、流入孔3に連通した弁座口14が、穿設されている。 流入孔3側の弁座口14の廻りには、ヒューズボール4が着座する第1弁座16 が形成されている。また、筒体12内側の弁座口14の廻りは、環状に突出され て第2弁座18が形成されている。更に、筒体12の内周には、円弧状の溝19 a,19bが形成されている。
【0012】 そして、筒体12の外周に、その軸方向に沿って、2本の所定長さの長円状ス リット20,22が形成されており、このスリット20,22には、筒体12内 に摺動可能に挿入された弁体24の突部26,28が、摺動可能に嵌合されてい る。この弁体24には、ほぼその中央に、前記第2弁座18に着座する弁体部3 0が形成されている。この弁体部30には、ピン32が嵌着されており、ピン3 2は、弁体部30が第2弁座18に着座したときに、第1弁座16に着座してい るヒューズボール4を押し下げる程度の長さにされている。
【0013】 また、弁体部30には、一体的に2本のアーム部34,36が取り付けられて おり、このアーム部34,36は、弁体部30から径方向に延出されてから、更 に筒体12の内周に沿って軸方向に延ばされている。しかも、その先には、中心 に向かって径方向に突出された係合部38,40が形成されている。そして、弁 体部30には、C字状のばね41a,41bの両端がそれぞれ嵌挿されて弁体部 30の両側に突き出されると共に、ばね41a,41bが弁体24の摺動方向と 直交する軸の廻りに揺動できるようにされている。
【0014】 更に、ばね41a,41bは、前記筒体12の溝19a,19bにそれぞれ挿 入されており、弁体24が摺動されて、溝19a,19b、ばね41a,41b 、弁体部30が一直線上になった反転位置にあるときに、ばね41a,41bの 弾性変形量が最大となるように、溝19a,19b及びばね41a,41bの形 状が定められている。そして、弁体28は、ばね41a,41bにより、反転位 置を境にして、その付勢方向が切り替わるようにされている。
【0015】 一方、前記テーパ孔8には、コイルばね41により付勢された閉子42が回動 可能に挿着されており、この閉子42はレバー43を操作者が操作することによ り、90度の範囲で回動されるようになされている。また、閉子42には、筒体 12内に向かって突出された円柱状の突部44が形成されている。更に、閉子4 2には、所定の回動位置において、一端が出口孔10に連通し、他端が閉子42 の突部44の先端に開口して筒体12内とを連通する連通孔48が形成されてい る。
【0016】 前記閉子42の突部44の外周には、1組のカム溝50,52が形成されてい る。この1組のカム溝50,52は、突部44の外周に対称に設けられ、このカ ム溝50,52には、前記弁体24の係合部38,40が係合されて、カム対偶 を形成しており、係合部38,40が、相対的にカム溝50,52に沿って移動 できるようにされている。
【0017】 このカム溝50,52は、第5図に示すように、閉子42の回転角度が0度の ときに、カム溝50,52の一方の端に係合部38,40があり、このとき、連 通孔48と出口孔10とは90度位相がずれて、閉子42により出口孔10と入 口孔2との連通が遮断された全閉状態になるようにされている。また、閉子42 を90度回転したときに、係合部38,40がカム溝50,52の他方の端にま で達し、また、連通孔48と出口孔10との位相が一致して、全開状態になるよ うにされている。
【0018】 両カム溝50,52は、同一形状であるので、一方のカム溝50について、第 3図、第4図によって説明する。このカム溝50は、突部44の外周に形成され た第1直線部54と、この第1直線部54に連接した傾斜部56と、更に傾斜部 56に連接した第2直線部58とを備えている。また、第1直線部54と第2直 線部58の段差は、第2弁座18に着座している弁体24を反転位置を超えて押 し上げられる高さにされている。
【0019】 しかも、係合部38が第1直線部54に接触しているときに、ばね41a,4 1bの付勢力により、弁体部30が第2弁座18に着座できるようにされている 。また、閉子42を約70度、即ち全開位置近傍にまで回転させたときに、係合 部38が傾斜部56に差し掛かるように形成されている。
【0020】 一方、前記出口孔10には、過流出防止弁付ガスコック用キャップ60(以下 、キャップ60という)が被着されている。このキャップ60は、ポリプロピレ ン製で、出口孔10の直径よりも少し大きな外径、本実施例では、出口孔10の 直径よりも約0.1〜0.3mmほど大きな外径で、出口孔10に嵌挿可能な円筒 部62を備え、円筒部60の一端には、径方向に突き出た鍔部64が形成されて いる。
【0021】 また、円筒部60の他端には、円筒部60の中空内部を塞ぐ塞壁66が形成さ れており、この塞壁66のほぼ中央には、円筒部60内を通り鍔部64よりも外 側に、弁本体1の外部に向かって突出されたつまみ部68が形成されている。そ して、塞壁66には、弁本体1の内側から、つまみ部68にまで達する有底のエ アパージ孔70が形成され、塞壁66とつまみ部68との連接箇所が薄肉部72 として形成されている。
【0022】 この薄肉部72は、つまみ部68を指で摘んで捻ったりすることにより、薄肉 部72を破断出来る程度の薄い肉厚にされている。そして、エアパージ孔70は 、ヒューズボール4の作動流量よりも小流量のガスが流出可能な直径にされてい る。本実施例では、ガス圧が280mmH2O のとき、ヒューズボール4の作動流量 は1.2m3 /hに設定されているが、エアパージ孔70は、ガスの流量が0. 15〜0.728m3 /hになるように直径が1.0〜2.2mmの間になるよう にされている。
【0023】 次に、本実施例の過流出防止弁付ガスコック用キャップの作動について、過流 出防止弁付ガスコックの作動と共に説明する。 工場から出荷されるときには、図1に示すように、出口孔10には、鍔部64 が接続部11に突き当たるまで、円筒部62が嵌挿されて、キャップ60が被着 されている。また、入口孔2には、図示しない別のキャップが被着されている。 これにより、工場から配管現場までの搬送中や保管中に、弁本体1内に塵等が侵 入して、閉子42の回動や、ヒューズボール4の作動が阻害されないようにされ ている。
【0024】 そして、家屋の新築現場等で、ガスの配管工事が行われる際に、入口孔2の図 示しないキャップは取り外され、出口孔10のキャップ60は被着されたまま、 入口孔2に図示しないガス管等が螺入される。そして、配管内の空気を抜くエア パージが行われる際には、つまみ部68が指等で摘まれ、つまみ部68を捻った りする等されて、薄肉部72が破断され、つまみ部68が取り除かれる。すると 、塞壁66にエアパージ孔70が開口される。
【0025】 一方、過流出防止弁付ガスコックは、第5図(イ)に示すように、閉子42の 回転角度が0度のときには、出口孔10と連通孔48との位相が90度ずれてい るので、出口孔10と連通孔48との連通が遮断され、第1図に示すように、閉 弁状態とされる。また、この時、弁体24の係合部38,40は、カム溝50, 52の第1直線部54の端にあり、弁体部30は、ばね41a,41bの付勢力 により、筒体12の第2弁座18に押し付けられて、弁座口14が閉塞されてい る。よって、流入孔3と筒体12内との連通も遮断されている。
【0026】 この状態から、閉子42を回転すると、弁体24の係合部38,40は、カム 溝50,52の第1直線部54に沿って摺動する。係合部38,40が傾斜部5 6に達するまでは、弁体24には、弁体部30を第2弁座18から離間させる作 用力は作用しない。よって、流入孔3と筒体12内との連通は遮断されたままで ある。また、閉子42の回転に伴って、連通孔48の一部と出口孔10とが重な り、半開状態になるが、弁座口14が閉塞されているので、ガスは流れない。
【0027】 そして、第5図(ロ)に示すように、閉子42が約70度回転された全開位置 近傍となると、連通孔48と出口孔10とはかなりの部分で重なり、ほぼ全開に 近い状態となる。また、係合部38,40が傾斜部56に差し掛かり、傾斜部5 6により、係合部38,40を介して弁体部30を、ばね41a,41bの付勢 力に抗して、第2弁座18から離間させる作用力が働く。そして、更に回転され ると、係合部38,40を介して弁体24が引き上げられる。
【0028】 引き上げられて、弁体部30が、ばね41a,41bの反転位置を超えると、 ばね41a,41bの付勢方向が、弁体部30を第2弁座18から離間させる方 向に切り替わり、ばね41a,41bの付勢力により、弁体24が押し上げられ る。これにより、弁座口14は、急速に解放され、入口孔2は、流入孔3、弁座 口14、筒体12内、連通孔48を介して、出口孔10と連通されて、ほぼ全開 状態とされる。
【0029】 閉子42が、第5図(ハ)に示すように、更に90度まで回転されると、係合 部38は第2直線部58に沿って摺動し、連通孔48と出口孔10との位相が、 一致して、第2図に示すように、全開状態とされる。これにより、まず配管内に 閉じ込められていた空気が入口孔2に流入し、流入孔3、弁座口14、筒体12 内、連通孔48を介して、出口孔10に供給される。そして、出口孔10から、 エアパージ孔70を介して外部に排出される。
【0030】 その際、エアパージ孔70により、空気の流量が、ヒューズボール4の作動流 量よりも小流量に絞られるので、このとき、ヒューズボール4が作動することは ない。エアパージ孔70から配管内の空気が排出され、ガスが吐出されるように なったときには、レバー43を90度逆方向に回転し、閉子42を逆方向に回転 させると、係合部38,40が第2直線部58に沿って摺動する。
【0031】 そして、傾斜部56に達すると、弁体24が押し下げられ、ばね41a,41 bの反転位置を超えると、ばね41a,41bの付勢方向が、弁体部30を第2 弁座18に着座させる方向に切り替わり、ばね41a,41bの付勢力により弁 体24が押し下げられる。そして、弁体部30が、第2弁座18に着座し、弁座 口14を閉塞する。エアパージを終了すると、キャップ60を取り外し、出口孔 10と図示しないガスレンジ等とを、接続部11に接続した図示しないガスホー ス等を介して接続する。
【0032】 一方、全開状態でガスレンジ等を使用しているときに、何等かの原因で、接続 部11に接続されていた図示しないガスホース等が外れたりして、ガスの流量が 異常に増加すると、ヒューズボール4を押し上げようとする作用力が生じ、ヒュ ーズボール4を第1弁座16に向かって押し上げる。そして、ヒューズボール4 が第1弁座16に着座すると、弁座口14が閉塞されて、流入孔3と筒体12内 との連通が遮断されて、ガスの流出が止められる。
【0033】 次に、前述した実施例のキャップ60と異なる、第2実施例のキャップについ て、図6によって説明する。尚、前述した実施例と同じ部材については、同一番 号を付して詳細な説明を省略する。 このキャップ74は、ゴム製で、接続部11の外周に被着可能な円筒部76を 備え、円筒部76の一端に、円筒部76の中空内部を塞ぐ塞壁78が形成されて いる。そして、塞壁78のほぼ中央には、弁本体の外部に向かって突出されたつ まみ部79が形成されている。そして、塞壁78には、前述したと同様に、エア パージ孔70が形成され、塞壁78とつまみ部79との連接箇所が薄肉部72と して形成されている。
【0034】 このように、キャップ74は、接続部11の外周に被着する構成のものであっ ても、同様に実施可能である。 尚、過流出防止弁付ガスコックは、前述したものに限らず、閉子の回動により 、所定位置で通路が全開状態となり、他の位置では全閉状態となるように、中間 の半開状態とすることが出来ないようなものであれば、前述した実施例のキャッ プ60,74が適用可能である。
【0035】 以上本考案はこの様な実施例に何等限定されるものではなく、本考案の要旨を 逸脱しない範囲において種々なる態様で実施し得る。
【0036】
【考案の効果】
以上詳述したように本考案の過流出防止弁付ガスコック用キャップは、搬送中 や保管中には、塵等の侵入を防止し、エアパージを行う際には、つまみ部を捻っ たりして、薄肉部を破断して、エアパージ孔を容易に開口できる。よって、特別 の部品などを用意しなくても、容易にエアパージを行うことが出来るという効果 を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例としての過流出防止弁付ガス
コック用キャップを取り付けた過流出防止弁付ガスコッ
クの閉弁状態の断面図である。
【図2】本考案の一実施例としての過流出防止弁付ガス
コック用キャップを取り付けた過流出防止弁付ガスコッ
クの開弁状態の断面図である。
【図3】本実施例の過流出防止弁付ガスコックの要部分
解斜視図である。
【図4】本実施例の過流出防止弁付ガスコックのカム溝
の展開図である。
【図5】本実施例の過流出防止弁付ガスコックの閉子の
回転とカム溝及び弁体との関係を示す説明図である。
【図6】第2実施例としての過流出防止弁付ガスコック
用キャップの断面図である。
【図7】従来のエアパージに用いられたクイックジョイ
ントの一部断面図である。
【符号の説明】
1…弁本体 2…入口孔 4
…ヒューズボール 10…出口孔 42…閉子 6
0,74…キャップ 68,79…つまみ部 66,78…塞壁 7
0…エアパージ孔 72…薄肉部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁本体に形成された入口孔と出口孔とを
    連通する通路に、ガスの過流出により移動して弁座口を
    塞ぎ前記通路を遮断するヒューズボールを設けると共
    に、回動する閉子により前記通路を開閉可能に形成し、
    かつ前記閉子の所定位置で前記通路をほぼ全開状態に、
    他の位置では前記通路を全閉状態に切換可能な過流出防
    止弁付ガスコックに被着され、前記出口孔を閉塞する塞
    壁を有する過流出防止弁付ガスコック用キャップにおい
    て、 前記塞壁から前記弁本体外部に向かって突出されたつま
    み部を形成し、 かつ、前記塞壁と前記つまみ部との連接箇所に前記塞壁
    から前記つまみ部を破断可能な薄肉部を形成すると共
    に、 破断後に前記ヒューズボールの作動流量よりも小流量の
    前記ガスが流出可能なエアパージ孔を開口可能に前記薄
    肉部を形成したことを特徴とする過流出防止弁付ガスコ
    ック用キャップ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017145846A (ja) * 2016-02-15 2017-08-24 株式会社パロマ ガス導入管の閉栓構造

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