JPH0535255Y2 - - Google Patents

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JPH0535255Y2
JPH0535255Y2 JP1081791U JP1081791U JPH0535255Y2 JP H0535255 Y2 JPH0535255 Y2 JP H0535255Y2 JP 1081791 U JP1081791 U JP 1081791U JP 1081791 U JP1081791 U JP 1081791U JP H0535255 Y2 JPH0535255 Y2 JP H0535255Y2
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valve body
valve
closure
overflow prevention
opening
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本考案は、ゴムホースが
外れる等不慮の事故によりガスが一定流量以上の
過流出状態になつた際に流路を自動的に遮断する
形式のいわゆる過流防止弁を具備したガスコツク
に関する。
【0002】
【従来の技術】 従来、この種のガスコツクは閉
子回動型ガスコツク内に過流出防止弁を組み込ん
だものであるから閉子が半開状態に置かれた場
合、ゴムホースが外れる等で過流出状態が生じて
も、過流出防止弁を通過するガス流量が少ないた
め、過流出防止弁が作動しない不都合が生じ非常
に危険であつた。
【0003】 この不都合を解消するために、閉子が
全開した位置だけ、ガスが流れ、その他の位置で
は流路は閉鎖されて流通しないように構成した過
流出防止弁付ガスコツクが、例えば実公平2−
9158号、同2−21660号或いは実開平2−60778号
として提案されている。
【0004】 しかし、この最新の従来技術では、コ
ツク本体に、既存の構造の過流出防止弁をそのま
ま組み込むことが出来ないという致命的な欠点が
あつた。
【0005】 即ち、この種過流出防止弁はガスとい
う極めて危険な流体中に用いられるため、厳密に
その構造および精度を規定されており、この安全
規格に合格した構造および精度の過流出防止弁の
みが使用を許されている。具体的には、図1、特
に図4にその構造がよく現れているように、金属
筒体1の内部に球弁2を収容し、常態ではガスは
金属筒体1の側壁に設けたバイパス孔3を通つて
閉子側に流通すると共に、異常時にはガス流圧に
よつて球弁2を押上げ、該球弁が弁座4に圧接し
て弁孔を塞ぐ構造の過流出防止弁5である。構造
は簡単であるが、金属筒体1の内径、球弁2の外
径、バイパス孔3の開口度および弁座4の精度に
対して極めて厳格な精度が要求されており、この
精度の高い且つ上記構造の過流出防止弁のみがこ
の業界で使用されているのが実情である。
【0006】 ところが、上記従来例では、コツク本
体に組み込まれる開閉弁の構造が過流出防止弁の
構造の一部と相互に共用されているため、過流出
防止弁の構造が従来既存のものと大幅に変更され
ており、従つて安全規格の合格した既存の過流出
防止弁をそのまま採用出来ないことは勿論、構造
が複雑となり製造単価も高くつくという難点があ
つた。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】 従つて本考案
は従来既存の過流出防止弁をそのまま採用するこ
とが可能な過流出防止弁付ガスコツクを提案する
ことを課題とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】 上記課題を解決
するために、請求項1では、コツク本体10内
に、該本体内の閉子11の開通孔12と連通する
筒状弁本体13を取り付けると共に、該弁本体1
3の上縁をカム端面14に形成し、閉子11の開
通孔12に前記弁本体13を開閉する弁体15を
内装すると共に、該弁体15の側面には前記弁本
体13のカム端面14に当接し且つその先端部が
閉子11の開通孔側壁16に設けた縦案内溝17
に係嵌するカムピン18を突設し、更に前記弁体
15にリセツトピン19を垂下突設して該リセツ
トピン19にばね受け20を取り付け、弁本体1
3と前記ばね受け20との間に前記弁体15を下
方に付勢する圧縮ばね21を介装し、弁本体13
内に連通するコツク本体10のガス流通路22に
過流出防止弁5を取り付けてなる構成を採用する
ものである。
【0009】 又、請求項2では、請求項1におい
て、前記筒状弁本体13に前記過流出防止弁5を
直結してなる構成を採用するものである。
【0010】
【作用】 弁体15は、閉子11と共に一体回転
し、閉子11の閉鎖位置のときには弁体15のカ
ムピン18が筒状弁本体13のカム端面14の最
下方のカム面である谷部14a(図4参照)に圧
縮ばね21に付勢されて位置し、このとき弁体1
5は筒状弁本体13の弁座23に当接して弁孔2
4を塞ぐ。従つて、この閉子閉鎖時には過流出防
止弁5は当然に作動することはない。閉子11が
その閉鎖位置から開方向に回動するにつれて、こ
れと一体回転する弁体15はそのカムピン18が
前記カム端面14の斜面14b(図4参照)を急
激に登りその最上方の山部14c(図4参照)に
達することによつて、筒状弁本体13の弁孔24
を開放し、過流出防止弁5は正常な作動条件下に
置かれることになる。上記カム端面14のうち、
谷部14aの周方向長さはできるだけ長く、斜面
14bは適度に急斜面に、また山部14cは短く
それぞれ形成されることが好ましい。これによつ
て、閉子11の閉鎖状態から開放直前までは筒状
弁本体13の弁孔24は塞がれた状態にあり、閉
子11の不完全開放状態における過流出防止弁5
の誤作動(不作動)を防止することが出来る。過
流出防止弁5は上記筒状弁本体13とは構成上分
離独立しているため、従来既存の過流出防止弁を
そのままコツク本体10または筒状弁本体13に
取り付けることができる。
【0011】
【実施例】 図1において、コツク本体10のガ
ス流通孔22とガス流出孔25とを開通する閉子
11の開通孔12に連通して筒状弁本体13の下
部鍔部26がコツク本体10のガス流通孔22側
壁に取り付けられている。筒状弁本体13の上縁
はカム端面14を形成し、該カム端面14は、図
4に示すように最下方に形成された周方向に長い
谷部14aと適度に急傾斜の斜面14bと最上方
に形成された周方向に短い山部14cとからな
る。なお、カム端面14の各カム部の位置は閉子
11の開閉位置と関連するため、筒状弁本体13
の前記下部鍔部26に切欠部27を設け(図4参
照)、これをコツク本体10の側壁に設けた突起
28に係合させてカム端面14の周方向回りの位
置決めをおこなつている。29は気密パツキンで
ある。
【0012】 筒状弁本体13の上部側には弁座23
に離接する下面が円錐状となつたポペツト状の弁
体15が設けられ、該弁体15の側面対称位置に
は一対のカムピン18が水平方向に突設され、該
カムピン18は前記カム端面14に当接すると共
に、その先端部が閉子11の開通孔12の側壁1
6に穿設された一対の縦案内溝17に係嵌してい
る。更に弁体15の下面中央部にはリセツトピン
19が垂下突設されてこれにばね受け20が係止
具30によつて取り付けられ、筒状弁本体13の
内壁突出部31とばね受け20との間に前記弁体
15を常に下方に付勢する圧縮ばね21が介装さ
れている。なお、32は気密リングである。
【0013】 そしてコツク本体10のガス流通孔2
2に、前記従来技術の項で述べた従来既存の過流
出防止弁5が従来と同様の方法でコツク本体10
に気密パツキン32を介してねじ込まれている。
過流出防止弁5の構造は前述の通りである。な
お、該防止弁5の筒体は金属に限らず、合成樹脂
製のものでもよい。
【0014】 図6は本考案の他の実施例を示すもの
で、この実施例では過流出防止弁5を筒状弁本体
13に気密パツキン32を介して直結してなるも
ので、この実施例によれば、予めこれらをユニツ
ト状に組み立てた状態でコツク本体10に組み込
むことができる。
【0015】 図1はガスコツクの閉鎖状態を示すも
ので、閉子11によつてガス流通孔22とガス流
出孔25との流通状態が遮断されており、この状
態ではカムピン18は圧縮ばね21に付勢されて
カム端面14の谷部14aに位置し、弁体15は
弁座23に接して筒状弁本体13の弁孔24を塞
いでおり、過流出防止弁5は当然に作動しない。
【0016】 つまみ34によつて閉子11をその閉
鎖状態から開方向に回転させることによつて、そ
の開放状態になる直前にこれと一体回転する弁体
15はそのカムピン18が圧縮ばね21の付勢力
に抗して斜面14bから山部14cに達すること
によつて閉子11の開放位置では弁体15は筒状
弁本体13の弁孔24を開放し、ガス流通孔22
とガス流出孔25とが開通状態となつて、過流出
防止弁5は正常な作動条件下に置かれる。
【0017】
【考案の効果】 本考案によれば、閉子11の不
完全開放状態のときには、筒状弁本体13の弁孔
24は弁体15に塞がれガスコツクは閉鎖状態に
あるため、過流出防止弁5は当然に誤作動(不作
動)することがなく、安全である。
【0018】 特に本考案によれば、過流出防止弁5
は構成的に筒状弁本体13と別個独立しているた
め、従来既存の安全規格に合格した過流出防止弁
5をそのまま用いることが出来、安価に製造する
ことができると共に、実用的であり、又より一層
安全でもある。
【0019】 請求項2によれば、過流出防止弁5を
筒状弁本体13に予め組み込んだ状態でコツク本
体10に組み入れることが出来るため、両者の気
密性を予めチエツクすることが出来ると共に、製
造が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す縦断正面図であ
る。
【図2】同図1のA−A線断面図である。
【図3】同図1のB−B線断面図である。
【図4】同分解斜視図である。
【図5】同作動状態を示す縦断正面図である。
【図6】本考案の他の実施例を示す縦断正面図で
ある。
【符号の説明】
5……過流出防止弁 10……コツク本体 11……閉子 12……開通孔 13……筒状弁本体 14……カム端面 15……弁体 16……開通孔側壁 17……縦案内溝 18……カムピン 19……リセツトピン 20……ばね受け 21……圧縮ばね 22……ガス流通孔。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コツク本体内に、該本体内の閉子
    の開通孔と連通する筒状弁本体を取り付けると共
    に、該弁本体の上縁をカム端面に形成し、閉子の
    開通孔に前記弁本体を開閉する弁体を内装すると
    共に、該弁体の側面には前記弁本体のカム端面に
    当接し且つその先端部が閉子の開通孔側壁に設け
    た縦案内溝に係嵌するカムピンを突設し、更に前
    記弁体にリセツトピンを垂下突設して該リセツト
    ピンにばね受けを取り付け、前記弁本体と前記ば
    ね受けとの間に前記弁体を下方に付勢する圧縮ば
    ねを介装し、前記弁本体内に連通するコツク本体
    のガス流通路に過流出防止弁を取り付けてなるガ
    スコツク。
  2. 【請求項2】 前記筒状弁本体に前記過流出防止
    弁を直結してなる請求項1記載のガスコツク。
JP1081791U 1991-02-05 1991-02-05 ガスコツク Granted JPH04101082U (ja)

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JPH04101082U JPH04101082U (ja) 1992-09-01
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