JPH0567557B2 - - Google Patents

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JPH0567557B2
JPH0567557B2 JP58110181A JP11018183A JPH0567557B2 JP H0567557 B2 JPH0567557 B2 JP H0567557B2 JP 58110181 A JP58110181 A JP 58110181A JP 11018183 A JP11018183 A JP 11018183A JP H0567557 B2 JPH0567557 B2 JP H0567557B2
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JP
Japan
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car
limit switch
hoistway
wire
elevator
Prior art date
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JP58110181A
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English (en)
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JPS602583A (ja
Inventor
Toshio Tamura
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tokyo Shibaura Electric Co Ltd filed Critical Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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  • Maintenance And Inspection Apparatuses For Elevators (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明はエレベータの終端階行過ぎ防止をした
エレベータの安全装置に関するものである。
〔従来技術の説明〕
エレベータが最上階、あるいは最下階、いわゆ
る終端階で正常の減速及び停止動作をしなければ
一般に上昇中であれば、つりあいおもりが、バツ
フアに衝突しそのはずみでかごは昇降路頂部方向
にとび上る。また、下降中であればバツフアにか
ごが衝突するし、巻胴式エレベータにあつては昇
降路頂部機器との衝突が避けられない。これらの
事故を防止するため、終端減速リミツトスイツチ
とさらに確実に運転を制止するためのフアイナル
リミツトスイツチの設置が義務化されている。
従来、一般のエレベータにおいては万一、フア
イナルリミツトスイツチが動作する場合、巻上モ
ーター回路の接触器を開放すると共に電磁ブレー
キを作動させ非常停止させるようになつている。
しかしながら次の様な問題点がある。
(1) エレベータ走行中に地震発生等によりかごが
脱レールした場合、かごに設けてあるカムと昇
降路に設けた前記リミツトスイツチとの相対的
な位置ずれが発生し、スイツチを作動すること
が出来ない場合が生じる。特にガイドレールが
かご中心部になく片持指示されるようなエレベ
ータにあつては脱レール時、かごが正常位置か
ら大きくずれるため、カムがスイツチを作動さ
せられなくなる。この場合、終端階での行過ぎ
防止が図れない。
(2) フアイナルリミツトスイツチが作動しても巻
上モーター回路用接触器の主接点が、万一溶着
していたり復帰不良を起こすと、接点が開放せ
ず巻上モーターが駆動し続けると前記した衝突
の恐れがある。特に小形エレベータやダムウエ
ータ等においては、前記接触器に小形の交流電
磁接触器を用いる場合が多く、接点材料、動作
機構などから溶着又は復帰不良という問題は皆
無ではない。
またモーター回路用接触器が万一開放しないと
これに連動する電磁ブレーキ回路も開放せず、全
く制動力が得られず、定格に近い速度で衝突する
恐れがある。
〔発明の目的〕
脱レール等に基因するフアイナルリミツトスイ
ツチの不動作又は巻上モーター回路用接触器の溶
着や復帰不良などが発生した場合でも確実にエレ
ベータの運転を制止させ、昇降路底部又は頂部と
の衝突を避け得るエレベータの安全装置を提供す
ることにある。
〔発明の概要〕
地震等によるかごの脱レール等でフアイナルリ
ミツトスイツチが動作できない場合、又はフアイ
ナルリミツトスイツチが動作したにも拘らず、巻
上モーター回路用接触器、もしくは電磁ブレーキ
回路用接点などの異常で、制動動作をしない場
合、フアイナルリミツトスイツチ動作設定位置よ
り昇降路端部側の所定位置に昇降路横断面の中心
付近を横切るワイヤーを設け、このワイヤーにか
ごが接触したことをかご体検出リミツトスイツチ
で検出し、その出力でエレベータ電源を自動しや
断し、エレベータを非常制動させる。
〔発明の実施例〕
第1図に昇降路縦断面図、第2図に昇降路平面
図(A−A矢視図)、第3図に電気回路図を示す。
第1図は昇降路1の頂部及び底部に設ける各機
器の取付け関係を示すもので、かご2が主ロープ
3により吊り下げられ、巻上機10により昇降す
る。駆動力は巻上モーター4により得られ、制動
力は電磁ブレーキ5による。又、かごの一側面に
はカム6が昇降路壁側に取付けた終端階減速リミ
ツトスイツチ7U,7Dとフアイナルリミツトス
イツチ8U,8Dと相対して設けられる。第1図
は図示せぬ着床装置で最上階に正常停止した状態
を示している。従つてフアイナルリミツトスイツ
チはカム先端よりさらに上部に設けられる。また
フアイナルリミツトスイツチよりさらに上方にか
ご体検出リミツトスイツチ11Uが設けられる。
このリミツトスイツチのレバー先端に、昇降路内
にピアノ線などを用いたリミツトワイヤー12U
の一端を引掛ける。又、ワイヤー12Uの他端は
ワイヤー止め13Uに固定される。従つてワイヤ
ー12Uが引かれるとリミツトスイツチ11Uが
オンする。さらに引くとワイヤー12Uはレバー
先端から外れる。ワイヤー12Uの張り位置、カ
ム6及び各リミツトスイツチの位置関係を第2図
に示している。ワイヤーはかご上ばり14となる
べく交差するよう斜め方向に張つてある。これは
脱レール等が万一起こつた場合にもかごの上端位
置を確実に検出し得るためである。
上記は昇降路頂部の説明であるが昇降路底部の
リミツトスイツチ7D,8D,11D及びワイヤ
ー12D、ワイヤー止め13Dについても同様で
ある。昇降路底部には緩衝器9が設けられる。な
お、ワイヤーの張り位置は上ばり14の形状、位
置に応じ、最も適した位置に設ければ良く、図の
位置に限定するものではない。一方第3図を説明
すると、動力電源R,S,Tは漏電しや断器21
を介し巻上モーター4へ接続されるが途中上昇用
接触器22a、下降用接触器23aにより、方向
を切換える。また、動力電源から整流器27を介
して制御電源P1,Nを得る。これにフアイナル
リミツトスイツチ8U,8D等の安全スイツチ回
路26を設け制御回路用接触器コイル24へ接続
する。安全スイツチ回路が全て正常状態であれば
コイル24は励磁され、その接点24aが閉じ、
以降の制御回路電源P2,N間が活きる。これに
運転指令部25とその出力側に前記上昇用接触器
コイル22、下降用接触器23を設ける。なおこ
れらコイルと直列に終端階減速リミツトスイツチ
7U,7Dを各々設ける。また、上昇、下降用接
触器補助接点22b,23bを並列にし電磁ブレ
ーキコイル5aと接続する。
以上の回路構成は従来のエレベータの回路と基
本的に同等である。次に本発明の特徴たる部分に
ついて述べると、前記電源部の漏電しや断器21
には漏電検出部21bが内蔵されていて、しや断
器、負荷側に漏電があると、自動トリツプするよ
うになつているのは周知の通りである。この機能
確認のためにテストボタン21aがしや断器の表
面部に設けられている。これを押すと漏電状態を
擬似的に発生しうるようになつている。このテス
トボタン回路の両端T1,T2に前記リミツトス
イツチ11U,11Dのa接点を並列に設ける。
次に上記構成の作用を説明する。
一例として、かごが上昇運転で最上階へ向つて
いる場合を説明する。正常時においては図示せぬ
着床装置により運転指令部が動作し最上階レベル
手前で上昇用接触器コイル22がオフし巻上モー
ター回路及びブレーキ回路が開放され制動力を得
て停止する。
ところが、地震等が発生しかごが脱レールなど
をすれば着庄装置(図示せず)が正常動作しない
場合が発生すると減速しないまま最上階に近づ
く。この時カム6と終端階減速リミツトスイツチ
7Uとが正常位置関係にあれば、接点7Uにより
コイル22がオフし、ほぼ最上階レベルに減速停
止する。しかし、脱レールに伴ないかご位置がず
れているとカム6と前記スイツチのローラーとが
位置ずれしているためスイツチが作動しない。こ
の場合、かごはさらに上昇する。次にフアイナル
リミツトスイツチ8Uの位置に達するが、これが
動作すれば制御回路用接触器コイル24がオフす
るので上昇用接触器コイル22がオフしモーター
回路と電磁ブレーキ回路が開放されて非常制動と
なるため、頂部との衝突は避けられる。しかし、
カム6とフアイナルリミツトスイツチ8Uとの相
対的位置ずれが発生していると、かごはそのまま
上昇を続けてしまう。
今この状態でさらに上昇を続ければ、かごの上
ばり14が昇降路内に水平に張られたリミツトワ
イヤ12Uに接触する。ワイヤーの一端がワイヤ
ー止め13Uに固定されているから、ワイヤーの
他端、即ちリミツトスイツチレバーを引き寄せ
る。これによりリミツトスイツチ11Uがオンす
る。さらにかごの上昇に伴ないワイヤー12Uは
リミツトスイツチレバーを引くが、一定量を超え
るとワイヤーはレバーから外れリミツトスイツチ
11Uを破損しないようにしている。
一方、第3図の漏電しや断器21のテストボタ
ン回路T1,T2を昇降路まで延長し、前記リミ
ツトスイツチ11U,11Dに接続する。従つ
て、リミツトスイツチ11Uがオンすることはテ
ストボタン21aを押したと等価である。よつ
て、漏電しや断器21は瞬時にしや断し巻上モー
タ4の動力電源を切ると共に制御電源を切る。こ
れにより上昇用接触器コイル22、制御回路用接
触器コイル24、電磁ブレーキコイル5a等、全
てオフされる。その結果、巻上モーター4は電磁
ブレーキ5により急制動され、かごは急停止し昇
降路頂部との衝突を回避することができる。
上記説明からわかるように、万一カムと終端階
減速リミツトスイツチ7U,7D又はフアイナル
リミツトスイツチ8U,8Dとが、相対的にずれ
て動作不可能な状態、あるいは上昇用、下降用接
触器22a,23aが所定位置で開放しないよう
な状態、さらにはブレーキ回路用接点が所定位置
で開放しないような状態が発生しても、かご2が
ワイヤー12U,12Dを引張る位置まで達すれ
ば全電源を切るので、ブレーキ機構が故障してな
い限り、かごを急停止させることができる。
なお、上記説明は上昇の場合について述べたが
下降の場合も同様である。また、各リミツトスイ
ツチとかごとの寸法関係を次のように設定とす
る。
lf:最上階レベル停止時のカムとフアイナルリミ
ツトスイツチ距離 lb:フアイナルリミツトスイツチ動作時の非常停
止距離 lw:最上階レベル停止時のかご上端とリミツトワ
イヤ間距離 la:余裕距離 とすれば lw=lf+lb+la に設定すればよい。即ち、正常にフアイナルリミ
ツトスイツチ8U,8Dが動作すればかごは正常
レベルより(lf+lb)だけ上昇して停止する。し
かし、この場合にはかご上端はリミツトワイヤに
接しないようにする必要がある。この場合の、余
裕寸法をlaとすればよい。lbはかごの大きさ、荷
重条件、定格速度、ブレーキ力などで異なるから
適宜決定する必要はある。昇降路底部についても
同様に決定すればよい。
一般に寸法laは安全上許容しうる範囲で大きく
とり、lwの大にしておく方が、点検作業などで誤
動作させなくてすむ。
実施例では、昇降路内にワイヤーを張りスイツ
チを動作させているがこれに限定するものでな
く、リミツトスイツチに長いアクチユエータ(作
動用棒)を出しかご体で直接作動させてもよい。
また機械式リミツトスイツチに限らず、光電式ス
イツチ、超音波スイツチ、電波式スイツチなどか
ご位置を検出するものであれば同様に構成でき
る。さらに、これらリミツトスイツチは昇降路側
に設置するに限らずかご側に設け、昇降路頂部や
底部位置を検出してもよい。
実施例では、かご体検出リミツトスイツチを昇
降路の頂部及び底部に設けているがいずれか一方
だけとしてもよい。
実施例では、漏電しや断器のテストボタン回路
をかご体検出リミツトスイツチを接続するのに流
用したが、トリツプコイル付の配線用しや断器を
用いても実施例に準じて構成できる。
実施例では、つるべ式いわゆるトラクシヨン方
式のエレベータについて述べたが、巻胴式エレベ
ータ、電動ダムウエータ、などでも同様に実施可
能である。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、万一カム
が終端階減速リミツトスイツチ又はフアイナルリ
ミツトスイツチを作動させられないような状態、
巻上モーター回路用接触器又は制御回路用接触器
の溶着や復帰不良、ブレーキ回路用接点の溶着や
復帰不良、等が発生しても所定位置に達すればエ
レベータ電源をしや断することにより急制動をか
け昇降路頂部又は底部と衝突を避けることがで
き、安全装置として極めて低コストで簡便に実現
できる効果が大なるものが得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による昇降路縦断面図、第2図
は第1図に示すA−A矢視方向の昇降路平面図及
び第3図は本発明による実施例の回路図である。 1……昇降路、2……エレベータかご、4……
巻上モーター、5……電磁ブレーキ、6……カ
ム、7U,7D……終端階減速リミツトスイツ
チ、8U,8D……フアイナルリミツトスイツ
チ、11U,11D……かご体検出リミツトスイ
ツチ、12U,12D……ワイヤー、21……漏
電しや断器、22……上昇用接触器コイル、23
……下降用接触器コイル、24……制御回路用接
触器コイル。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 昇降路内をロープで昇降するようにしたエレ
    ベータにおいて、フアイナルリミツトスイツチの
    所定動作位置よりさらに昇降路端部方向の所定位
    置に昇降路横断面の中心付近を横切るようにワイ
    ヤーを張るとともに、このワイヤーの引張力によ
    り動作するかご体検出リミツトスイツチを設け、
    このリミツトスイツチの検出出力により前記エレ
    ベータの動力電源及び電磁ブレーキ電源をしや断
    してかごを非常制動させることを特徴とするエレ
    ベータの安全装置。
JP11018183A 1983-06-21 1983-06-21 エレベ−タの安全装置 Granted JPS602583A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11018183A JPS602583A (ja) 1983-06-21 1983-06-21 エレベ−タの安全装置

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JP11018183A JPS602583A (ja) 1983-06-21 1983-06-21 エレベ−タの安全装置

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Publication Number Publication Date
JPS602583A JPS602583A (ja) 1985-01-08
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JP11018183A Granted JPS602583A (ja) 1983-06-21 1983-06-21 エレベ−タの安全装置

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5240514U (ja) * 1975-09-16 1977-03-23

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5240514U (ja) * 1975-09-16 1977-03-23

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JPS602583A (ja) 1985-01-08

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