JPH0567536B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ある定めれらた経路に沿つて案内さ
れる１組の物品を作業ステーシヨンへ供給するた
め及び前記作業ステーシヨンから前記物品を同様
な経路に沿つて排出するために、第一位相におい
ては加速度が各物品に伝達されるようにする方法
に関するものである。

本発明は、また、この方法を実施するための装
置にも関するものである。

本発明は、小さな寸法の物品、特に、こわれや
すい一束の物品を迅速に制御することが必要とさ
れ、一つの作業ステーシヨンが、例えば、物品の
迅速な選別のために、各物品が、例えば、区別さ
れること、又は、選別されることを許すすべての
産業において使用されることができるものであ
る。

従来の技術 喫煙家のための製品に対する産業においては、
フイルタ、タバコのロール、シガレツト、葉巻の
特性を測定することに、重大な関心がある。

この種の産業においては、物品を高速度におい
て、例えば、重量を照合するために、必要とされ
る精度を失うこと無しに処理するのに、困難に出
会つている。同じ一般的な形状を有してはいる
が、幾何学的特性に重大な変動を有している物品
の特性を測定するために同じ装置を使用すること
が望ましいことが、しばしば生ずる。特に、タバ
コ産業においては、物品の長さが、著しく変えら
れる。

発明が解決しようとする問題点 本発明の一つの目的は、ある定められた経路、
例えば、実質的に直線状の経路に従つて小さな一
束の物品の少なくとも一つの特性を識別、又は、
測定するために、物品を作業ステーシヨンへ供給
するため及び前記物品を同様の経路に沿つて前記
ステーシヨンから、非常に高速度で且つ取扱いの
間における衝撃を最少にして排出するための装置
を得ることにあるものである。

本発明の他の目的は、物品が装置を介して運動
する方向における物品の寸法の可成りの変化に適
応されることができ、又は、それ自身自動的に適
応されることができる簡単で、安価な装置を得る
ことにあるものである。

本発明のなお他の目的は、例えば、長さ、重量
分布などの物品の特性に応じて、測定ステーシヨ
ン、又は、識別ステーシヨンにおける物品の位置
決めを迅速に、又は、自動的に変えことができる
ことにあるものである。

問題点を解決するための手段 これらの目的を達成するために、本発明は、作
業ステーシヨンへ、ある定められた経路に沿つて
案内される一連の物品を供給するため及び前記物
品を前記作業ステーシヨンから同様の経路に沿つ
て排出するために、第一位相においては、加速が
相互に伝達され、第二位相においては、前記物品
が制動され、これにより、前記ステーシヨンから
先行する物品を排出する間は、物品が前記ステー
シヨンの中において停止するようになつている装
置を提供するものである。

このようにして、第一位相において伝達される
加速度は、物品が作業ステーシヨンへ到達する際
に損傷させること無しに増加するように、作業ス
テーシヨンの供給速度を相当に大きなものとする
ことができる。

本発明装置は、物品供給ステーシヨンと、作業
ステーシヨンと、排出ステーシヨンと、供給ステ
ーシヨンと作業ステーシヨンとのの案内手段と、
各物品を押圧するために前記案内手段に沿つて並
進運動で動くことができる第一の手段とから成立
つており、また、この装置は、更に、各物品が第
一の動くことができる手段によつて押圧された
後、作業ステーシヨンにおいて停止するようにさ
せるように各物品を保持するため及び前記作業ス
テーシヨンから先行する物品を排出するために前
記案内手段に沿つて並進運動で動くことができる
第二の手段から成立つている。

各物品と、第一及び第二の動くことができる手
段との間の接触は、このようにして、非常に減少
され、もろい物品も損傷されることは無い。

第一及び第二の動くことができる手段が、２個
の無端ベルトにそれぞれ固着された出張りであ
り、一方の出張りは物品を押圧した後、次の物品
を、各出張りが、交互に、前記第一及び第二の動
くことができる手段の機能を果たすように、保持
するようにすると有利である。

このようにして、作業ステーシヨンの供給速度
は、一層増加されることができる。

実施例 以下、本発明をその実施例を示す添附図面の第
１〜５図に基づいて詳細に説明する。

第１図にホツパ１が見られることができるが、
このホツパ１は、測定されるべき一連の物品、例
えば、巻タバコを受取るようにされており、ま
た、その下端部には、前記物品を１個ずつ、それ
自体公知の様式で、連続的に供給するための開口
２を有している。

ホツパ１の底部３によつて位置決めされている
これらの物品は、供給ステーシヨン４へ提供され
る。本装置は、移送されるべき物品７の長さ及び
（又は）正確な位置を検出するための位置センサ
８、例えば、１組の光電センサ８を有しており、
これらの光電池８は、それ自体公知の様式で、装
置を駆動する、略図によつて示されるマイクロプ
ロセツサ９に通信をする。

この供給ステーシヨン４は、作業ステーシヨン
６まで延びている案内手段５として構成されてい
る。この装置は、更に、測定ステーシヨンの中に
おける物品の位置を、マイクロプロセツサ９が変
更することを許す手段を設けられていても良い。
この特別な、本発明を限定するものでは無い実施
例においては、質量の分布特性が、それ自体公知
の様式で構成されているプログラムを設けられた
プロセツサ９に、測定されるべき物品の重心を決
定し、物品を最善の精度で測重するために、作業
ステーシヨンの中のある位置へ移送するように、
手動により指示される。

装置は、更に、それぞれ、少なくとも１個の出
つ張り１０及び１１を有している２個の組立体か
ら成立つており、また、各出張り１０，１１は、
移送されるべき物品に適合された形状のものとな
つており、更に、実質的に直線経路に沿つて、少
なくとも、供給ステーシヨン４と、排出ステーシ
ヨン１６との間を動く各無端ベルト又はバンド１
２及び１３に、それぞれ、固着されている。本発
明の一つの推奨実施例においては、この無端ベル
トは、好適には、水平面内に置かれると共にステ
ツプモータ１４，１５によつて駆動されるが、モ
ータそれ自体は、以下に説明されるように、経路
に沿う出張り１０，１１の位置の関数として、プ
ログラムされた運動法則に従い、マイクロプロセ
ツサ９によつて制御される。

作業ステーシヨン６は、本実施例においては、
電気的測重機器であり、この機器においては、可
動の組立体であるパンが、物品の経路に対して接
線状に配置されている。

各検出手段１８，１９が、マイクロプロセツサ
９に、出張り１０，１１の最初の位置を信号す
る。

排出ステーシヨン１６は、本実施例において
は、物品が測重機器から排出される速度よりも、
より高い速度で駆動されるベルトとなつている。

図を簡単にするために、第２，３，４，５図に
おいては、モータ１４及び１５は、第１図に示さ
れる位置とは異なつた位置において示されてい
る。

第２図は、装置の作動の第一位置を示すもので
ある。物品７が、ホツパ１（図示されていない）
により供給ステーシヨン４へ供給される。プロセ
ツサ９（図示されていない）は、検出器８及び１
８によつて供給される情報により、モータ１４
を、出張り１０が物品と圧力無しの接触に持ちき
たされるように制御する。前のサイクルの終りに
おいて、又は、少なくとも、同時に、検出器８及
び１９によつて供給される指示に応じて、マイク
ロプロセツサ９は、モータ１５を、出張り１１が
物品と圧力無しの接触に持ちきたされるように制
御する。出張り１０及び１１の運動方向は、第２
〜５図のそれぞれの中において、それぞれ、矢印
Ｆ及びF¹によつて符号で示されている。

第３図は、供給ステーシヨンから測定ステーシ
ヨンへの作動の第二位相を示すものである。

この位相の間、マイクロプロセツサ９は、プロ
グラムによつて決定される運動法則により、位相
速度を移送される物品に対する過度の衝撃無し
に、できる限り減少するように制御する。例え
ば、物品は、運動の一部分に対しては加速され、
他の部分に対しては、一定速度で動かし、それか
ら、測定ステーシヨン内に移送される物品のもろ
さと両立される非常に低速度で到達するように減
速される。

第４図は、作動の第三位相を示すものである。
移送された物品に対する止めとして作用をする出
張り１１は、先行する物品に対する押圧部材とな
り、それから、この先行物品を次のステーシヨン
へ排出する。

第５図は、測定移送を示すものである。出張り
１０及び１１は、それぞれ、最初の位置を占める
が、しかしながら、第一位相とは逆となつてい
る。この時間の間に、物品は測定ステーシヨン内
において解放されるので、物品は益々迅速に測重
される。なぜならば、輸送は衝撃無しに行われた
からである。

本発明の要旨内において、ベルトは、最初の運
動間隔を制御するように多数の出張りを設けられ
ることもできるが、その時には、各出張りは、次
ぎ次ぎに能動的な出張り（押圧部材又は止め）と
なる。

更に、本発明の要旨内において、本装置は、測
定ステーシヨン６内において測定された特性の関
数として物品を選別するための装置と一体化され
ることもできるが、この場合には、測定ステーシ
ヨン６は、排出ステーシヨン１６を選別ステーシ
ヨンと置換える。

発明の効果 本発明は、上記のような構成及び作用を有して
いるので、もろい物品でも、これをこわすこと無
しに迅速に作業ステーシヨン、例えば、測重ステ
ーシヨンへ供給し、このステーシヨンから迅速に
排出することができる装置を提供するものであ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明装置の１実施例を示す略図、
第２〜５図は、それぞれ、第１図に示す本発明装
置の作動の第一〜四位相を示す説明図である。 １……ホツパ；４……供給ステーシヨン；６…
…作業ステーシヨン；７……物品；９……マイク
ロプロセツサ；１０，１１……出張り；１２，１
３……無端ベルト；１４，１５……モータ；１６
……排出ステーシヨン；１８，１９……検出手
段。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 作業ステーシヨンへ一連の物品を供給するた
   めの装置において、供給ステーシヨンと、作業ス
   テーシヨンと、排出ステーシヨンと、前記供給ス
   テーシヨンと前記排出ステーシヨンとの間に配置
   された案内手段と、前記物品のそれぞれを押圧す
   るために前記案内手段に沿つて運動することがで
   きる第一の手段と、前記第一の手段により押圧さ
   れた前記物品のそれぞれが前記作業ステーシヨン
   において停止するように前記物品を制動するため
   及び先行する物品を前記作業ステーシヨンから排
   出するために前記案内手段に沿つて運動すること
   ができる第二の手段とから成り立つており、この
   場合、前記第一及び第二の手段が、第一及び第二
   の無端ベルトに固着された第一及び第二の出つ張
   りから成り立つており、前記無端ベルトは、作動
   の第一位相においては、前記物品を前記第一の出
   つ張りにより押圧し、前記物品を前記第二の出つ
   張りにより制動し、先行する物品を前記第二の出
   つ張りにより排出するように作動可能であり、前
   記無端ベルトは、作動の第二位相においては、前
   記物品を前記第二の出つ張りにより押圧し、前記
   物品を前記第一の出つ張りにより制動し、先行す
   る物品を前記第一の出つ張りにより排出するよう
   に作動可能であり、また、装置は、前記作動の各
   位相において前記無端ベルトを交互に作動させる
   ための制御手段を有していることを特徴とする作
   業ステーシヨンへ一連の物品を供給するための装
   置。 ２ 前記制御手段が、前記物品及び前記出つ張り
   の前記経路内に配置されたマイクロプロセツサー
   の入力に接続された位置センサから成り立つてお
   り、また、前記無端ベルトを駆動するための２個
   の駆動モータが、前記マイクロプロセツサーの出
   力に接続されている特許請求の範囲第１項記載の
   作業ステーシヨンへ一連の物品を供給するための
   装置。 ３ 前記位置センサが、光電センサである特許請
   求の範囲第２項記載の作業ステーシヨンへ一連の
   物品を供給するための装置。 ４ 前記駆動モータが、ステツプモータである特
   許請求の範囲第２項記載の作業ステーシヨンへ一
   連の物品を供給するための装置。 ５ 前記作業ステーシヨンが、測重ステーシヨン
   である特許請求の範囲第１項記載の作業ステーシ
   ヨンへ一連の物品を供給するための装置。