JPH0567272U - 一夜干保存用鮎 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 一夜干した鮎の両面若しくは表皮面を数分間
素焼した後、袋本体内へ収納しレトルトパウチ食品とし
たものである。 【構成】 背割された鮎の一夜干を両面若しくは表皮面
の素焼を行い当該鮎を袋内に収納密封包装後、加圧，加
熱，殺菌処理を施したものである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、鮎の干物に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

食生活において、たんぱく質，カルシウムの摂取の方法として魚介類を現代人 は多く食べている様に魚を食べるには生もの、即ち「さしみ」又は、煮物，干物 等を種々料理を行い食されている。 処が、魚類は生ものであるがために長期保存することは不可能である。このた め保存用としては煮物，干物等にされているが、煮物は別として干物については 保存に関する管理が不十分で不衛生なものが多く出回っている。

【０００３】

【考案が解決しようとする問題点】

干物等については大気汚染による空気の汚れたまゝで干されているため雑菌が 付着することが多く、特に一夜干については半生状態であるがために２〜４日程 度の日持であるばかりでなく、不衛生な干物となっているのが現状である。

【０００４】

【問題点を解決するための手段】

本考案はこのような不衛生な干物を無くし、簡単に最良の状態で一夜干を食べ ることが出来る鮎の一夜干を提供せんとするものである。 即ち、背割された鮎の一夜干を両面若しくは表皮面を素焼し当該鮎を袋内に収 納密封包装後、加圧，加熱，殺菌（レトルト）処理を施したものである。

【０００５】 本考案に当たっては、鮎の内蔵を取り出し背割を行い一夜干した当該鮎を両面 若しくは表皮面の素焼を数分間した後、包装袋に収納密封しレトルトパウチ食品 としたものである。

【０００６】

【実施例】 以下、本考案の実施例を図面によって説明する。 図中１は適宜プラスチックを用いた気密性遮光性のある袋本体であって、当該 袋本体１内に背割をし一夜干を行い半生状態で素焼加工した鮎２を収納したもの である。 ２は当該袋本体１に密封する以前に一夜干を行い適宜両面若しくは表皮面３の 素焼加工を施した鮎本体で、当該鮎本体２は袋本体１内へ収納密封後、数分間加 圧，加熱，殺菌処理を行ったものである。

【０００７】 使用に当たっては、密封された袋本体１内に収納されている一夜干の鮎２を取 出すことで、即席の一夜干状態の鮎を食用することが可能である。

【０００８】

【考案の効果】

上述の如く本考案は一夜干で、しかも両面若しくは表皮面を数分間素焼した鮎 を気密性のある袋に当該鮎を入れ密封後、加圧，加熱，殺菌したことで鮎の保存 が長期間可能で、しかも素焼後殺菌を行われているため開封後いちいち焼く手間 が不要であり、衛生的にも良くしかも味の評価が優れている等実用上非常に優れ た特長を有したものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案収納状態を示す一部断面の正面図であ
る。

【符号の説明】

１ 袋本体 ２ 鮎本体 ３ 表皮面

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁵ 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 9282−4Ｂ Ａ２３Ｂ 4/04 Ａ

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 背割された鮎の一夜干を両面若しくは表
   皮面を素焼し当該鮎を袋内に収納密封包装後、加圧，加
   熱，殺菌処理を施したことを特徴とした一夜干保存用
   鮎。