JP3079835U - 乾燥珍味の缶詰 - Google Patents

乾燥珍味の缶詰

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JP3079835U
JP3079835U JP2001000935U JP2001000935U JP3079835U JP 3079835 U JP3079835 U JP 3079835U JP 2001000935 U JP2001000935 U JP 2001000935U JP 2001000935 U JP2001000935 U JP 2001000935U JP 3079835 U JP3079835 U JP 3079835U
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delicacy
dried
dried delicacy
cut
canned
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JP2001000935U
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豊 佐藤
Original Assignee
株式会社味の海豊
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 乾燥珍味の旨味・風味・鮮度が損なわれるこ
となく長期保存を可能にしながらしっとり柔らかな食感
を与える。 【解決手段】 乾燥珍味1が殺菌処理されるように缶容
器2を加熱することにより、缶容器2中の乾燥珍味1が
無菌状態になると同時に、乾燥珍味1に含まれるの水分
で蒸されて、しっとり柔らかく仕上がる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、例えばイカ、ホタテ、サクラ貝、タラ、キス、サヨリ、シシャモ、 タコなどの調味された乾燥珍味を長期保存するための缶詰に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の乾燥珍味は、例えば裂きイカなどのように、辛くしたり酸っぱ くしたり調味したものを袋詰めして販売するのが一般的であった。 この乾燥珍味の袋詰め包装品では、小袋に封入されたアルコール素材や脱酸素 剤を投入したり、窒素の封入が行なわれて常温販売に供されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし乍ら、このような従来の乾燥珍味の袋詰め包装品では、賞味期間が1〜 3ヶ月と短いため、売れ残って賞味期間が経過した商品を廃棄処分する必要があ り、資源が有効利用されないだけでなく、特に近年では、サルモネラ菌による食 中毒事件が発生したこともあって、消費の低迷が続いているという問題がある。 更に、乾燥珍味を袋詰めするためには、衛生上問題が発生しないように、乾燥 珍味から水分をほとんど全部近くまで除去する必要があるため、その食感がパサ パサして硬く、特に噛み砕く力が弱い老人や子供などには食べ難いという問題が ある。 また、乾燥珍味の袋詰め包装品は、軽量感がネックとなり、土産品や贈答品な どのギフト商品としては「軽々しい」イメージとなって敬遠されるという問題も ある。
【0004】 本考案のうち請求項1記載の考案は、乾燥珍味の旨味、風味、鮮度が損なわれ ることなく長期保存を可能にすると共にしっとり柔らかな食感を与えることを目 的としたものである。 請求項2記載の考案は、請求項1に記載の考案の目的に加えて、乾燥珍味の食 べ易さを更に向上させることを目的としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するために、本考案のうち請求項1記載の考案は、適度な 水分が含まれるように調味した乾燥珍味1を缶容器2中に真空封缶し、この乾燥 珍味1が殺菌処理されるように缶容器2全体を加熱したことを特徴とするもので ある。 請求項2記載の考案は、請求項1記載の考案の構成に、前記乾燥珍味1が一口 サイズにカットされた構成を加えたことを特徴とする。
【0006】
【作用】
請求項1の考案は、乾燥珍味1が殺菌処理されるように缶容器2を加熱するこ とにより、缶容器2中の乾燥珍味1が無菌状態になると同時に、乾燥珍味1に含 まれるの水分で蒸されて、しっとり柔らかく仕上がるものである。 請求項2の考案は、請求項1記載の構成に対して、前記乾燥珍味1が一口サイ ズにカットされた構成を追加したので、缶容器2を開けるだけで一口サイズの乾 燥珍味1がそのまま食べられる。
【0007】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 この実施例は図1に示す如く、乾燥珍味1が一口サイズにカットされたイカで あり、この乾燥珍味1を缶容器2中に真空封缶して加熱した場合を示すものであ る。
【0008】 上記乾燥珍味1は、それに対応した加工及び調味を予め施した後に、適度な水 分を含む状態なるまで乾燥される。 この予め施される加工とは、図1に示す乾燥珍味1がイカの場合、その表面が 焼き色に変色するまで加熱及び燻製してから、短冊状の一口サイズにカットして いる。
【0009】 このカット形状は、図示せるものに限定されず、例えばさいの目状の一口サイ ズにカットしたり、或いは燻製したものを裂いて裂きイカにしても良く、更に乾 燥珍味1がイカ以外の場合には、必要に応じてそれに対応した形状の一口サイズ にカットする。
【0010】 また、乾燥珍味1に含む水分量は、後述する缶容器2の加熱に伴って、該缶容 器2中の乾燥珍味1をしっとり柔らかく程度まで蒸すのに必要な量が残るように 乾燥され、それにより通常、従来の袋詰め包装にして販売される乾燥珍味より多 くすることができる。
【0011】 そして、上記乾燥珍味1が缶容器2中に真空封缶された後に、この缶容器2全 体を加熱することにより、該乾燥珍味1の殺菌処理が施される。 この加熱後は、上記缶容器2の加熱後は、常温の雰囲気に放置して放熱させる か、或いは冷却水又は冷却風により強制的に冷却して常温になるまで温度低下さ せる。
【0012】 上記缶容器2の加熱条件としては、例えば115℃以上の蒸気又は熱湯中で3 0分加熱することにより、乾燥珍味1を短時間で高熱殺菌処理することが好まし いが、これに限定されず、例えば115℃以下の蒸気又は熱湯中で30分以上加 熱しても良い。
【0013】 このような缶容器2の加熱により、該缶容器2中の乾燥珍味1は、殺菌処理さ れて真空な無菌状態になると同時に、乾燥珍味1に含まれるの水分で蒸されて、 しっとり柔らかく仕上がる。 その結果、乾燥珍味1の旨味・風味・鮮度が損なわれることなく品質を約一年 以上保つことができて長期保存が可能なると共に、消費者にしっとり柔らかな食 感を与えることができる。
【0014】 更に本実施例の場合には、乾燥珍味1が一口サイズにカットされているため、 缶容器2を開けるだけで一口サイズの乾燥珍味1がそのまま食べられる。 その結果、乾燥珍味1の食べ易さを更に向上させることができる。
【0015】 尚、前示実施例では、乾燥珍味1が一口サイズにカットされたイカである場合 を示したが、これに限定されず、図示せぬがホタテ、サクラ貝、タラ、キス、サ ヨリ、シシャモ、タコなど、各珍味毎に必要な加工を予め施して、適度な水分が 含まれるように調味された乾燥珍味であれば、どれを使用しても良い。
【0016】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案のうち請求項1記載の考案は、乾燥珍味1が殺菌 処理されるように缶容器2を加熱することにより、缶容器2中の乾燥珍味1が無 菌状態になると同時に、乾燥珍味1に含まれるの水分で蒸されて、しっとり柔ら かく仕上がるので、乾燥珍味の旨味・風味・鮮度が損なわれることなく長期保存 を可能にしながらしっとり柔らかな食感を与えることができる。 従って、乾燥珍味を袋詰め包装した従来のものに比べ、賞味期間が飛躍的に延 びて、サルモネラ菌などによる食中毒事件が発生するのを完全に防止でき、安全 で長持ちすると共に、特に噛み砕く力が弱い老人や子供などでも食べ易く、しか も酒のつまみだけでなくおかずとしても食べられる。 更に、乾燥珍味の袋詰め包装のように、その袋内にアルコール素材や酸化防止 剤を投入したり窒素を封入する必要がないので、乾燥珍味に悪臭が付着したり変 色することがなく、しかも大なる設備を必要とせず廉価に製造できる。 また、缶により重厚感があるので、土産品や贈答品などのギフト商品としても 利用可能になる。
【0017】 請求項2の考案は、請求項1の考案の効果に加えて、缶容器2を開けるだけで 一口サイズの乾燥珍味1がそのまま食べられるので、乾燥珍味の食べ易さを更に 向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例を示す乾燥珍味の缶詰の斜
視図である。
【符号の説明】
1 乾燥珍味 2 缶容器

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 適度な水分が含まれるように調味した乾
    燥珍味(1)を缶容器(2)中に真空封缶し、この乾燥
    珍味(1)が殺菌処理されるように缶容器(2)全体を
    加熱したことを特徴とする乾燥珍味の缶詰。
  2. 【請求項2】 前記乾燥珍味(1)が一口サイズにカッ
    トされた請求項1記載の乾燥珍味の缶詰。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
RU2485840C1 (ru) * 2012-03-27 2013-06-27 Олег Иванович Квасенков Способ приготовления консервированного продукта "сиченики рыбные украинские"

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