JPH0567262B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0567262B2 JPH0567262B2 JP60109593A JP10959385A JPH0567262B2 JP H0567262 B2 JPH0567262 B2 JP H0567262B2 JP 60109593 A JP60109593 A JP 60109593A JP 10959385 A JP10959385 A JP 10959385A JP H0567262 B2 JPH0567262 B2 JP H0567262B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- skin
- whole
- whole food
- raw materials
- treatment
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
Links
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Landscapes
- Beans For Foods Or Fodder (AREA)
- Cereal-Derived Products (AREA)
- General Preparation And Processing Of Foods (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は丸大豆、たまねぎ、にんにく、米、麦
等に代表される表皮を有するホール状の食品原料
の処理方法に関する。
等に代表される表皮を有するホール状の食品原料
の処理方法に関する。
従来、丸大豆等において脱皮処理を施す場合、
脱皮機などを使用した機械的な手段によつて皮を
剥ぎ取る、という方法が一般的であつた。しか
し、表皮と該表皮に包まれた胚芽との接着が強か
つたり、表皮が強固であつたりするために、こう
した方法では皮だけでなく、蛋白質などの栄養の
豊富な胚乳部分をも削り取つてしまうことにな
り、その結果歩留りが著しく低下するという問題
があつた。
脱皮機などを使用した機械的な手段によつて皮を
剥ぎ取る、という方法が一般的であつた。しか
し、表皮と該表皮に包まれた胚芽との接着が強か
つたり、表皮が強固であつたりするために、こう
した方法では皮だけでなく、蛋白質などの栄養の
豊富な胚乳部分をも削り取つてしまうことにな
り、その結果歩留りが著しく低下するという問題
があつた。
本発明者等はこうした問題を解決すべく研究し
た結果、豆類やにんにくなどの表皮を有するホー
ル状の食品原料を減圧処理することによつてそ、
の脱皮が極めて容易に行い得る、という知見を得
た。更に、こうした減圧処理を施した表皮を有す
るホール状の食品原料は粉砕処理も効果的に実施
し得る、という知見をも併せ得た。
た結果、豆類やにんにくなどの表皮を有するホー
ル状の食品原料を減圧処理することによつてそ、
の脱皮が極めて容易に行い得る、という知見を得
た。更に、こうした減圧処理を施した表皮を有す
るホール状の食品原料は粉砕処理も効果的に実施
し得る、という知見をも併せ得た。
こうした知見を基に完成された本発明の要旨
は、表皮を有するホール状の食品原料を減圧処理
した後、脱皮処理することを特徴とするホール状
の食品原料の処理方法、である。
は、表皮を有するホール状の食品原料を減圧処理
した後、脱皮処理することを特徴とするホール状
の食品原料の処理方法、である。
本発明で対象とする食品原料は、表皮を有して
いること、ホール状であること、以上二つの要件
を同時に満足するものである。表皮を有している
こととは、だいずやピーナツツなどの豆類の外
皮、にんにくの薄皮、たまねぎの薄皮、米や麦な
どの種皮等が脱皮されずにそのまま残つている状
態をいう。また、ホール状であることとは、全粒
や外観がわかる程度に半割、1/4割されたものを
いう。従つて、脱皮処理された食品原料や粉砕処
理された食品原料は、本発明が対象とする食品原
料中には含まれない。
いること、ホール状であること、以上二つの要件
を同時に満足するものである。表皮を有している
こととは、だいずやピーナツツなどの豆類の外
皮、にんにくの薄皮、たまねぎの薄皮、米や麦な
どの種皮等が脱皮されずにそのまま残つている状
態をいう。また、ホール状であることとは、全粒
や外観がわかる程度に半割、1/4割されたものを
いう。従つて、脱皮処理された食品原料や粉砕処
理された食品原料は、本発明が対象とする食品原
料中には含まれない。
本発明では、まずこうした表皮を有するホール
状の食品原料を減圧処理する。その具体的手段と
しては、減圧可能な処理室内に該表皮を有するホ
ール状の食品原料を収納し、その後該処理室内を
減圧にする方法、予め減圧にされている処理室内
に表皮を有するホール状の食品原料を供給する方
法等がある。この場合における減圧処理条件とし
ては、100torr以下で120分間以下、好ましくは
0.1〜100torrで１〜120分間程度で充分である。
減圧程度が低すぎる場合、例えば100torr以上に
なつてくると、処理時間が長くなり、その結果処
理効率が低下することになる。但し、この場合で
も本発明が目的とする効果は充分に達成され得
る。
状の食品原料を減圧処理する。その具体的手段と
しては、減圧可能な処理室内に該表皮を有するホ
ール状の食品原料を収納し、その後該処理室内を
減圧にする方法、予め減圧にされている処理室内
に表皮を有するホール状の食品原料を供給する方
法等がある。この場合における減圧処理条件とし
ては、100torr以下で120分間以下、好ましくは
0.1〜100torrで１〜120分間程度で充分である。
減圧程度が低すぎる場合、例えば100torr以上に
なつてくると、処理時間が長くなり、その結果処
理効率が低下することになる。但し、この場合で
も本発明が目的とする効果は充分に達成され得
る。
尚、上記減圧処理するに当たつては、予め上記
表皮を有するホール状の食品原料を湿潤させてお
く方が、本発明の目的をより効果的に達成する上
で好ましい。湿潤方法としては、水を噴霧する方
法、水に浸漬する方法などがある。
表皮を有するホール状の食品原料を湿潤させてお
く方が、本発明の目的をより効果的に達成する上
で好ましい。湿潤方法としては、水を噴霧する方
法、水に浸漬する方法などがある。
次に、上記処理に当つての表皮を有するホール
状の食品原料の品温としては50℃以下であること
が好ましい。該品温が50℃以上になつてくると、
該表皮を有するホール状の食品原料中の澱粉や蛋
白質などの変質、水分の著しい減少等、表皮を有
するホール状の食品原料が本来有している性質が
失われることになる。
状の食品原料の品温としては50℃以下であること
が好ましい。該品温が50℃以上になつてくると、
該表皮を有するホール状の食品原料中の澱粉や蛋
白質などの変質、水分の著しい減少等、表皮を有
するホール状の食品原料が本来有している性質が
失われることになる。
このようにして処理された表皮を有するホール
状の食品原料は脱皮性に優れており、脱皮効率を
向上させることができる。減圧処理された表皮を
有するホール状の食品原料は、次に脱皮処理され
る。脱皮の手段としては、適宜実施者が常法に則
つて実施すればよく、特に限定されるものではな
い。
状の食品原料は脱皮性に優れており、脱皮効率を
向上させることができる。減圧処理された表皮を
有するホール状の食品原料は、次に脱皮処理され
る。脱皮の手段としては、適宜実施者が常法に則
つて実施すればよく、特に限定されるものではな
い。
脱皮処理した後、必要に応じて粉砕処理を施し
てもよく、この場合、粉砕処理の効率を向上させ
ることも可能である。
てもよく、この場合、粉砕処理の効率を向上させ
ることも可能である。
実施例
丸大豆200粒を25℃の減圧処理室に収納した後、
該減圧処理室を1torrにまで減圧し、その後60分
間件あ津処理した。このようにして得られた丸大
豆を手で脱皮した。脱皮効率については、未処理
の丸大豆と比較し、手で簡単に脱皮できるものを
脱皮されたものとして百分率で算出した。結果を
第１表に示す。
該減圧処理室を1torrにまで減圧し、その後60分
間件あ津処理した。このようにして得られた丸大
豆を手で脱皮した。脱皮効率については、未処理
の丸大豆と比較し、手で簡単に脱皮できるものを
脱皮されたものとして百分率で算出した。結果を
第１表に示す。
第１表
脱皮率
本発明品 99.0％
未処理品 ０％
第１表から明らかなように、本発明の方法によ
つて処理すると、脱皮効率が著しく向上すると共
に、剥皮を極めて容易に行うことができるので、
胚乳部分の欠損をほとんど伴うことなく脱皮する
ことができ、歩留りも向上する。
つて処理すると、脱皮効率が著しく向上すると共
に、剥皮を極めて容易に行うことができるので、
胚乳部分の欠損をほとんど伴うことなく脱皮する
ことができ、歩留りも向上する。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 表皮を有するホール状の食品原料を減圧処理
した後、脱皮処理することを特徴とするホール状
の食品原料の処理方法。 ２ 表皮を有するホール状の食品原料が予め湿潤
処理されたものであることを特徴とする特許請求
の範囲第１項記載のホール状の食品原料の処理方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60109593A JPS61268142A (ja) | 1985-05-21 | 1985-05-21 | ホ−ル状の食品原料の処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60109593A JPS61268142A (ja) | 1985-05-21 | 1985-05-21 | ホ−ル状の食品原料の処理方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61268142A JPS61268142A (ja) | 1986-11-27 |
| JPH0567262B2 true JPH0567262B2 (ja) | 1993-09-24 |
Family
ID=14514195
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60109593A Granted JPS61268142A (ja) | 1985-05-21 | 1985-05-21 | ホ−ル状の食品原料の処理方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61268142A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0265751A (ja) * | 1988-08-31 | 1990-03-06 | Toho Shiitofureemu Kk | 圧力釜に真空手段を利用した炊飯方法 |
| WO2015059722A1 (en) * | 2013-10-21 | 2015-04-30 | Demus S.P.A. | Process for removing caffeine from green coffee and plant for implementing the process |
| GB202005843D0 (en) * | 2020-04-22 | 2020-06-03 | Ianson Bros Ltd | Improvements to the hydration of foodstuff components |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5898048A (ja) * | 1981-12-02 | 1983-06-10 | Kiyoshi Yoki Kk | インスタント粥の製造方法 |
| JPS59156272A (ja) * | 1983-02-25 | 1984-09-05 | House Food Ind Co Ltd | 食品の減圧膨化乾燥法 |
-
1985
- 1985-05-21 JP JP60109593A patent/JPS61268142A/ja active Granted
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5898048A (ja) * | 1981-12-02 | 1983-06-10 | Kiyoshi Yoki Kk | インスタント粥の製造方法 |
| JPS59156272A (ja) * | 1983-02-25 | 1984-09-05 | House Food Ind Co Ltd | 食品の減圧膨化乾燥法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61268142A (ja) | 1986-11-27 |
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