JPH0325149B2 - - Google Patents

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JPH0325149B2
JPH0325149B2 JP62132673A JP13267387A JPH0325149B2 JP H0325149 B2 JPH0325149 B2 JP H0325149B2 JP 62132673 A JP62132673 A JP 62132673A JP 13267387 A JP13267387 A JP 13267387A JP H0325149 B2 JPH0325149 B2 JP H0325149B2
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JP
Japan
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peanuts
pods
varieties
grained
taste
Prior art date
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JP62132673A
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JPS63296670A (ja
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Yoshiro Furukawa
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、莢付ピーナツの加工方法、更に詳し
くは、ピーナツ特有の欠点であつたカビによる毒
素(アフラトン)を全く発生させない加工方法に
関する。
(従来の技術) 従来の莢付ピーナツの加工方法としては、収穫
した、または乾燥した莢付ピーナツを一昼夜程水
に浸して水分を吸収させ、次いで塩茹でして塩水
を含浸させ乍ら100℃以上の温度で煮沸し、続い
て急冷凍結させ、塩味を有する莢付ピーナツを柔
らかい状態で長期間保存して食用に供するように
したものが知られている(例えば、特公昭55−
25830号公報参照)。
(発明が解決しようとする問題点) しかし、上記従来の莢付ピーナツの加工方法に
おいては、ピーナツを水中に長時間浸漬するため
に発癌性のある毒素アフラトキシンを出すカビが
発生する惧れがある他、ピーナツは他の大豆やえ
んどうやそら豆等の豆類と異なり、地下で結実す
る為、外皮殻はどうしても土色、褐色を呈するも
ので、熟成後は他の野菜類に比べてより急速に鮮
度を失うことになり、水中に長時間浸漬したり煮
沸加工した場合は黒褐色の度合を一層増大し、そ
の汚濁した色は食品として商品価値に大いに損な
うことになる。また、煮沸後には水分が多く残る
ことになり、重量増加により移送上不利になると
共に、上述のようにカビの発生や品傷みしやすく
なると云つた問題を有していた。
本発明は、上記事情に鑑み創案されたものであ
つて、上記の従来の問題点を解消すると共に、ピ
ーナツを柔らかくし、外皮殻の色沢及び香り、舌
ざわりの良い、老人子供に消化の良い、美味し
い、栄養面の高い食品とし、ピーナツ特有の
“旬”の味を出し、その新鮮さを永く保有する為、
I、Q、F(瞬間低温凍結)に依り長期間保存で
きるようにし、且つ四季に渡つて供給できる商品
とする莢付ピーナツの加工方法を提供することを
目的とする。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成する手段は、外皮殻白色の中粒
種改良品等の厳選された特定品種の子実熟度約80
%の莢付ピーナツを収穫直后もしくは新鮮なうち
に、高圧釜内で圧力約186Kg/cm2、温度約110℃以
下の蒸気にて約30〜35分加熱加圧処理しその后急
速凍結し、ピーナツの白色外皮殻の色沢を損なう
焦色を出さずしかも子実を均一に柔らかくして新
鮮な旬の味、香り、舌ざわりが得られ且つアフラ
トシキンを発生するカビを防止したことを特徴と
する莢付ピーナツの加工方法である。
(作用) 上記本発明の方法による作用は、外皮殻白色の
中粒種改良品等の特定品種を厳選することによつ
て内皮も薄く舌ざわりが良く商品価値を高め、熟
度約80℃程度のものを用いることによつて子実の
形状が安定しており、味を良くするアミノ酸を程
良く含有しており、“旬”の味を生かすのに丁度
良い状態を得ることができ、また、新鮮なピーナ
ツを短時間で高加圧状態の高温蒸気を用いて加熱
加圧処理し、その後凍結処理することによつて毒
素を出すカビの発生を防止しつつ、良い外皮殻の
色沢及び子実の味、香り、舌ざわりを損なうこと
無く柔らかくし、且つ長期の保存を可能とする。
(実施例) 以下に本発明の一実施例を図面によつて詳細に
説明する。
第1図に示すように、本実施例の莢付ピーナツ
の加工方法は、原料の莢付ピーナツの選定を行う
第1工程と、水洗いの第2工程と、調味を行う第
3工程と、加熱加圧処理を行う第4工程と、瞬間
低温凍結を行う第5工程から成る。
第1工程において、原料として外皮白色の中粒
種の子実熟度約80%程度の新鮮な莢付ピーナツを
選ぶ。美味の要因は、アミノ酸含有量の他に油分
にも関係があり、小粒種の方が油分も多く美味で
ある。中粒種(バレンシア型)は、大粒種(バー
ジニア型)と小粒種(スパニツシユ型)の中間で
ある。また、外皮殻で包まれた子実の内皮は、大
粒種のものは小粒種のものよりも厚く舌ざわりが
悪く、時には之をむいて食さねばならない。しか
し、完熟前の小、中粒種のものは、極めて薄くて
食しても口中で存在がわからない程度のものであ
る。外皮殻の硬さ、形状、色合い等は、小粒種よ
りも中粒種の方が適当で優れている。豆類は、成
熟の過程において、含有アミノ酸が油質、蛋白質
に転化成育して行くもので、未熟子実のうま味、
甘味はこのアミノ酸に起因する。完熟子実ではほ
とんどアミノ酸が消失しており、また未成熟子実
では形態、特に外皮殻が弱いため変形しすく外観
を損なうことになる。
以上を総括的に判断して、且つ商品価値を考慮
して白色外皮殻の中粒種の熟度約80%の莢付ピー
ナツが適当な原料として選ばれることになる。
ピーナツは、原産地の南米熱帯地の小粒種から
始まり、温帯地の大粒種に改良されて来たもの
で、中粒種はその中間の亜熱帯地で育成されて来
たものである。日本国土内では、適地が無く、ま
た無理した改良品種の育成にはさび病、褐斑病等
が起りやすくなる。従つて、加工工場立地とし
て、原料集荷の面から極力時間、距離の短縮を図
り、台湾等の亜熱帯地域が適当である。
第2工程において、上述のように厳選された莢
付ピーナツを良質の多量の水を用いて洗浄し、付
着していた泥や夾雑物を排除し、同時に加熱、未
熟、色沢の悪いもの等の規格外品を選別排除す
る。
第3工程において、洗浄された莢付ピーナツを
塩分9%以下、アミノ酸0.1%以上の混合液に10
〜15分の短時間浸漬し、熟度80%のものを使用し
たことによるアミノ酸減少分を補填し、且つ適量
の塩分によつてうま味を活性化させる。浸漬後、
水切りをする。
第4工程において、高圧釜内において186Kg/
cm2、110℃以下の蒸気にて30〜35分間加熱加圧し、
焦色を出さないように、白色外皮殻の色沢を損な
うことのないように、子実の柔らかさと新鮮な
“旬”の味を得る。従来の高圧煮沸釜を使用の場
合は、折角のうま味が外部に溶出したり、爆発等
の危険もあり、高圧釜に上記の一定条件の蒸気を
供給する方が加工上、安全上有利である。
第5工程において、加熱処理後に凍結機におい
て−35℃の瞬間低温凍結を行い、外皮殻の色沢及
び子実の味、香り、舌ざわり、柔らかさの良い、
いわゆる“旬”の味の風味の優れた製品とする。
以上の工程を経て製品としたものを、−18℃前
後に保つて移送し、保管する。食するときは10〜
15分で自然解凍してからそのまま食してもよく、
又電子レンジ1〜2分で解凍したり、其の他湯ど
おし等で加温すると一層風味が引立ち、栄養価の
高い美味な自然食品として食することができる。
尚、熟度約80%のピーナツ原料を得る方法は、
ピーナツは地下で熟成される為、一々掘起して判
別するのが面倒なこともあり、目安として、中粒
種において開花日から約80日が完熟期とみて、75
日頃が適当と判断する方法と、登熟の適温を知る
と共に全登熟期間に必要な積算温度(約500℃)
を計算して判断する方法とがある。
(発明の効果) 以上述べた如く、本発明の莢付ピーナツの加工
方法によれば、外皮殻白色の中粒種改良品の熟度
約80%の新鮮なピーナツを原料として厳選し、短
時間で高加圧状態の高温蒸気で加熱加圧処理し、
次いで急速凍結処理しているため、内皮も薄く舌
ざわりも良く、子実の形状が安定した商品価値の
高い、また味を良くするアミノ酸を程良く含有し
た“旬”の味を生かした、香りと味の良い莢付ピ
ーナツを得ることができると共に、色沢、味、香
り、舌ざわりを損なうこと無しに長期間の保存も
きき四季に渡つて供給できる商品とすることもで
き、更に従来の毒素(アフラトキシン)を出すカ
ビの発生を完全に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の莢付ピーナツの加工方法の一
実施例を示すフローチヤートである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 外皮殻白色の中粒種改良品等の厳選された特
    定品種の子実熟度約80%の莢付ピーナツを収穫直
    后もしくは新鮮なうちに、高圧釜内で圧力約186
    Kg/cm2、温度約110℃以下の蒸気にて約30〜35分
    加熱加圧処理しその后急速凍結し、ピーナツの白
    色外皮殻の色沢を損なう焦色を出さずしかも子実
    を均一に柔らかくして新鮮な旬の味、香り、舌ざ
    わりが得られ且つアフラトキシンを発生するカビ
    を防止したことを特徴とする莢付ピーナツの加工
    方法。
JP62132673A 1987-05-28 1987-05-28 莢付ピ−ナツの加工方法 Granted JPS63296670A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62132673A JPS63296670A (ja) 1987-05-28 1987-05-28 莢付ピ−ナツの加工方法

Applications Claiming Priority (1)

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JP62132673A JPS63296670A (ja) 1987-05-28 1987-05-28 莢付ピ−ナツの加工方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63296670A JPS63296670A (ja) 1988-12-02
JPH0325149B2 true JPH0325149B2 (ja) 1991-04-05

Family

ID=15086822

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JP62132673A Granted JPS63296670A (ja) 1987-05-28 1987-05-28 莢付ピ−ナツの加工方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016020022A1 (de) 2014-08-07 2016-02-11 TRüTZSCHLER GMBH & CO. KG Vorrichtung zum mischen von faserkomponenten

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JPS6255061A (ja) * 1985-09-03 1987-03-10 Ichiro Otagawa さや付き落花生の加工方法

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