JP3492230B2 - 生の食料原料を処理する方法と装置 - Google Patents

生の食料原料を処理する方法と装置

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JP3492230B2 JP06761799A JP6761799A JP3492230B2 JP 3492230 B2 JP3492230 B2 JP 3492230B2 JP 06761799 A JP06761799 A JP 06761799A JP 6761799 A JP6761799 A JP 6761799A JP 3492230 B2 JP3492230 B2 JP 3492230B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0010】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般的には、生又
は半生の食品原料の処理を助ける方法と装置に関連する
と共に、更に限定すると、油脂含有量の高いナッツ類、
種実類、豆類の酸化を防いだり或いは遅らせる保存処理
方法に関連する。
【0020】
【従来の技術】食品の酸化防止とか酸化を遅らせる方法
及び装置は、状態を保持すること、即ち、当該食品の商
品価値を保つのに極めて有利なものとなる。特に、加熱
されると、食品中の脂肪は酸化し、その食品の鮮度を損
なうことになる。例えば、ナッツ類、種実類などの一般
的に多くの脂肪を含む食品では、ロースト等の加熱処理
によって、脂肪分が酸化し始め、それが異常な臭いと風
味を損なう元となり、依って、当該食品の商品価値を低
下させることになる。酸化は、酸素の存在することによ
って起こる過酸化脂質の生成と共に進行して行くもの
で、これらのナッツ類とか種実類の食品の劣化を防止す
るには、この酸素を取り除く必要がある。
【0021】従来の方法には、食品の酸化を防止したり
遅らせたりするのに、食品の包装容器の中に脱酸素剤を
入れたり、容器内の空気を窒素ガス又は炭酸ガスなどの
不活性ガス等で置換したり、真空包装で、無酸素状態を
作り出す方法が含まれる。また、従来法の中でも独特な
ものとして、トコフェロールのような抗酸化剤を加える
方法もある。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】従来の方法では、これ
らナッツ類とか種実類の食品の酸化を防止又は遅延させ
るのに、コストの割には効果がない。例えば、食品の包
装内に脱酸素剤を封入するには、費用のかさむガス遮断
性フィルムを必要とする。その上、脱酸素剤の効力を管
理するために、かなりの努力を払わなければならない。
【0023】従来法のガス置換包装や真空包装も高価な
設備及び設置費用が掛かる。更に、ガス置換包装も真空
包装も、一旦開封すると、酸素の侵入が、無酸素状態乃
至はそれに近い状態に保たれていた製品の酸化抑制効果
を無効にする。
【0024】抗酸化剤を加える従来法は、始めは有効で
あるが、後に、抗酸化剤が自然に変化して効力を失う
と、抗酸化効力が無くなる。依って、このような抗酸化
剤の類は、ナッツ類のような食品の長期保存には、一般
的に不適当である。更に、これら抗酸化剤をナッツ類の
ような固形物の中に均一に浸透させたり、散布したりす
ることは困難である。補足するに、ある種のナッツ類で
は、ナッツ中に散布された抗酸化剤の量に、同じロット
内でもバラツキが出る。その結果、ナッツ類とか種実類
のような生の食品に抗酸化性を持たせる処置としての、
信頼性のある経済的な方法及び装置の必要性が長く望ま
れてきた。
【0030】
【課題を解決するための手段】本件出願は米国特許第5,
305,688 及び米国特許第5,208,058 に関連するので、そ
れらを考慮に入れて具体化されている。
【0031】本発明はナッツ類及び種実類に抗酸化性を
持たせる為に、生の食品原料、特にナッツ類、種実類、
豆類を処理する方法及び装置を本質的に改善するもので
ある。本発明の装置及び方法は効果的で且つ信頼のおけ
る抗酸化処理を、ナッツ類とか種実類のような生の食品
原料に添加物を使わずに、低いコストで施すことが出来
る。本発明は又、大豆、米、麦、とうもろこし等の穀
類、コーヒー豆、ココアビーンズ、ドライフルーツ、乾
燥された魚類、乾燥した鳥獣肉類、乾燥乳製品及び香辛
料などにも適用できるものと考えられる。上記に掲げる
リストは、単に、本発明が広い分野で応用できることの
説明に過ぎないもので、本発明の適用を、ここに掲げた
食品に限定するものではない。
【0032】殆どの、ロースト又は乾燥された食品で、
特に、後述の具体的実証に述べているようなナッツ類、
種実類等は、例えば、単分子層水分域にあって、水分活
性が低い。更にそれらの組織は生又は乾燥される前の状
態では、脂質と水とで隙間なく満たされている状態か
ら、ロースト又は乾燥によって単に水だけが失われる。
その結果、スポンジのような多孔質となり、空気中の酸
素が脂質と直接反応しやすくなり、酸化が容易に促進さ
れる。これに対して、本発明は、これら、ナッツ類、種
実類等の食品類を密閉容器の中で加圧加熱し、これらの
原料の組織を少し柔らかくすると同時に、水分活性値を
0.3〜0.4程度の多分子層水分域に調整することに
より、脂肪分子の表面に水分子を吸着させて、水の多分
子層を形成すると共に、水とタンパク質による強固な結
合が相乗的に働いて、ナッツ類等の組織内部への酸素の
侵入を妨げ、その酸化を著しく防ぐものと考える。一般
的に、水分の低い食品では水分の単分子層吸着は部分的
であるため、酸素の影響を受けやすい。しかし本発明の
ように加圧下で生の食品原料を加熱処理することによ
り、多分子層が形成されるために、食品の劣化が著しく
遅延され、又は防止される。本発明で使用しうるナッツ
類の例として、くるみ、ピーカン、ピーナッツ、アーモ
ンド、ヘーゼルナッツ、カシューナッツ、ビスタチオナ
ッツ、ブラジルナッツ及びマカデミアナッツ等がある。
これらのナッツはいずれも堅い外皮又は莢を取り除いた
内部の「実」が使用される。本発明で使用しうる種実類
の例としては、松の実、ごま、ひまわりの実、かぼちゃ
の実、けしの実、椎の実等がある。これら生の食品原料
は、生でもロースト品でも利用できるが、ロースト品の
場合、既に述べた多分子層形成のためには適度の水分含
量が必要であり、最小でも約0.9〜2.5%の範囲の
水分含量であることが望ましい。原料の形状は用途に応
じて半割れとか、細かく砕いた状態など、各種形状のも
のも使用される。上記のナッツ類及び種実類は本発明の
具体的説明の為に供するものであって、普通の技能者に
は、本例が本発明の応用範囲を限定するものでなく、広
範囲の生の食品原料に応用できることが理解できるでし
ょう。本発明は、添付の各種図からも、本発明の詳細説
明と併せて、更に良く認識されるでしょう。
【0040】
【発明の実施の形態】以下の説明は本発明を達成するの
に現在考え得る最良の方法である。この説明は本発明の
一般的な原理を説明するのが目的であって、限定された
意味に解されるものではない。
【0041】食品の品目としての「ナッツ」は、本発明
を論ずる上で一般的に用いるが、普通の技能者はナッツ
は一例として用いられていて、種実類など、他の生の食
品原料にも本発明の抗酸化処理による効果が有ることが
分かるでしょう。
【0042】まず、図1(a)を参照することにより生
の食品原料の処理100の全般が理解される。工程10
2で熱源を備えた密閉容器の中にナッツを入れて処理が
開始。工程104でナッツ類の抗酸化処理が行われる。
工程106で、抗酸化処理が完了したら処理された食品
を冷ます。工程108で、処理された食品を包装材料で
包装する。
【0043】次に図1(b)は図1(a)における処理
工程104の詳細説明図である。図1(b)を参照し
て、抗酸化を形成する処理工程104が問題なく理解さ
れる。工程110で密閉された処理装置の内圧を空気又
は窒素で、ナッツに対して0.5〜1.5kg/cm2
の圧力を掛けるように調節して抗酸化処理が開始す
る。工程112で、装置内のナッツを、好ましくは約
0.5〜2.0kg/cm2の圧力下で、約90℃〜1
30℃の温度で約20分〜60分間加熱する。かつ、装
置内の相対湿度を一定に保つ。
【0044】工程114で、水分が2.5%以上の場合
は図1(b)の工程118に進み、既に述べたように、
水分含量が0.9〜2.5%の範囲に低下するようにロ
ースト或いはフライ等の処理をして、工程120で処理
を終える。
【0045】上述の方法は、バッチ式又は連続式抗酸化
処理システムにより、ナッツ類或いは種実類などの生の
食品原料に応用し得る。
【0046】いずれの処理システムでも、図1(a)と
図1(b)で述べた各々の工程に準拠する。
【0047】例として、バッチ式の場合、圧縮空気又は
窒素を導入、加圧できる導入口を有する長形のタンクが
ある。工程104での、ナッツへの加熱は、その長形タ
ンクの周壁に設けたジャケットで、蒸気、熱水、その他
の熱媒体等を循環させる方法や、或いは長形タンク内部
に電熱ヒーターや熱媒体を供給しうるパイプ、プレート
等を設ける方法を例示しうる。
【0048】次に,図2を参照して、図1の方法によっ
て食品の抗酸化性を形成するための、縦型連続処理装置
200が理解出来るでしょう。図2では,先ず、生の食
品原料203を受ける格子付きメインホッパー202を
図示する。メインホッパー202からの排出は、コンベ
アーベルトなどのフィーダー204で、ホッパー206
に運ばれる。ホッパー206は,フィーダー204で供
給される生の食品原料203を受け取り、格子でふる
う。
【0049】加圧された主装置210への導入口211
に直結する、二個のボールバルブ208aと208b及
び、主装置210からの排出口213に直結する、二個
のボールバルブ209aと209bは別々に、密閉され
た主装置210内の圧縮空気(熱風)の供給と排出を行
う。主装置210に繋がるヒーター218は、主装置2
10内に封じ込められる生の食品原料203を加熱す
る。ボイラー224は、蒸気を作る水を熱し、その蒸気
は、ヒーター218と主装置210の周壁に設けられた
ジャケット214aと214bを経由した後、装置の外
に排出又は、凝縮水としてボイラー224に回収され
る。ヒーター218は、空気又は窒素ガスを加熱する。
ブロワー220は、生の食品原料203に直接熱風を供
給するため、主装置210へ空気又は窒素ガスを循環さ
せる。コンプレッサー216は、主装置210内の圧力
を一定に調節する為の圧縮空気を供給する。コレクター
222は、処理工程中に発生する粉塵等と一緒に出てく
る水を凝縮水として回収する。
【0050】この時、主装置210内の相対湿度が一定
に保持されるよう、コレクター222の外周に形成され
ている冷却部231に供給する冷却水の水量を増減し
て、凝縮水の量の調節を行って、抗酸化処理中の生の食
品原料203中の水分含有量を調整する。コレクター2
22へ供給する冷却水の量が多くなるとコレクター22
2の温度が低下し、コレクター222に回収された水の
凝縮速度が速くなり、主装置210からの水分回収が速
くなるため、主装置210内の水分が減少し、主装置2
10内の相対湿度が低くなり、主装置210内の食品原
料203が乾燥し過ぎる。逆に、コレクター222へ供
給する冷却水量が少なくなるとコレクター222の温度
低下が不足し、コレクター222に回収された水の凝縮
速度が遅くなり、主装置210からの水分回収が遅くな
るため、主装置210内が水分過多になり、主装置21
0内の相対湿度が高くなり、主装置210内の食品原料
203の乾燥が不充分になることがある。このような現
象を防止し、主装置210内の食品原料203の乾燥が
均一になるように、コレクター222へ供給する冷却水
の水量が調節され、かかる操作により抗酸化処理中の生
の食品原料203中の水分含有量が調整される。
【0051】図1(a)と図1(b)の方法に従って、
メインホッパー202は、食品原料203を受ける。フ
ィーダー204は、生の食品原料203をホッパー20
6に運ぶ。ホッパー206から排出する生の食品原料2
03は、ボールバルブ208a、208b、導入口21
1を通って、加圧された主装置210に導かれる。
【0052】生の食品原料203が加圧された主装置2
10のサイトガラス212のレベルまで満たされると、
ボールバルブ208a、208b、209a及び209
bは閉じ、コンプレッサー216が、加圧された主装置
210内に圧縮空気を送り込み、装置の系内圧力が0.
5〜1.5kg/cm2 の範囲内になるように調節す
る。
【0053】次に、ボイラー224は水を熱して水蒸気
を作り、それが、ヒーター218とジャケット214a
及び214bを経由して、外部に排出乃至はボイラー2
24に戻る。ヒーター218は、空気又は窒素ガスを加
熱する。ブロワー220は、生の食品原料203に直接
熱風を供給するために、主装置210へ、空気又は窒素
ガスを循環させる。生の食品原料203はフィーダー2
04で連続的に供給され、排出される製品は生の食品原
料203の主装置210の系内で、一定レベルが保たれ
るように、主装置210から連続的に出て行く。
【0054】生の食品原料203は、主装置210内
で、所定の水分含量になるまで加熱加圧される。明示し
てないが、生の食品原料203が排出口213とボール
バルブ209a、209cを通って出ると、生の食品原
料203は冷却され包装される。
【0055】次に、図3を参照して、図1(a)(b)
の方法に従って、抗酸化食品処理を行うのに用いられる
水平処理装置300の一例であることが理解されうる。
図3は、生の食品原料303を受けて、格子でふるうメ
インホッパー302があり、メインホッパー302から
の排出品は、コンベアーベルト等のフィーダー304を
経て、ホッパー306に運ばれる。ホッパー306は、
フィーダー304で供給される生の食品原料303を受
けて格子でふるう。
【0056】二つのボールバルブ308aと308b
は、加圧加熱された主装置310の導入口311に直結
されており、309aと309bの二つのボールバルブ
は加圧加熱された主装置310の排出口313に直結し
ている。金網ベルト314は、生の食品原料303が加
圧され、主装置310に繋がったヒーター320が、主
装置310の中に封じ込められている生の食品原料30
3を加熱している間、生の食品原料303を搬送する。
ブロワー318は、生の食品原料303に直接吹きかけ
る熱風を供給するために、主装置310へ、空気又は窒
素ガスを循環させる。コレクター316は、処理工程の
最中に発生する粉塵等と一緒に出てくる水を凝縮水とし
て回収する。
【0057】この時、主装置310内の相対湿度が一定
に保持されるよう、コレクター316の外周に形成され
ている冷却部331に供給する冷却水の水量を増減し
て、凝縮水量の調節を行ない、抗酸化処理中の生の食品
原料303中の水分含有量を調整する。コレクター31
6へ供給する冷却水の量が多くなるとコレクター316
の温度が低下し、コレクター316に回収された水の凝
縮速度が速くなり、主装置310からの水分回収が速く
なるため、主装置310内の水分が減少し、主装置31
0内の相対湿度が低くなり、主装置310内の食品原料
303が乾燥し過ぎる。逆に、コレクター316に供給
する冷却水の量が少なくなるとコレクター316の温度
低下が不足し、コレクター316に回収された水の凝縮
速度が遅くなり、主装置310からの水分回収が遅くな
るため、主装置310内が水分過多になり、主装置31
0内の相対湿度が高くなり、主装置310内の食品原料
303の乾燥が不充分になることがある。このような現
象を防止し、主装置310内の食品原料303の乾燥が
均一になるように、コレクター316へ供給する冷却水
の水量が調節され、かかる操作により抗酸化処理中の生
の食品原料中の水分含有量が調整される。
【0058】図1に示した方法に従って、メインホッパ
ー302は生の食品原料303を受ける。フィーダー3
04は、生の食品原料303をホッパー306に供給す
る。ホッパー306から排出された生の食品原料303
の排出は、ボールバルブ308aと308bを経て導入
口311、加圧された主装置310へと入る。生の食品
原料303が、金網ベルト314で移動している間、ボ
ールバルブ308a、308b、309a及び309b
は閉じ、コンプレッサーが、加圧された主装置310に
圧縮空気を送り込み、系内圧力が0.5〜1.5kg/
cm2 の範囲内になるように調節する。次に、ボイラ
ー(非表示)が水を熱して蒸気を作り出し、その蒸気は
ヒーター320と蒸気コイル312を経由して外部に排
出するか、或いは凝縮水としてボイラーに戻る。ヒータ
ー320は、空気又は窒素ガスを加熱する。ブロワー3
18は、生の食品原料303に直接吹き付ける熱風を供
給するために、主装置310へ空気又は窒素ガスを循環
させる。生の食品原料303はフィーダー304で連続
的に送り込まれて、排出される製品は主装置310内
で、生の食品原料303の一定レベルが保たれるよう
に、主装置310から連続的に排出される。生の食品原
料303は、主装置310内で、所定の水分含有量に達
するまでの時間、加熱加圧される。
【0059】ボールバルブの代わりに、ロータリーバル
ブ、バタフライバルブ或いはその他のタイプのバルブ
が、図2及び図3の加圧された連続加熱装置を密封しう
ることが認められる。更に、蒸気の代わりに、ヒーター
218と320は、輻射熱、電熱又はマイクロウェーブ
加熱でも良い。
【0060】普通の技能者は、図3の水平型装置で、螺
旋式フィーダー304が、生の食品原料303を、加圧
させた主装置310に、攪拌して定量供給出来る事が分
かる。その他にも適当な装置が図1の方法を遂行するの
に利用しうる。
【0061】図1(b)の工程118に示すように、本
発明の、加圧された抗酸化装置から排出される、生の食
品原料を、通常のロースター、乾燥機又はフライヤーを
用いて、所定の食味、水分となるように、加熱すること
もできる。例えば、ナッツ類の場合は、カリッとした歯
触りとなるようにローストすることもできる。一旦生の
食品原料が図1の抗酸化処理を経て、抗酸化構造を作り
上げると、再び熱処理を加えても、生の食品原料の抗酸
化構造は破壊されないことが認められる。クルミとかピ
ーカンなどのナッツ類の場合、それらの生の食品原料
は、図1(b)の工程110と112の加圧加熱処理で
十分にローストされ、工程118の追加加熱処理を必要
としない。従って、これらのナッツ類は追加のロースト
をしないで食べられる状態となる。更に、予めロースト
された製品(浅くローストしたもの)を、生の食品原料
として使用した場合、上述の、加圧下の加熱処理によっ
てローストが完了することもあり、依って、上述した、
処理後の再ローストは必要がない。
【0062】ローストなどの追加加熱処理をしなくても
本発明の抗酸化処理は、以下に述べる通り良好に達成で
きる:密閉した容器が加熱源を備え、内圧は空気又は窒
素ガスで0.5〜1.5kg/cm2 に調節され、続
いて、加熱は、約90℃〜130℃の温度と約0.5〜
2.0kg/cm2 の圧力で20〜60分間行い、装
置内の相対湿度を一定に保持することにより、生の食品
原料の水分が元の値から0.3%ないしそれ以上、好ま
しくは、0.5〜3.0%減少するようにする。例え
ば、処理前の水分が5%であったとすると、その後の処
理で、2.0〜4.5%まで減少させる。
【0063】図1(a)の抗酸化処理を受けた処理済の
生の食品原料の冷却に関しては、冷却は、処理された生
の食品原料を外気中で冷却するファンなどの装置によっ
て実施しうる。或いは、処理済みの生の食品原料は、囲
われた冷却装置の中で冷却されうる。処理済の生の食品
原料の最終包装に関しては、全ての、一般的に受け入れ
られる食品包装の形態が当該最終製品の包装に利用でき
る。
【0064】さらに、製品が、上述の加圧下での加熱処
理が施された図1(b)の工程112の後で、一時的
に、開放された容器で受けるような場合には、開放容器
に移す前に、その製品を速やかに冷却する必要がある。
従って、上述の、加圧下の加熱処理に使用される装置の
下部に冷却区域を設けることが望ましい。この観点か
ら、又、上述の加圧加熱処理と後処理のローストを連続
的に実施することで、この処理の能率を改善することが
可能である。
【0065】このようにして抗酸化処理を得たナッツ類
又は種実類は、通常のあらゆる形態に包装され、商品と
して出荷されうる。
【0070】
【表1】
【0071】
【表2】
【0072】
【表3】
【0080】(抗酸化処理加工の応用例) (実施例1):表1の図No.1参照 生のアメリカ産クルミLPM(Light Medium Piece)
を、密閉状態に保つことが出来るバルブを、その供給口
と排出口に取り付けた、加圧された熱処理タンク内に供
給し、系内圧を1.0kg/cm2 に保つように圧縮
空気を吹き込んだ。タンク内のクルミは蒸気加熱式ジャ
ケットと、循環パイプからの蒸気で温められた空気の循
環によって、120℃に温められた。更に、加熱してい
る間、系内圧力は1.0〜1.2kg/cm2 に保っ
た。生の原料クルミは、時間当たり10kgの割合で供
給し、温度が120℃に達してから、その温度を30分
間保持した。処理が終わってから製品を30分間、冷え
るまで放置し、その製品の水分を計測した。
【0081】この抗酸化処理によって、水分含有量は、
元の生原料クルミの3.62%から2%に低下してい
た。この製品120gをビニール袋に入れて37℃で保
管した。図4の実施例1のグラフは、この見本の安定性
を時系列で計測したPOV値(Peroxide Value:過酸化
物価)を示す。
【0082】(従来の処理との比較例1A):表3の図
No.1参照 実施例1で用いられたサンプルと同じ、生のアメリカ産
クルミLMPを通常の外気圧の下で30分間、120℃
で加熱し、冷却後、そのサンプルを貯蔵した。図4の比
較例1Aのグラフはそれにより得られたものを時系列で
計測したPOV値を示す。
【0083】(実施例、比較例1B):表2の図No.
1参照 実施例1と比較例1Aで使用した生のクルミLMPを、
実施例1と同じ装置を使用して、系内圧力1.0〜1.
2kg/cm2 、85℃で加熱した状態で30分間維
持し、冷却した後、実施例1の方法を用いて保存した。
図4の比較例1Bのグラフはそれにより得られたものを
時系列で計測したPOV値を示す。
【0084】(実施例、比較例1C:表2の図No.3
参照) 実施例1、比較例1A及び1Bで使用した生クルミLM
Pを、実施例1及び比較例1Bと同じ装置を用いて、内
圧0.3〜0.4kg/cm2 、120℃で加熱した
状態で30分間維持し、冷却した後、実施例1の方法を
用いて保存した。図4の比較例1Cのグラフはそれによ
り得られたものを時系列で計測したPOV値を示す。
【0085】(実施例2):表1の図No.2参照 オンス当たり40〜50粒の大きさのフローランナー種
ピーナッツを、水分が3.1%になるようにロースト
し、実施例1と同じ要領で処理した。しかし、このピー
ナッツは、110〜120℃で加熱されて、その温度で
40分間維持された。そのピーナッツが冷めるまで、放
置した後で、水分は2.1%に下がっていることが認め
られた。この製品120グラムをビニール袋に入れて、
37℃の温度で保管した。図5の実施例2のグラフはそ
れにより得られたものを時系列で計測したPOV値を示
す。
【0086】(実施例、比較例2A):表3の図No.
2参照 実施例2で使用したピーナッツを、通常の外気圧の下、
110〜120℃で40分間加熱し、冷却した後保存し
た。図5の比較例2Aのグラフはそれにより得られたも
のを時系列で計測したPOV値を示す。
【0087】(実施例、比較例2B):表2の図No.
2参照 実施例2と比較例2Aで使用されたピーナッツを、実施
例1と同じ装置を用いて、内圧1.0〜1.2kg/c
m2 、85℃に加熱した状態で40分間維持した。そ
れを冷却後、実施例1で述べた方法で保存した。図5の
比較例2Bのグラフはそれにより得られたものを時系列
で計測したPOV値を示す。
【0088】(実施例、比較例2C):表2の図No.
4参照 実施例2、比較例2A及び比較例2Bで使用したピーナ
ッツを、実施例1で述べた同じ装置で、内圧0.3〜
0.4kg/cm2 、120℃で加熱、その状態で4
0分間維持した後冷却して、実施例1で述べた方法で保
存した。図5の比較例2Cのグラフはそれにより得られ
たものを時系列で計測したPOV値を示す。
【0089】(実施例3):表1の図No.3参照 サイズがオンス当り40〜50粒で、水分6%のフロー
ランナー種ピーナッツが、実施例1と同じ要領で処理さ
れ、抗酸化処理後の水分は4.4%であった。その製品
がローストされ、3.5〜6メッシュの大きさに砕かれ
て、その破砕品の水分は1.27%に減少した。その製
品120グラムをビニール袋に入れて、37℃の温度で
保管した。図6の実施例3のグラフはそれにより得られ
たものを時系列で計測したPOV値を示す。
【0090】(実施例、比較例3A):表3の図No.
3参照 実施例3で用いたピーナッツを焙煎機でローストし、実
施例3で述べたのと同様に、破砕機で3.5〜6メッシ
ュの大きさに破砕した。このピーナッツサンプルを、実
施例1で述べた方法を用いて保管した。図6の比較例3
Aのグラフはそれにより得られたものを時系列で計測し
たPOV値を示す。
【0091】(実施例4):表1の図No.4参照 中国産大粒ピーナッツ(剥き実)を、実施例1と同様の
方法で処理した。しかし、加熱温度は110℃に設定し
た。このピーナッツの、抗酸化処理前の水分含有量は
6.25%であった。処理後、その水分は4.13%に
減少した。そのピーナッツの皮を、お湯を用いて剥き、
自然乾燥させた。そのピーナッツを約150℃の油で揚
げ、バターピーナッツとして味付け加工した。この製品
120グラムをビニール袋に入れて、37℃の温度で保
管した。図7の実施例4のグラフはそれにより得られた
ものを時系列で計測したPOV値を示す。
【0092】(従来の処理、比較例4A):表3の図N
o.4参照 実施例4で使用したのと同じ中国産大粒ピーナッツを、
お湯を用いて薄皮をむき、実施例4で明らかにしたのと
同じ方法でフライして味付けをし、バターピーナッツと
した。このピーナッツサンプルを、実施例4での説明と
同じ方法を用いて保管した。図7の比較例4Aのグラフ
はそれにより得られたものを時系列で計測したPOV値
を示す。
【0093】(実施例5):表1の図No.5参照 水分4.24%の、生の全粒アーモンドを、実施例1と
同じ方法で処理した。しかし,加圧された加熱タンク内
での加熱中の系内圧は1.2〜1.25kg/cm2
に保たれた。処理後の水分は3.29%であった。そし
て、そのアーモンドはローストされて、水分は1.61
%に減少した。この製品120グラムをビニール袋に入
れて、37℃の温度で保管した。図8の実施例5のグラ
フはそれにより得られたものを時系列で計測したPOV
値を示す。
【0094】(従来の処理、比較例5A):表3の図N
o.5参照 実施例5で使用したのと同じ,生の全粒アーモンドを、
実施例5に示したのと同じ方法でローストした。このサ
ンプルを、実施例5で示したのと同じ方法で保管した。
図8の比較例5Aのグラフはそれにより得られたものを
時系列で計測したPOV値を示す。
【0100】
【発明の効果】実施例1から実施例5まで、及び比較例
1A〜1C、2A〜2C、3A、4A並びに5Aで得ら
れた抗酸化処理の諸条件と酸化安定の諸特性は、表1、
2及び3に示す。
【0101】その内訳は、表1は、5種類のナッツに応
用した本発明の実施例を表示する。表2は、比較例1
B、2B、1Cおよび2Cに応用した本発明の具体的実
証例を示す。表3は、比較例1A、2A、3A、4A及
び5Aに応用した従来の処理を示す。普通の技能者は、
本発明と表1の示すところから、酸化安定性の明らかな
改善が分かる。例として, 図4の実施例1のグラフに示
す、生のアメリカ産クルミLMPを、生の食品原料とし
て使用したそれぞれのケースで、POV値が10に到達
するまでに150日以上要している。これは、歴然とし
て、卓越した酸化安定性を示すものである。これとは対
照的に、通常の外気圧の下で処理された比較例1A、低
い温度(85℃)で処理された比較例1B、及び低い圧
力(0.3〜0.4kg/cm2 )で処理された比較
例1Cは、同じPOV値10に到達するのに70〜90
日である。
【0102】同じように、図5で示す、浅くローストし
たピーナッツを生の食品原料として使用した実施例2と
比較例2A〜2Cを含むそれぞれのケースで、実施例2
は、低い温度乃至は低い圧力を使った他の三つの比較例
に比べ、明らかに優れた酸化安定性を示している。
【0103】生のピーナッツが、抗酸化処理されてから
ローストされ、細かく砕かれる方式では、実施例3が示
すように、比較例3Aの普通にローストして砕いた製品
と比べ、遥かに優れた酸化安定性が見られる。更に、中
国産大粒種ピーナッツのフライ処理では、比較例4Aの
普通にフライしたピーナッツ製品と比べ、実施例4も同
様に、遥かに優れた酸化安定性を示している。
【0104】更にまた、生の全粒アーモンドの場合、実
施例5は、比較例5Aの普通にローストしたアーモンド
と比べ、遥かに優れた酸化安定性を示した。
【0105】表1、2及び3は、実施例1〜5と、これ
まで述べた、各種比較例の結果を示す。
【0106】本発明の抗酸化処理を施すとナッツ類等の
食品類が前記の様に優れた酸化安定性が得られるのは、
次のような理由によるものと思われる。一般的に、水分
の低い食品では水分の単分子層吸着は部分的であるため
酸素の影響を受け易いが、本発明ではナッツ類、種実類
等の食品類を密閉容器の中で加圧加熱して、食品類の組
織を少し柔らかくすると同時に水分活性値を多分子層水
分域に調整するので、脂肪分子の表面に水分子が吸着し
て水の多分子層が形成されると共に、水とタンパク質に
よる強固な結合が相乗的に働いて、ナッツ類等の組織内
部への酸素の侵入が妨げられ、食品の酸化が著しく遅
延、防止される。即ち、食品が抗酸化になるものと思わ
れる。
【0107】依って、以上の事柄は、ナッツ類等の生の
食品を処理する新しい抗酸化技術と装置について述べて
いることが理解できる。熟練技術者の方々には、ここに
掲げる多くの実施例が、本発明を具体化しているもので
あることが理解できるでしょう。結論として、本発明
は、前述の具体的実用例に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の生の食品原料の処理工程の説
明図、(b)は図1(a)中の抗酸化工程の説明図。
【図2】本発明の縦型連続処理装置の説明。
【図3】本発明の水平処理装置の説明。
【図4】本発明の実施例1と比較例1A、1B、1Cの
結果をグラフで示す説明図。
【図5】本発明の実施例2と比較例2A、2B、2Cの
結果をグラフで示す説明図。
【図6】本発明の実施例3と比較例3Aの結果をグラフ
で示す説明図。
【図7】本発明の実施例4と比較例4Aの結果をグラフ
で示す説明図。
【図8】本発明の実施例5と比較例5Aの結果をグラフ
で示す説明図。
【符号の説明】
200 縦型連続処理装置 202 メインホッパー 203 食品原料 204 フィーダー 206 ホッパー 208a、208b ボールバルブ 209a、209b ボールバルブ 210 主装置 211 導入口 212 サイトガラス 213 排出口 214a、214b ジャケット 216 コンプレッサー 218 ヒーター 224 ボイラー 220 ブロワー 222 コレクター 231 冷却部 300 水平処理装置 302 メインホッパー 303 食品原料 304 フィーダー 306 ホッパー 308aと308b ボールバルブ 309aと309b ボールバルブ 310 主装置 311 導入口 312 蒸気コイル 314 金網ベルト 320 ヒーター 316 コレクター 318 ブロワー 331 冷却部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平11−313606(JP,A) 特開 平10−165091(JP,A) 特開 昭63−296670(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A23B 9/00 A23L 1/36 A23L 1/20

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】生又は半生のナッツ類、種実類、豆類を加
    圧加熱用の容器内に入れて密封し、密封された容器の内
    部圧力を0.3kg/cm2以上5.0kg/cm2以下
    (ただし、0.3〜2.0の範囲は除く)に調整して加
    圧加熱することにより、それら食品の水分活性値が0.
    3〜0.4になるように調整することを特徴とするナッ
    ツ類、種実類、豆類の保存処理方法。
  2. 【請求項2】生又は半生のナッツ類、種実類、豆類を入
    れて密封した容器の内部温度を90〜130℃に調整す
    ることを特徴とする請求項1記載のナッツ類、種実類、
    豆類の保存処理方法。
  3. 【請求項3】ナッツ類、種実類、豆類の冷却工程を含み
    得ることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のナッ
    ツ類、種実類、豆類の保存処理方法。
  4. 【請求項4】内部圧力を調節する手段として、密閉容器
    内に0.5kg/cm2以上2.0kg/cm2以下の圧
    力範囲内で空気を送り込むことを含むことを特徴とする
    請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のナッツ類、種
    実類、豆類の保存処理方法。
  5. 【請求項5】内部圧力を調節する手段として、0.5k
    g/cm2以上2.0kg/cm2以下の圧力範囲内で窒
    素ガスを送り込むことを含むことを特徴とする請求項1
    乃至請求項4のいずれかに記載のナッツ類、種実類、豆
    類の保存処理方法。
  6. 【請求項6】90℃〜130℃の温度の範囲内で約20
    分〜60分間、ナッツ類、種実類、豆類を加熱する手段
    を有することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいず
    れかに記載のナッツ類、種実類、豆類の保存処理方法。
  7. 【請求項7】ナッツ類、種実類、豆類を冷却する手段と
    して、それら食品の表面から、凝縮した水分を除去する
    装置の利用を含むことを特徴とする請求項6記載のナッ
    ツ類、種実類、豆類の保存処理方法。
  8. 【請求項8】処理装置内の相対湿度を一定に保持するこ
    とを含むことを特徴とする請求項1乃至請求項7のいず
    れかに記載のナッツ類、種実類、豆類の保存処理方法。
  9. 【請求項9】ナッツ類、種実類、豆類が2.5%以上の
    水分を有しているかどうかを判定する工程を含むことを
    特徴とする請求項1乃至請求項のいずれかに記載のナ
    ッツ類、種実類、豆類の保存処理方法。
  10. 【請求項10】ナッツ類、種実類、豆類の水分値が2.
    5%以上の場合に、処理後、再加熱処理を実施すること
    を特徴とする請求項9記載のナッツ類、種実類、豆類の
    保存処理方法。
  11. 【請求項11】処理後の再加熱処理方法として、ロース
    ト、乾燥及びフライのいずれかを選択することを特徴と
    する請求項10記載のナッツ類、種実類、豆類の保存処
    理方法。
  12. 【請求項12】再加熱後の処理として、ナッツ類、種実
    類、豆類を破砕することを含むことを特徴とする請求項
    10又は請求項11記載のナッツ類、種実類、豆類の保
    存処理方法。
  13. 【請求項13】破砕されたナッツ類、種実類、豆類を処
    理することを特徴とする請求項1乃至請求項12のいず
    れかに記載のナッツ類、種実類、豆類の保存処理方法。
  14. 【請求項14】生又は半生のナッツ類、種実類、豆類を
    冷却する手段として、ナッツ類の表面から、凝縮した水
    分を除去する装置を利用することを特徴とする請求項1
    乃至請求項3記載のナッツ類、種実類、豆類の保存処理
    方法。
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