JPH05668A - パターン演算装置 - Google Patents

パターン演算装置

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Publication number
JPH05668A
JPH05668A JP15361291A JP15361291A JPH05668A JP H05668 A JPH05668 A JP H05668A JP 15361291 A JP15361291 A JP 15361291A JP 15361291 A JP15361291 A JP 15361291A JP H05668 A JPH05668 A JP H05668A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pattern
train
cars
operational
brake
Prior art date
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Pending
Application number
JP15361291A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiya Ito
晴也 伊藤
Yoshio Hida
義男 飛田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba Transport Engineering Inc
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Transport Engineering Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba Transport Engineering Inc filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH05668A publication Critical patent/JPH05668A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Train Traffic Observation, Control, And Security (AREA)
  • Regulating Braking Force (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 列車のブレーキ特性に合わせたブレーキパタ
ーンを発生させるパターン演算装置を提供することにあ
る。 【構成】 現在パターン演算装置が使用している演算式
(物理式)は簡易式であり、実際ブレーキ作用中の車両
と空気やレールとの間に働く摩擦抵抗は式中に含まれて
いない。また摩擦抵抗は、編成両数,編成を組む車両に
より決まる運転速度,積載状況による運転条件により変
化する。これらすべてを考慮した演算式でパターンを演
算しようとすると、演算式の複雑化により演算速度が遅
くなり装置の応答信頼性が低下する。そこで、基本パタ
ーンがある運転条件で設定され、その他の運転条件は割
合計算で作成していることから、ひとつの基本パターン
1をデータとして装置内に予め設定し、運転条件の入力
からその列車に合わせたブレーキパターン2を補正し演
算する。運転条件とは、その列車の編成両数,編成に組
み込む車両の構成内容により決まる運転速度,旅客,貨
物の積載状況のことを表す。

Description

【発明の詳細な説明】
[発明の目的]
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両の保安装置内に付
帯する、パターン演算装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】パターン演算装置は、多重情報伝送装置
にて停止信号機までの距離を地上から電文情報として受
信し、自列車の速度と距離を常時照査してブレーキパタ
ーンを発生させ、自列車速度がブレーキパターンを超え
た場合に自動的にブレーキ指令を出す装置である。図5
は従来の構成図、図6は従来方式によるブレーキパター
ン演算のフローチャートを示したものである。停止信号
機までの距離Lを受信し、自列車と停止信号機までの距
離Sを常時演算して第1式にて停止できる速度Vpを演
算(図5中,パターン演算部22)し、自列車速度とV
pを照査(図中,比較部23)して自列車速度の方が高
いときは、ブレーキ装置24へブレーキ指令を出力する
ものである(ステップ26〜30)。
【0003】第1式において、Bは減速度,Tはブレー
キ空走時間,Sは自列車と停止信号機の距離を示してい
る。このなかで、BとTは予めこの装置を搭載する車両
により設定しておく。この設定は、第1式を距離Sにつ
いて求める演算式(第2式)でその車両のブレーキ性能
を示す基本パターンに最も近似するようなBとTを探し
だしひとつの固定数としてパターン演算装置内定数メモ
リー部25に設定している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】BとTを固定数として
パターン演算すると、ある点でしか基本パターンと類似
できなく、その他では最大車両の長さにして2両分も差
が生じるため、不適所でブレーキが動作してしまい、目
標とした地点(停止信号機の手前)より手前で列車が止
まってしまう。また、機関車がけん引する列車では、そ
の列車の編成両数,編成に組み込む車両の構成内容,旅
客・貨物の積載状況により、基本パターン自身が変化す
るため、前途同様に、目標地点より手前で列車が停止し
てしまう。こうなると、高密度な列車運行ができなくな
り運転阻害となる。本発明は、上記問題点を解決するも
のであって、その列車のブレーキ特性に合わせたブレー
キパターンを発生させるパターン演算装置を供給するこ
とにある。 [発明の構成]
【0005】
【課題を解決するための手段】現在パターン演算装置が
使用している演算式(物理式)は簡易式であり、実際ブ
レーキ作用中の車両と空気やレールとの間に働く摩擦抵
抗は式中に含まれていない。また摩擦抵抗は、編成両
数,編成を組む車両により決まる運転速度,積載状況に
よる運転条件により変化する。これらすべてを考慮した
演算式でパターンを演算しようとすると、演算式の複雑
化により演算速度が遅くなり装置の応答信頼性が低下す
る。そこで、基本パターンがある運転条件で設定され、
その他の運転条件は割合計算で作成していることから、
図1に示すとおり、ひとつの基本パターン1をデータと
して装置内に予め設定し、運転条件の入力からその列車
に合わせたブレーキパターン2を補正し演算することを
要旨とする。運転条件とは、その列車の編成両数,編成
に組み込む車両の構成内容により決まる運転速度,旅
客,貨物の積載状況のことを表す。
【0006】
【作用】前途のブレーキパターン演算手段において、パ
ターン演算装置の演算するブレーキパターンが、その列
車の運転条件およびブレーキ性能に合ったブレーキパタ
ーンを演算することが可能となった。列車はこれによ
り、パターン演算装置が電文として受信した停止信号機
までの距離という目標地点に停車することが出来るの
で、高密度な運行が可能となる。
【0007】
【実施例】以下、図面を使用して本発明の一実施例を説
明する。図2ないし図3は、本発明によるパターン演算
装置の構成を示した図である。図4は本実施例による動
作フローチャートである。
【0008】図2中3は各部を接続しブレーキパターン
とする伝送制御部、図中4はひとつの基本パターンデー
タをメモリーしたデータ部、図中5は電文情報より入力
される勾配などの路線状況をブレーキパターンに反映さ
せる電文情報補正部、図中6は、編成両数,構成,運転
速度などのその列車の運転条件に合わせたブレーキパタ
ーンとする運転条件補正部、図中7はブレーキパターン
と速度発電機8からの自列車速度を比較し、自列車速度
が高い場合ブレーキ装置9へブレーキ指令を出力する比
較部である。また図3は、伝送制御部3に入力される各
信号を示したものであり、図中10は編成両数,運転速
度,積載状況の運転条件を入力する運転条件設定器であ
る。
【0009】運転条件は、電文を受信する前の準備段階
で行う。設定は、列車を走行される前、運転士が運転準
備のとき、これから運転する列車の運行表に記載してあ
る編成両数,運転速度,制裁状況を、運転条件設定器1
0にて設定する。設定が完了した運転条件設定器10
は、その内容を伝送制御部4を介して運転条件補正部4
へ伝送する。運転条件補正部6では、受信した運転条件
の運転速度は後に説明する、検索した速度を演算補正で
きるような補正定数Kvを設定し、編成両数と積載状況
はデータ部4に設定してある基本パターンの距離データ
をそれらの情報により変換する(ステップ11〜1
4)。
【0010】列車が走行し、伝送制御部3が電文情報と
して停止信号機までの距離Lと受信すると、受信してか
らの列車の走行距離1を積算演算され、自列車と停止信
号機までの距離S(S=L−1)を演算し、データ部4
へその距離Sで停止できる速度Vmを検索する。
【0011】検索したVmは、まず、電文情報補正部5
へ伝送される。電文情報補正部5では、電文情報に合わ
せ、勾配情報があれば、その補正をVmに対して行い、
速度Vmdとして伝送制御部4へ返送する。Vmdとし
て受信した伝送制御部4は、さらに、運転条件補正部6
へ伝送され、準備段階で設定された補正定数にて、Vm
dを補正し、ブレーキパターンVpとして出力する(ス
テップ15〜21)。
【0012】伝送制御部3から出力されたブレーキパタ
ーンVpは、比較器7に伝送され、速度発電機8からの
自列車速度と比較し、自列車速度の方が高ければブレー
キ装置9へブレーキ指令を出力する。
【0013】設定する補正定数の設定例として、基本パ
ターンが運転速度75km/h,積載状況100%として
作成されていて、今、運転する列車が、運転速度95km
/h,積載状況95%とした場合、前途手段の割合によ
る計算で定数を求めると、速度を補正する定数Kvは、
基本パターンの距離に対応する速度割合とし、95/75で
1.267 ,距離データを補正するための定数Ksは、基本
パターンの積載状況(両数)に対応する距離割合とし、
95/100で0.95と設定する(ステップ11〜14)。設定
した定数で補正演算を行うときは、検索した速度および
メモリー部に設定してある距離データに、補正定数K
v,Ksをそれぞれ計算する。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、パターン演算装置
内に予め設定した1つの基本パターンデータから、運転
準備時入力した運転条件によって、その列車のブレーキ
性能に合ったブレーキパターンの演算が可能となった。
【0015】パターン演算装置が、その列車のブレーキ
性能に合うブレーキパターンを発生できることは、目標
地点(停止信号機の手前)に停車できることであり、高
密度な列車運行が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ブレーキパターン図。
【図2】本発明装置の構成図。
【図3】運転条件,電文情報及び走行距離情報の入力関
係を表した図。
【図4】図2の処理フローチャート図。
【図5】従来の構成図。
【図6】従来の処理フローチャート図。
【符号の説明】
1…基本パターン、2…ブレーキパターン、3…パター
ン演算制御部、4…基本パターンデータファイル部、5
…電文情報処理部、6…運転情報処理部、7…比較部、
8…速度発電機、9…ブレーキ装置、10…運転条件設
定器、22…パターン演算部、23…比較部、24…ブ
レーキ装置、25…定数メモリー部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 自動列車停止装置を具備する列車の走行
    制御装置において、停止信号機までの距離を電文情報と
    して受信し、この距離情報と設定された運転条件により
    予めパターン演算装置内に記憶されたパターンデータを
    その列車のブレーキ性能に合うよう補正演算してブレー
    キパターンを発生させることを特徴としたパターン演算
    装置。
JP15361291A 1991-06-26 1991-06-26 パターン演算装置 Pending JPH05668A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15361291A JPH05668A (ja) 1991-06-26 1991-06-26 パターン演算装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15361291A JPH05668A (ja) 1991-06-26 1991-06-26 パターン演算装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05668A true JPH05668A (ja) 1993-01-08

Family

ID=15566295

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15361291A Pending JPH05668A (ja) 1991-06-26 1991-06-26 パターン演算装置

Country Status (1)

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JP (1) JPH05668A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004224262A (ja) * 2003-01-24 2004-08-12 Hino Motors Ltd 自動ブレーキ制御装置
JP2011189900A (ja) * 2010-03-16 2011-09-29 Hino Motors Ltd 自動制動制御用ecu、車型学習方法および車両
WO2016150830A1 (de) * 2015-03-20 2016-09-29 Bombardier Transportation Gmbh Bremsen eines schienenfahrzeugs

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004224262A (ja) * 2003-01-24 2004-08-12 Hino Motors Ltd 自動ブレーキ制御装置
JP2011189900A (ja) * 2010-03-16 2011-09-29 Hino Motors Ltd 自動制動制御用ecu、車型学習方法および車両
WO2016150830A1 (de) * 2015-03-20 2016-09-29 Bombardier Transportation Gmbh Bremsen eines schienenfahrzeugs

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