JPH056684U - 蓄電池収納装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は小型化並に軽量化の蓄電池収納装置
をえんとするものである。 【構成】 蓄電池収納ケースの底部に複数本の断面円形
又は楕円形を有するソリ状滑り用部材を取り付けたこと
を特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は蓄電池特に車輌用蓄電池の収納装置の改良に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来の蓄電池収納装置としては図１に示す如く底部に車輪２，２´を取付けた 台車１の上部に複数個の蓄電池収納ケース３，３´を載置し、該収納ケース内に 蓄電池４，４´を収納したものを更に外箱５内に設置しているものである。

【０００３】 このように従来の収納装置は蓄電池を外箱内に送入又は外箱より送出の操作を 容易にするため車輪付台車を設けているものであるが、そのため高さ方向に対し 必要以上の場所をとり、大型化にならざるをえないものであった。 而して近時車輌用の収納装置は蓄電池の小型軽量化、圧下機器の増加と相俟っ て必然的に小型軽量化の要求が高まっているものであった。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

本考案はしかる現状に鑑み鋭意研究を行った結果、蓄電池を極めてコンパクト に収納しうる収納装置を開発したものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案は蓄電池収納ケースの底部に複数本のソリ状滑り用部材を取付けたこと を特徴とするものである。

【０００６】

【作用】

本考案は車輌付台車を全く必要とせず収納ケースの底部に直接ソリ状滑り用部 材を取付けたものである。

【０００７】 このソリ状滑り用部材は滑り性を良好にするために形状として約径２０〜３０ mmの円径又は楕円形を有する棒状、特にパイプが好ましく、これをソリ状に整形 したものであり、その材質としては鉄、ステンレス又はポリ塩化ビニルが好まし い。

【０００８】 このように滑り用部材は２０〜３０mm程度の高さを設けるのみでよく、従来の 車輌付台車に比して極めて薄状となり高さ方向に対して必要最小限の場所を設け ればよい。

【０００９】 なお本考案は滑り性をソリ状滑り用部材によるため適度の滑り性を有し、僅か な力を加えたのみでは収納用ケースは動遥せず従って蓄電池を収納装置より送入 又は送出する以外に静置しておくには最適である。これに対し従来の如く滑り性 を車輪を用いて行う場合には、僅かな力にて収納用ケースが可動しこれによって 蓄電池は動遥し、蓄電池を早期に劣化せしめるおそれがあった。

【００１０】

【実施例】

［実施例１］

【００１１】 図２及び図３に示す如く蓄電池収納ケース３，３´の底部に図４に示す如き径 約２０mmのステンレス製パイプによるソリ状滑り用部材６をその両端部が該収納 ケース３，３´の側面より突出するように所空間隔を設けて２本並設し、これを 溶接して本考案蓄電池収容装置をえた。 而して収納ケース３，３´間に装着した蓄電池４，４´を上記ソリ状滑り用部 材６を介して外箱５内に収納した。 ［実施例２］

【００１２】 図５に示す如く外箱５を上部と下部の２段状に分け夫々の段部に上記の如く収 納装置の収納ケース３，３´内に夫々蓄電池４，４´を収納し、床面積を著しく 偏少することが出来た。

【００１３】

【考案の効果】

本考案によれば収納ケースに直接薄状の滑り用部材を取付けているため蓄電池 を収納するにおいて、外箱の高さを著しく低くし且つ床面積を広く活用しうるた め小型化並に軽量化になしうると共に蓄電池の送入及び送出の操作を円滑になし うる等工業上有用なものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】 従来の蓄電池収納装置の側面説明図。

【図２】 本考案蓄電池収納装置の１例を示す側面説明
図。

【図３】 本考案蓄電池収納装置の拡大側面説明図。

【図４】 本考案蓄電池収納装置のソリ状滑り用部材の
断面図。

【図５】 本考案蓄電池収納装置の他の例を示す側面説
明図。

【符号の説明】

１…台車、２，２´…車輪、３，３´…収納ケース、
４，４´…蓄電池、５…外箱、６…ソリ状滑り用部材。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項１】蓄電池収納ケースの底部に複数本のソリ状
   滑り用部材を取り付けたことを特徴とする蓄電池収納装
   置。