JP2018195428A - 蓄電池ユニット - Google Patents
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Abstract
Description
(1) 蓄電池モジュールと、
該蓄電池モジュールを収納する直方体状または立方体状をなす筐体とを備え、
該筐体は、上部開口を備える本体部を有し、前記蓄電池モジュールを前記上部開口を介して前記本体部内に設置するように構成され、
前記筐体の高さをX1[mm]とし、前記筐体を設置する空間の高さをX2[mm]としたとき、X2/X1が1.5〜3.5であることを特徴とする蓄電池ユニット。
該ハンドルを取り付けた状態の前記蓄電池モジュールの最大高さをX3[mm]としたとき、(X2−X1)/X3が1.5〜3.5である上記(1)または(2)に記載の蓄電池ユニット。
当該蓄電池ユニットは、さらに、前記筐体の側壁を覆い隠すように、前記筐体に着脱自在に取り付けられる化粧カバーを備える上記(1)ないし(3)のいずれかに記載の蓄電池ユニット。
前記本体部は、さらに、その内側から前記底部開口をそれぞれ塞ぐように前記底部に着脱自在に固定される複数の板片を備え、
前記キャスターが前記板片に取り付けられている上記(9)に記載の蓄電池ユニット。
すなわち、本実施形態の積層部2は、底板24、2つの蓄電池セル21を収納した複数の支持枠22および天板23が、この順で積層されて構成されている。
また、積層部2を構成する各部の平面視形状は、長方形状をなしており、積層部2および蓄電池本体4(蓄電池モジュール1)は、直方体状(長尺状)をなしている。
また、上面凸部231および下面凸部241の幅(厚さ)も、互いにほぼ等しく設定され、0.5〜10mm程度であることが好ましく、1〜3mm程度であることがより好ましい。
また、本実施形態とは逆に、上面凸部231の内径を、下面凸部241の外径より若干大きく設定するようにしてもよい。
上面リブ232の高さは、上面凸部231の高さより小さく設定され、また、下面リブ242の高さは、下面凸部241の高さより小さく設定されている。
さらに、上面リブ232を設けることにより、天板23を補強し。下面リブ242を設けることにより、底板24を補強して、天板23および底板24の機械的強度を向上させることもできる。
なお、上面リブ232および下面リブ242の高さの具体的な値は、特に限定されないが、0.1〜5mm程度であることが好ましく、0.3〜1.2mm程度であることがより好ましい。
なお、本実施形態では、上面リブ232および下面リブ242は、それぞれ蓄電池モジュール1(天板23および底板24)の長手方向および短手方向に沿って形成されているが、長手方向および短手方向に対して傾斜するように形成されていてもよい。
各ハンドル6は、図2に示すように、手を掛ける帯状の把持部61と、把持部61の両端から下方に延びる一対の脚部62と、各脚部62の下端部(把持部61と反対側の端部)に設けられたU字状をなすフック部63とを備えている。
また、板片611の所定の位置には、2つの貫通孔611aが形成されている。
図1に示す構成では、5つの蓄電池モジュール1が、蓄電池モジュール1の短手方向に2列並べられ、紙面手前側に2つの蓄電池モジュール1が積み重ねられ、紙面奥側に3つの蓄電池モジュール1が積み重ねられて配置されている。
なお、筐体20は、図1に示す構成では直方体状をなすが、立方体状をなしていてもよい。
なお、第3の係合部は、凹部2012に代えて、上面凸部231と同様の構成の円環状の凸部や、下面凸部241の内側に挿入可能(係合可能)な円柱状の凸部で構成することもできる。
この際、図7に示すように、蓄電池モジュール1の角部を突部2013に当接させ、当該部分を支点として蓄電池モジュール1を回転させると、自然に所定の位置に誘導すること、すなわち位置決めすることができる。
かかる構成によれば、蓄電池モジュール1同士をネジ止めすることなく、一括して本体部201(筐体20)に固定することができるため、部品点数の削減を図ることができるとともに、蓄電池ユニット100の設置作業をより簡略化することができる。
なお、図1の紙面奥側に積み重ねられた複数の蓄電池モジュール1を一括して、本体部201に固定する固定プレート30を設けるようにしてもよい。
なお、第4の係合部は、貫通孔301に代えて、下面凸部241と同様の構成の円環状の凸部や、上面凸部231の内側に挿入可能(係合可能)な円柱状の凸部で構成することもできる。
制御モジュール10は、例えば、交流電流と直流電流との電力変換を行う機能、蓄電池モジュールの異常の有無をモニターする機能、蓄電池モジュール1の充電量をモニターする機能、異常時の電力遮断機能、外部機器との通信機能等を有している。
蓋部202は、長方形状(上部開口201aに対応した形状)の平板で構成され、四つの角部にそれぞれ貫通孔2021が形成されている。図1中矢印で示すネジを貫通孔2021に挿通し、本体部201の枠体に設けられたネジ穴に螺合する。これにより、蓋部202が本体部201に固定される。
なお、ハンドル6の蓋部202の底面への固定は、ネジ止めに限らず、例えば、クリップのような挟持部材による固定、ハンドル6に嵌合する嵌合部材による固定等であってもよい。
なお、本体部201の内面に、高さ方向に沿ってガイドを設けるようにしてもよい。このガイドにブラケット5の板片511を沿わせて、蓄電池モジュール1を本体部201内に誘導することにより、本体部201に対する蓄電池モジュール1の位置決めが容易になる。
図9(b)では、5つの蓄電池モジュール1および1つの制御モジュール10を含む6つ(偶数)のモジュールを配置する例が示されている。この例では、6つのモジュールを蓄電池モジュール1の短手方向に3列並べ、2段積み重ねて配置している。
また、図9(d)では、1つの蓄電池モジュール1および1つの制御モジュール10を含む2つ(偶数)のモジュールを配置する例が示されている。この例では、2つのモジュールを蓄電池モジュール1の短手方向に並べて配置している。
図10(a)では、7つの蓄電池モジュール1および1つの制御モジュール10を含む8つ(偶数)のモジュールを配置する例が示されている。この例では、8つのモジュールを蓄電池モジュール1の短手方向および長手方向にそれぞれ2列並べ、2段積み重ねて配置している。
また、図10(c)では、1つの蓄電池モジュール1および1つの制御モジュール10を含む2つ(偶数)のモジュールを配置する例が示されている。この例では、2つのモジュールを蓄電池モジュール1の長手方向に並べて配置している。
筐体20のサイズは、例えば、各蓄電池モジュール1のサイズ、蓄電池モジュール1および制御モジュール10を含むモジュールの設置数、モジュールの配置方法等に応じて適宜設定されるため、特に限定されるものではない。
条件I:蓄電池モジュール1の短手方向の長さをW1[mm]とし、筐体20の内形のモジュールの配列方向に沿った長さをW2[mm]としたとき、W2−mW1が0〜50程度であることが好ましく、10〜30程度であることがより好ましい。ただし、mは、蓄電池モジュール1の短手方向に並べられた蓄電池モジュール1の最大個数である。
条件III:蓄電池モジュール1の高さをH1[mm]とし、筐体20の内形の高さをH2[mm]としたとき、H2−oH1が0〜50程度であることが好ましく、10〜30程度であることがより好ましい。ただし、oは、積み重ねられた蓄電池モジュール1の最大個数である。
図11は、化粧カバーを筐体に装着する前の状態を示す斜視図、図12は、板材を枠材に固定する前の状態を示す斜視図、図13は、化粧カバーを筐体に装着した状態を示す斜視図である。
したがって、図11(a)では、板材201bが筐体20の前壁を、板材201cが筐体20の右壁を、板材201dが筐体20の後壁を、板材201eが筐体20の左壁をそれぞれ構成している。一方、図11(b)では、筐体20を180°回転させた状態であるため、図11(a)と前後が逆転している。
また、板材201cの上側および下側には、それぞれ横長の通気口2016a、2016bが形成されている。通気口2016a、2016bを介して、筐体20内の空気(熱)が外部に排出される。
突出片2017に、化粧カバー40を係止することにより、化粧カバー40を筐体20に装着することができる。この状態で板材201cとともに、貫通孔2014、2015を介して引き出されたケーブル(図示せず)も覆い隠すことができ、見栄えがよい。
また、枠材41は、その幅方向の両側に対称的に設けられ、図12に示すように、板材42を固定するための固定部413も有している。
また、板片414は、その下端部に幅が狭くなった部分を有しており、当該部分を板材201cに設けられた突出片2017の貫通孔2018に挿入可能となっている。これにより、化粧カバー40を筐体20に装着することができる。すなわち、板片414は、枠材41を筐体20に装着する際の装着部としても機能する。
一方、板材42には、ネジ孔414aと対応する上部の箇所に貫通孔421が形成され、ネジ穴415aと対応する下部の箇所に貫通孔422aと貫通孔422bとが形成されている。
このような低摩擦化処理は、天板23、上面凸部231、底板24、下面凸部241のような摺動部に施すようにしてもよい。
図15は、メジャーを備える筐体を示す側面図、図16および図17は、それぞれキャスターを備える筐体を示す側面図(a)および平面図(b)である。
図15に示す筐体20では、貫通孔2014、2015が形成された側壁(板材201c)に、長尺状のメジャー50が設けられている。
また、板材201cには、メジャー50を収納可能な収納部2019が設けられている。この収納部2019には、その長手方向(上下方向)に沿って、メジャー50のガイドピン502が挿入されるガイド孔2019aが形成されている。
かかる構成により、メジャー50を上方に向かってスライド操作することにより、メジャー50が筐体20から突出した状態とすることができる。一方、メジャー50を下方に向かってスライド操作することにより、メジャー50が収納部2019に収納され、筐体20に対して埋没した状態とすることができる。
すなわち、メジャー50は、筐体20に対して出没自在に設けられている。
そして、メジャー50を最も上方にスライドさせたとき、ガイドピン502がガイド孔2019aの上側端部に当接し、メジャー50を最も下方にスライドさせたとき、ガイドピン502がガイド孔2019aの下側端部に当接する。これにより、メジャー50が収納部2019から離脱することが阻止される。すなわち、メジャー50のガイドピン502と収納部2019のガイド孔2019aとにより、メジャー50の収納部2019からの離脱を阻止する離脱阻止機構が構成される。
なお、メジャー50は、紐状または帯状の可撓性を有する線材で構成することもできる。この場合、かかる線材は、本体部201(筐体20)内に収納することができる。
なお、複数のキャスター602は、本体部201の底部に着脱不能に固定されていてもよいが、図16および図17に示す構成では、複数のキャスター602が本体部201に対して着脱自在に構成されている。
また、各板片602の四隅には、貫通孔6011が形成されている。ネジを貫通孔6011に挿通して、本体部201の底部に設けられたネジ穴に螺合させることにより、各板片602を本体部201の底部に着脱自在に固定することができる。
一方、本体部201を空間Sの所定の位置に移動させた後、キャスター602を本体部201から取り外した状態では、本体部201を空間Sの所定の位置に確実に配置(固定)することができる。
特に、キャスター602を本体部201の内側から取り外すことができるため、この設置作業の作業性がより高まる。
また、各板片602の右縁部および左縁部には、その長手方向に沿って複数(図示の構成では、6つ)の貫通孔6011が形成されている。
特に、図17に示す構成では。1枚の板片602を本体部201の底部から取り外す作業で、2つのキャスター602を同時に本体部201から取り外すことができるため、その効率をより高めることができる。
例えば、本発明の蓄電池ユニットは、それぞれ他の任意の構成を有していてもよいし、同様の機能を発揮する任意の構成と置換されていてよい。
2 積層部
21 蓄電池セル
211 端子用タブ
22 支持枠
23 天板
231 上面凸部
232 上面リブ
24 底板
241 下面凸部
242 下面リブ
3 電気接続部
31、32 コネクタ
4 蓄電池本体
5 ブラケット部材
51 本体部
511 板片
512 大開口
513 長孔
514 小孔
515 突起
52 板片
521 貫通孔
53 板片
531 貫通孔
6 ハンドル
61 把持部
611 板片
611a 貫通孔
612 板片
62 脚部
63 フック部
100 蓄電池ユニット
10 制御モジュール
20 筐体
201 本体部
201a 上部開口
201b〜201e 板材
2011 底部開口
2012 凹部
2013 突部
2014、2015 貫通孔
2016a、2016b 通気口
2017 突出片
2018 貫通孔
2019 収納部
2019a ガイド孔
202 蓋部
2021 貫通孔
30 固定プレート
301 貫通孔
40 化粧カバー
41 枠材
411 上部
412 前部
413 固定部
414 板片
414a ネジ孔
415 板片
4150 先端面
415a ネジ孔
4151 凸部
42 板材
421 貫通孔
422a、422b 貫通孔
424 突出部
50 メジャー
501 目盛
502 ガイドピン
601 板片
6011 貫通孔
602 キャスター
S 空間
Claims (10)
- 蓄電池モジュールと、
該蓄電池モジュールを収納する直方体状または立方体状をなす筐体とを備え、
該筐体は、上部開口を備える本体部を有し、前記蓄電池モジュールを前記上部開口を介して前記本体部内に設置するように構成され、
前記筐体の高さをX1[mm]とし、前記筐体を設置する空間の高さをX2[mm]としたとき、X2/X1が1.5〜3.5であることを特徴とする蓄電池ユニット。 - X2−X1が300〜1,500である請求項1に記載の蓄電池ユニット。
- 当該蓄電池ユニットは、さらに、前記蓄電池モジュールに着脱自在に取り付けられるハンドルを備え、
該ハンドルを取り付けた状態の前記蓄電池モジュールの最大高さをX3[mm]としたとき、(X2−X1)/X3が1.5〜3.5である請求項1または2に記載の蓄電池ユニット。 - 前記筐体の側壁には、貫通孔が形成されており、
当該蓄電池ユニットは、さらに、前記筐体の側壁を覆い隠すように、前記筐体に着脱自在に取り付けられる化粧カバーを備える請求項1ないし3のいずれかに記載の蓄電池ユニット。 - 前記化粧カバーを前記筐体に取り付けた状態で、前記筐体と前記化粧カバーとの合計の幅をY1[mm]とし、前記筐体を設置する空間の幅をY2[mm]としたとき、Y2/Y1が1.05〜1.5である請求項1ないし4のいずれかに記載の蓄電池ユニット。
- Y2−Y1が30〜150である請求項5に記載の蓄電池ユニット。
- 当該蓄電池ユニットは、さらに、前記筐体に対して出没自在に設けられたメジャーを備える請求項1ないし6のいずれかに記載の蓄電池ユニット。
- 前記本体部の底部外面には、前記空間を規定する床面に対する摺動性を向上させるための処理が施されている請求項1ないし7のいずれかに記載の蓄電池ユニット。
- 当該蓄電池ユニットは、さらに、前記筐体の前記本体部の底部から鉛直下方に向かって突出して設けられた複数のキャスターを備える請求項1ないし8のいずれかに記載の蓄電池ユニット。
- 前記本体部の底部には、複数の底部開口が形成されており、
前記本体部は、さらに、その内側から前記底部開口をそれぞれ塞ぐように前記底部に着脱自在に固定される複数の板片を備え、
前記キャスターが前記板片に取り付けられている請求項9に記載の蓄電池ユニット。
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