JPH0566822U - ジョイント - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 押ボタンによる操作をプッシュスイッチに伝
えるジョイントであって、モデルチェンジにより押ボタ
ンまたはプッシュスイッチの設置位置が変更になって僅
かにずれた位置に設置されるようになっても、前記押ボ
タンとプッシュスイッチの距離が実質上変わらない場合
には、旧モデルで用いられていたジョイントをそのまま
用いることができる。 【構成】 操作パネル１に設けられた押ボタン２とプリ
ント基板３に設けられたプッシュスイッチ４とに結合さ
れる各別のソケット部６、７をそれぞれ両端部に有する
ジョイント５であって、押ボタン２の操作による移動を
プッシュスイッチ４に伝える。前記ソケット部６、７の
近傍にはヒンジ部８、９をそれぞれ設けた。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、押ボタンの操作による移動をプッシュスイッチに伝えるジョイン トに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

一般に、カセットデッキ等の機器では、操作パネルに設けられた押ボタンを押 圧操作することにより、前記操作パネルが取り付けられている筐体に設けられた プッシュスイッチがジョイントを介して操作されるようになっている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

ところで前記機器のモデルチェンジ等のときは押ボタンまたはプッシュスイッ チの設置位置を変更して僅かにずれた位置に設置することがある。このような場 合には旧モデルの機器で使用していたジョイントをそのまま使用することはでき ず、このため新たなジョイントを製作しなければならなかった。

【０００４】 この考案は前記した欠点を除去し、押ボタンまたはプッシュスイッチの設置位 置が変更になって僅かにずれた位置に設置されても、前記押ボタンとプッシュス イッチの距離が実質上変わらない場合には、変更前に用いられていたジョイント をそのまま用いることができるジョイントを提供するものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

この考案は前記の課題を解決するために、 操作パネルに設けられた押ボタンと前記操作パネルが取り付けられている筐体 に設けられたプッシュスイッチとに結合される各別のソケット部をそれぞれ両端 部に有するジョイントであって、前記押ボタンの操作による移動を前記プッシュ スイッチに伝えるものにおいて、 前記各ソケット部の近傍にヒンジ部をそれぞれ設けたことを特徴とするもので ある。

【０００６】

【作用】

前記のように構成されたジョイントでは、押ボタンまたはプッシュスイッチの 設置位置が変更になって僅かにずれた位置に設置されても、前記押ボタンとプッ シュスイッチの距離が実質上変わらない場合には、そのまま用いることができる 。

【０００７】

【実施例】

以下に、この考案の一実施例を図について説明する。 図１（ａ）はジョイントを押ボタン及びプッシュスイッチから外した状態を示 す分解斜視図であり、図１（ｂ）はジョイントを押ボタン及びプッシュスイッチ に結合した状態を示す概略組み立て図である。 図１において、１は操作パネルであり、押ボタン２が周知のように取り付けら れるものである。３はプリント基板であり、図示していない周知の筐体に固定さ れている。この筐体には前記操作パネル１も取り付けられる。４はプッシュスイ ッチであり、前記プリント基板３に設けられている。

【０００８】 ５は合成樹脂等により形成されたジョイントであり、その両端にはそれぞれ前 記押ボタン２及びプッシュスイッチ４と結合されるソケット部６、７を有する。 またこのジョイント５には前記ソケット部６、７の近傍に薄板状のヒンジ部８、 ９が設けられている。

【０００９】 上記のようなジョイント５ではヒンジ部８、９が設けられているので、図２（ ａ）に示すように、押ボタン２とプッシュスイッチ４との高さ方向の段差が大き くなっても、また図２（ｂ）に示すように、押ボタン２とプッシュスイッチ４と の高さ方向の段差が小さくなっても、押ボタン２とプッシュスイッチ４との距離 が実質上変わらなければ用いることができる。尚、図２において、図１と同一符 号は同一のものを示す。

【００１０】 上記図１及び図２で説明したジョイント５は、押ボタン２とプッシュスイッチ ４との高さ方向の設置位置が変更になった場合に対処するものであるが、図３に 示すようにヒンジ部８、９を構成する薄板状の方向を図１のものとは９０度変え ることにより、押ボタン２とプッシュスイッチ４との横方向の設置位置が変更に なった場合に対処することができる。尚、図３において図１と同一符号は同効の ものを示す。

【００１１】 上記実施例ではジョイント５の両端部近傍が曲がったものを用いているが、こ のような曲がりがないまっすぐなジョイントでもこの考案を適用することができ る。また、図１に示すヒンジ部８または９と図３に示すヒンジ部９または８を組 み合わせたようなヒンジ部を形成してもよい。

【００１２】

【考案の効果】

本考案は以上説明した如く、ジョイントの両端部近傍にヒンジ部を設けたので 、押ボタンまたはプッシュスイッチの設置位置が変更になって僅かにずれた位置 に設置されても、前記押ボタンとプッシュスイッチの距離が実質上変わらない場 合には、そのままのジョイント用いることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案の一実施例を説明するためのものであ
り、（ａ）は分解斜視図、（ｂ）は組み立てた状態を示
す概略図である。

【図２】この考案のジョイントの使用状態を示す概略図
であり、（ａ）と（ｂ）とはそれぞれ異なる状態を示し
ている。

【図３】この考案の他の実施例を説明するための斜視図
である。

【符号の説明】

１ 操作パネル ２ 押ボタン ３ プリント基板 ４ プッシュスイッチ ５ ジョイント ６、７ ソケット部 ８、９ ヒンジ部

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 操作パネルに設けられた押ボタンと前記
   操作パネルが取り付けられている筐体に設けられたプッ
   シュスイッチとに結合される各別のソケット部をそれぞ
   れ両端部に有するジョイントであって、前記押ボタンの
   操作による移動を前記プッシュスイッチに伝えるものに
   おいて、 前記各ソケット部の近傍にヒンジ部をそれぞれ設けたこ
   とを特徴とするジョイント。