JPH0565967B2 - - Google Patents

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JPH0565967B2
JPH0565967B2 JP3565987A JP3565987A JPH0565967B2 JP H0565967 B2 JPH0565967 B2 JP H0565967B2 JP 3565987 A JP3565987 A JP 3565987A JP 3565987 A JP3565987 A JP 3565987A JP H0565967 B2 JPH0565967 B2 JP H0565967B2
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JP
Japan
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magnetic field
auxiliary
auxiliary magnetic
coil
screen
Prior art date
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JP3565987A
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English (en)
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JPS63205035A (ja
Inventor
Toshio Takano
Tsuneo Yoshida
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP3565987A priority Critical patent/JPS63205035A/ja
Publication of JPS63205035A publication Critical patent/JPS63205035A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は3本の電子銃がインライン状に配列さ
れ内部にフイールドコントローラが存在しないカ
ラーテレビジヨン受像機やカラー陰極線管デイス
プレイ装置等のカラー受像管上に装着される偏向
装置に関する。
<従来の技術> 周知のように、インライン配列の3本の電子銃
を有するカラー受像管上に装着して各電子銃によ
つて発生するビームを偏向してなる偏向装置にお
いては、水平偏向コイルを全体として糸巻型偏向
磁界となるように構成し、また、垂直偏向コイル
をバレル型偏向磁界となるように構成することに
より、そして、これに加えて、受像管のネツク部
内に、中央のビームと両サイドのビームの偏向感
度を受像管画面上で一致させる複数枚の磁性体を
組み合わせてなる磁界制御素子(フイールドコン
トローラ)(以下FCと称す)を組み込むことによ
り、3つのビームの感度合わせを行ない、理論的
にはミスコンバージエンスを零にすることができ
るものである。
これに対し、近来、例えば、高精細度、高解像
度の画面を得るために、水平走査の周波数を通常
の15.75KHzから64KHzまで高く設定することが行
なわれているが、このように水平走査の周波数を
高くした場合、FCに過電流が発生し、中央のビ
ームの水平方向へのシフトが大きくなつたり、そ
の他のコンバージエンス特性に対しても種々の影
響を与え(ミスコンバージエンスを生じ)、この
結果、画面全域にわたつてミスコンバージエンス
のない良好な画面特性を得ることが極めて難しく
なるものである。一方、受像管としてネツク径が
小さいものにおいては、構造的にFCをネツク部
内に組み込むことが難しく、はじめからFCが存
在しないカラー受像管を対象として偏向装置を取
着するもので、この場合、ビームの感度合わせが
できず、ミスコンバージエンスが生じるものであ
る。
従来、斯かるミスコンバージエンスを解消して
良好な画面特性を得るために、ネツク部内にFC
が存在しないカラー受像管を用いるとともに、
FCが存在しないことによつて生じる。第6図に
示すような、画面の垂直軸(Y軸)上で、中央に
位置するビームGが左右に位置するビームB,R
に対して感度が不足し、その不足の状態が画面の
上下部で大、中間部で小となるミスコンバージエ
ンスを解消するために、第7図に示すように、偏
向ヨークの垂直偏向コイル31に対して直列に中
央のビームGの感度をアツプ(補正)するための
補助磁界を発生する補助コイル32を接続し、補
助コイル32に並列に補正量調整用の可変抵抗3
3を接続してなるものであつた。
<発明が解決しようとする問題点> しかしながら、このような従来の構成において
は、中央のビームGに加わる補助磁界が画面の上
下部、中間部で同じ量(割合)となるもので、こ
の結果、第8図に示すように、画面の上下部で中
央のビームGのミスコンバージエンスが解消され
ても、ミスコンバージエンスの割合が上下部に比
べて小さい画面の中間部で中央のビームGが両サ
イドのビームR/Bに対して補正過多となり、依
然としてミスコンバージエンスが解消されないと
いう問題点があつた。
<問題点を解決するための手段> 本発明は上記問題点を解決するためになされた
もので、3本の電子銃が水平方向に一列に配列さ
れ内部にフイールドコントローラが存在しないカ
ラー受像管上に装着される偏向ヨークの後部側に
位置して、電子銃のうち中央の電子銃によつて発
生するビームに対し補助磁界を加えてなる一対の
補助磁界発生手段を電子銃の配列方向に対し直交
状に設けるとともに、補助磁界発生手段を構成す
る補助コイルを巻方向が互いに逆の関係となる正
巻部分と逆巻部分とから構成し、正巻部分、逆巻
部分の一方に対して並列状に2個のダイオードを
極性を互いに逆方向にした状態で接続してなるも
のである。
<作用> 中央の電子銃によつて発生するビームに対し補
助磁界を加えてなる一対の補助磁界発生手段を構
成する補助コイルを巻方向が互いに逆の関係とな
る正巻部分と逆巻部分とから構成し、正巻部分、
逆巻部分の一方に対して並列状に2個のダイオー
ドを極性を互いに逆方向にした状態で接続してな
るもので、補助コイルによつて発生する中央のビ
ームに作用する補助磁界の量を、補助コイルに流
れる電流量に応じてダイオードを導通、非導通と
することにより、画面の中央部と上下部とで変化
させ、この結果、画面の中央部と上下部とでミス
コンバージエンスの割合が異なる状態のミスコン
バージエンスを画面の全域にわたつて解消してな
るものである。
<実施例> 以下、本発明偏向装置の一実施例を図面を用い
て詳細に説明する。第1図において、偏向装置1
0は、コア11と、コア11の外周にトロイダル
に巻回された垂直偏向コイル12と、コア11の
内面にコイルボビン13を介して配置されたくら
型の水平偏向コイル14と、コイルボビン13の
後部拡大部13a背面に配置固定された一対の補
助磁界発生手段15,16とから構成され、ブル
ー、グリーン、レツドの3本の電子銃(B,G,
R)が水平方向に一列(インライン状)に配列さ
れ内部にFC(フイールドコントローラ)が存在し
ないカラー受像管ネツク部17上に装着固定され
る。このうち、垂直偏向コイル12はバレル型の
垂直偏向磁界を発生し、水平偏向コイル14は糸
巻型の水平偏向磁界を発生するものであることは
従来と同じである。コイルボビン13の後部拡大
部13a背面に配置された補助磁界発生手段1
5,16は、それぞれ略コ字状のコア18,19
とコア18,19に巻装された補助コイル20と
から構成され、受像管ネツク部17の外側に、電
子銃(B,G,R)の配列方向に対し直交状に互
いに対向して配置される。補助磁界発生手段1
5,16を構成する補助コイル20は、第2図に
示すように、巻方向が互いに逆の関係となる逆巻
部分20aと正巻部分20bとから構成され、コ
ア18,19に対して積層状に巻回される。そし
て、補助コイル20,20a,20bは、第3図
に示すように、垂直偏向回路21に接続した垂直
偏向コイル12に対して直列状に接続されるもの
で、補助コイル20,20a,20bには垂直偏
向コイル12と同じく鋸歯状の垂直偏向電流が流
れるものである。垂直偏向電流が流れる補助コイ
ル20を構成する逆巻部分20aには並列状にツ
エナーダイオード、シヨツトキーダイオード等か
らなる2個のダイオード22,23が極性を互い
に逆方向にした状態で接続され、さらに、補助コ
イル20全体には並列状に補助コイル20の逆巻
部分20aと正巻部分20bに流れる電流量を調
整するためのボリウム24が接続される。尚、第
3図中、25は垂直偏向コイル12に流れる電流
量を調整するためのボリウムで、必要に応じて垂
直偏向コイル12に対して並列状に接続される。
次に、本発明偏向装置の動作状態について説明
する。補助磁界発生手段15,16を構成する補
助コイル20の逆巻部分20a、正巻部分20b
はそれぞれ垂直偏向コイル12に対し直列に接続
されているもので、補助コイル20の逆巻部分2
0a、正巻部分20bには垂直偏向コイル12と
同様に鋸歯状波の垂直偏向電流が流れる。これに
伴い、補助磁界発生手段15,16のコア18,
19には、第4図に示すように、補助磁界φA
φBが発生し、この補助磁界φA,φBはネツク部1
7内で中央に位置する電子銃Gによつて発生する
グリーンビームGに対して集中し、この結果、グ
リーンビームGの感度のアツプを行なうものであ
る。ここで、グリーンビームGに加わる補助磁界
φA,φBの量は、補助コイル20に流れる垂直偏
向電流(鋸歯状波電流)の値に応じて変化する。
つまり、画面の中央部より上側で、かつ、上部で
は、垂直偏向電流の値がピーク値に近くダイオー
ド22の順方向電圧を越えるもので、電流は逆巻
部分20aを通らず、ダイオード22側を通り正
巻部分20bに至る。このため、正巻部分20b
のターン数に応じた補助磁界φA,φBが発生して
グリーンビームGに加わる。一方、画面の中間部
では、垂直偏向電流の値が最小値0に近く、ダイ
オード22の順方向電圧を越えず、電流は逆巻部
分20aを通り正巻部分20bに至るもので、補
助コイル20の逆巻部分20aと正巻部分20b
は巻方向が互いに逆の関係となつていることか
ら、両巻部分の差のターン数に応じた補助磁界
φA,φBが発生する。つまり、画面の上部では、
正巻部分20bのターン数に対応して補助磁界の
発生量が多く、画面の中間部では、正巻部分20
bと逆巻部分20aの差のターン数に対応して補
助磁界の発生量が少なくなり、画面の上部では中
央のグリーンビームGの感度を大幅にアツプし、
画面の中間部ではグリーンビームGの感度を上部
に比べて小幅にアツプする。そして、画面の中央
部より下側でも同様にして(この場合、垂直偏向
電流がマイナス成分となるもので、画面の中間部
でダイオード23の順方向電圧を越えず、画面の
下部でダイオード23の順方向電圧を越えて)、
中間部で補助磁界の発生量が少なく、下部で補助
磁界の発生量が多くなり、画面の下部ではグリー
ンビームGの感度が大幅にアツプし、画面の中間
部ではグリーンビームGの感度を下部に比べ小幅
にアツプする。この結果、第5図に示すように、
画面の上・下部でグリーンビームGを矢印方向に
大幅に補正し、画面の中間部でグリーンビームG
を矢印方向に小幅に補正してミスコンバージエン
スの補正を行ない、最終的に各ビームB,G,R
が一致した良好なコンバージエンス特性、画面特
性を画面全域にわたつて得ることができるもので
ある。
尚、本発明偏向装置の一実施例においては、補
助磁界発生手段を構成する補助コイルの逆巻部分
と並列状に2個のツエナーダイオードを極性を互
いに逆方向にして直列接続した状態で接続するも
のについて述べたが、ツエナーダイオードに換え
て、シリコンダイオード或はシヨツトキーダイオ
ード等を用いても良く、この場合、逆巻部分に対
して2個のシリコンダイオード或はシヨツトキー
ダイオードをそれぞれ並列状に配置して、かつ、
極性を互いに逆方向として接続してなるものであ
る。また、本発明偏向装置の一実施例において
は、補助コイルを垂直偏向コイルに直列に接続し
て構成し、補助コイルに垂直偏向電流を流して補
助磁界を発生させるものについて述べたが、補助
コイルを垂直偏向コイルに接続せず、垂直偏向電
流と同期した補正電流を別途補助コイルに流すよ
うにして構成しても良いものである、さらに、本
発明偏向装置においては、垂直偏向コイルをコア
に対してトロイダルに巻回して構成するものにつ
いて述べたが、垂直偏向コイルをくら型に巻回し
て構成しても良いものである。
<発明の効果> 本発明の偏向装置は以上詳細に述べたとおりで
あり、偏向コイルによつて発生する偏向磁界とは
関係のない独自の補助磁界を補助磁界発生手段に
より発生させて、中央に位置する電子銃によつて
生じるビームの感度の不足を画面の上・下部と中
間部とで各々必要量アツプすることができ、画面
の上・下部と中間部における中央ビームのアンバ
ランスな感度不足を解消するもので、極めて簡単
な構成で、最良の偏向特性を維持しつつ画面全域
にわたつてミスコンバージエンスのない良好な画
質特性を得ることができるので、高精細度、高解
像度の画面を得るために、水平走査の周波数を高
く設定してなり、かつ、内部にFCの存在しない
受像管用の偏向装置として今後益々有効となるも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明偏向装置の一実施例における概
略構成背面図、第2図は同じく補助磁界発生手段
の断面構成図、第3図は同じく補助磁界発生手段
の一部をなす補助コイルの結線図、第4図は同じ
く補助磁界発生手段の動作説明図、第5図は本発
明偏向装置により3電子ビームがコンバージエン
スする状態の説明図、第6図は受像管ネツク部内
にFCを設けないことに起因して中央のビームが
画面上・下部で大きく中間部で小さくコンバージ
エンスされない状態の説明図、第7図は従来の補
助磁界発生手段の一部をなす補助コイルの結線
図、第8図は従来の補助磁界発生手段を備えた偏
向装置によつて生じる中央のビームの画面の中間
部での補正過多の状態の説明図である。 10……偏向装置、15,16……補助磁界発
生手段、20……補助コイル、20a……逆巻部
分、20b……正巻部分、22,23……ダイオ
ード。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ブルー、グリーン、レツドの3本の電子銃が
    水平方向に一列に配列され内部にフイールドコン
    トローラが存在しないカラー受像管上に装着され
    る偏向ヨークの後部側に位置して、前記電子銃の
    うち中央の電子銃によつて発生するビームに対し
    補助磁界を加えてなる一対の補助磁界発生手段を
    前記電子銃の配列方向に対し直交状に設けるとと
    もに、前記補助磁界発生手段を構成する補助コイ
    ルを巻方向が互いに逆の関係となる正巻部分と逆
    巻部分とから構成し、該正巻部分、逆巻部分の一
    方に対して並列状に2個のダイオードを極性を互
    いに逆方向にした状態で接続したことを特徴とす
    る偏向装置。
JP3565987A 1987-02-20 1987-02-20 偏向装置 Granted JPS63205035A (ja)

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JP3565987A JPS63205035A (ja) 1987-02-20 1987-02-20 偏向装置

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JPS63205035A JPS63205035A (ja) 1988-08-24
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