JPH056585B2 - - Google Patents

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JPH056585B2
JPH056585B2 JP59025623A JP2562384A JPH056585B2 JP H056585 B2 JPH056585 B2 JP H056585B2 JP 59025623 A JP59025623 A JP 59025623A JP 2562384 A JP2562384 A JP 2562384A JP H056585 B2 JPH056585 B2 JP H056585B2
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JP
Japan
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mold release
release agent
reaction
parts
agent
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JP59025623A
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JPS60168715A (ja
Inventor
Masabumi Nakamura
Hideaki Nagai
Shinichi Takeuchi
Akira Deguchi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumika Covestro Urethane Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Bayer Urethane Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sumitomo Bayer Urethane Co Ltd filed Critical Sumitomo Bayer Urethane Co Ltd
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Publication of JPH056585B2 publication Critical patent/JPH056585B2/ja
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  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Molding Of Porous Articles (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Polyurethanes Or Polyureas (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は良好な離型性を有するポリウレタン成
形品の製造方法及び外部離型剤の塗布を省略でき
るポリウレタン成形品の製造方法に関するもので
ある。 ポリウレタン成形品はポリイソシアネート、イ
ソシアネート基と反応性の水素原子を少なくとも
2個含有する化合物および添加剤からなる反応混
合物を密閉できる型に導入することによつて製造
されている。反応混合物は型内で硬化し、成形品
として取出される。型は、反応温度を制御するた
め熱伝導性の高い素材で作られ、一般には金属製
の型が用いられている。通常、ポリウレタン成形
品が金型表面に固着するのを防ぐため金型表面に
ワツクス、金属石けん、油などの離型剤を塗布す
る方法が採られている。この場合成形品と金型表
面との間に表面張力が小さい薄膜が形成され、こ
の薄膜は成形品にも金型表面にも固着しないため
成形品を容易に取出すことができる。 しかしこの方法では、成形を行うたびに新しい
離型剤を塗布し、さらに一定の回数毎に金型表面
に残留する旧い離型剤を取り除かなければならな
い。これはかなりの人力と時間を要する。一方離
型性を有する化合物を反応混合物に添加する方法
も研究されている。金型表面に塗布する離型剤を
外部離型剤と呼び、反応混合物に添加する離型剤
を内部離型剤と呼んでいる。外部離型剤の塗布あ
るいは成形金型の表面の清掃を省略することがで
き、成形工程における操作を減少させ、生産性の
向上に寄与する成形方法について鋭意検討を行つ
た結果本発明を完成するに至つた。即ち、本発明
はあらかじめ外部離型剤を塗布した成形金型に有
機ポリイソシアネート、ポリオール、架橋剤、触
媒および内部離型剤、必要に応じてさらに発泡
剤、助剤よりなる反応混合物を導入して、ポリウ
レタン成形品を製造する方法において、内部離型
剤としてオレイルアルコール、イソステアリルア
ルコール、高級脂肪酸とグリコールとの反応によ
り得られるHLB(親水性親油性バランス)が10な
いし20の脂肪酸エステル、高級アルコールとグリ
コールとの反応により得られるHLBが8〜15の
エーテル化合物あるいはオレイン酸と有機ポリイ
ソシアネートとの反応生成物もしくはこれらの任
意の混合物を使用することを特徴とするポリウレ
タン成形品の製造方法である。さらに上記外部離
型剤として固形分融点が100℃以上のワツクス系
離型剤を使用する事により、外部離型剤の塗布
後、反応混合物の導入及び成形品の脱型を2回以
上繰り返す(以下連続脱型という)成形方法によ
り得られるポリウレタン成形品の製造方法であ
る。本発明で使用されるオリオールとしてはグリ
セリン等の多官能性水酸基含有化合物またはトリ
エタノールアミン等のアミノ基及び水酸基を含有
する化合物あるいはジアミノトルエン等のアミノ
基含有化合物にエチレンオキシド、プロピレンオ
キシド等のアルキレンオキシドを付加した分子中
に2〜6個の水酸基を含有し、平均分子量3000〜
7000のポリエーテルポリオールが有効である。 本発明で用いられる有機ポリイソシアネートと
しては、トリレンジイソシアネート(以下TDIと
呼ぶ)、ジフエニルメタンジイソシアネート(以
下MDIと呼ぶ)、これらポリイソシアネートを多
官能性水酸基含有化合物と反応させたり、あるい
はカルボジイミド化により変性した変性ポリイソ
シアネート及び上記ポリイソシアネートの混合物
が用いられるが、特に好ましいポリイソシアネー
トはMDI及び変性MDIである。 本発明で用いられる架橋剤としては、トリメチ
ロールプロパン、グリセリン、エチレングリコー
ル、ブタンジオール、ヘキサントリオール等の低
分子量ポリオールや、トリエタノールアミン等の
アミノアルコール、多官能アミン、アミノ化合物
にエチレンオキシドやプロピレンオキシド等のア
ルキレンオキシドを付加させたポリオール等が使
用される。 発泡剤としては、水あるいはハロゲン化炭化水
素が用いられる。助剤としては、気泡調整剤、変
色防止剤、流れ性改良剤、着色剤等種々のものが
必要に応じて使用されている。これらの物質は必
要量をあらかじめポリオール成分に加えるか、あ
るいはポリイソシアネートとの反応時に同時に加
えてもよい。 ポリオールとポリイソシアネートとの反応触媒
としては、一般にトリエチレンジアミン、ジメチ
ルエタノールアミンなどの3級アミンや金属化合
物が用いられる。 本発明で使用される内部離型剤としては、オレ
イルアルコール、イソステアリルアルコール、高
級脂肪酸とグリコールとの反応により得られる
HLBが10ないし20の脂肪酸エステル、高級アル
コールとグリコールの反応により得られるHLB
が8〜15のエーテル化合物、あるいはオレイン酸
と有機ポリイソシアネートとの反応生成物もしく
はこれらの任意の混合物が使用される。これらの
化合物はポリオール成分あるいはポリイソシアネ
ートにあらかじめ加えてもよいし、ポリオール成
分とポリイソシアネートとの反応時に同時に加え
てもよく、特にその添加方法が限定されるもので
はない。さらにこれらの化合物に公知の内部離型
剤を併用してもよい。又これらの化合物は加える
量が全樹脂成分量(ポリイソシアネートとポリオ
ールの総重量)に対し0.5(オレイン酸と有機ポリ
イソシアネートの反応生成物の場合1.0)重量%
以下では離型性が不十分であるが0.5〜3.0(オレ
イン酸と有機ポリイソシアネートの反応生成物の
場合1.0〜6.0)重量%の範囲では加える量と共に
離型性も良好になる。3.0〜5.0(オレイン酸と有
機ポリイソシアネートの反応生成物の場合6.0〜
10.0)重量%の範囲では離型性は良好であるが、
ポリウレタン樹脂生成時の初期強度(グリーン強
度)が低下する傾向にある。5.0(オレイン酸と有
機ポリイソシアネートの場合10.0)重量%以上の
範囲ではグリーン強度が著しく低下する。従つて
内部離型剤の添加量は0.5〜5.0(オレイン酸と有
機ポリイソシアネートの反応生成物の場合1.0〜
10.0)重量%、好ましくは0.5〜3.0(オレイン酸と
有機ポリイソシアネートの反応生成物の場合1.0
〜6.0)重量%が適当である。 外部離型剤として固型分融点が100℃以上のワ
ツクス系離型剤を用いたところ、内部離型剤との
併用の場合に連続脱型回数の著しい増加が見られ
た。 以下本発明を実施例により詳細に説明するが、
本発明を限定するものではない。実施例中の部は
重量部を示す。 実施例 1 グリセリンにエチレンオキシドとプロピレンオ
キシドを付加したOH価23mgKOH/gのポリエ
ーテルポリオール100部、エチレングリコール20
部、トリエチレンジアミン0.1部、ジブチルチン
ジラウレート0.1部、オレイルアルコール(以下
Aと呼ぶ)4部、フレオン11を4部、よく混合し
たポリオール成分と、イソシアネート基含有量
26.5%の4.4′−MDI誘導体(ウレタン変性体とカ
ルボジイミド変性体混合物)116部との反応混合
物を、あらかじめ固形分融点が105℃のワツクス
系離型剤(中京油脂製リムリケイB−269)(以下
Lと呼ぶ)をはけ塗りし、温度を70℃に設定した
アルミ製の成形金型に注入した。この金型のキヤ
ビテイは縦1m、横15cm、厚さ3mmである。約70
秒後金型を開きシート状の成形品を得た。その後
金型表面を清掃する事なく上述と同じ操作を繰り
返し行ない、脱型出来なくなるまでの回数をしら
べた。さらに脱型後1週間放置し、成形品の物性
をしらべた。結果を表1に示す。 実施例 2 実施例1で用いたオレイルアルコール4部の代
りにポリオキシエチレンソルピタンモノラウレー
ト(HLB=16.7)(花王石けん製レオドールTW
−L120)(以下Bと呼ぶ)を4部用いた以外は実
施例1とまつたく同様に行つた。結果を表1に示
す。 実施例 3 実施例1で使用した4.4′−MDI誘導体120部を
50℃に加熱した。これに4部のオレイン酸を徐々
に滴下して反応を行ないMDI誘導体との反応物
(以下Cと呼ぶ)を得た。実施例1で用いたオレ
イルアルコール4部および4.4′−MDI誘導体116
部の代りにこの反応物124部を用いた以外は実施
例1とまつたく同様に行つた。結果を表1に示
す。 実施例 4 実施例1で用いたオレイルアルコール4部の代
りにイソステアリルアルコール(以下Dと呼ぶ)
4部を用いた以外は実施例1とまつたく同様に行
つた。結果を表1に示す。 実施例 5 実施例1で用いたオレイルアルコール4部の代
りにポリオキシエチレンオレイルエーテル
(HLB=12.0)(花王石けん製エマルゲン408)
(以下Eと呼ぶ)を2部とオレイルアルコール2
部を用いた以外は実施例1とまつたく同様に行つ
た。結果を表1に示す。 実施例 6 実施例1で用いたオレイルアルコールの代りに
オレイルアルコール3.5部とビツクマリンクロツ
ト社製ハロゲン化シリコーン離型剤S−700(以下
Fと呼ぶ)を0.5部用いた以外は実施例1とまつ
たく同様に行つた。結果を表1に示す。 実施例 7 実施例1で使用したワツクス系離型剤Lの代り
に固形分融点が115℃のワツクス系離型剤(中京
油脂試作品)(以下Mと呼ぶ)を4部使用した以
外は実施例1とまつたく同様に行つた。 結果を表1に示す。 比較例 1 実施例1で使用したオレイルアルコール4部を
使用しない以外は実施例1とまつたく同様に行つ
た。結果を表1に示す。 比較例 2 実施例1で使用したオレイルアルコール4部の
代りにオレイルアルコールを0.4部使用した以外
は実施例1とまつたく同様に行つた。結果を表1
に示す。 比較例 3 実施例1で使用したオレイルアルコール4部を
10部に増加し、実施例1と同様の操作を行つた。
70秒後に金型を開き、成形品を取り出したところ
表面部の樹脂の一部が金型に付着し、外観が良好
な成形品は得られなかつた。初期強度発現時間は
5分以上であつた。
【表】
【表】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 あらかじめ外部離型剤を塗布した成形金型
    に、有機ポリイソシアネート、ポリオール、架橋
    剤、触媒および内部離型剤、必要に応じてさらに
    発泡剤、助剤よりなる反応混合物を導入し、ポリ
    ウレタン成形品を製造する方法において、内部離
    型剤としてオレイルアルコール、イソステアリル
    アルコール、高級脂肪酸とグリコールとの反応に
    より得られるHLB(親水性親油性バランス)が10
    〜20の脂肪酸エステル、高級アルコールとグリコ
    ールとの反応により得られるHLBが8〜15のエ
    ーテル化合物、あるいはオレイン酸と有機ポリイ
    ソシアネートとの反応生成物若しくはこれらの任
    意の混合物を0.5〜5.0(オレイン酸と有機ポリイ
    ソシアネートとの反応生成物の場合1.0〜10.0)
    重量%使用することを特徴とするポリウレタン成
    形品の製造方法。
JP59025623A 1984-02-13 1984-02-13 ポリウレタン成形品の製造方法 Granted JPS60168715A (ja)

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JPS60168715A JPS60168715A (ja) 1985-09-02
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JPS63172764A (ja) * 1987-01-12 1988-07-16 Kiyoueishiya Yushi Kagaku Kogyo Kk ポリウレタン反応射出成形用内部離型剤
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5682842A (en) * 1979-12-12 1981-07-06 Freudenberg Carl Polyurethane composition
JPS58183736A (ja) * 1982-04-21 1983-10-27 Dainippon Ink & Chem Inc 滑剤含有熱可塑性樹脂組成物
JPS6081220A (ja) * 1983-10-11 1985-05-09 Asahi Glass Co Ltd ポリウレタン系エラストマ−の製造方法

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