JPH0565640U - センタベアリングのブラケット支持構造 - Google Patents

センタベアリングのブラケット支持構造

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JPH0565640U
JPH0565640U JP651992U JP651992U JPH0565640U JP H0565640 U JPH0565640 U JP H0565640U JP 651992 U JP651992 U JP 651992U JP 651992 U JP651992 U JP 651992U JP H0565640 U JPH0565640 U JP H0565640U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 支持用ブラケットにセンタベアリングを介し
て伝達される加振力により、ブラケット保持金具と支持
用ブラケットの支持孔との間に生じる衝撃音の発生を防
止できるセンタベアリングのブラケット支持構造を提供
する。 【構成】 センタベアリング支持用ブラケット3の支持
孔3Aにブラケット保持金具10,11を嵌め合わせ、
さらにゴムブッシュ8,9およびカラー部材4を介して
ボルト6、ナット7により車体メンバー1に支持される
ようにしたブラケット支持構造において、支持孔3Aの
形状をブラケット保持金具が支持孔3Aの限定された部
分で圧接保持されるようにしたセンタベアリングのブラ
ケット支持構造。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、センタベアリングのブラケット支持構造に関し、詳しくは、自動車 のプロペラシャフトを中間で支持するセンタベアリングをブラケットによって車 体メンバーに保持させるようにしたブラケット支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種のセンタベアリングのブラケット支持構造としては、例えば実開 平2−75319号公報に開示されているものがある。この構成では車体側のク ロスメンバーにセンタベアリングの両側を支持するにあたりその支持用ブラケッ トの両側のプレート部に支持孔を設け、これらの支持孔に両面から鍔付きの環状 をなすブラケット保持金具は嵌め合わせた上、さらにそれぞれのブラケット保持 金具の内側にほぼ環状のゴムブッシュを加硫接着等により取付けた上これらゴム ブッシュの双方の孔に鍔付きのカラー部材を嵌合させるようにしている。そして さらにカラー部材の鍔無しの方の端部側にシート部材を介してワッシャを配置し 、このカラー部材にボルトを通してこのボルトにより支持用ブラケットが車体側 クロスメンバーにそれぞれ固定される。
【0003】 そこで、このように組立てられたブラケット支持構造ではセンタベアリングを 介してプロペラシャフトから伝達されるエンジン側の加振力がゴムブッシュによ って吸収されることにより車体側に伝達される振動を緩衝するようにしている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のセンタベアリングのブラケット支持構造にあ っては、一般に支持用ブラケットのプレート部に穿設される支持孔がプレス加工 による打抜等によって形成される一方、この支持孔の周囲部に嵌め合わされ、ゴ ムブッシュをカラー部材との間に保持するブラケット保持金具の方もプレス成形 等により形成されるために、これらのブラケット保持金具をブラケット側支持孔 に嵌め込む際にその間に隙間、つまり遊びが生じてしまう。また、ブラケット保 持金具を支持孔に嵌合する際、余りに嵌め合いがきつ過ぎるとブラケット保持金 具の支持孔に当る部分が変形してしまう。上述の理由のためにセンタベアリング 部にエンジンの側から過大な加振力が伝達されると、上記の遊びによってゴムブ ッシュがラジアル方向に変位する動作を起すことになり、この結果ブラケット保 持金具の内側が支持孔の周縁部に当接し、衝撃による騒音を発生するという問題 があった。
【0005】 本考案の目的は、上記従来の問題の解決を図るべく、支持用ブラケットにセン タベアリングを介して加振力が伝達されてもブラケット保持金具が支持用ブラケ ットと一体となってその加振力をゴムブッシュに伝達し、ゴムブッシュにより効 果的に振動を吸収することができ、衝撃音の発生を防止することのできるセンタ ベアリングのブラケット支持構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために、本考案の第1の形態は、プロペラシャフトのセ ンタベアリング支持用ブラケットに支持孔を設け、該支持孔の周りにゴムブッシ ュを個別に装着した環状のブラケット保持金具を前記ブラケットの両面から嵌合 させると共に、双方の前記ゴムブッシュを円筒状カラー部材に嵌合した状態で該 カラー部材を介してボルトおよびナットにより車体メンバーに装着するようにし たセンタベアリングのブラケット支持構造において、前記支持孔の形状を前記ブ ラケット保持金具が前記支持孔周縁部の限定された部分で圧接保持されるように したことを特徴とするものである。
【0007】 また、本考案の第2の形態は、プロペラシャフトのセンタベアリング支持用ブ ラケットに支持孔を設け、該支持孔の周りにゴムブッシュを個別に装着した環状 のブラケット保持金具を前記ブラケットの両面から嵌合させると共に、双方の前 記ゴムブッシュを円筒状カラー部材に嵌合した状態で該カラー部材を介してボル トおよびナットにより車体メンバーに装着するようにしたセンタベアリングのブ ラケット支持構造において、前記ブラケット保持金具の前記支持用ブラケットの 面に沿うカラー部の少なくとも一部を延在させ、該延在部を前記支持用ブラケッ トの端部に係着させることにより前記ブラケット保持金具を前記支持用ブラケッ トに拘束するようにしたことを特徴とする。
【0008】 さらにまた、本考案の第3の形態は、プロペラシャフトのセンタベアリング支 持用ブラケットに支持孔を設け、該支持孔の周りにゴムブッシュを個別に装着し た環状のブラケット保持金具を前記ブラケットの両面から嵌合させると共に、双 方の前記ゴムブッシュを円筒状カラー部材に嵌合した状態で該カラー部材を介し てボルトおよびナットにより車体メンバーに装着するようにしたセンタベアリン グのブラケット支持構造において、前記支持孔の内周面および/または周囲部と 前記ブラケット保持金具との間に弾性膜を配設したことを特徴とする。
【0009】 本考案の第4の形態は、プロペラシャフトのセンタベアリング支持用ブラケッ トに支持孔を設け、該支持孔の周りにゴムブッシュを個別に装着した環状のブラ ケット保持金具を前記ブラケットの両面から嵌合させると共に、双方の前記ゴム ブッシュを円筒状カラー部材に嵌合した状態で該カラー部材を介してボルトおよ びナットにより車体メンバーに装着するようにしたセンタベアリングのブラケッ ト支持構造において、前記ブラケット保持金具と前記支持用ブラケットとを前記 支持孔の周囲部で接着または溶着したことを特徴とする。
【0010】 本考案の第5の形態は、プロペラシャフトのセンタベアリング支持用ブラケッ トに支持孔を設け、該支持孔の周りにゴムブッシュを個別に装着した環状のブラ ケット保持金具を前記ブラケットの両面から嵌合させると共に、双方の前記ゴム ブッシュを円筒状カラー部材に嵌合した状態で該カラー部材を介してボルトおよ びナットにより車体メンバーに装着するようにしたセンタベアリングのブラケッ ト支持構造において、前記ブラケット保持金具に半径方向の切溝を設け、該ブラ ケット保持金具を前記ゴムブッシュと共に半径方向に圧縮して前記支持孔に圧入 するようにしたことを特徴とする。
【0011】
【作用】
本考案の上述した各種の形態のものによれば、いずれも支持用ブラケットのプ レート部に設けた支持孔にブラケット保持金具を嵌合するにあたり、支持孔周縁 部の限定された部分でブラケット保持金具が支持孔の内周面に圧接するか、ブラ ケット保持金具とプレート部とが直接または弾性体を介して接合された状態に保 たれるかすることによって、プロペラシャフトからブラケットのプレート部に伝 達される加振力によってブラケット保持金具が支持孔の中で微動するのを拘束す るなり、弾性体を介して衝撃することが可能となり、これによって従来のように ブラケット保持金具と支持孔周囲部との間の衝撃の繰返しによって発生する衝撃 音を抑制、防止することができる。
【0012】
【実施例】
以下に、図面を参照しつつ本考案の実施例を具体的に説明する。
【0013】 図1は本考案の一実施例を示す。図1の(A)において、1は車体側のクロス メンバー、2はクロスメンバー1に穿設されたブラケット固定孔、3は支持用ブ ラケットの一方のプレート部、3Aはプレート部3に穿設された支持孔、4は支 持用ブラケットを固定するためのカラー部材、5はワッシャ、6および7はその 固定用のボルトおよびナットである。またほぼ環状の対称形状をなすゴムブッシ ュ8および9は図示のように上下に分割されていて上部ゴムブッシュ8には上部 ブラケット保持金具10が、また下部ゴムブッシュ9には下部ブラケット保持金 具11が、それぞれ加硫接着等により嵌着されており、これらのほぼコの字型を なす上下のブラケット保持金具10と11との間にプレート部3が挾持されると 共にゴムブッシュ8および9の内周面8Aおよび9Aにカラー部材4の外周面4 Aが嵌め合わされる。
【0014】 なおここで、上部ゴムブッシュ8はその上端面8Bのみがカラー部材4のフラ ンジ部下面4Bに加硫接着等により接合されており、上部ゴムブッシュ8の内周 面8Aおよび下部ゴムブッシュ9の内周面9Aはカラー部材4の外周面4Aに接 着されることなく、単に嵌合されるのみの状態に保たれている。12はカラー部 材4の外周端部に圧入固定される金属製または硬質合成樹脂材料からなる円環状 のシート部材であり、シート部材12と下部ゴムブッシュ9の下端面9Bとは例 えば加硫接着等により接合されている。
【0015】 図1の(B)は(A)のA−A線断面を示すもので、この(B)によって、本 実施例による支持用ブラケットのプレート部3とその支持孔3Aまわりにブラケ ット支持のために取付けられる各部材との関係について説明する。
【0016】 本実施例では上記支持孔3Aがこの図に示すようにほぼ楕円形に形成される。 そして、このような支持孔3Aの短径部にあたるT1およびT2の2個所でブラ ケット保持金具10および11の筒状をなす部分の外周面10Aおよび11Aが 線接触するようにプレート部3の上下両側からブラケット保持金具10および1 1が圧入されるものである。なお、このとき、ブラケット保持金具10および1 1にはそれぞれ上部ゴムブッシュ8および下部ゴムブッシュ9が加硫接着されて おり、さらに上部ゴムブッシュ8にはカラー部材4が加硫接着されていて、下部 ゴムブッシュ9にはシート部材12が同様にして接着されている。そこで、これ によって支持用ブラケット3の支持孔3Aの周りにはブラケット保持金具10お よび11を介してゴムブッシュ8および9がカラー部材4と共に装着され、かつ 、カラー部材4にシート部材12が圧入された状態に保持される。
【0017】 よって、支持用ブラケットの両側のプレート部3に設けた(B)に示すような 楕円形状の支持孔3Aにそれぞれ上述したようにしてカラー部材4およびシート 部材12までを装着したものを車体側のクロスメンバー1の固定孔2に位置合せ するようになして、ワッシャ5、ボルト6およびナット7によりこれらを螺着固 定すればよい。
【0018】 そして、このように支持されたブラケット支持構造においては、エンジンから プロペラシャフトのセンタベアリングを介して入力される過大な加振力に対し、 左右ならびに前後方向の入力がプレート部3から線接触部T1,T2を介してブ ラケット保持金具10および11に伝達されることになり、その加振力をゴムブ ッシュ8および9の変形によって吸収することができる。また、上下方向の加振 入力に対しても支持孔3Aには上下方向に逃し3Bが形成されているためにブラ ケット保持金具10や11が支持孔3Aの周縁部と干渉する虞もなく、かくして 、ブラケット保持金具10,11と支持孔3Aの周縁部との間に衝撃音が発生す るようなことが起こらないようにすることができる。
【0019】 図2は本考案の第2の実施例を示す。本実施例は、ブラケット支持孔3Aの形 状を円形のままとするが、ブラケット保持金具10および11の筒状部外周面1 0Aおよび11Aに対し、幾分大きい目に形成しておくようにする。そして、こ のように形成した支持孔3Aに対し、先に第1の実施例のところで説明したよう にしてブラケット保持金具10および11とこれに接着されたゴムブッシュ8お よび9、カラー部材4、シート部材12を取付けて(A)に示すような組立状態 としたあと、(B)に示すように支持用ブラケットプレート部3の最も幅が狭い 外端部3Cに矢印Pで示すようにして力を加え、加圧変形させる。
【0020】 かくして、支持孔3Aの内周部を突出させこの突出部3Dをここでは不図示の ブラケット保持金具10および11の外周面10Aおよび11Aの一部に圧接さ せるようになし、図2の(A)に示すように先に組立られ、支持孔3A内に保持 される組立体全体を支持用ブラケットの内側に向けて偏倚させた状態に固定保持 させることができる。
【0021】 なお、このように構成したブラケット支持構造による衝撃音発生の抑止動作に ついては第1実施例と変わらないのでその説明を省略する。
【0022】 図3は本考案の第3の実施例を示す。本例はブラケット保持金具10,11の 一部を半径方向に延在させてこれらを支持用ブラケットのプレート部3の最も幅 が狭い外端部3Cに係着させることによりブラケット保持金具10,11が加振 力によりガタ付くのを防止するようにしたものである。すなわち、図3の(A) および(B)において、10Bおよび11Bがそれぞれブラケット保持金具10 および11の延在部である。これらの延在部10Bおよび11Bを先に述べたよ うな組立状態で支持用ブラケットプレート部3の外端部3Cにおいて変形させ、 周縁部端部10Cおよび11Cを互いに対向する向きに折曲げて上記外端部3C を把持させた状態にかしめることで、双方向を拘束し、衝撃音が発生するのを防 止することができる。
【0023】 図4は第3実施例のさらに変形例である。本例はブラケット保持金具10およ び11のそれぞれプレート部3の表面に沿わせる鍔部全体を幅広に延在させた形 に形成した上、この幅広の鍔部10Dおよび11Dの一部をプレート部3の外端 部3Cにおいて変形させ、外端部3Cを把持させた状態にかしめたもので、上記 の第2実施例と同様な効果が得られる外、ブラケット保持金具10および11の 形成が容易であるという利点が得られる。
【0024】 図5の(A),(B)および(C)は本考案の第4実施例による3つの形態を 示す。すなわち、図5の(A)ではゴムブッシュ8とブラケット保持金具10と の加硫接合およびゴムブッシュ9とブラケット保持金具11との加硫接合におい て、ゴムの薄膜部8Eおよび9Eを金具10および11のそれぞれブッシュ同士 の衝合面20ないし支持孔3Aに対向する外周面10A,11Aの側にまで回り 込ませるように被包した形で形成する。
【0025】 かくすることにより、図5の(A)に示すような組立状態からも明らかなよう に、これらの薄膜部8Eおよび9Eと支持孔3Aの内周面との間の摩耗係数を高 めることができる上、ゴム自体の有する初期のへたりによって支持孔3Aとの間 の隙間が仮にあったとしても埋められることになり、加振力による相互間の半径 方向の移動が抑制され、さらにゴムの緩衝効果が加わり、衝撃音の発生が防止さ れる。
【0026】 図5の(B)はゴム薄膜部8Eおよび9Eをブラケット保持金具10および1 1のプレート部3上面および下面とそれぞれ接する面側にまで延在させて形成し た例である。また、図5の(C)はブラケット保持金具10および11の周囲部 を薄膜部8Eおよび9Eによってそれぞれ被包するような形でゴムブッシュ8と 金具10との加硫接合を、またゴムブッシュ9と金具11との加硫接合をなした 例を示す。図5の(B)および(C)に示した実施例ではいずれにあってもプレ ート部3に設けられる支持孔3Aの周りのブラケット保持金具10および11と の間に薄膜部8Eおよび9Eを介在させたことにより、その間の摩耗と衝撃効果 で図5の(A)に示した例と同様、衝撃音の発生を防止する効果が得られる。
【0027】 図6は本考案の第5の実施例を示す。本例は、支持用ブラケットプレート部3 の支持孔3A周囲部上面とブラケット保持金具10との間および前記周囲部下面 とブラケット保持金具11との間に両面接着テープ材または接着剤層30を介在 せしめ、相互間を接着することによりプレート部3に対し、ブラケット保持金具 10,11が移動するのを拘束するようにしたもの、また、図7は第5実施例の 変形例を示す。本例は、ブラケット保持金具10および11の鍔周縁部を一部図 示のように延在変形させて、その延在部10Bおよび11Bにおいて、プレート 部3と金具10,プレート部3と金具11とをそれぞれ栓溶接40によって溶着 したものである。
【0028】 図8の(A),(B)および(C)は本考案の第6の実施例を示す。本実施例 は、その(A)に示すようにブラケット保持金具10および11にそれぞれ半径 方向の切溝10Sおよび11Sを形成し、C型の環形状とした上これらの切溝1 0S,11Sを利用してプレート部3の支持孔3Aに嵌め込む際環の径を圧縮し て縮めるようになし、その弾発力を利用して支持孔3Aの内周面に圧着させるよ うにするものである。なお、図8の(B)および(C)に示すように切溝10S の方にはゴムブッシュ8の一部が、また切溝11Sの方にはゴムブッシュ9の一 部が、喰込んだ形で加硫接合されている。従って、ブラケット保持金具10ある いは11を支持孔3Aに嵌め合わす場合はゴムブッシュ8のこの切溝10Sまた は11Sに介在している部分が環の縮みに応じて圧縮され、また、嵌め合わされ た状態でその弾発力により元の状態に復帰される。
【0029】 図9は本考案の第7の実施例を示す。本例はブラケット保持金具10および1 1の筒状部外周面10Aおよび11Aとプレート部3の支持孔3Aとの間に弾性 を有する例えば樹脂系材料等で形成した環状体50を介装するようにしたもので ある。本実施例によればこの介装された環状体50の有する弾性によってブラケ ット保持金具10および11のプレート部3に対する相対移動時の衝動が緩衝さ れ、衝撃音の発生が抑制、防止される。
【0030】
【考案の効果】
以上説明してきたように、本考案によれば、支持孔に嵌め合わされるブラケッ ト保持部材の挙動が、支持孔の限定された周縁部と圧接させる、または、ブラケ ット保持金具を支持用ブラケット端部に係着させる、あるいは支持孔の内周面お よび/または周囲部とブラケット保持金具との間に弾性膜を配設する、あるいは ブラケット保持金具と支持用ブラケットとを支持孔の周囲部で接着または溶着す る、あるいはブラケット保持金具に半径方向の切溝を設けてその弾性を利用して 径を圧縮した形で支持孔に嵌め合わせ相互間を圧接させるようにしたことによっ て規制され、ゴムブッシュを介して入力される加振力のためにブラケット保持金 具が支持孔内で微動し支持孔の周縁部と接触して衝撃音を発生するのを防止する ことができる。
【0031】 なお、以上説明してきた各実施例のそれぞれの独立した構成でも上述のような 効果が得られるものであるが、かかる構成を組合わせた形態にしてさらに上述の 効果を高めるようにすることができることはいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を縦断面(A)および
(A)のA−A線断面(B)によって示す構成図であ
る。
【図2】本考案の第2実施例を縦断面(A)および上面
から見た変形後の支持用ブラケット(B)によって示す
構成の説明図である。
【図3】本考案の第3実施例を縦断面(A)および上面
から見た図(B)によって示す構成図である。
【図4】本考案の第3実施例の変形例を縦断面(A)お
よび上面から見た図(B)によって示す構成図である。
【図5】本考案の第4実施例による3つの形態をそれぞ
れ縦断面の(A)、(B)および(C)によって示す構
成図である。
【図6】本考案の第5実施例の構成を示す縦断面図であ
る。
【図7】本考案の第5実施例による別の形態の構成を示
す上面図である。
【図8】本考案の第6実施例の構成を上面図(A)、
(A)のA−A線断面図(B)および部分組立状態の斜
視図(C)によって示す説明図である。
【図9】本考案の第7実施例の構成を示す縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1 (車体側)クロスメンバー 3 プレート部 3A 支持孔 3C 外端部 4 カラー部材 6 ボルト 8,9 ゴムブッシュ 8E,9E 薄膜部 10,11 ブラケット保持金具 10A,11A 外周面 10B,11B 延在部 10D,11D 鍔部 10S,11S 切溝 30 両面接着テープ材または接着剤層 40 栓溶接 50 (弾性)環状体

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プロペラシャフトのセンタベアリング支
    持用ブラケットに支持孔を設け、該支持孔の周りにゴム
    ブッシュを個別に装着した環状のブラケット保持金具を
    前記ブラケットの両面から嵌合させると共に、双方の前
    記ゴムブッシュを円筒状カラー部材に嵌合した状態で該
    カラー部材を介してボルトおよびナットにより車体メン
    バーに装着するようにしたセンタベアリングのブラケッ
    ト支持構造において、 前記支持孔の形状を前記ブラケット保持金具が前記支持
    孔周縁部の限定された部分で圧接保持されるようにした
    ことを特徴とするセンタベアリングのブラケット支持構
    造。
  2. 【請求項2】 前記支持孔の形状が楕円であり、その短
    径部を形成する周縁部で前記ブラケット保持金具が圧接
    する請求項1に記載のセンタベアリングのブラケット支
    持構造。
  3. 【請求項3】 前記支持孔の形状を前記支持用ブラケッ
    トの前記支持孔半径方向のかしめ動作により変形させる
    ことにより前記ブラケット保持金具に圧接させるように
    した請求項1に記載のセンタベアリングのブラケット支
    持構造。
  4. 【請求項4】 プロペラシャフトのセンタベアリング支
    持用ブラケットに支持孔を設け、該支持孔の周りにゴム
    ブッシュを個別に装着した環状のブラケット保持金具を
    前記ブラケットの両面から嵌合させると共に、双方の前
    記ゴムブッシュを円筒状カラー部材に嵌合した状態で該
    カラー部材を介してボルトおよびナットにより車体メン
    バーに装着するようにしたセンタベアリングのブラケッ
    ト支持構造において、 前記ブラケット保持金具の前記支持用ブラケットの面に
    沿うカラー部の少なくとも一部を延在させ、該延在部を
    前記支持用ブラケットの端部に係着させることにより前
    記ブラケット保持金具を前記支持用ブラケットに拘束す
    るようにしたことを特徴とするセンタベアリングのブラ
    ケット支持構造。
  5. 【請求項5】 プロペラシャフトのセンタベアリング支
    持用ブラケットに支持孔を設け、該支持孔の周りにゴム
    ブッシュを個別に装着した環状のブラケット保持金具を
    前記ブラケットの両面から嵌合させると共に、双方の前
    記ゴムブッシュを円筒状カラー部材に嵌合した状態で該
    カラー部材を介してボルトおよびナットにより車体メン
    バーに装着するようにしたセンタベアリングのブラケッ
    ト支持構造において、 前記支持孔の内周面および/または周囲部と前記ブラケ
    ット保持金具との間に弾性膜を配設したことを特徴とす
    るセンタベアリングのブラケット支持構造。
  6. 【請求項6】 プロペラシャフトのセンタベアリング支
    持用ブラケットに支持孔を設け、該支持孔の周りにゴム
    ブッシュを個別に装着した環状のブラケット保持金具を
    前記ブラケットの両面から嵌合させると共に、双方の前
    記ゴムブッシュを円筒状カラー部材に嵌合した状態で該
    カラー部材を介してボルトおよびナットにより車体メン
    バーに装着するようにしたセンタベアリングのブラケッ
    ト支持構造において、 前記ブラケット保持金具と前記支持用ブラケットとを前
    記支持孔の周囲部で接着または溶着したことを特徴とす
    るセンタベアリングのブラケット支持構造。
  7. 【請求項7】 プロペラシャフトのセンタベアリング支
    持用ブラケットに支持孔を設け、該支持孔の周りにゴム
    ブッシュを個別に装着した環状のブラケット保持金具を
    前記ブラケットの両面から嵌合させると共に、双方の前
    記ゴムブッシュを円筒状カラー部材に嵌合した状態で該
    カラー部材を介してボルトおよびナットにより車体メン
    バーに装着するようにしたセンタベアリングのブラケッ
    ト支持構造において、 前記ブラケット保持金具に半径方向の切溝を設け、該ブ
    ラケット保持金具を前記ゴムブッシュと共に半径方向に
    圧縮して前記支持孔に圧入するようにしたことを特徴と
    するセンタベアリングのブラケット支持構造。
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Cited By (3)

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JP2008173990A (ja) * 2007-01-16 2008-07-31 Hitachi Ltd プロペラシャフトの支持構造
JP2011163366A (ja) * 2010-02-04 2011-08-25 Bridgestone Corp 防振装置
JP2019019934A (ja) * 2017-07-20 2019-02-07 Nok株式会社 防振マウント及びその組付け方法

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