JPH056546U - 多心シールドケーブル - Google Patents
多心シールドケーブルInfo
- Publication number
- JPH056546U JPH056546U JP5426091U JP5426091U JPH056546U JP H056546 U JPH056546 U JP H056546U JP 5426091 U JP5426091 U JP 5426091U JP 5426091 U JP5426091 U JP 5426091U JP H056546 U JPH056546 U JP H056546U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tape
- layer
- cable
- core
- shielded cable
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Communication Cables (AREA)
- Insulated Conductors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】可撓性に優れ高インピーダンスかつ、インピー
ダンスのバラツキの少ない多心シールドケーブルの提
供。 【構成】多心シールドケーブルのセパレータ構造とし
て、1層目にPSテープ、2層目に発泡テープの重ね巻
した組合せた多心シールドケーブル。
ダンスのバラツキの少ない多心シールドケーブルの提
供。 【構成】多心シールドケーブルのセパレータ構造とし
て、1層目にPSテープ、2層目に発泡テープの重ね巻
した組合せた多心シールドケーブル。
Description
【0001】
本考案は、多心シールドケーブル、特に一括シールド層の下に施すセパレータ 層の改良に関するものである。
【0002】
従来多心シールドケーブルに於ては、撚合せコア上に、撚合せ形状を保つため かつ、その上に施すシールド層との直接接触をさけるため、おさえ巻として、プ ラスチックテープ、紙テープ、布テープなどのセパレータ層が施されていた。ま たこの目的とは別に、ケーブルの特性インピーダンスを上げるために、厚手のプ ラスチックテープ(PEテープ、エンボスPEテープ)や肉層ジャケット(PE 、PVCなど)を施すことも行われていた。つまり、シールド層と線心間の距離 をとり、シールドの影響が出ない様、特に最外層線心の特性インピーダンスが下 がらない様な目的として、用いられるものである。
【0003】 しかし、従来のこれらの技術は、下記の様な問題があった。即ち、セパレータ 層として厚手のプラスチックテープを用いた場合、一般にPE系のテープが使用 されるが、材料自体が硬いことに加えて、厚手のテープとなるため、ケーブル自 体の可撓性が悪くなること、細いケーブルには巻けないなどがあった。また、P VC系テープの場合は、粘つく材料のため重ね巻した場合、層間粘りがあるため 、やはり、ケーブルの可撓性が悪くなる欠点があった。
【0004】 さらに、セバレータ層として肉層ジャケットを用いる場合、一般にPVC系が 使用されるが、別工程押出しのため、テープ巻の場合に対し、一工程が増え、価 格上昇要因となる。また、このセパレータは、極力電気特性の良い材料がより効 果があることからすると、多少その効果が劣る。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】 本考案の目的は、可撓性に優れ高インピーダンスかつ、インピーダンスのバラ ツキの少ない多心シールドケーブルを提供することにある。
【0006】
本考案の要旨は、多心ケーブルのセパレータ構造を、1層目にPSテープ、2 層目に発泡テープの重ね巻した組合せによって、可撓性があって、かつ高インピ ーダンス及びバラツキを少なくさせたものである。
【0007】
図1は本考案多心シールドケーブルの一実施例を示すもので、3はケーブルコ アであり、その外周には順次セパレータ層1、2、シールド層4及びシース5が 施されている。
【0008】 本考案はセパレータ層1、2として、第1層部に厚さ1.5ミル〜2.0ミル のポリエステルテープの重ね巻き1、第2層部に厚さ0.3〜1.0mmの発泡 テープの重ね巻き2を用いた点に大きな特徴を有している。
【0009】 第1層目のポリエステルテープ1は、1.5ミル〜2.0ミルとしてあるが、 このテープは、撚り合せ上のおち込みを防止するのを目的としたもので、この程 度の厚さが必要である。つまり1ミル以下となると、どうしても薄厚のためやわ らかくなり、落ち込みが発生し、その目的を達成したい。勿論発泡テープ1枚を 直接巻いた場合は、更に落ち込みが大きくなり初期の目的を達成出来ない。
【0010】 また、2枚巻きを1枚巻きにする目的で、両面PS/発泡テープ使用も考えら れるが、この場合は、多層積層テープとなるためテープ自体が硬いテープとなり 、ケーブルの可撓性が悪くなる。
【0011】 第2層目の発泡テープ2は、発泡テープ単体でも良いが、PSテープなどを接 着した発泡テープの方がより効果的である、なお、その場合のPSテープは、0 .5ミル厚さ以下が良い。
【0012】 次に具体例として、線心数25対、導体サイズ28AWG(7本/0.127 mm)の多心ケーブルを製造し特性を測定した。
【0013】 本実施例による特性インピーダンス平均値の特性は表1に示す。
【0014】
【表1】
【0015】 また、セパレータ構造の違いによる可撓性特性を図2に示す。
【0016】
以上説明した通り本考案によれば、表1に示す様に特性インピーダンスに優れ 、図2に示す様に可撓性に優れた多心シールドケーブルの提供を可能としたもの であり、その実用的価値は大なるものがある。
【図1】本考案多心シールドケーブルの一実施例を示す
断面図である。
断面図である。
【図2】ケーブルの可撓性データを示すグラフである。
1 ポリエステルテープ 2 発泡テープ 3 対ヨリ絶縁線心 4 シールド 5 シース 6 本考案ケーブル 7 両面PS/発泡テープセパレータケーブル 8 エンボスPEセパレータケーブル 9 ケーブル 10 荷重
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】多心ケーブルコアの外周に順次、セパレー
タ層、シールド層、及びシースを施して成る多心シール
ドケーブルに於て、セパレータ層として、第1層部に厚
さ1.5ミル〜2.0ミル厚さのポリエステルテープを
重ね巻し、第2層部に0.3〜1.0mm厚さの発泡テ
ープを重ね巻して構成されたことを特徴とする多心シー
ルドケーブル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5426091U JPH056546U (ja) | 1991-07-12 | 1991-07-12 | 多心シールドケーブル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5426091U JPH056546U (ja) | 1991-07-12 | 1991-07-12 | 多心シールドケーブル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH056546U true JPH056546U (ja) | 1993-01-29 |
Family
ID=12965597
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5426091U Pending JPH056546U (ja) | 1991-07-12 | 1991-07-12 | 多心シールドケーブル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH056546U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51156202U (ja) * | 1975-06-06 | 1976-12-13 | ||
KR20200080574A (ko) * | 2018-12-27 | 2020-07-07 | 엘에스전선 주식회사 | 고난연 통신 케이블 |
-
1991
- 1991-07-12 JP JP5426091U patent/JPH056546U/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51156202U (ja) * | 1975-06-06 | 1976-12-13 | ||
JPS5542732Y2 (ja) * | 1975-06-06 | 1980-10-07 | ||
KR20200080574A (ko) * | 2018-12-27 | 2020-07-07 | 엘에스전선 주식회사 | 고난연 통신 케이블 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US3927247A (en) | Shielded coaxial cable | |
US6677534B2 (en) | Double-laterally-wound two-core parallel extrafine coaxial cable | |
US6977344B2 (en) | Flat shield cable | |
JP2006286480A (ja) | 差動信号伝送ケーブル | |
JP5530501B2 (ja) | ツイストペアケーブル | |
JP3616720B2 (ja) | 信号伝送用シールド電線 | |
JP2007059323A (ja) | 差動信号伝送ケーブル | |
US6635826B2 (en) | Flat cable | |
JP2008181755A (ja) | 同軸ケーブル及び多心ケーブル | |
JPH056546U (ja) | 多心シールドケーブル | |
US2705735A (en) | Electrical conductors | |
JPH0741053Y2 (ja) | 多心シールドケーブル | |
JP3374089B2 (ja) | 絶縁テープ巻きケーブルのジョイント部 | |
JPS58204417A (ja) | 遮蔽通信ケ−ブル | |
JPH064501Y2 (ja) | シ−ルド付フラットケ−ブル | |
JP3871796B2 (ja) | ツイストフラットケーブル | |
US4769515A (en) | Primary transmission line cable | |
JPH0621133Y2 (ja) | 低誘電率電線 | |
JP3830017B2 (ja) | 耐火電線 | |
JP3603659B2 (ja) | フラットケーブル | |
JPH058827U (ja) | 多対ケーブル | |
JP2019175789A (ja) | シールドケーブル | |
JPH0132645Y2 (ja) | ||
JP2001256838A (ja) | 電 線 | |
JPS62170104A (ja) | フロアケ−ブル |