JPH0565343B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0565343B2
JPH0565343B2 JP7623790A JP7623790A JPH0565343B2 JP H0565343 B2 JPH0565343 B2 JP H0565343B2 JP 7623790 A JP7623790 A JP 7623790A JP 7623790 A JP7623790 A JP 7623790A JP H0565343 B2 JPH0565343 B2 JP H0565343B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
curing agent
present
weight
steel material
paint
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP7623790A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03275348A (ja
Inventor
Yoshihisa Kayazono
Yoshihiro Myajima
Hirotada Kato
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
Priority to JP7623790A priority Critical patent/JPH03275348A/ja
Publication of JPH03275348A publication Critical patent/JPH03275348A/ja
Publication of JPH0565343B2 publication Critical patent/JPH0565343B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明は塗装鋼材に関し、更に、詳しくは、耐
熱水性に優れた塗装鋼材に関する。 〔従来の技術〕 鋼材は、しばしば周囲の環境に対する防食手段
を講ずること無く、大気中、地中、海中などにさ
らされるとかなり腐食する。この腐食対策とし
て、化学的安定性の優れたエポキシ樹脂,ポリウ
レタンのような熱硬化性樹脂系の塗装が施されて
いる。近年、エネルギー需要の増大による海底や
極地の石油、重質油、地熱などの資源開発や冷暖
房の地域集約化が活発化するに伴い、鋼構造物、
ラインパイプや鋼配管に被覆した塗装塗膜の高温
接水環境下での寿命が問題となつている。 一般に、エポキシ樹脂やポリウレタンは分子内
に極性基を有するため、鋼材の表面に対する接着
性は良い。しかしながら、海水や塩水などの電解
質を含む環境や湿潤土壌中に浸漬すると、常温近
傍の温度下で短期間に接着強度の低下を起こし、
鋼材と被覆間に錆が発生する。このような課題に
対して、例えば熱水配管に対しては特開昭61−
35942号公報に示される如く、鋼管の内面にシリ
コン樹脂,エポキシ樹脂及び変性アミンを主成分
とする有機樹脂と含水ケイ酸マグネシウムおよび
金属亜鉛粒を主成分とする無機顔料とからなる複
合塗料塗膜を形成させた内面被覆鋼管,該複合塗
料塗膜と鋼管の間にクロメート被膜を介在させた
内面被覆鋼管の提案がある。 〔発明が解決しようとする課題〕 この特開昭61−35942号公報で提案されたシリ
コン樹脂,エポキシ樹脂及び変性アミンを主成分
とする有機樹脂と含水ケイ酸マグネシウムおよび
金属亜鉛粒を主成分とする無機顔料とからなる複
合塗料塗膜は、1年程度の地熱還元熱水環境,温
泉水環境あるいは塩水環境での使用では、ブリス
タ,錆,塗膜剥離等の外観上の劣化は見られな
い。しかしながら、該複合塗膜と鋼材の間の密着
力が徐々に低下し、2年程度の使用では塗膜剥離
を起こして防食性が損なわれる欠点がある。この
ような実情から、長期に渡り耐熱水性に優れた塗
装鋼材の開発が望まれていた。 〔課題を解決するための手段〕 本発明者らは、上述の如き課題を解決すべく、
熱水環境で長期に渡つて鋼材と塗料塗膜の密着力
を保持できる防食塗料の開発を鋭意検討した。そ
の結果、エポキシ樹脂,分子鎖の末端にシラノー
ル基を有するシリコーンプレポリマー,有機チタ
ネート,アミン系硬化剤またはジシアンジアミド
系硬化剤とイミダゾール系硬化剤の混合硬化剤,
および無機顔料を必須成分とする防食塗料を用い
ることによつて、前述の課題を解決できる事を見
出し、本発明に至つた。 すなわち、本発明の要旨とするところは、下地
処理を施した鋼材を表面に、下記(a),(b),(c),(d)
および(e)の5成分を必須成分とする防食塗料塗膜
を形成させることを特徴とする塗装鋼材にある。 (a) エポキシ樹脂 (b) 分子鎖の末端にシラノール基を有するシリコ
ーンプレポリマー (c) 有機チタネート (d) アミン系硬化剤または、ジシアンジアミド系
硬化剤とイミダゾール系硬化剤の混合硬化剤 (e) 無機顔料 すなわち、本発明は第1図に示すごとく鋼材1
の表面に前記の(a),(b),(c),(d)および(e)の成分を
必須成分とする防食塗料塗膜2を形成させた塗装
鋼材,第2図に示す如く鋼材1の表面にクロメー
ト被膜3,前記の(a),(b),(c),(d)および(e)の成分
を必須成分とする防食塗料被膜2を順次積層した
塗装鋼材であつて、いずれも熱水環境で長期に渡
つて鋼材と塗料塗膜の密着力を保持できる防食性
の優れた塗装鋼材に関するものである。 以下、本発明につき詳細に説明する。 まず、本発明に用いる鋼材とは、炭素鋼、ステ
ンレス鋼等の合金鋼で出来た鋼管、形鋼、鋼板、
棒鋼、及び鋼性の成形品や構造物などで、屋外、
地中、地上、海底などで広く用いられるものを総
称するものである。本発明に用いる鋼材の表面に
亜鉛、アルミニウム、クロム、ニツケル等のメツ
キ層、亜鉛−鉄、亜鉛−ニツケル、亜鉛−ニツケ
ル−コバルト等の合金メツキ層、メツキ層あるい
は合金メツキ層中にシリカアルミナ、シリカーア
ルミナ、酸化チタン、シリコンカーバイド、窒化
ホウ素等の無機微粒子を分散させた分散メツキ層
が存在しても本発明の主旨をいささかも損なうも
のではない。 次に本発明の防食塗料塗膜の形成に用いる防食
塗料とは、(a)成分であるエポキシ樹脂100重量部
に(b)成分である分子鎖の末端にシラノール基を有
するシリコーンプレポリマーを5〜70重量部,(c)
成分である有機チタネートを0.01〜5重量部,(d)
成分であるアミン系硬化剤または、ジシアンジア
ミド系硬化剤とイミダゾール系硬化剤の混合硬化
剤と(d)成分である無機顔料を混合した防食塗料で
ある。 上記の(a)成分であるエポキシ樹脂とは、フエノ
ールノボラツク型のグリシジルエーテル、ビスフ
エノールA,ADまたはFのジグリシジルエーテ
ルの単独又は2種以上を混合したエポキシ樹脂で
ある。フエノールノボラツク型のグリシジルエー
テルとして利用できる市販品としては、油化シエ
ルエポキシ社製のエピコート152,エピコート
154、東都化成社製のエポトートYDPN−638,
YDPN−601,YDPN−602、ダウケミカル日本
社製のDEN431,DEN438,DEN439,DEN485,
チバガイギー社製のEPN1138,EPN1139,
XPY307のなどが挙げられる。ビスフエノールA
のジグリシジルエーテルとして利用できる市販品
としては油化シエルエポキシ社製のエピコート
827,エピコート834,エピコート1001,エピコー
ト1007,エピコート1009,三井石油化学工業社製
のエポミツクR140,エポミツクR140,エポミツ
クR144,エポミツクR301,エポミツクR302,エ
ポミツクR304,エポミツクR307,エポミツク
R309、ダウケミカル日本社製のDER317,
DER330,DER331,DER333,DER383,
DER387,DER662,DER664,DER667などが挙
げられる。また、ビスフエノールADのジグリシ
ジルエーテルとして利用できる市販品としては、
三井石油化学工業社製のエポミツクR710、エポ
ミツクR710H等が挙げられる。更に、ビスフエ
ノールF型のジグリシジルエーテルとして利用で
きる市販品としては、油化シエルエポキシ社製の
エピコート807が挙げられる。これらのエポキシ
樹脂は長期の熱水浸漬後の鋼材と防食塗膜の間の
密着力の保持に必須である。尚、エポキシ樹脂が
常温で高粘度あるいは固形状態である場合、例え
ば、エピコート154を用いる場合には、溶剤で希
釈するか、ビスフエノールFのジグリシジルエー
テルで希釈するか、あるいは、その他の従来公知
の反応性希釈剤などで希釈することにより、低粘
度化したものを用いる方法は、本発明の要旨にい
ささかの支障をきたすものではない。 (b)成分である分子鎖の末端にシラノール基を有
するシリコーンプレポリマーとは、分子鎖の末端
に反応性に優れたシラノール基を有する末端シラ
ノールポリジメチルシロキサン、末端シラノール
ポリジフエニルシロキサンまたは末端シラノール
ポリジメチルジフエニルシロキサンであつて、長
期の熱水浸漬後の鋼材と防食塗膜の間の密着力の
保持に極めて有効である。ここで言う末端シラノ
ールポリジメチルシロキサンとは の分子構造を有する両末端に反応性のシラノール
基を有するシリコーンプレポリマーであつて、耐
熱水性の面からは分子量が700〜4200の範囲のも
のが望ましい。市販品としては、チツソ社の
PS339.7,PS340,PS340.5,PS341等が用いられ
る。末端シラノールポリジフエニルシロキサンと
の分子構造を有する両末端に反応性の優れたシラ
ノール基を有するシリコーンプレポリマーであつ
て、耐熱水性の面からは分子量が1000〜1400の範
囲のものが望ましい。市販品としては、チツソ社
のPS080等が用いられる。 末端シラノールポリジメチルジフエニルシロキ
サンとは、 の分子構造を有する両末端に反応性の優れたシラ
ノール基を有するシリコーンプレポリマーであつ
て、耐熱水性の面からは分子量が950〜5000のの
範囲のものが望ましい。市販品としては、チツソ
社のPS084,PS085,PS088等が用いられる。 上記の分子鎖の末端にシラノール基を有するシ
リコーンプレポリマーは末端に有する反応性の極
めて優れたシラノール基によつて防食塗料に配合
して硬化させる過程でエポキシ樹脂とアミン系硬
化剤またはジシアンジアミド系硬化剤、イミダゾ
ール系硬化剤との架橋反応の際に一緒に塗膜の架
橋構造に取り込まれ一体化し塗膜の耐熱・耐水性
の向上に甚大な効果を発現する。 分子鎖の末端にシラノール基を有するシリコー
ンプレポリマーの配合量に関しては、エポキシ樹
脂100重量部に対する該シリコーンプレポリマー
の配合量が5〜70重量部の範囲になるように配合
することが望ましい。該配合量が5重量部未満お
よび70重量部越で熱水浸漬後の鋼材との密着性が
低下する傾向にある。 (c)成分である有機チタネートとはトリエタノー
ルアミンチタネート,テトライソプロピルチタネ
ート,テトラブチルチタネート,ブチルチタネー
トダイマー,テトラステアリルチタネート,チタ
ニウムアセチルアセトネート,チタニウムエチル
アセトネート,チタニウムラクテート,チタニウ
ムオレエートであるが、耐熱・熱水性の面からは
トリエタノールアミンチタネートが望ましい。該
トリエタノールアミンチタネートの市販品として
は、三菱瓦斯化学社の「有機チタネートTEAT」
等を用いることができる。有機チタネートはシリ
コーンプレポリマーのシラノール基、エポキシ樹
脂とアミン系硬化剤またはジシアンジアミド系硬
化剤、イミダゾール系硬化剤との架橋反応を均一
化・促進し、防食塗料塗膜内の各成分の一体化し
て耐熱・熱水性を向上するのに必須である。有機
チタネートの配合量に関しては、エポキシ樹脂
100重量部に配合する該有機チタネートの配合量
が0.01〜5重量部の範囲になるようにするのが望
ましい。該配合量が0.01未満および5越では熱水
浸漬後の鋼材との密着力が低下しがちである。 次に(d)成分であるアミン系硬化剤と、ジシアン
ジアミド系硬化剤とイミダゾール系硬化剤の混合
硬化剤について説明する。アミン系硬化剤とは脂
肪族変性アミン系硬化剤,脂環族変性アミン系硬
化剤と芳香族変性アミン系硬化剤であつて一般市
販のものを用いることができる。耐熱水性の面か
らは脂肪族変性アミン系硬化剤の中で、エピクロ
ルヒドリンとm−キシレンジアミンの縮合物であ
る下記分子構造を持ち、 平均分子量が328以上(平均重合度nがn≧1)
である脂肪族変性ポリアミンが望ましい。該当す
る市販品としては三菱瓦斯化学社製の「ガスカミ
ンG328」、「ガスカミンG328S」(ガスカミンG328
から未縮合反応成分たるm−キシレンジアミンを
除去もの)を用いることができる。尚、塗装作業
の面から、該脂肪族変性ポリアミンの分子量が増
加すると粘度が高くなるので、溶剤で希釈する方
法、その他の従来公知の低粘度硬化剤で希釈する
方法を用いることは、本発明に対して、いささか
の支障を来すものではない。アミン系硬化剤の配
合に関しては、防食塗料組成物(アミン系硬化剤
を除く)のエポキシ当量とアミン系硬化剤の活性
水素当量の混合比で0.6〜2.0の範囲が望ましい。
該混合比が0.6未満および2.0越では熱水浸漬後の
鋼材との密着性が低下する傾向がある。 ジシアンジアミド系硬化剤とイミダゾール系硬
化剤の混合硬化剤とは、ジシアンジアミドまたは
ジシアンジアミド変性物とイミダゾール化合物の
混合物である。ジシアンジアミドとは の分子構造を有し、例えば油化シエルエポキシ社
製のエピキユアDICY−7,エピキユアDICY−
15などの一般市販のジシアンジアミドである。ま
たジシアンジアミド変性物としては例えば油化シ
エルエポキシ社製のエピキユア108FF,日本チバ
ガイギー社製のアラルダイトHT2844などを用い
ることができる。本発明に用いる防食塗料にこれ
らのジシアンジアミド系硬化剤を用いると耐熱水
性が向上する。ジシアンジアミド系硬化剤の配合
量に関しては、前記のエポキシ樹脂(a)100重量部
に対するジシアンジアミド系硬化剤の添加量が3
〜20重量部の範囲になるように添加する。該添加
量が3重量部未満の場合および20重量部越の場合
には耐熱水性が低下しがちである。イミダゾール
系硬化剤とは なる分子構造を有するイミダゾールを変性した硬
化剤である。これらのイミダゾール系硬化剤は前
記のジシアンジアミドまたはジシアンジアミド変
性物と組合せて用いることによつて、耐熱水性の
向上に著しい効果がある。イミダゾール系硬化剤
とジシアンジアミドまたはジシアンジアミド変性
物の組み合せに関しては、両硬化剤の種類の組み
合せは自由でも良好な結果が得られる。イミダゾ
ール系硬化剤の配合量に関しては、前記のエポキ
シ樹脂(a)100重量部に対するイミダゾール系硬化
剤の添加量が3〜20重量部の範囲になるように添
加する。該添加量が3重量部未満および20重量部
越では、熱水浸漬後の鋼材との密着性が低下する
傾向がある。 (e)成分である無機顔料とは、酸化チタン(例え
ば、チタン工業社製のKR380,KR460など)、シ
リカ(例えば、日本アエロジル社製のアエロジル
200、アエロジル300、マイクロン社製のSR70,
SRC18等)、シリカ・アルミナ(日本アエロジル
社製のCOK84,MOX80等)、タルク(林化成社
製のタルカンパウダーPK−P,ミクロンホワイ
ト#5000等)、白雲母(瀬戸窯業原料社製リブラ
イトRD100,リブライトRD200,リブライト
RD300等)、スゾライトマイカ(クラレ社製150
−K1,200−K1,325−K1等)、トリポリリン酸
アルミニウム(帝国化工社製K−ホワイト#82、
K−ホワイト105等)、酸化クロム(Cr2O3)、リ
ン酸第2クロム(CrPO4)、リン酸亜鉛(Zn3
(PO42・4H2O)、リン酸マグネシウム
(MgHPO4・3H2O)、リン酸アルミニウム
(AlPO4)、合成酸化鉄黄(チタン工業社製マピコ
イエロー等)、合成酸化鉄赤(チタン工業社製マ
ピコレツド等)、硫酸バリウム(BaSO4)、リン
酸ジルコニウム(第一稀元素化学工業社製
ZSP100、ZSP110,セラホワイト等)、カーボン
ブラツク(三菱化成工業社製#3050,#3150,
#3250,#3750,#3970)、ケイ酸ジルコニウム
(白水化学工業社製ミクロバツクス、ジルコニル、
第一稀元素化学工業社製MZ1000B等)、酸化ジル
コニウム(第一稀元素化学工業社製BR−90G)、
カオリンクレー(林化成社製のSATINTONE−
W)等の1種または2種以上の混合物である。 更に、エポキシ樹脂とのぬれ性を良くするため
に、上記の顔料の表面にアルミーシリカ処理、シ
ランカツプリング処理、リン酸処理等の化学処理
を施すことも差し支えない。 上記の無機顔料の配合量は、耐熱塩水性の面か
ら前記の(a)の成分であるエポキシ樹脂100重量部
当り該無機顔料を1〜50重量部添加する事が望ま
しい。 尚、本発明の塗装鋼材に耐陰極剥離性が必要な
場合には、鋼材に下地処理として、クロメート処
理を施す。本発明に用いるクロメート処理剤とし
てはトウモロコシデンプンなどの有機質の還元剤
で全クロムに対する6価クロムの重量比が0.35〜
0.65の範囲になるように部分還元したクロム酸
(CrO2)水溶液にシリカ微粉末を添加したシリカ
系クロメート処理剤あるいは、部分ケン化ポリ酢
酸ビニル、デンプンをアミログルコシダーゼ等の
加水分解酵素で部分加水分解したデキストリン等
の高分子有機質還元剤で全クロムに対する6価ク
ロムの重量比を0.35〜0.65の範囲になるように部
分還元したリン酸とクロム酸の混合水溶液にシリ
カ、シリカ・アルミナ等のシリカ系微粉末を添加
したリン酸−シリカ系クロメート処理剤等を用い
ることが出来る。高温陰極剥離の面からは、該リ
ン酸−シリカ系クロメート処理剤が望ましい。 次に、本発明に基づく塗装鋼材の製造法につい
て、内面塗装鋼管の場合を例にとり説明する。 内面塗装鋼管は、例えば第3図に示す製造法で
得る事が出来る。すなわちスケールなどを除去し
た鋼管1の内面に、内面塗装機5によつて本発明
の防食塗料を塗装し、加熱装置6によつて加熱硬
化させ、内面塗装鋼管を得る。上記の如き製造法
の場合、鋼管1の内面にクロメート処理剤を塗布
し焼き付けてからのち内面塗装機5によつて本発
明の防食塗料を塗装する方法などによつて内面塗
装鋼管を得ることができる。上記の防食塗料の塗
布方法としてはスプレー塗装機によるスプレー塗
布、ロール塗布、しごき塗り、刷毛塗り、流し塗
りなど従来公知の方法の中から適宜選択して用い
ることが出来る。 〔発明の作用〕 以上のようにして得た本発明による塗装鋼材の
一部断面は、第1図と第2図に示す通りのもので
あり、図中1は、酸洗またはブラスト処理などに
よりスケールを除去した鋼材、2は下記の(a),
(b),(c),(d)および(e)の5成分を必須成分とする防
食塗料塗膜 (a) エポキシ樹脂 (b) 分子鎖の末端にシラノール基を有するシリコ
ーンプレポリマー (c) 有機チタネート (d) アミン系硬化剤または、ジシアンジアミド系
硬化剤とイミダゾール系硬化剤の混合硬化剤 (e) 無機顔料 3はクロメート被膜を示している。 また、図中2は1.0〜10mmの厚み、3は全クロ
ム重量で250〜1200mg/m2の付着量を有している
と良好な結果が得られる。以下、実施例により、
本発明を具体的に説明する。 〔実施例〕 本発明の防食塗料の配合を第1表に、比較防食
塗料の配合を第2表に各々示す。
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
〔本発明の防食塗料の調合例 〕
攪拌装置のついたセパラブルフラスコにビスフ
エノールAのジグリシジルエーテルであるエピコ
ート828(油化シエルエポキシ社製)100重量部を
入れ、80℃に加温し攪拌しながら、末端シラノー
ルポリジメチルシロキサンであるPS340(チツソ
社製)25重量部,トリエタノールアミンチタネー
ト(三菱瓦斯化学社製)0.5重量部,酸化チタン
であるKR380(チタン工業社製)20重量部を順次
添加し室温まで放冷したのち、m−キシレンジア
ミンとエピクロルヒドリンの縮合物であるガスカ
ミンG328(三菱瓦斯化学社製)27重量部を加え混
合して本発明による防食塗料1を得た。 〔本発明の防食塗料の調合例 〕 調合例と同じ方法で、ビスフエノールAのジ
グリシジルエーテルであるエピコート828の第3
表のエポキシ樹脂に変えて本発明による防食塗料
2〜13を調合した。
〔本発明の防食塗料の調合例 〕
調合例と同じ方法で、末端シラノールポリジ
メチルシロキサンであるPS340を第4表の分子鎖
の末端にシラノール基を有するシリコーンプレポ
リマーに変えて本発明による防食塗料14〜20を調
合した。
【表】
〔本発明の防食塗料の調合例 〕
調合例と同じ方法で、分子鎖の末端にシラノ
ール基を有するシリコーンプレポリマーの配合量
を変えて本発明による防食塗料21〜23を調合し
た。 〔本発明の防食塗料の調合例 〕 調合例と同じ方法で、有機チタネートである
トリエタノアミンチタネートを第5表の有機チラ
ネートに変えて本発明による防食塗料24〜31を調
合した。
【表】
〔本発明の防食塗料の調合例 〕
調合例と同じ方法で、アミン系硬化剤である
ガスカミンG328を第6表のアミン系硬化剤に変
えて本発明による防食塗料35と36を調合した。
〔本発明の防食塗料の調合例 〕
調合例と同じ方法で、アミン系硬化剤の配合
を量変えて本発明による防食塗料37と38を調合し
た。 〔本発明の防食塗料の調合例 〕 調合例と同じ方法で、ガスカミンG328を第
7表のジシアンジアミド系硬化剤と第8表のイミ
ダゾール系硬化剤の混合硬化剤に変えて本発明に
よる防食塗料37〜47を調合した。
【表】
【表】
【表】
〔本発明の防食塗料の調合例 〕
調合例と同じ方法で、ジシアンジアミド系硬
化剤とイミダゾール系硬化剤の添加量を変えて本
発明による防食塗料48〜51を調合した。 〔本発明の防食塗料の調合例 〕 調合例と同じ方法で、酸化チタンである
KR380を第9表の無機顔料に変えて本発明によ
る防食塗料52〜82を調合した。
【表】
〔本発明の防食塗料の調合例 〕
調合例と同じ方法で、無機顔料の配合量を変
えて本発明による防食塗料83〜90を調合した。 〔防食塗料の比較例 〕 特開昭61−35942号公報に該当する防食塗料と
して、下記の配合割合からなる三重油脂化工社製
の比較防食塗料を用いた。 ・ エポキシ樹脂 30重量部 ・ シリコン樹脂 50重量部 ・ 変性アミン 20重量部 ・ 含水ケイ酸マグネシウム 150重量部 ・ 亜鉛末 50重量部 ・ 溶剤 30重量部 〔防食塗料の比較調合例〕 本発明の防食塗料の構成必須成分(a),(b),(c),
(d),(e)のうち1成分を欠く比較防食塗料2〜8を
比較調合した。比較防食塗料の配合組成を第2表
に示す。 〔クロメート処理剤の調合例 〕 鋼剤の下地処理に用いるクロメート処理剤とし
て、下記のおよびを用いた。 シリカ系クロメート処理剤である関西ペイン
と社製のコスマー#100 下記の方法で調合したリン酸シリカ系クロメ
ート処理剤 まず、次の溶液,およびを調製した。 リン酸と無水クロム酸の混合水溶液 蒸留水247.6gにリン酸49.2gと無水クロム酸
76.8gを溶解した。 5重量%デキストリン分散水溶液 平均分子量120000のデキストリン5gを蒸留水
95gに加えて攪拌分散し、5重量%デキストリン
分散水溶液を得た。 10重量%アエロジル200水溶液 シリカ系微粒子として日本アエロジル社製のア
エロジル200を用いた。アエロジル200を蒸留水に
添加し、高速ミキサー(回転数3000rpm)で攪拌
して分散し、アエロジル200を10重量%含む水溶
液を調整した。 次に上記ののリン酸と無水クロム酸の混合水
溶液373.6gに、の5重量%デキストリン分散
水溶液106gを添加し、90℃に加温して6価クロ
ムを3価のクロムに還元した。該水溶液の全クロ
ムに対する6価クロムの重量比は0.60,全クロム
に対するリン酸イオンの重量比は1.16であつた。
次いで、この還元水溶液に前記の10重量%アエ
ロジル200水溶液の516.6gを添加して分散して、
リン酸シリカ系クロメート処理剤を調合した。 実施例 1 鋼管(外形200A,板厚5.8mm,管長1m)の内
面をグリツトブラスト処理し、該鋼管の内面にク
ロメート処理剤またはを全クロム付着量200
mg/m2塗布し焼き付けた。次いで、本発明による
防食塗料1〜90を膜厚が700μになるように吹付
塗装した。吹付塗装はエアレンス塗装機を用い
た。塗装後120℃に加熱して防食塗膜を硬化させ、
本発明による内面塗装鋼管を得た。また、本法で
鋼管の内面にクロメート処理剤を塗布・焼付けせ
ずに、防食塗料を塗装・硬化させた本発明による
内面塗装鋼管を作成した。 比較材として、本発明による防食塗料の代り
に、特開昭61−35942号公報に該当する防食塗料
1または本発明の防食塗料の構成必須成分(a),
(b),(c),(d),(e)のうち1成分を欠く比較防食塗料
2〜8を用いて製作した内面塗装鋼管を作製し
た。 これらの内面塗装鋼管を埋設配管し、管内面に
98℃の熱水を流量200/分で通水しそのまま3
年間実地配管使用試験に供試した。試験前と試験
後、鋼管を切断加工し、内面塗膜の観察[ふく
れ,ブリスタの発生,塗膜剥離の有無の観察]と
密着力試験[碁盤目試験:JIS K5400に従い、鋼
管に対する塗膜の密着性を0〜10の評点(10点満
点)で表示]を行なつた。尚、実地配管使用試験
前の塗膜は何れもふくれ、ブリスタの発生、塗膜
剥離は無く良好であつた。試験結果を第10表に示
す。尚、第10表に記載の実地配管試験後の塗膜観
察結果で「異常なし」との記述は、ふくれ,ブリ
スタの発生,塗膜剥離がいずれもみられなかつた
ことを示す。
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】 第11表の結果からも明らかなように、(a)エポキ
シ樹脂、(b)分子鎖の末端にシラノール基を有する
シリコーンプレポリマー、(c)有機チタネート、(d)
アミン系硬化剤またはジシアンジアミド系硬化剤
とイミダゾール系硬化剤の混合硬化剤、(e)無機顔
料の5成分を必須成分とする本発明による防食塗
料を用いた内面塗装鋼管(第11表の本発明の1〜
90)は、特開昭61−35942号公報に該当するシリ
コン樹脂、エポキシ樹脂、変性アミン、含水ケイ
酸マグネシウム、金属亜鉛粒を主成分とする防食
塗料(第11表の比較例の1)および本発明の(a)〜
(e)の5つの必須成分のうち1つの成分を欠く防食
塗料(第11表の比較例2〜8)に比較して、鋼材
の下地処理の有無・種類に係わらず、3年間の実
地配管使用試験後も内面塗膜のふくれ、ブリスタ
の発生、塗膜剥離などが全くみられず、且つ塗膜
密着力の低下も非常に小さく、格段に優れた耐
熱・熱水性を示した。これに対して、特開昭61−
35942号公報に該当するシリコン樹脂、エポキシ
樹脂、変性アミン、含水ケイ酸マグネシウム、金
属亜鉛粒を主成分とする防食塗料(第11表の比較
例の1)は3年間の実地配管使用試験後に塗膜の
ブリスタ発生と塗膜の剥離が見られ、且つ塗膜の
密着力は既になく、実用に供試難い。また、本発
明の(a)〜(e)の5つの必須成分のうち1つの成分を
欠く防食塗料(第11表の比較例2〜8)では3年
間の実地配管使用試験後には塗膜のブリスタ発生
と塗膜の剥離が見られ、且つ塗膜の密着力は既に
なく、耐熱水性向上のためには5つの成分が必須
である。更に、本発明の防食塗料の中でも(d)成分
にアミン系硬化剤を用いる場合にはエピクロルヒ
ドリンとm−キシレンジアミンの縮合物を、有機
チタネートとしてトリエタノールアミンを用い、
かつ鋼材の下地処理にリン酸シリカ系クロメート
処理を施すと、3年間の実地配管使用試験後も塗
膜の密着力の低下が見られない。 実施例 2 鋼管(外径200A,板厚5.8mm,管長1m)の外
面をグリツトブラスト処理し、該外面にクロメー
ト処理剤またはを全クロム付着量350mg/m2
塗布し焼き付けた。次いで、本発明による防食塗
料1〜90を膜厚が800μになるように吹付塗装し
た。吹付塗装はエアレス塗装機を用いた。塗装後
120℃に加熱して防食塗料を硬化させ、本発明に
よる外面塗装鋼管を得た。また、本法で鋼管の外
面にクロメート処理剤を塗布・焼付けせずに、防
食塗料を塗装・硬化させた本発明による外面塗装
鋼管を作製した。 比較材として、本発明による防食塗料の代わり
に、特開昭61−35942号公報に該当する比較防食
塗料1または本発明の防食塗料の構成必須成分
(a),(b),(c),(d),(e)のうち1成分を欠く比較防食
塗料2〜8を用いて外面塗装鋼管を作製した。 これらの外面塗装鋼管の塗膜にドリルで10mmφ
の人口貫通疵をつけ、該管体にマグネシウム流電
陽極を接続して埋設配管し、電気防食を施した。
該埋設外面塗装鋼管の管内に100℃の加熱熱媒油
を流量200/分で循環通油して、そのまま3年
間実地配管使用試験を行なつた。試験後、実施例
1と同じ密着力試験と人口貫通疵の周囲の塗膜の
剥離距離 (剥離距離=人口貫通疵部周の剥離直径/2−5, 単位:mm)の測定を行なつた。 試験結果を第11表に示す。
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
〔発明の効果〕
実施例からも明らかな如く、下地処理を施した
鋼材の表面に(a)エポキシ樹脂、(b)分子鎖の末端に
シラノール基を有するシリコーンプレポリマー、
(c)有機チタネート、(d)アミン系硬化剤またはジシ
アンジアミド系硬化剤とイミダゾール系硬化剤の
混合硬化剤、(e)無機顔料の5成分を必須成分とす
る防食塗料を形成すれば、長期に渡つて耐熱水性
に優れた塗装鋼材が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は本発明塗装鋼材の断面説明
図、第3図は本発明に基づく塗装鋼管製造方法の
説明図である。 1……鋼材、2……防食塗料塗膜、3……クロ
メート被膜、5……内面塗装機、6……加熱装
置。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下地処理を施した鋼材の表面に、下記の(a),
    (b),(c),(d)および(e)の5成分を必須成分とする防
    食塗料被膜を形成したことを特徴とする塗装鋼材 (a) エポキシ樹脂 (b) 分子鎖の末端にシラノール基を有するシリコ
    ーンプレポリマー (c) 有機チタネート (d) アミン系硬化剤または、ジシアンジアミド系
    硬化剤とイミダゾール系硬化剤の混合硬化剤 (e) 無機顔料。 2 分子鎖の末端にシラノール基を有するシリコ
    ーンプレポリマーが末端シラノールポリジメチル
    シロキサン,末端シラノールポリジフエニルシロ
    キサンまたは末端シラノールポリジメチルジフエ
    ニルシロキサンであることを特徴とする請求項1
    記載の塗装鋼材。 3 有機チタネートがトリエタノールアミンチタ
    ネートであることを特徴とする請求項1記載の塗
    装鋼材。 4 アミン系硬化剤がエピクロルヒドリンとm−
    キシレンジアミンの縮合物であることを特徴とす
    る請求項1記載の塗装鋼材。 5 鋼材の下地処理としてクロメート処理を施す
    ことを特徴とする請求項1記載の塗装鋼材。
JP7623790A 1990-03-26 1990-03-26 塗装鋼材 Granted JPH03275348A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7623790A JPH03275348A (ja) 1990-03-26 1990-03-26 塗装鋼材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7623790A JPH03275348A (ja) 1990-03-26 1990-03-26 塗装鋼材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03275348A JPH03275348A (ja) 1991-12-06
JPH0565343B2 true JPH0565343B2 (ja) 1993-09-17

Family

ID=13599568

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7623790A Granted JPH03275348A (ja) 1990-03-26 1990-03-26 塗装鋼材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH03275348A (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2488586A (en) * 2011-03-03 2012-09-05 Emt Res As Metal coated with protective composition
JP7353027B2 (ja) * 2018-08-14 2023-09-29 モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン合同会社 室温硬化性ポリオルガノシロキサン組成物及びその硬化物
JP7353026B2 (ja) * 2018-08-14 2023-09-29 モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン合同会社 室温硬化性ポリオルガノシロキサン組成物及びその硬化物

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03275348A (ja) 1991-12-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7323234B2 (en) Curable alkanolamine containing epoxy powder coating composition
CN105733413B (zh) 一种无溶剂酚醛环氧涂料
JP3878348B2 (ja) ポリオレフィン被覆鋼材
JP4560284B2 (ja) ガス輸送鋼管用防食塗料組成物及びガス輸送鋼管
JPH0565343B2 (ja)
JPH04135674A (ja) 塗装鋼材
JP2018058917A (ja) 水系素地調整剤組成物、当該組成物を用いた鋼材の塗装方法、及び塗装鋼材
JPH036191B2 (ja)
JPH0557108B2 (ja)
JPH0563307B2 (ja)
JP4733874B2 (ja) ポリオレフィン被覆鋼材
JP2000191954A (ja) ポリオレフィン被覆鋼材用エポキシ粉体プライマ―組成物
JPH0811258A (ja) 二次密着性に優れた被覆鋼材
JP3787047B2 (ja) 鋼材用防食塗料組成物
JPH09176609A (ja) 重防食被覆鋼材用接着剤組成物およびそれを用いた重防食被覆鋼材
JPS63179973A (ja) 水中硬化性塗料組成物
JP2690190B2 (ja) 塗装鋼材
JP4665151B2 (ja) 鋼材用防食塗料組成物およびそれを塗装した鋼材
JPH06388B2 (ja) ポリオレフィン被覆鋼材
JPH07268305A (ja) 重防食用接着剤およびこれを用いた重防食被覆鋼材
JPH01150540A (ja) 耐熱水性の優れたポリオレフィン被覆鋼材
CN117586684A (zh) 一种高温抗阴极剥离无溶剂涂料及制备方法
JPH11279481A (ja) 鋼材用防食塗料組成物
JPH0749550B2 (ja) 耐熱水性の優れたポリオレフィン被覆鋼材用プライマー
JPH04308745A (ja) 硫化水素による腐食を防止する塗装鋼材

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070917

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080917

Year of fee payment: 15

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090917

Year of fee payment: 16

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees