JPH0565205A - 農園芸用殺菌組成物 - Google Patents
農園芸用殺菌組成物Info
- Publication number
- JPH0565205A JPH0565205A JP4040725A JP4072592A JPH0565205A JP H0565205 A JPH0565205 A JP H0565205A JP 4040725 A JP4040725 A JP 4040725A JP 4072592 A JP4072592 A JP 4072592A JP H0565205 A JPH0565205 A JP H0565205A
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- Japan
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- methyl
- anilino
- gray mold
- agricultural
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 農作業の効率化に資する新規農園芸用殺菌組
成物の創製。 【構成】一般式 【化１】 （式中、Ｒはメチル基、エトキシ基、ハロゲン原子また
は１−プロピニル基を示す。）にて表される２−アニリ
ノ−４−メチル−ピリミジン誘導体から選ばれる化合物
と３−（３,５−ジクロルフェニル）−５−メチル−５
−ビニルオキサゾリジン−２,４−ジオンを有効成分と
して含有することを特徴とする農園芸用殺菌組成物。 【効果】本発明の農園芸用殺菌組成物は菌核病に対し
て、その有効成分の一方だけの単独施用では実用効果の
得られない低薬量施用において、両者を混合することに
より共力的に作用し相乗効果が得られ、実用的な高い防
除効果を示すものである。また、ビニルオキサゾリジン
−２,４−ジオンに対する薬剤耐性菌に対して、２−ア
ニリノ−４−メチル−ピリミジン誘導体を混合すること
により、安定した実用的効果が認められる。その結果、
各種蔬菜類及びマメ類に発生する灰色かび病及び菌核病
に対して、同時防除を可能とするものである。
成物の創製。 【構成】一般式 【化１】 （式中、Ｒはメチル基、エトキシ基、ハロゲン原子また
は１−プロピニル基を示す。）にて表される２−アニリ
ノ−４−メチル−ピリミジン誘導体から選ばれる化合物
と３−（３,５−ジクロルフェニル）−５−メチル−５
−ビニルオキサゾリジン−２,４−ジオンを有効成分と
して含有することを特徴とする農園芸用殺菌組成物。 【効果】本発明の農園芸用殺菌組成物は菌核病に対し
て、その有効成分の一方だけの単独施用では実用効果の
得られない低薬量施用において、両者を混合することに
より共力的に作用し相乗効果が得られ、実用的な高い防
除効果を示すものである。また、ビニルオキサゾリジン
−２,４−ジオンに対する薬剤耐性菌に対して、２−ア
ニリノ−４−メチル−ピリミジン誘導体を混合すること
により、安定した実用的効果が認められる。その結果、
各種蔬菜類及びマメ類に発生する灰色かび病及び菌核病
に対して、同時防除を可能とするものである。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は２−アニリノ−４−メチ
ル−ピリミジン誘導体と３−（３,５−ジクロルフェニ
ル）−５−メチル−５−ビニルオキサゾリジン−２,４
−ジオンを有効成分として含有することを特徴とする農
園芸用殺菌組成物に関する。
ル−ピリミジン誘導体と３−（３,５−ジクロルフェニ
ル）−５−メチル−５−ビニルオキサゾリジン−２,４
−ジオンを有効成分として含有することを特徴とする農
園芸用殺菌組成物に関する。
【０００２】
【従来の技術】本発明の農園芸用殺菌組成物の一方の有
効成分である２−アニリノ−４−メチル−ピリミジン誘
導体は、イネいもち病、キュウリべと病、各種作物の灰
色かび病、リンゴ斑点落葉病などに卓効を示す農園芸用
殺菌剤として知られる公知化合物である（特開昭６２−
１０６０８４号公報、特開昭６３−２０８５８１号公報
及び東独特許第１５１４０４号）。 他方の有効成分で
ある３−（３,５−ジクロルフェニル）−５−メチル−
５−ビニルオキサゾリジン−２,４−ジオンも各種作物
の灰色かび病及び菌核病防除剤として広く使用されてい
る公知の殺菌剤である。
効成分である２−アニリノ−４−メチル−ピリミジン誘
導体は、イネいもち病、キュウリべと病、各種作物の灰
色かび病、リンゴ斑点落葉病などに卓効を示す農園芸用
殺菌剤として知られる公知化合物である（特開昭６２−
１０６０８４号公報、特開昭６３−２０８５８１号公報
及び東独特許第１５１４０４号）。 他方の有効成分で
ある３−（３,５−ジクロルフェニル）−５−メチル−
５−ビニルオキサゾリジン−２,４−ジオンも各種作物
の灰色かび病及び菌核病防除剤として広く使用されてい
る公知の殺菌剤である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】農園芸作物の栽培に当
たり、作物の病害に対して多数の防除薬剤が使用されて
いる。しかしながら同時期に複数の病害が発生し、１種
の有効成分だけではその防除効果が不十分であったり、
薬剤耐性菌の出現によりその薬剤の使用が制限されるこ
とがしばしばある。本発明の農園芸用殺菌組成物の一方
の有効成分である２−アニリノ−４−メチル−ピリミジ
ン誘導体は灰色かび病を有効に防除するものの、同時期
に発生する菌核病に対しては効果が不十分である。もう
一方の有効成分である３−（３,５−ジクロルフェニ
ル）−５−メチル−５−ビニルオキサゾリジン−２,４
−ジオン(一般名ビンクロゾリン)は低濃度において菌核
病に対する防除効果が低く、また、灰色かび病には薬剤
耐性菌の出現によりその防除効果が不安定になってきて
いる。従って、両者のこのような欠点を有しない薬剤の
出現が望まれている。
たり、作物の病害に対して多数の防除薬剤が使用されて
いる。しかしながら同時期に複数の病害が発生し、１種
の有効成分だけではその防除効果が不十分であったり、
薬剤耐性菌の出現によりその薬剤の使用が制限されるこ
とがしばしばある。本発明の農園芸用殺菌組成物の一方
の有効成分である２−アニリノ−４−メチル−ピリミジ
ン誘導体は灰色かび病を有効に防除するものの、同時期
に発生する菌核病に対しては効果が不十分である。もう
一方の有効成分である３−（３,５−ジクロルフェニ
ル）−５−メチル−５−ビニルオキサゾリジン−２,４
−ジオン(一般名ビンクロゾリン)は低濃度において菌核
病に対する防除効果が低く、また、灰色かび病には薬剤
耐性菌の出現によりその防除効果が不安定になってきて
いる。従って、両者のこのような欠点を有しない薬剤の
出現が望まれている。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記の欠点
を解決するために鋭意検討した結果、本発明の農園芸用
殺菌組成物が、同時期に発生する複数の病害に対して、
その有効成分の一方だけの単独施用では実用効果の得ら
れない低薬量での施用において、共力作用を発揮して極
めて高い防除効果を示すことを見いだした。同時に、３
−（３,５−ジクロルフェニル）−５−メチル−５−ビ
ニルオキサゾリジン−２,４−ジオンに対する薬剤耐性
菌をも有効に防除することを見いだし本発明を完成した
ものである。即ち、本発明は一般式
を解決するために鋭意検討した結果、本発明の農園芸用
殺菌組成物が、同時期に発生する複数の病害に対して、
その有効成分の一方だけの単独施用では実用効果の得ら
れない低薬量での施用において、共力作用を発揮して極
めて高い防除効果を示すことを見いだした。同時に、３
−（３,５−ジクロルフェニル）−５−メチル−５−ビ
ニルオキサゾリジン−２,４−ジオンに対する薬剤耐性
菌をも有効に防除することを見いだし本発明を完成した
ものである。即ち、本発明は一般式
【０００５】
【式２】
【０００６】（式中、Ｒはメチル基、エトキシ基、ハロ
ゲン原子または１−プロピニル基を示す。）にて表され
る２−アニリノ−４−メチル−ピリミジン誘導体から選
ばれる化合物と３−（３,５−ジクロルフェニル）−５
−メチル−５−ビニルオキサゾリジン−２,４−ジオン
を有効成分として含有することを特徴とする農園芸用殺
菌組成物を提供するものである。
ゲン原子または１−プロピニル基を示す。）にて表され
る２−アニリノ−４−メチル−ピリミジン誘導体から選
ばれる化合物と３−（３,５−ジクロルフェニル）−５
−メチル−５−ビニルオキサゾリジン−２,４−ジオン
を有効成分として含有することを特徴とする農園芸用殺
菌組成物を提供するものである。
【０００７】更に詳しくは、本発明は２−アニリノ−４
−メチル−ピリミジン誘導体から選ばれる化合物と３−
（３,５−ジクロルフェニル）−５−メチル−５−ビニ
ルオキサゾリジン−２,４−ジオンを有効成分として含
有することを特徴とする農園芸用殺菌組成物を提供する
ものであり、２−アニリノ−４−メチル−ピリミジン誘
導体の代表的化合物としては２−アニリノ−４,６−ジ
メチル−ピリミジン（化合物１）、２−アニリノ−４−
エトキシ−６−メチル−ピリミジン（化合物２）、２−
アニリノ−４−ヨード−６−メチル−ピリミジン（化合
物３）、２−アニリノ−４−ブロム−６−メチル−ピリ
ミジン（化合物４）及び２−アニリノ−４−メチル−６
−（１−プロピニル）ピリミジン（化合物５）が挙げら
れる。尚、化合物番号は以下の記載において参照され
る。
−メチル−ピリミジン誘導体から選ばれる化合物と３−
（３,５−ジクロルフェニル）−５−メチル−５−ビニ
ルオキサゾリジン−２,４−ジオンを有効成分として含
有することを特徴とする農園芸用殺菌組成物を提供する
ものであり、２−アニリノ−４−メチル−ピリミジン誘
導体の代表的化合物としては２−アニリノ−４,６−ジ
メチル−ピリミジン（化合物１）、２−アニリノ−４−
エトキシ−６−メチル−ピリミジン（化合物２）、２−
アニリノ−４−ヨード−６−メチル−ピリミジン（化合
物３）、２−アニリノ−４−ブロム−６−メチル−ピリ
ミジン（化合物４）及び２−アニリノ−４−メチル−６
−（１−プロピニル）ピリミジン（化合物５）が挙げら
れる。尚、化合物番号は以下の記載において参照され
る。
【０００６】本発明の農園芸用殺菌組成物は各種蔬菜
類、マメ類の灰色かび病及び菌核病に特に有効である。
また、モモの灰星病等にも高い効果を示す。
類、マメ類の灰色かび病及び菌核病に特に有効である。
また、モモの灰星病等にも高い効果を示す。
【０００７】本発明の農園芸用殺菌組成物を施用する場
合、有効成分に他成分を加えずにそのまま使用してもよ
いが、通常は担体、界面活性剤、分散剤または補助剤な
どを配合して農薬製剤上凡庸されている製剤、例えば水
和剤、粉剤、水性懸濁液剤等に製剤する。これらの製剤
には有効成分を０.５％〜９０.０％、好ましくは２.０
％〜８０.０％含有する。また、有効成分Ａと有効成分
Ｂとの重量比は１：０.０５〜１：５００、好ましくは
１：０.１〜１：１００である。
合、有効成分に他成分を加えずにそのまま使用してもよ
いが、通常は担体、界面活性剤、分散剤または補助剤な
どを配合して農薬製剤上凡庸されている製剤、例えば水
和剤、粉剤、水性懸濁液剤等に製剤する。これらの製剤
には有効成分を０.５％〜９０.０％、好ましくは２.０
％〜８０.０％含有する。また、有効成分Ａと有効成分
Ｂとの重量比は１：０.０５〜１：５００、好ましくは
１：０.１〜１：１００である。
【０００８】好適な担体としては、例えばクレー、タル
ク、ベントナイト、カオリン、珪藻土、ホワイトカーボ
ン、炭酸カルシウム、消石灰、珪砂、硫安、尿素、バー
ミキュライト等の固体担体があげられる。界面活性剤及
び分散剤としては、例えばジアリールアルキルジスルホ
ン酸塩、アルコール硫酸エステル類、アルキルアリール
スルホン酸塩、リグニンスルホン酸塩、ポリオキシエチ
レンアルキルアリールエーテル硫酸塩、ポリオキシエチ
レングリコールエーテル、ポリオキシエチレンアルキル
アリールエーテル、ポリオキシエチレンソルビタンモノ
アルキレート等が挙げられる。補助剤としては、例えば
カルボキシメチルセルロース、ポリエチレングリコー
ル、アラビアゴム等が挙げられる。これらの製剤を適宜
な濃度に希釈して散布するかまたは直接施用する。
ク、ベントナイト、カオリン、珪藻土、ホワイトカーボ
ン、炭酸カルシウム、消石灰、珪砂、硫安、尿素、バー
ミキュライト等の固体担体があげられる。界面活性剤及
び分散剤としては、例えばジアリールアルキルジスルホ
ン酸塩、アルコール硫酸エステル類、アルキルアリール
スルホン酸塩、リグニンスルホン酸塩、ポリオキシエチ
レンアルキルアリールエーテル硫酸塩、ポリオキシエチ
レングリコールエーテル、ポリオキシエチレンアルキル
アリールエーテル、ポリオキシエチレンソルビタンモノ
アルキレート等が挙げられる。補助剤としては、例えば
カルボキシメチルセルロース、ポリエチレングリコー
ル、アラビアゴム等が挙げられる。これらの製剤を適宜
な濃度に希釈して散布するかまたは直接施用する。
【０００９】本発明の農園芸用殺菌組成物の施用量は、
使用される化合物の種類、対象病害、発生傾向、被害の
程度、環境条件、使用する剤型などによって変動する
が、粉剤のようにそのまま使用する場合は有効成分とし
て１０アール当り０.１ｇ〜５ｋｇ好ましくは、１ｇ〜
１ｋｇの範囲から適宜に選ぶのがよい。また、水和剤あ
るいは懸濁剤のように最終的に液状で使用する場合は、
０.１〜１０,０００ｐｐｍ、好ましくは１０〜１,００
０ｐｐｍの範囲から適宜に選ぶのがよい。
使用される化合物の種類、対象病害、発生傾向、被害の
程度、環境条件、使用する剤型などによって変動する
が、粉剤のようにそのまま使用する場合は有効成分とし
て１０アール当り０.１ｇ〜５ｋｇ好ましくは、１ｇ〜
１ｋｇの範囲から適宜に選ぶのがよい。また、水和剤あ
るいは懸濁剤のように最終的に液状で使用する場合は、
０.１〜１０,０００ｐｐｍ、好ましくは１０〜１,００
０ｐｐｍの範囲から適宜に選ぶのがよい。
【００１０】次に実施例を挙げて本発明を具体的に説明
するが、有効成分及びその他成分の配合割合は本発明の
主旨を損なわない範囲で任意に変更しうるものである。
また、実施例中の％は重量を意味する。
するが、有効成分及びその他成分の配合割合は本発明の
主旨を損なわない範囲で任意に変更しうるものである。
また、実施例中の％は重量を意味する。
【００１１】実施例１ 化合物５ １０％、ビンクロゾリン １０％、ポリオキ
シエチレンアルキルアリールエーテル ５％及びクレー
７５％を均一に粉砕混合して水和剤を得る。
シエチレンアルキルアリールエーテル ５％及びクレー
７５％を均一に粉砕混合して水和剤を得る。
【００１２】実施例２ 化合物１ ２％、ビンクロゾリン ２％、珪藻土 ５％及
びクレー ９１％を均一に粉砕混合して粉剤を得る。
びクレー ９１％を均一に粉砕混合して粉剤を得る。
【００１３】実施例３ 化合物５ １５％、ビンクロゾリン ３０％、ポリオキ
シエチレンアルキルアリールエーテル硫酸塩 ４％、エ
チレングリコール １０％及び水 ４１％を湿式粉砕して
懸濁剤を得る。
シエチレンアルキルアリールエーテル硫酸塩 ４％、エ
チレングリコール １０％及び水 ４１％を湿式粉砕して
懸濁剤を得る。
【００１４】実施例４ 化合物２ ３％、ビンクロゾリン ９％、ポリオキシエ
チレンアルキルアリールエーテル ５％及びクレー ８３
％を均一に粉砕混合して水和剤を得る。
チレンアルキルアリールエーテル ５％及びクレー ８３
％を均一に粉砕混合して水和剤を得る。
【００１５】実施例５ 化合物５ １％、ビンクロゾリン １０％、ポリオキシ
エチレンアルキルアリールエーテル ５％及びクレー ８
４％を均一に粉砕混合して水和剤を得る。
エチレンアルキルアリールエーテル ５％及びクレー ８
４％を均一に粉砕混合して水和剤を得る。
【００１６】実施例６ 予め化合物５とビンクロゾリンを３：１００に混合した
組成物を用意する。次に、この組成物 １０％、ポリオ
キシエチレンアルキルアリールエーテル ５％及びクレ
ー ７５％を均一に粉砕混合して水和剤を得る。
組成物を用意する。次に、この組成物 １０％、ポリオ
キシエチレンアルキルアリールエーテル ５％及びクレ
ー ７５％を均一に粉砕混合して水和剤を得る。
【００１７】次に本発明の農園芸用殺菌組成物の奏する
効果を試験例を挙げて具体的に説明する。 試験例１ インゲン菌核病予防効果試験 ９ｃｍ×９ｃｍの塩ビ製鉢各々にインゲン種子（品種：
江戸川）を６粒づつ播種し、温室内で７日間育成させ
た。初生葉が展開したインゲン幼苗に実施例１に準じて
調整した水和剤を所定濃度になるように水で希釈し、１
鉢当たり１０ｍｌ散布した。風乾後インゲン菌核病菌
（Sclerotinia sclerotiorum）の菌糸磨砕液を噴霧接種
し、２０〜２３℃の湿室内に入れた。接種３〜５日後に
下記基準により初生葉の発病程度を調査し、得られた数
値をもとに数１及び数２により防除価を求めた。結果を
表１に示した。尚、無処理区の被害度は９８％であっ
た。 発病指数０：発病を認めず 〃 １：１／３未満の発病面積 〃 ２：１／３〜２／３未満の発病面積 〃 ３：２／３以上の発病面積
効果を試験例を挙げて具体的に説明する。 試験例１ インゲン菌核病予防効果試験 ９ｃｍ×９ｃｍの塩ビ製鉢各々にインゲン種子（品種：
江戸川）を６粒づつ播種し、温室内で７日間育成させ
た。初生葉が展開したインゲン幼苗に実施例１に準じて
調整した水和剤を所定濃度になるように水で希釈し、１
鉢当たり１０ｍｌ散布した。風乾後インゲン菌核病菌
（Sclerotinia sclerotiorum）の菌糸磨砕液を噴霧接種
し、２０〜２３℃の湿室内に入れた。接種３〜５日後に
下記基準により初生葉の発病程度を調査し、得られた数
値をもとに数１及び数２により防除価を求めた。結果を
表１に示した。尚、無処理区の被害度は９８％であっ
た。 発病指数０：発病を認めず 〃 １：１／３未満の発病面積 〃 ２：１／３〜２／３未満の発病面積 〃 ３：２／３以上の発病面積
【００１８】
【数１】
【００１９】
【数２】
【００２０】
【表１】
【００２１】試験例２ キュウリ灰色かび病予防効果試
験 ９ｃｍ×９ｃｍの塩化ビニール製鉢各々にキュウリ種子
（品種：相模半白）を１２粒づつ播種し、温室内で７日
間育成させた。子葉が展開したキュウリ幼苗に実施例
５，６に準じて調製した水和剤を所定濃度になるよう水
で希釈し、１鉢当たり１０ｍｌ散布した。風乾後、キュ
ウリ灰色かび病菌（Botrytiscinerea）の菌糸磨砕液を
噴霧接種し、２０〜２３℃の温室内に入れた。接種３日
後に子葉の発病程度を試験例１の基準により調査し、防
除価を求めた。結果を表２に示した。尚、無処理区の被
害度は１００％であった。
験 ９ｃｍ×９ｃｍの塩化ビニール製鉢各々にキュウリ種子
（品種：相模半白）を１２粒づつ播種し、温室内で７日
間育成させた。子葉が展開したキュウリ幼苗に実施例
５，６に準じて調製した水和剤を所定濃度になるよう水
で希釈し、１鉢当たり１０ｍｌ散布した。風乾後、キュ
ウリ灰色かび病菌（Botrytiscinerea）の菌糸磨砕液を
噴霧接種し、２０〜２３℃の温室内に入れた。接種３日
後に子葉の発病程度を試験例１の基準により調査し、防
除価を求めた。結果を表２に示した。尚、無処理区の被
害度は１００％であった。
【００２２】
【表２】
【００２３】表中、ＳＳはベンズイミダゾール系化合物
及びジカルボキシイミド系化合物に感受性を示す灰色か
び病菌を表し、ＲＳはベンズイミダゾール系化合物に耐
性を示す灰色かび病菌を表し、ＲＲはベンズイミダゾー
ル系化合物及びジカルボキシイミド系化合物に耐性を示
す灰色かび病菌を表す。
及びジカルボキシイミド系化合物に感受性を示す灰色か
び病菌を表し、ＲＳはベンズイミダゾール系化合物に耐
性を示す灰色かび病菌を表し、ＲＲはベンズイミダゾー
ル系化合物及びジカルボキシイミド系化合物に耐性を示
す灰色かび病菌を表す。
【００２４】
【発明の効果】試験例に示した通り、本発明の農園芸用
殺菌組成物は菌核病に対して、その有効成分の一方だけ
の単独施用では実用効果の得られない低薬量施用におい
ても、両者を混合することにより共力的に作用し相乗効
果が得られ、実用的な高い防除効果を示すものである。
また、有効成分Ｂに対する薬剤耐性菌に対しても、有効
成分Ａを混合することにより安定した実用的効果が認め
られる。その結果、各種蔬菜類及びマメ類に発生する灰
色かび病及び菌核病に対して、同時防除を可能とするも
のである。
殺菌組成物は菌核病に対して、その有効成分の一方だけ
の単独施用では実用効果の得られない低薬量施用におい
ても、両者を混合することにより共力的に作用し相乗効
果が得られ、実用的な高い防除効果を示すものである。
また、有効成分Ｂに対する薬剤耐性菌に対しても、有効
成分Ａを混合することにより安定した実用的効果が認め
られる。その結果、各種蔬菜類及びマメ類に発生する灰
色かび病及び菌核病に対して、同時防除を可能とするも
のである。
【化２】
Claims (1)
- 【請求項１】一般式 【化１】 （式中、Ｒはメチル基、エトキシ基、ハロゲン原子また
は１−プロピニル基を示す。）にて示される２−アニリ
ノ−４−メチル−ピリミジン誘導体と３−（３,５−ジ
クロルフェニル）−５−メチル−５−ビニルオキサゾリ
ジン−２,４−ジオンを有効成分として含有することを
特徴とする農園芸用殺菌組成物。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3788691 | 1991-02-08 | ||
| JP3-37886 | 1991-02-08 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0565205A true JPH0565205A (ja) | 1993-03-19 |
Family
ID=12510024
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4040725A Pending JPH0565205A (ja) | 1991-02-08 | 1992-01-31 | 農園芸用殺菌組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0565205A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3000900U (ja) * | 1994-02-09 | 1994-08-16 | 柴山商事株式会社 | 履 物 |
| EP0720815A1 (fr) * | 1995-01-09 | 1996-07-10 | Rhone-Poulenc Agrochimie | Nouvelle composition fongicide à base d'un composé dicarboximide |
-
1992
- 1992-01-31 JP JP4040725A patent/JPH0565205A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3000900U (ja) * | 1994-02-09 | 1994-08-16 | 柴山商事株式会社 | 履 物 |
| EP0720815A1 (fr) * | 1995-01-09 | 1996-07-10 | Rhone-Poulenc Agrochimie | Nouvelle composition fongicide à base d'un composé dicarboximide |
| FR2729051A1 (fr) * | 1995-01-09 | 1996-07-12 | Rhone Poulenc Agrochimie | Nouvelle composition fongicide a base d'un compose dicarboximide |
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