JPH0565203A - 殺菌剤組成物 - Google Patents
殺菌剤組成物Info
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- JPH0565203A JPH0565203A JP23008991A JP23008991A JPH0565203A JP H0565203 A JPH0565203 A JP H0565203A JP 23008991 A JP23008991 A JP 23008991A JP 23008991 A JP23008991 A JP 23008991A JP H0565203 A JPH0565203 A JP H0565203A
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Abstract
する。 【構成】 2個の長鎖アルキル基を有するアンモニウム
塩と両性界面活性剤を併用する。
Description
業者の手指等を洗浄し、殺菌する必要がある。従来これ
らの場所ではアルキルジメチルベンジルアンモニウムク
ロリド、アルキルトリメチルアンモニウムブロミド等の
殺菌効力を有する陽イオン界面活性剤を含有する水溶液
からなる殺菌剤組成物が用いられている。
分な洗浄力を持たず、通常の洗浄剤例えば陰イオン界面
活性剤と併用すると、その殺菌効力が著しく低下するこ
とが知られている。そのため病院、食品工場等では洗浄
と殺菌は2工程に分けて行わねばならないという問題が
あった。
解決するため鋭意検討した結果、長鎖脂肪族炭化水素基
を2個有するジ低級アルキルアンモニウム塩に両性界面
活性剤を配合することにより、殺菌効力と、洗浄性の両
方を備えた殺菌洗浄組成物が得られることを見いだし、
本発明に到達した。すなわち本発明はジ長鎖アルキルジ
短鎖アルキルアンモニウム塩(A)と、両性界面活性剤
(B)を含有する水溶液からなる殺菌剤組成物である。
ルキルアンモニウム塩(A)としては、下記一般式(1)で
示される第4級アンモニウム塩が挙げられる。
よい飽和または不飽和の長鎖アルキル基;R3およびR4
は同一または異なる短鎖アルキル基;]R1およびR2で
表わされる長鎖アルキル基は好ましくは炭素数8〜18
のアルキル基、例えば2−エチルヘキシル、オクチル、
デシル、ドデシル、オクチル、ステアリル等であるが特
に好ましくは炭素数8〜10のアルキル基である。R3
およびR4としてはメチルまたはエチル基が適してお
り、特にメチルが好ましい。本発明において長鎖アルキ
ル基は1分子中に2個有している必要がある。長鎖アル
キル基を1個有する、例えば従来から殺菌剤として知ら
れているアルキルトリメチルアンモニウムブロミド等で
はこれを両性界面活性剤と併用したとき十分な殺菌洗浄
力を発現し得ない。長鎖アルキル基の炭素数が8より小
さくても18より大きくても十分な殺菌力を発現しな
い。両性界面活性剤と併用したとき特に高い殺菌効力を
発現し、かつ洗浄力を低下しないアルキル基は2−エチ
ルヘキシル、オクチルまたはデシルである。アニオンと
してはハロゲン(Cl-,I-,Br-など)、無機酸対イオン
(HSO4 -,NO3 -,H2PO4 -など)、及び有機酸対イオ
ン(CH3OSO3 -,C2H5SO3 -,CH3CO2 -,CH3C6
H4SO3 -,CH3SO3 -など)が挙げられる]。(A)の具
体例としては、ジオクチルジメチルアンモニウムクロラ
イド、オクチルデシルジメチルアンモニウムクロライド
及びジデシルジメチルアンモニウムクロライドなどが挙
げられる。これらのうち好ましいものはジデシルジメチ
ルアンモニウムクロライドである。
イン型両性界面活性剤;特に次のような一般式(2);
よい飽和または不飽和のアルキル基であり、R6,R7は
メチル基又はエチル基、mは2又は3を表す。];で示さ
れるアルキルアミドベタイン型両性界面活性剤(例えば
ヤシ油脂肪酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイ
ン、ラウリン酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタ
イン)、一般式(3);
よい飽和または不飽和のアルキル基であり、R9,R10は
メチル基又はエチル基である。]で示されるアルキルベ
タイン型両性界面活性剤(例えばヤシ油アルキルジメチ
ルアミノ酢酸ベタイン、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベ
タイン)、一般式(4);
もよい飽和または不飽和のアルキル基である。]で示さ
れるイミダゾリニウムベタイン型両性界面活性剤(例え
ば2−ヤシ油アルキル−1−カルボキシエチル−1−ヒ
ドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン液);並びにア
ミノ酸型両性界面活性剤(例えばラウリルアミノプロピ
オン酸ナトリウム)が挙げられる。これらのうちで好ま
しいものはアルキルアミドベタイン型両性界面活性剤及
びアルキルベタイン型両性界面活性剤であるが特にアル
キルアミドベタイン型両性界面活性剤が好ましい。又本
発明の殺菌剤組成物には必要により次に挙げる非イオン
界面活性剤を含有させる事もできる。この非イオン界面
活性剤としては例えば下記(1)〜(3)が挙げられる。
ル;脂肪族アルコール(炭素数6〜20、好ましくは炭素
数12〜18で直鎖又は分岐の天然又は合成アルコー
ル)のエチレンオキサイド(以下EOという)付加物(EO
の付加モル数は通常2〜50、好ましくは5〜20)
で、例えばオクチルアルコールEO(8)、ラウリルアル
コールEO(9)が挙げられる。
レンブロックコポリマー:プルロニックタイプの非イオ
ン界面活性剤。ポリプロピレングリコール(以下PPG
という。平均分子量(MW):900〜2900)のEO付
加物(EOが分子中に10〜80重量%占める)で例えば
PPG(MW:1200)のEO10重量%付加物、PP
G(MW:1750)のEO20重量%付加物、PPG(M
W:2050)のEO40重量%付加物が挙げられる。
ルキル基の炭素数が6〜20、好ましくは8〜16で直
鎖又は分岐のアルキル基であり、例えばラウリルジメチ
ルアミンオキシド、ヤシ油アルキルジメチルアミンオキ
シドが挙げられる。その他、必要により含有させること
のできる他の添加剤としては例えば、トリポリリン酸ナ
トリウム、メタケイ酸ナトリウム、炭酸ナトリウムなど
のアルカリ性ビルダー、エチレンジアミンテトラアセテ
ート(EDTA)、N−ヒドロキシエチル−エチレンジア
ミントリアセテート(HEDTA)などの有機金属イオン
封鎖剤、着色料、香料が挙げられる。
意の割合に混合したものであるが、好ましくは(A)1モ
ルに対し、(B)は1.25〜2.50モル、特に好ましく
は(B)は1.40〜2.00モルの範囲である。(B)が上
記範囲未満では本発明の組成物の安定性が低下し、上記
範囲を越えると殺菌効果が低下する傾向を示す。
れないが、通常2〜50重量%の水溶液として製剤さ
れ、使用にあたり水に希釈して用いられる。必要により
含有させる非イオン界面活性剤は通常0〜20%、上記
他の添加剤は通常0〜5%である。本発明の組成物の製
法を例示すると、(A),(B)の各水溶液及び必要により
非イオン界面活性剤や上記他の添加剤を均一に混合する
のみで容易に本発明の組成物が得られる。この際水溶液
濃度の調整は任意の段階で行うことができる。使用時の
濃度は対象によっても異なるが、通常(A)が1〜10,
000ppmであり、好ましくは100〜1,000ppmと
なる濃度で使用するとよい。本発明の殺菌剤組成物は病
院、食品工場、畜舎、ホテル、レストラン、学校等の床
や壁を殺菌洗浄する環境殺菌洗浄剤として有用である。
が、本発明はこれにより限定されるものではない。実施
例中の部は重量部である。なお以下において、洗浄力は
リーナッツ式洗浄力評価方法(JIS−K3370)によ
り試験した。試験条件は以下の通りである。 (試験条件) 濃度 : 0.1% 温度 : 30℃ 洗浄時間 : 3分 殺菌効力は各種殺菌を用いた最少発育阻止濃度により評
価した。 実施例1〜4,比較例1,2 表−1に示す実施例1〜4及び比較例1,2の各成分の
比率となるよう均一に混合し調整した組成物I〜VIを
得た。(表中の数字は()外は重量%を表し、()内はAと
B−1もしくはB−2とのモル比を表す。)
示す。
に示す。
ち、 1.本発明の殺菌剤組成物は、高い洗浄力を示す。 2.本発明の殺菌剤組成物は、優れた殺菌効力を示す。
Claims (4)
- 【請求項1】 ジ長鎖アルキルジ短鎖アルキルアンモニ
ウム塩(A)と、両性界面活性剤(B)を含有する水溶液か
らなる殺菌剤組成物。 - 【請求項2】 (A)がジデシルジメチルアンモニウムク
ロライドである請求項1項記載の殺菌剤組成物。 - 【請求項3】 (B)がアルキルアミドベタイン型両性界
面活性剤である請求項1又は2記載の殺菌剤組成物。 - 【請求項4】 (A)と(B)のモル比が1/1.25〜1
/2.5である請求項1〜3いずれか記載の殺菌剤組成
物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23008991A JP2842715B2 (ja) | 1991-09-10 | 1991-09-10 | 殺菌洗淨剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23008991A JP2842715B2 (ja) | 1991-09-10 | 1991-09-10 | 殺菌洗淨剤組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0565203A true JPH0565203A (ja) | 1993-03-19 |
JP2842715B2 JP2842715B2 (ja) | 1999-01-06 |
Family
ID=16902378
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23008991A Expired - Lifetime JP2842715B2 (ja) | 1991-09-10 | 1991-09-10 | 殺菌洗淨剤組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2842715B2 (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08112509A (ja) * | 1994-10-14 | 1996-05-07 | Mitsubishi Kakoki Kaisha Ltd | 回転式単室型濾過機 |
JP2002212007A (ja) * | 2001-01-18 | 2002-07-31 | Asahi Denka Kogyo Kk | 殺菌性組成物 |
JP2003523278A (ja) * | 2000-02-25 | 2003-08-05 | ジーイー・ベッツ・インコーポレイテッド | 表面から微生物バイオフィルムを除去する方法 |
JP2006069918A (ja) * | 2004-08-31 | 2006-03-16 | Sanyo Chem Ind Ltd | 除菌消臭洗浄剤 |
JP2010132611A (ja) * | 2008-12-05 | 2010-06-17 | Johnson Diversey Co Ltd | 手指用殺菌剤組成物 |
JP2010132612A (ja) * | 2008-12-05 | 2010-06-17 | Johnson Diversey Co Ltd | 手指用殺菌洗浄剤組成物 |
JP2012214587A (ja) * | 2011-03-31 | 2012-11-08 | Kobayashi Pharmaceutical Co Ltd | バイオフィルム除去用組成物 |
-
1991
- 1991-09-10 JP JP23008991A patent/JP2842715B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (8)
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JP4558955B2 (ja) * | 2001-01-18 | 2010-10-06 | 株式会社Adeka | 殺菌性組成物 |
JP2006069918A (ja) * | 2004-08-31 | 2006-03-16 | Sanyo Chem Ind Ltd | 除菌消臭洗浄剤 |
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JP2012214587A (ja) * | 2011-03-31 | 2012-11-08 | Kobayashi Pharmaceutical Co Ltd | バイオフィルム除去用組成物 |
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JP2842715B2 (ja) | 1999-01-06 |
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