JPH0564823U - 眼鏡枠用ねじ緩み止め構造 - Google Patents

眼鏡枠用ねじ緩み止め構造

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JPH0564823U
JPH0564823U JP910392U JP910392U JPH0564823U JP H0564823 U JPH0564823 U JP H0564823U JP 910392 U JP910392 U JP 910392U JP 910392 U JP910392 U JP 910392U JP H0564823 U JPH0564823 U JP H0564823U
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JP
Japan
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set screw
washer
screw
rim
resin
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JP910392U
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English (en)
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俊尚 赤羽
教保 帰山
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Hoya Corp
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Hoya Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 比較的構造が簡単で、樹脂のクリープ変形に
よって弾性力が低下しても止めねじが緩んだりすること
がなく、長期間に亙って安定した緩み止め効果を得る。 【構成】 リム側に取付けられるリム側ヒンジ7の取付
部7Aの上面に樹脂製ワッシャ23が嵌着される座ぐり
部24を凹設し、さらにこの座ぐり部24の底面に止め
ねじ9が挿通されるねじ挿通孔25と、小さな凹部26
を形成する。止めねじ9の頭部9bの下面に同じく小さ
な凹部28を設け、この止めねじ9によってリム側ヒン
ジ7とテンプル側ヒンジ8を前記ワッシャ23を介して
締結する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は眼鏡枠用ねじ緩み止め構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、図7に示すように眼鏡枠1を構成するテンプル2、鼻当て3等の眼 鏡枠構成部品は、蝶番4およびクリングスパット機構5によってリム6に連結さ れたものが最も一般的である。蝶番4は、リム6の智部に設けられたテンプル側 ヒンジ7と、テンプル2の前端に設けられたリム側ヒンジ8と、これら両ヒンジ 7、8を相対回動自在に連結する止めねじ9とで構成され、クリングスパット機 構5は、リム6側に設けられたアタッチドパット12と、鼻当て3側に設けられ た連結板13と、これら両部材12、13を同じく相対回動自在に連結する止め ねじ14とで構成されている。このように眼鏡枠構成部品は止めねじ9、14を 用いた蝶番4およびクリングスパット機構5によって回動自在に連結されるもの であるが、止めねじ9、14は緩み易いという大きな欠点を有し、そのため従来 から止めねじの緩み止め構造が種々提案実施されている。その主なものとしては 、スリ割りを有するテーパ状のソケットを止めねじに嵌着し、止めねじの締結時 にソケットのテーパ部を内側に変形されて止めねじの胴部に押し付けるようにし たもの(実開平1−124820号公報)、止めねじの周面にローレットを形成 し、この止めねじを眼鏡枠構成部材のねじ孔にスリーブを介して螺入し、ローレ ットとスリーブとの間の摩擦力によって緩みを防止するようにしたもの(実開平 2−121719号公報)、止めねじが螺合する孔の口縁に変形可能な突縁を形 成すると共に止めねじの頭部下面に前記突縁が食い込んで凹みを形成し、これに よって止めねじの緩みを防止するようにしたもの(実開平1−161312号公 報)、ねじ受溝の外側に座ぐり部を設け、この中に樹脂を充填したもの(実開昭 61−128621号公報)等がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】 しかしながら、上記のソケットもしくはスリーブを用いた緩み止め構造にあっ ては、ソケットまたはスリーブにより蝶番構造が大型化するという問題があった 。またソケットもしくはスリーブは締結当初においては樹脂の弾性力によって緩 まないが、樹脂のクリープ性により持続的に力が加わると復元力が低下し、使用 中に緩み止め効果がなくなるという欠点を有している。止めねじが螺合する孔の 口縁に変形可能な突縁を形成すると共に止めねじの頭部下面に前記突縁が食い込 み凹みを形成し、これによって止めねじの緩みを防止するようにした構造は、両 結合部材が金属の場合、振動等によって一度緩み始めると、緩み止め効果が急激 に低下するという欠点があった。そして、樹脂を充填した構造は、再使用するこ とができないという欠点があった。
【0004】 したがって、本考案は上記したような従来の問題点に鑑みてなされたもので、 その目的とするところは、比較的構造が簡単で、樹脂のクリープ変形によって弾 性力が低下しても止めねじが緩んだりすることがなく、長期間に亙って安定した 緩み止め効果を得ることができ、また繰り返し使用することができる眼鏡枠用ね じ緩み止め構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記目的を達成するためになされたもので、その第1の考案は、2つ の眼鏡枠構成部品に止めねじをワッシャを介してねじ込みこれら両部品を一体的 に結合した眼鏡枠において、前記ワッシャは樹脂製で、このワッシャと接触する 前記眼鏡枠構成部品および止めねじのワッシャ接触面に凹部及び/又は凸部を形 成し、この凹部及び/又は凸部による前記ワッシャの変形によって止めねじの緩 みを防止するようにしたものである。
【0006】 第2の考案は上記第1の考案において、前記ワッシャは高分子吸収材を含み、 膨潤剤によって膨潤されているものである。
【0007】
【作用】 本考案において、止めねじによって眼鏡枠構成部品を締結すると、ワッシャは 圧縮変形され、締結当初においてその弾性力で止めねじの緩みを防止する。時間 の経過によってワッシャがクリープ変形して弾性力がなくなると、眼鏡枠構成部 品と止めねじに形成されている凹部及び/又は凸部と対応する部分が変形して突 起または凹みを形成し、前記凹部及び/又は凸部に係合することで、止めねじの 回転を防止する。 高分子吸収材を含んだ樹脂製のワッシャは、水、油等の樹脂に適した膨潤剤が 含侵されることで膨潤し、止めねじおよび眼鏡枠構成部品との間の摩擦力を増大 させる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明する。 図1は本考案に係る眼鏡枠用ねじ緩み止め構造の一実施例を示す分解斜視図、 図2は要部断面図である。なお、図中図7と同一構成部品のものに対しては同一 符号を以て示し、その説明を省略する。これらの図において、本実施例は眼鏡枠 構成部品である眼鏡枠のリムとテンプル前端部とを接続する蝶番構造に適用した 場合を示す。リムに取付けられるリム側ヒンジ7は、上下に対向する一対の取付 部7A、7Bを一体に有し、これら両取付部7A、7B間に設けられた溝22に テンプル側ヒンジ8が挿入され、前記止めねじ9によって相対回動自在に連結さ れるようになっている。上側の取付部7Aの上面中央にはワッシャ23が嵌着さ れる座ぐり部24が凹設され、また座ぐり部24の底面中央には止めねじ9が挿 通されるねじ挿通孔25が貫通形成され、さらに底面適宜箇所には比較的小さく て浅い凹部26が形成されている。一方、下側取付部7Bの中央には前記止めね じ9の雄螺子部9aがねじ込まれるねじ孔27が前記ねじ挿通孔25と同軸に形 成されている。止めねじ9の頭部9bの下面には小さな凹部28が形成されてい る。止めねじ9の中心から凹部28までの距離は、前記座ぐり部24の中心から 凹部26までの距離と略等しい。
【0009】 テンプル側ヒンジ8は、平板状でねじ挿通孔29を中央に有して前記溝22に 挿入され、前記止めねじ9をねじ挿通孔25、29に挿通しねじ孔27にねじ込 むことで、リム側ヒンジ7に連結される。
【0010】 前記ワッシャ23は、ポリカーボネート系、(メタ)アクリル系、ポリ塩化ビ ニル、エポキシ系、アクリロニトリル−スルチン重合体、メラニン系、ポリウレ タン系、セルロース系、シリコン系等の樹脂によって適宜な板厚を有するリング 状に形成されており、特に好ましくは高吸水性樹脂または高吸油性樹脂からなる 高分子吸収材含有樹脂が用いられ、止めねじ9で前記リム側ヒンジ7とテンプル 側ヒンジ8とを締結した後、水および/又は油等の樹脂に適合した膨潤剤が含侵 される。
【0011】 高吸水性樹脂としては、例えばデンプン系(例:デンプン−アクリル酸グラフ ト共重合物)、セルロース系(例:カルボキシメチルセルロース架橋重合物)、 ポリエチレンオキサイド架橋重合物)、油性樹脂として、アイソタクティックポ リプロピレン系、アタクライックポリプロピレン系、ポリスチレン系、ポリウレ タン系がある。これらの樹脂は、膨潤し、そして保持された水や油は多少圧力を かけても離れないといった性質をもつ高分子である。
【0012】 上記構成からなる緩み止め構造において、止めねじ9を締め付けてワッシャ2 3を圧縮変形させる。締結当初はワッシャ23自体の弾性力によって止めねじ9 の回転を防止する。時間の経過に伴いワッシャ23がクリープ変形する、すなわ ちワッシャの弾性力がなくなると、図2に示すようにワッシャ23の凹部26、 28に対応する部分がクリープ変形によって突起31、32を形成し、前記凹部 26、28と係合することで、止めねじ9の回転を防止する。 また、高分子吸収材を含んだ樹脂製のワッシャ23を用い、水、油等の膨潤剤 を好ましくは締結後含侵すると、ワッシャ23自体が膨潤してリム側ヒンジ7お よび止めねじ9との間の摩擦力を増大させるため、一層止めねじ9の緩み止め効 果を向上させることができる。
【0013】 図3は本考案の他の実施例を示す分解斜視図、図4は要部断面図である。この 実施例は上記実施例とは反対に凸部35、36をリム側ヒンジ7の座ぐり部24 の底面と止めねじ9の頭部下面にそれぞれ突設して構成したものである。 このような構成においては止めねじ9を締め付けると、凸部35、36がワッ シャ23に食い込み、締結当初はワッシャ23の弾性力によって止めねじ9の緩 みを防止する。時間の経過に伴いワッシャ23がクリープ変形して弾性力を失う と、図4に示すように凸部35、36に対応する部分に凹みを生じて前記凸部3 5、36と係合することで、止めねじ9の回転を防止する。
【0014】 図5は本考案のさらに他の実施例を示す分解斜視図、図6は要部断面図である 。この実施例は座ぐり部24の底面に凸部35を突設し、止めねじ9の頭部9b を四角形に形成したものである。 このような構成においては止めねじ9を締め付けると、凸部35がワッシャ2 3の下面に食い込み、止めねじ9の頭部9bがワッシャ23の上面に食い込む。 締結当初はワッシャ23の弾性力によって止めねじ9の緩みを防止する。時間の 経過に伴いワッシャ23がクリープ変形して弾性力を失うと、図6に示すように ワッシャ23の下面で凸部35に対応する部分に凹みを生じ、上面で止めねじ9 の頭部9bが密接している部分に凹みを生じ、これによって止めねじ9の回転を 防止する。
【0015】 なお、本考案は上記実施例に特定されることなく種々の変形が可能であり、例 えば凹部または凸部の数を増やしたり、座ぐり部底面と止めねじのいずれか一方 に凸部を、他方に凹部を形成してもよいことは勿論である。
【0016】
【考案の効果】
以上説明したように本考案に係る眼鏡枠用ねじ緩み止め構造は、2つの眼鏡枠 構成部品を止めねじにより樹脂製ワッシャを介して締結し、一方の眼鏡枠構成部 品と止めねじのワッシャに接触する面に凸部及び/又は凹部を形成して構成した ので、止めねじの締結当初はワッシャの弾性力にて止めねじの緩みを防止し、ワ ッシャのクリープ変形により弾性力がなくなると、ワッシャの前記凸部及び/又 は凹部に対応する部分に突起または凹みを生じて止めねじの回転を防止する。し たがって、長期使用しても止めねじが緩まず、安定した緩み止め効果を得ること ができる。また、樹脂製のワッシャを用いるだけであるため、構造がきわめて簡 単で、蝶番部が大型化せず、その上ワッシャを交換するだけで眼鏡枠構成部品自 体は繰り返し使用することができるなど、その実用的効果は大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る眼鏡枠用ねじ緩み止め構造の一実
施例を示す分解斜視図である。
【図2】同構造の断面図である。
【図3】本考案の他の実施例を示す分解斜視図である。
【図4】同構造の断面図である。
【図5】本考案のさらに他の実施例を示す分解斜視図で
ある。
【図6】同構造の断面図である。
【図7】従来の眼鏡枠の蝶番構造を示す分解斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 眼鏡枠 2 テンプル 3 鼻当て 4 蝶番 5 クリングスパット機構 6 リム 7 リム側ヒンジ 8 テンプル側ヒンジ 9、14 止めねじ 23 ワッシャ 26、28 凹部 35、36 凸部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2つの眼鏡枠構成部品に止めねじをワッ
    シャを介してねじ込みこれら両部品を一体的に結合した
    眼鏡枠において、前記ワッシャは樹脂製で、このワッシ
    ャに接触する前記眼鏡枠構成部品および止めねじのワッ
    シャ接触面に凹部及び/又は凸部を形成し、この凹部及
    び/又は凸部による前記ワッシャの変形によって止めね
    じの緩みを防止するようにしたことを特徴とする眼鏡枠
    用ねじ緩み止め構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の眼鏡枠用ねじ緩み止め構
    造において、前記ワッシャは高分子吸収材を含み、膨潤
    剤によって膨潤されていることを特徴とする眼鏡枠用ね
    じ緩み止め構造。
JP910392U 1992-01-31 1992-01-31 眼鏡枠用ねじ緩み止め構造 Pending JPH0564823U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016098749A1 (ja) * 2014-12-15 2016-06-23 株式会社NejiLaw ヒンジ構造、メガネフレーム
KR20210103713A (ko) * 2020-02-14 2021-08-24 박찬영 금속제 전용 안경다리와 안경테의 힌지 연결을 위한 결합구조
KR20220086017A (ko) * 2020-12-16 2022-06-23 주식회사 스타드림 안경테와 안경다리의 힌지구조체

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