JPS6332972Y2 - - Google Patents

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JPS6332972Y2
JPS6332972Y2 JP12189284U JP12189284U JPS6332972Y2 JP S6332972 Y2 JPS6332972 Y2 JP S6332972Y2 JP 12189284 U JP12189284 U JP 12189284U JP 12189284 U JP12189284 U JP 12189284U JP S6332972 Y2 JPS6332972 Y2 JP S6332972Y2
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screw
stem
grommet
square hole
hole
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JP12189284U
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JPS6136712U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案はグロメツト、特に車両の艤装部品係
止に好適なグロメツトに関する。
〈従来の技術〉 従来のグロメツトとしては、例えば実開昭58−
38022号公報にも示されている如く、第6図〜第
8図に示されているようなものがある。
樹脂製のグロメツト1は、四角い板状のヘツド
フランジ2に一対のステム3を左右対称に向かい
合わせて一体的に設けたものである。ステム3の
ヘツドフランジ2との付け根に相当する部分はく
びれ部4となつており、またステム3の向かい合
わせた内部側にはヘツドフランジ2側から螺入孔
5が形成されている。そしてこのグロメツト1を
介して取付部品6を相手方部品7の四角い角孔8
へ係止させるために、まずグロメツト1のステム
3を相手方部品7の角孔8へ嵌入する。この嵌入
した状態でステム3のくびれ部4が「嵌合部位」
として角孔8に当接するので、グロメツト1は角
孔8内で回転が規制された状態で嵌合固定され
る。そして次に取付部品6の係止孔9に挿通した
スクリユー10を通常の締付力でステム3の螺入
孔5へ螺入していく。この時グロメツト1は前記
の如く角孔8内で回転が規制された状態で固定さ
れているので、スクリユー10の締付力によりス
クリユー締付方向Aへの回転トルクが付与される
が角孔8内で空転することなく確実に螺入孔5内
へスクリユー10を受け入れて取付部品6を相手
方部品7へ係止させることができる。この係止し
た状態でヘツドフランジ2はスペーサとしての機
能を果たすことになり、また螺入されたスクリユ
ー10は両ステム3間の間隔を押し拡げるのでス
テム3の角孔8に対する嵌合を更に強いものにす
る。またステム3はスクリユー非締付方向Bへの
回転も当然規制されているので、スクリユー10
の取外し時にスクリユー10をスクリユー非締付
方向Bへ回しても、グロメツト1は固定状態を維
持しスクリユー10は空転することなく容易に取
外せることができる。
〈考案が解決しようとする問題点〉 しかしながらこのような従来のグロメツト1に
あつては、相手方部品7の角孔8内でステム3の
回転が全く規制されグロメツト1は常に固定状態
を維持するようにしてあるので、うつかりスクリ
ユー10を通常の締付に要する力よりも過大の締
付力で螺入しすぎてしまつた場合に、スクリユー
10がステム3の螺入孔5を破損させてしまつた
り、又は係止する取付部品6を変形させたりして
しまうことがあり得るものであつた。そしてグロ
メツト1が樹脂製品であれば金属製品であるスク
リユー10よりも材質的に柔らか物となるのでス
クリユー10を螺入孔5内へ螺入していつた際の
抵抗感が小さく、スクリユー10の締付けが十分
であるとの感じを受ける迄に、ややもすれば前述
したように過大な締付力をスクリユー10へ与え
てしまいがちである。また螺入孔5や取付部品6
を破損又は変形させたりすることなく取付部品6
を相手方部品7へ係止できたとしても、スクリユ
ー10に過大締付力が付与されていた場合には係
止後の熱変化により取付部品6が熱膨張した時グ
ロメツト1がその変形量を吸収できずに取付部品
6の方が変形してしまうこともあつた。
この考案はこのような従来の技術に着目してな
されたもので、スクリユーの締付時うつかりスク
リユーを過大締付力で螺入したとしても、ステム
の螺入孔を破損させたり取付部品を変形させたり
することのないグロメツトを提供することを目的
としている。
〈問題点を解決するための手段〉 この考案に係るグロメツトは上記の目的を達成
するために、相手方部品の角孔に嵌入するステム
の内部に、取付部品を係止するスクリユーの螺入
孔を備えたグロメツトに於いて、前記ステムの角
孔との嵌合部位に、スクリユー締付時スクリユー
の過大締付力により傾倒してステムを角孔内で空
転可能とし、且つスクリユー取外し時先端を角孔
の角部に係合させてスクリユー非締付方向へのス
テムの回転を規制する弾性爪を、設けたものであ
る。
〈作用〉 通常のスクリユー締付時 角孔との嵌合部位に設けた弾性爪の弾性力によ
り、角孔内におけるステムのスクリユー締付方向
への空転が防止され、グロメツトは固定状態を維
持しスクリユーをステムの螺入孔へ確実に螺入さ
せることができる。
過大締付力によるスクリユー締付時 通常の締付力を越える過大締付力がスクリユー
に付与された場合、ステムに負荷されるその過大
回転トルクが、弾性爪の弾性力に打ち勝ち、弾性
爪が傾倒してステムを角孔内でスクリユー締付方
向へ空転させるので、スクリユーをそれ以上グロ
メツト中に螺入できずステムの螺入孔や取付部品
へ通常の締付力以上の過大締付力が直接かかるこ
とはない。
スクリユー取外し時 スクリユーをスクリユー非締付方向〔スクリユ
ーを弛める方向〕へ回転させると、これに応じス
テムに同じくスクリユー非締付方向への回転トル
クが伝わるが、弾性爪の先端が角孔の角部に「つ
つかえ棒」のように係合してステムのスクリユー
非締付方向への回転を規制するのでグロメツトは
固定状態を維持しスクリユーを容易に取外すこと
ができる。
〈実施例〉 以下この考案の詳細を図面に基づいて説明す
る。尚、従来と共通する部分についてはその重複
説明を省略する。
第1図〜第3図はこの考案の一実施例を示す図
である。グロメツト11のヘツドフランジ12に
は、左右対称で断面がほぼ半円筒状の一対のステ
ム13が、互いに螺入孔14の形成された内部側
を向かい合わせて一体的に設けられている。そし
てステム13の角孔15に対する「嵌合部位」と
してのくびれ部16には、二つの弾性爪17が対
称位置にスクリユー非締付方向B側の接線方向へ
向けて一体的に突設されている。この弾性爪17
は、角孔15へ嵌入された状態で先端18をそれ
ぞれ対応する角孔15の角部19へ係合できる突
設長さを有し、またその弾性力としてはスクリユ
ー20の通常の締付時ステム13の角孔15内面
に当接してグロメツト11の固定状態を維持で
き、又スクリユー20の締付力が過大な場合は撓
んで傾倒し角孔15内でグロメツト11の回転を
許し、更にスクリユー20を弛めて取外す場合先
端18を角部19へ当接して角孔15内でグロメ
ツト11の固定状態を維持できる程度の弾性力を
備えるようにしてある。
そしてこのようなグロメツト11を用いて取付
部品を相手方部品21へ係止するために、角孔1
5に嵌入したステム13の螺入孔14へ通常の締
付力でスクリユー20を螺入していくと、スクリ
ユー20の締付力がステム13へ付与するスクリ
ユー締付方向Aへの回転トルクにより、ステム1
3もスクリユー締付方向Aへ回転しようとする
が、弾性爪17が角孔15へ当接しているので角
孔15内でのステム13ひいてはグロメツト11
の空転は規制され、スクリユー20をステム13
の螺入孔14へ対して確実に螺入して取付部品を
相手方部品21へ係止することができる。そして
また螺入孔14へ螺入しきつている状態のスクリ
ユー20を更に過大な締付力で螺入し続けたとし
ても、弾性爪17がその通常の締付力以上の過大
締付力によりステム13側に撓んで傾倒するよう
になつているので、ステム13ひいてはグロメツ
ト11は角孔15内で空転し、スクリユー20が
それ以上螺入孔14に入り込み螺入孔14の破損
や取付部品の変形を強いるようなことはない。更
にスクリユー20をスクリユー非締付方向Bへ回
転させて取外す場合でも、弾性爪17の先端18
が角孔15の角部19へ垂直に係合しているの
で、ステム13ひいてはグロメツト11はスクリ
ユー非締付方向Bへ回転できず容易にスクリユー
20を取外すことができる。
第4図及び第5図はこの考案の他の実施例を示
す図である。グロメツト22のステム23は二つ
に分かれていない一体物の円筒形で、内部にはヘ
ツドフランジ24側から非貫通状の螺入孔25が
設けられており、この螺入孔25には更に長手方
向に沿つて四本の溝26が形成されている。また
ステム23の上側のくびれ部27には四つの弾性
爪28が一体的に突設されており、それぞれ先端
29を相手方部品30の角孔31の角部32へ係
合させている。このようにこのグロメツト22は
四つの弾性爪28でステム23を角孔31内に固
定するので、弾性爪28が撓んで傾倒してステム
23が角孔31内で空転し始める回転トルクを大
きく設定でき、スクリユー33を多少強い締付力
で螺入しなければならない場合に好適である。ま
たステム23のスクリユー非締付方向Bへの回転
を規制する力も同様に増しているので、多少強め
に螺入したスクリユー33を取外すためにスクリ
ユー33をスクリユー非締付方向Bへ強く回転さ
せても大丈夫である。
尚、以上の説明において角孔を四角形の角孔と
したが、これに限定されず三角形や五角形など
種々の角孔でも良く、また弾性爪は上記実施例の
如くステムに一体形成しても良いし別物をステム
側面の係止部位に取付け一体化しても良い。
〈効果〉 この考案に係るグロメツトは以上説明してきた
如き内容のものなので、スクリユーにより取付部
品を相手方部品へ係止する際に、うつかりスクリ
ユーを過大締付力で螺入しすぎたとしても、グロ
メツト自体を破損させたり取付部品を変形させた
りすることなく、グロメツトに対してスクリユー
を常に一定締付力で螺入できるという効果があ
る。従つて、取付部品が変形しやすい場合や、手
元の見えない盲作業又は操作の加減が難しい電動
工具による作業でも特別に気を使う必要がなく作
業能率の向上に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示すグロメツト
の、ステムを角孔内に嵌入した状態の断面図、第
2図はステムを角孔に対してスクリユー締付方向
へ回転させた状態を示す第1図相当の断面図、第
3図は第1図に示すグロメツトの全体斜視図、第
4図はこの考案の他の実施例を示す第1図相当の
断面図、第5図は第4図中に示すグロメツトの全
体斜視図、第6図はこの考案の従来例を示すグロ
メツトのステムを角孔内に嵌入した状態の断面
図、第7図は第6図中の矢示−線に沿う断面
図、そして第8図は第6図中に示すグロメツトの
全体斜視図である。 1,11,22……グロメツト、3,13,2
3……ステム、4,16,27……くびれ部〔嵌
合部位〕、5,14,25……螺入孔、6……取
付部品、7,21,30……相手方部品、8,1
5,31……角孔、10,20,33……スクリ
ユー、17,28……弾性爪、18,29……先
端、19,32……角部、A……スクリユー締付
方向、B……スクリユー非締付方向。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 相手方部品の角孔に嵌入するステムの内部に、
    取付部品を係止するスクリユーの螺入孔を備えた
    グロメツトに於いて、 前記ステムの角孔との嵌合部位に、スクリユー
    締付時スクリユーの過大締付力により傾倒してス
    テムを角孔内で空転可能とし、且つスクリユー取
    外し時先端を角孔の角部に係合させてスクリユー
    非締付方向へのステムの回転を規制する弾性爪
    を、設けたことを特徴とするグロメツト。
JP12189284U 1984-08-10 1984-08-10 グロメツト Granted JPS6136712U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12189284U JPS6136712U (ja) 1984-08-10 1984-08-10 グロメツト

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12189284U JPS6136712U (ja) 1984-08-10 1984-08-10 グロメツト

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6136712U JPS6136712U (ja) 1986-03-07
JPS6332972Y2 true JPS6332972Y2 (ja) 1988-09-02

Family

ID=30680667

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JP12189284U Granted JPS6136712U (ja) 1984-08-10 1984-08-10 グロメツト

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JPS6136712U (ja) 1986-03-07

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