JPS6337528Y2 - - Google Patents

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JPS6337528Y2
JPS6337528Y2 JP1983024049U JP2404983U JPS6337528Y2 JP S6337528 Y2 JPS6337528 Y2 JP S6337528Y2 JP 1983024049 U JP1983024049 U JP 1983024049U JP 2404983 U JP2404983 U JP 2404983U JP S6337528 Y2 JPS6337528 Y2 JP S6337528Y2
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JP
Japan
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head
shaft member
plate
screw
engagement
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JP1983024049U
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JPS59128923U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、例えば衣服ハンガー用フツクとハン
ガー本体の連結部のようにに軸部材と筒部材が回
転自在に連結される回転自在連機構に関するもの
である。
従来この種の連結機構としては、例えば第1図
に示すような構造のものがある。これは、衣服ハ
ンガー用フツク等を構成する合成樹脂製の軸部材
1の下端部に、やじり状の頭部11を一体的に突
設し該頭部に縦方向のスリツト13を設け、他
方、前記軸部材1が嵌入し且つハンガー本体の上
面中央に突出した筒部材2にはその内周に鍔21
を周設した構成で、軸部材1を筒部材2に強制嵌
入すると両者は回転自在に連結される。
上記従来のものの場合、使用中、軸部材1にこ
れをこじるような外力が作用すると、外れ易い。
これは、頭部11の先端中央部にスリツト13が
あり、その両側部分は屈曲自在であることから、
上記外力作用時に外頭部11の外径が収縮するか
らである。
かかる不都合を防止するものとして、すでに、
実公昭26−608号公報及び実公昭48−16010号公報
に開示された連結機構がある。
この従来のものは、軸部材の頭部に雄ネジ部を
形成し、他方の、この頭部が係合する係合部材を
雌ネジ部としたもので、前者のものは、前記係合
部材を厚い板状ナツトし、後者のものは、弾性金
属板製の所謂板ナツトとしたものである。
従つて、軸部材の頭部を各雌ネジ部にネジ嵌合
させて、頭部を前記係合部に貫通させると、この
頭部全体が雌ネジ部から突出して、ネジ対偶素相
互の係合により、頭部軸線方向の移動における一
方の移動が阻止させることとなる。即ち、雌ネジ
部がストツパーとして機能して軸部材の頭部は係
合部に抜止め状態に係合し、且、回動自在に連結
されることとなる。又、頭部はその直径が縮小し
ないから、軸部材にこじる外力が作用しても前記
係合が外れる心配はない。
ところが、この従来のものでは、軸部材が頻繁
に回転するものである場合には、係合部から脱出
する方向の外力が頭部に作用した状態で、軸部材
に回転力が作用すると、頭部の雄ネジ部と係合部
の雌ネジ部とが上記ねじ込みの場合とは逆の関係
でネジ嵌合し、前記係合が外れてしまうことがあ
る。
特に、衣服ハンガー等のように、軸部材と係合
部との間に常時斥力が作用する条件下では軸部材
を係合部に対して回転させるような場合には、両
者の連結部が簡単に外れてしまうこととなる。
これは、軸部材の頭部と、これが抜止め状態に
係合する係合部材とのネジ対偶関係が、ねじ込み
方向と脱出方向の二方向においてネジ対偶する関
係にあるからである。
本考案は、このような、〓軸部材1の先端に形
成した頭部11を、軸部材取付部に形成した環状
の係合部にねじ込むことによつて、前記頭部11
が前記係合部から突出して軸部材1が軸部材取付
部に抜止め状態に連結される回転自在連結機構〓
において、頭部11が係合部から脱出する方向に
おいてはネジ係合しないようにすることをその技
術的課題とする。
上記技術的課題を解決するために講じた本考案
の技術的手段は〓頭部11又は係合部のネジ対偶
素の一方を弾性変形可能な板状体とするととも
に、この板状体を他方のネジ対偶素の先端のネジ
係合始端部に係合し得る切欠を有する環状の平板
とし、頭部11又は係合部の他方のネジ対偶素の
ネジ係合終端側の軸線方向端面を前記板状体に対
接する平面とした〓ことである。
本考案の上記技術的手段は次のように作用す
る。
軸部材1の頭部を係合部に対応させてねじ込み
方向に回転させると、前記両者のネジ対偶素の一
方の板状体は、環状の平板であるが、その一部に
は、切欠が設けられており、この切欠が他方のネ
ジ対偶素の係合始端部に係合可能となつているこ
とから、板状体と他方のネジ対偶素とは、ネジ対
偶を開始する。
軸部材1が更に回動されると、板状体は、弾性
変形可能であることから、他方のネジ対偶素に倣
つて弾性変形し、全体としてはねじれた状態とな
る。これにより、前記他方のネジ対偶素が板状体
を通過する間は、この板状体が一方のネジ対偶素
として機能する。
そして、軸部材1の頭部が環状の係合部との前
記ネジ対偶を維持しながらねじ込まれて、この頭
部11が係合部からねじ込み方向に突出すると、
板状体は弾性復帰して、平板状態に復帰する。
この状態では、板状体と他方のネジ対偶素の終
端側とが対接して抜け止め状態に係合する。この
状態においては、前記他方のネジ対偶素の終端側
の端面は平面に構成されていることから、前記終
端側端面と板状体とが相互に平面で対接すること
となり、ねじ戻し方向の回転が軸部材1に付与さ
れたとしても、ネジ係合を開始しない。
換言すれば、頭部11と係合部とはネジ対偶素
相互がねじ込み方向に於いてのみワンウエイ係合
することとなる。
本考案は上記構成であるから、次の特有の効果
を有する。
軸部材1をねじ込み方向とは逆の方向に回転し
ても、頭部11と係合部とはネジ対偶が開始され
ない。換言すれば、頭部11と係合部とは、ネジ
対偶素相互がねじ込み方向おいてのみワンウエイ
係合することとなるから、頭部11と係合部との
間に斥力が作用する条件下でいずれの方向に回転
しても、両者の係合が外れる心配がない。
即ち、簡単に回転自在に連結でき、しかも、軸
部材1にこじる力が作用しても、あるいは、軸部
材1とこれを連結する部材との間に斥力が作用す
る条件下で軸部材1が正逆回転しても、頭部11
と係合部との係合が外れる心配がない。
次に上記した本考案の実施例を図面に従つて詳
述する。
第2図に本考案の第1実施例を示すが、合成樹
脂によつて形成された筒部材2の内周に、環状の
係合部となる水平な鍔23を設け、この鍔23に
切込24を開削する。他方、軸部材1下端に下面
の直径が前記鍔23の内径よりも小さな逆円錐台
形状の頭部11を設け、該頭部の外周には前記鍔
23と係合するネジ山部15を捲回してある。
頭部11の先端を鍔23内に挿入して、該鍔2
3内周に頭部11のネジ山部15外周を当接させ
て回転させると、鍔23はこれに開削した切込2
4部分からネジ山部15にならつて次第に螺子対
偶状態に変形し、頭部11は鍔23の下方に進出
する。軸部材1を更に回転させると、遂にその頭
部11は鍔23下方に脱出するとともに鍔23は
自己弾性力によつて水平状態に復元する。鍔23
が水平状態に復元した後は該鍔23と頭部11と
の対向面が共に平面状になつているから例え軸部
材1を螺込時と逆方向に回転させたとしても該軸
部材1は上方に螺じ戻ることがない。
この状態において軸部材1にこじるような外力
が作用した場合、軸部材1の頭部11先端は従来
のもののようにその外径の縮小を許容するような
スリツト13を設けていないから、頭部外径が収
縮することがなく、軸部材1が筒部材2から離脱
する心配がない。
第3図に第2実施例を示すが、このものの場
合、鍔23は上記第1実施例のものと同様に形成
するが、切込24の代りにこれよりも幅広の切欠
部22を開削してある。他方、軸部材1の頭部外
周を平板状としこの一部に螺子対偶要素となるネ
ジ山部15を設け、該ネジ山部15の始端部17
は前記平板状部の端部18より下方へ突出させて
いる。前記切欠部22の開削幅はネジ山部15の
始端部17を該切欠部22に当てがつたときに始
端部17が切欠部22内に没入し且つ一方の開削
縁25と咬み合う程度に設定してある。
上記第2実施例のものの場合ネジ山部15を鍔
23に当接して回転させると、ネジ山部15の始
端部17は鍔23の開削縁25に係合するととも
に該鍔23をこの開削縁25部分から螺子対偶状
態に変形させながら下方に進出してゆき、更に軸
部材を螺じ込むと上記第1実施例の場合と同様に
軸部材1の頭部は筒部材の鍔23の下方に脱出し
軸部材1は筒部材2に回転自在に連結できる。
上記第2実施例の場合、ネジ山部15を一重に
設けたから、軸部材1を筒部材2に螺じ込む際、
軸部材1を一回転させるだけで組立てられる利点
がある。
尚、図示していないが、上記第2実施例の場合
においてネジ山部15と鍔部23との配設関係を
逆転させて、軸部材1の頭部に切欠部を有する水
平な鍔を周設し、筒部材内周にネジ山部を設けて
もよい。
又、第4図に示す第3実施例は軸部材1の頭部
と筒部材2内周のいずれにも螺子対偶要素として
のネジ山部を設けたもので、上記第2実施例のも
のと同様に作用する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例の説明図、第2図は本考案第1
実施例の要部断面斜視図、第3図は本考案第2実
施例の要部断面斜視図、第4図は本考案第3実施
例の要部側面図であり、図中、1……軸部材、2
……筒部材、15……ネジ山部、22……切欠
部、23……鍔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 軸部材1の先端に形成した頭部11を、軸部
    材取付部に形成した環状の係合部にねじ込むこ
    とによつて、前記頭部11が前記係合部から突
    出して軸部材1が軸部材取付部に抜止め状態に
    連結される回転自在連結機構において、頭部1
    1又は係合部のネジ対偶素の一方を弾性変形可
    能な板状体とするとともに、この板状体を他方
    のネジ対偶素の先端のネジ係合始端部に係合し
    得る切欠を有する環状の平板とし、頭部11又
    は係合部の他方のネジ対偶素のネジ係合終端側
    の軸線方向端面を前記板状体に対接する平面と
    した回転自在連結機構。 頭部11のネジ対偶素の先端を部分的に突出
    させてネジ係合始端部とし、環状の係合部を板
    状体とし、頭部11の基端側の端面を前記板状
    体に対接する平面とした実用新案登録請求の範
    囲第1項記載の回転自在連結機構。 頭部11を先端が板状体の内径よりも小径で
    上端がそれよりも大径の逆円錐形状とするとと
    もに、この逆円錐形状の側面にネジ対偶素を形
    成した実用新案登録請求の範囲第1項記載の回
    転自在連結機構。
JP2404983U 1983-02-19 1983-02-19 回転自在連結機構 Granted JPS59128923U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2404983U JPS59128923U (ja) 1983-02-19 1983-02-19 回転自在連結機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2404983U JPS59128923U (ja) 1983-02-19 1983-02-19 回転自在連結機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59128923U JPS59128923U (ja) 1984-08-30
JPS6337528Y2 true JPS6337528Y2 (ja) 1988-10-04

Family

ID=30155108

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2404983U Granted JPS59128923U (ja) 1983-02-19 1983-02-19 回転自在連結機構

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008297711A (ja) * 2007-05-29 2008-12-11 Tokuichi Nakano 引戸の外れ止め具

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