JPH0129208Y2 - - Google Patents

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JPH0129208Y2
JPH0129208Y2 JP830786U JP830786U JPH0129208Y2 JP H0129208 Y2 JPH0129208 Y2 JP H0129208Y2 JP 830786 U JP830786 U JP 830786U JP 830786 U JP830786 U JP 830786U JP H0129208 Y2 JPH0129208 Y2 JP H0129208Y2
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shield
helmet
flange
visor
opposite side
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JP830786U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ドライバー用などとして、広く利用
することができるヘルメツトに関し、さらに詳し
くは、ヘルメツト本体にこれと別体に形成したバ
イザーを係合手段で取付ける形式のヘルメツトに
おけるシールドの取付機構に関する。
〔従来の技術〕
(1) 従来、最も簡単なシールドの取付機構は、シ
ールドをヘルメツト本体またはこれと一体に成
形したバイザーに適宜の締付状態でリベツト打
ちしてなるものがある。
(2) ヘルメツト本体と別体に射出成形されるバイ
ザーに雌ネジをインサート成形し、これに雌ネ
ジを用いてシールドを回動可能に取付けてなる
ものがある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
前記(1)のヘルメツトは、シールドが変形や破損
などした場合、その交換が不可能であり、あるい
はバイザーとともにシールドを交換しなければな
らない。また長期の使用でシールドの回動に緩み
が生じてもこれを直すことができる機構が採られ
ていない。
前記(2)のヘルメツトは、ヘルメツト本体にバイ
ザーを係合して取付けるには、前記インサート成
形で設けた雌ネジとは全く別の手段を用いるた
め、コストを低減することができない要因の一つ
となつている。
〔問題点を解決するための手段〕
(考案の目的) 本考案は、前記のような従来のヘルメツトが有
する問題点を比較的簡単な手段で解決することが
できるシールドの取付機構を提供することにあ
る。
(考案の構成) 本考案は、前記目的を達成するため、ヘルメツ
ト本体、該本体と別体に形成されてその前部に位
置するバイザーおよびシールドを含むヘルメツト
において;前記ヘルメツト本体の前部対向側には
雌ネジが固定され、該雌ネジの外周には前記バイ
ザーの対向側の取付孔が嵌合されるとともに該雌
ネジの外端に位置するフランジの圧接下に固定さ
れ、該フランジの外周にはワツシヤーを介して前
記シールドの対向側の取付孔が摺動可能に嵌合さ
れ、該雌ネジには前記シールドの取付孔よりも径
大の頭部を有する雄ネジが前記フランジの外面側
から螺入され;前記雄ネジの締付けにより、前記
シールドの対向側が前記フランジを支軸としてと
して回動可能にかつ任意角度に保持可能に取付け
られていることを特徴とする前記ヘルメツトに存
する。
(考案の実施態様) さらに、本考案を図示の実施態様に基づいて説
明すると、以下のとおりである。
第1図に示すように、本考案ヘルメツトは、ヘ
ルメツト本体1と、これとは別体に形成したバイ
ザー2と、シールド3とを含む。すなわち、本考
案ヘルメツトは、ヘルメツト本体1とバイザー2
とを二次加工において一体的に係合固定する形式
のヘルメツトに属する。シールド3は、従来公知
のそれと同じように、透明または半透明の可撓性
合成樹脂板からなる。
第2図および第3図に示すように、ヘルメツト
本体1の前部の対向側には、その一部が外側へ突
出することにより筒状突起4が形成されている。
筒状突起4の内部には、シールド3よりも厚肉に
形成されたフランジ5を有する雌ネジ6が一体的
に挿入固定されている。筒状突起4の外端とフラ
ンジ5の内面との間の雌ネジ6の軸部の外周に
は、フランジ5の内面による圧接下に、バイザー
2の対向側に設けられた取付孔7が嵌合固定され
ている。フランジ5の外周には、環状の弾性ワツ
シヤー8が嵌合され、さらにその外側の外周に
は、シールド3の対向側に設けられた取付孔9が
摺動可能に嵌合されている。雌ネジ6には取付孔
9よりも径大の頭部10を有する雄ネジ11がフ
ランジ5の外面側から螺入されている。シールド
3とワツシヤー8との合計厚さは、フランジ5の
厚さとほぼ等しいか、それよりもやや厚くされて
いる。
このような構成を有する本考案ヘルメツトにお
いては、フランジ5の内面がバイザー2の外面に
圧接することによりバイザー2が筒状突起4の外
端面に固定されるとともに、雄ネジ11が適宜締
付けられることによりシールド3がワツシヤー8
を介してバイザー2の外面に、フランジ5を支軸
として回動可能にかつ任意角度に保持可能に圧接
される。
このことから理解されるように、フランジ5
は、ヘルメツト本体1にバイザー2の対向側を固
定する機能のほかに、バイザー2の外面と頭部1
0の内面との間のシールド3とワツシヤー8とが
必要以上に締付けられてシールド3の回動が不可
能にならないようにするための前記間の一定の距
離(間隔)を形成する機能を兼ねている。しか
し、フランジ5のそのような機能は、フランジ5
が雌ネジ6とは別体に形成されていても、部品数
が増えるが、なんら阻害されることがない。それ
ゆえ、本考案においては、そのような別体に形成
されている場合も、技術的範囲に含まれることは
いうまでもない。
ワツシヤー8は、好ましくはゴム質片(層)か
らなり、さらに好ましくは該ゴム質片の片面に合
成樹脂片(層)13が重ね合わされ、さらに好ま
しくはそれらが一体にラミネートされてなるもの
である。そして、このように構成されている場合
には、ゴム質層12がバイザー2の外面にかつ合
成樹脂層13がシールド3の内面にそれぞれ接触
するようにして用いられる。このようにされる理
由は、ゴム質層12の厚さや剛軟度などにもよる
が、ゴム質層12がシールド3の回動で捻れたり
破損したりするおそれがあるので、シールド3の
内面とゴム質層12の外面との摩擦抵抗を少なく
するためのものにほかならない。ちなみに、合成
樹脂層13の素材としては摩擦熱に耐えるもの、
たとえばテフロン(商標)が好ましい。
筒状突起4は、形成されていることが好ましい
が、ヘルメツト本体1の肉厚、該本体やバイザー
2の形状などによつては、形成されないこともあ
り、それゆえ、本考案においては、不可欠要件と
するものではない。
なお、雌ネジ6は、ヘルメツト本体1とバイザ
ー2の二次加工において、ヘルメツト本体1に固
定されるが、その固定手段としては、雌ネジ6の
外周にローレツトを設けてヘルメツト本体1に圧
入するか、雌ネジ6の外周にネジを設けてヘルメ
ツト本体1にセルタツプで雌ネジ6を埋込むこと
などがあるが、本考案は、それらの手段に限定さ
れないことはいうまでもない。また、バイザー2
は、その対向側の間においても、必要に応じて、
適宜手段でヘルメツト本体1に係合固定される。
〔考案の効果〕
上述の構成を有する本考案ヘルメツトのシール
ド取付機構によれば、雌ネジがシールドの回動支
軸と、ヘルメツト本体に対するバイザーの対向側
端の係合固定手段とを兼ねるから、前記機構部材
の製作と組立てコストを低減することができる。
またシールドが変形したり損傷したりした場合な
どには、雄ネジを取外すことによりシールドだけ
を交換することができるとともに、その際の取外
しや取付けがきわめて容易である。したがつて、
ヘルメツト本体にこれと別体に形成したバイザー
を二次加工において係合固定する形式のヘルメツ
トにシールドを取付ける機構としてまことに有益
である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施態様を示すもので、第1図
は本考案のシールド取付機構を用いてバイザーお
よびシールドを取付けたヘルメツトの斜視図、第
2図は第1図示のヘルメツトを裏返しにしてその
一側部を示した平面図、第3図は本考案要部の断
面図である。 1……ヘルメツト本体、2……バイザー、3…
…シールド、5……フランジ、6……雌ネジ、7
……取付孔、8……ワツシヤー、9……取付孔、
10……頭部、11……雄ネジ、12……ゴム質
層、13……合成樹脂層。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ヘルメツト本体、該本体と別体に形成されて
    その前部に位置するバイザーおよびシールドを
    含むヘルメツトにおいて、 前記ヘルメツト本体の前部対向側には雌ネジ
    が固定され、該雌ネジの外周には前記バイザー
    の対向側の取付孔が嵌合されるとともに該雌ネ
    ジの外端に位置するフランジの圧接下に固定さ
    れ、該フランジの外周にはワツシヤーを介して
    前記シールドの対向側の取付孔が摺動可能に嵌
    合され、該雌ネジには前記シールドの取付孔よ
    りも径大の頭部を有する雄ネジが前記フランジ
    の外面側から螺入され、 前記雄ネジの締付けにより前記シールドの対
    向側が前記フランジを支軸として回動可能にか
    つ任意角度に保持可能に取付けられている ことを特徴とする前記ヘルメツト。 (2) 前記フランジは前記雌ネジと一体に形成され
    ている実用新案登録請求の範囲第1項記載のヘ
    ルメツト。 (3) 前記フランジは前記雌ネジと別体に形成され
    ている実用新案登録請求の範囲第1項記載のヘ
    ルメツト。 (4) 前記シールドと前記ワツシヤーとの合計厚さ
    は前記フランジの厚さとほぼ同じか、それより
    もやや厚くされている実用新案登録請求の範囲
    第1項記載のヘルメツト。 (5) 前記雌ネジは前記ヘルメツト本体の一部で形
    成される筒状突起の内部に一体的に挿入されて
    いる実用新案登録請求の範囲第1項記載のヘル
    メツト。
JP830786U 1986-01-23 1986-01-23 Expired JPH0129208Y2 (ja)

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JPS62122834U JPS62122834U (ja) 1987-08-04
JPH0129208Y2 true JPH0129208Y2 (ja) 1989-09-06

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