JPH026266Y2 - - Google Patents

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JPH026266Y2
JPH026266Y2 JP10540685U JP10540685U JPH026266Y2 JP H026266 Y2 JPH026266 Y2 JP H026266Y2 JP 10540685 U JP10540685 U JP 10540685U JP 10540685 U JP10540685 U JP 10540685U JP H026266 Y2 JPH026266 Y2 JP H026266Y2
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JP
Japan
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boot
drive shaft
boot band
universal joint
sealing device
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JP10540685U
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JPS6213231U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は自在継手に密封装置を取付ける際に
用いられる自在継手の密封装置用ブーツバンドに
関するものである。
〔従来技術〕
一般に、自在継手に密封装置が取付けられた状
態は第4図に示すようになつている。
すなわち、自在継手1は、内継手部材11と、
この内継手部材11の外周に所定の間隔をもつて
配設される外継手部材12と、この外継手部材1
2と内継手部材11とによつて形成される空部1
3内にケージ14によつて保持された状態で配設
されるボール15とによつて構成され、前記内継
手部材11が外継手部材12に対して回転可能に
結合し、そして、この自在継手1の内継手部材1
1の内面には、スプライン結合16によつて駆動
シヤフト17の端部が嵌合している。
そして、密封装置20は駆動シヤフト17の外
周部の自在継手1側に設けられ、弾性材料を用い
て断面U字形状を有するとともに、中心部を前記
駆動シヤフト17が貫通しているブーツ21と、
全体として円筒形状をなし、一端が外継手部材1
2に外嵌されるとともに、他端がブーツ21の外
縁22をカシメ加工によつて内包する金属環23
とにより構成されており、ブーツ21の前記駆動
シヤフト17との取付け部は、その外側に設けら
れたブーツバンド24によつて駆動シヤフト17
の外周面に締め付けられている。
前記ブーツ21は第5図a,bに示すように、
内周面に2つのビート26が設けられて通気溝2
5が形成されており、この通気溝25は、ブーツ
21の内部が負圧状態となつて、回転時に異常変
形や駆動シヤフト17との干渉摩擦が生じるのを
防止するために設けられているものである。
また、第6図に示すように、ブーツバンド24
は平板状をなし、これをブーツ21の表面に一周
させ、両端部をカシメ加工により固定するととも
に、駆動シヤフト17からの離脱防止を目的とし
て適度な締め代が設けられている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、前記のような従来のブーツバン
ドにあつては、全面が平坦な形状であるために、
締め付けによつてブーツ21の通気溝25が押し
潰され、これによつて通気溝の役割を果たさなく
なつてしまうという問題点を有していた。
この考案は前記のような従来のもののもつ問題
点を解決したものであつて、ブーツに設けられて
いる通気溝がブーツバンドの締め付けによつて押
し潰れないようにすることのできる自在継手の密
封装置用ブーツバンドを提供することを目的とす
る。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の問題点を解決するためにこの考案は、自
在継手に密封装置を装着する際に用いられ、駆動
シヤフトに外嵌され、かつ、内周面に通気溝が前
記駆動シヤフトの長さ方向に設けられたブーツ
を、前記駆動シヤフトに固定するためのブーツバ
ンドにおいて、前記ブーツバンドに、前記通気溝
を押圧しないだけの高さと幅とを有する凸状溝を
設けた構成を有している。
〔作用〕
この考案は上記のような手段を採用したことに
より、通気溝が形成されている部分のブーツの表
面にブーツバンドが当接しないために、通気溝は
本来の形状を維持することができて、負圧状態の
発生を招く恐れを無くすことができることとな
る。
〔考案の実施例〕
以下、図面に示すこの考案の実施例について説
明する。第1図にはこの考案によるブーツバンド
3を自在継手1に取付けた状態が示されていて、
自在継手1および密封装置2は前記従来のものと
同一であるので同一の番号を付して説明を省略す
る。
第2図に示すようにこの考案によるブーツバン
ド3は、2つのビード26による通気溝25が設
けられている部分のブーツ21の表面に位置する
部分に、第3図に示すように、外側に向かつて凸
となつている凸状溝4が前記駆動シヤフト17の
長さ方向に設けられている。
この凸状溝4の溝の高さとしてはブーツバンド
3の締め付けによつてブーツ21の表面に凸状溝
4の底面が接触しない程度に設定されている。
そして、上記のものを取付けるに際しては、凸
状溝4をブーツ21の通気溝25が設けられてい
る部位に位置させながらブーツ21の外周に当て
がい、ブーツバンド3の端部をカシメ加工で固定
する。この締め付けによりブーツバンド3の直径
が小さくなり、ブーツ21は駆動シヤフト17に
押圧されることとなるが、凸状溝4に対面する部
分は押圧を受けないためにビート26は駆動シヤ
フト17に押し付けられず、したがつて通気溝2
5が潰れる恐れがなく、通気溝25は常に確保さ
れ、ブーツ21の内部が負圧状態になるのを防止
することができ、回転時に異常変形、駆動シヤフ
トとの干渉摩擦等の発生を未然に防止することが
できる。
〔考案の効果〕
この考案は前記のように構成したことにより、
ブーツバンドの締め付けによつても通気溝を閉塞
する恐れが全くなく、したがつてブーツの内部が
負圧状態となるのを確実に防止することができ、
回転時に異常変形、駆動シヤフトとの干渉摩擦等
の発生を未然に防止することができるなどのすぐ
れた効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案によるブーツバンドを用いた
密封装置が自在継手に取付けられた状態を示す概
略断面図、第2図は第1図のA−A線に沿つてみ
た図、第3図は要部の概略図、第4図は従来のブ
ーツバンドを用いた密封装置が自在継手に取付け
られた状態を示す概略断面図、第5図a,bは第
4図に示したブーツの正面断面図および側面断面
図、第6図は第4図のB−B線に沿つてみた図で
ある。 1……自在継手、2,20……密封装置、3,
24……ブーツバンド、11……内継手部材、1
2……外継手部材、14……ケージ、15……ボ
ール、17……駆動シヤフト、21……ブーツ、
23……金属環、25……通気溝、26……ビー
ド。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 自在継手に密封装置を装着する際に用いられ、
    駆動シヤフトに外嵌され、かつ、通気溝が内周面
    の前記駆動シヤフトの長さ方向に設けられたブー
    ツを、前記駆動シヤフトに固定するためのブーツ
    バンドにおいて、前記ブーツバンドに、前記通気
    溝を押圧しないだけの高さと幅とを有する凸状溝
    を設けたことを特徴とする自在継手の密封装置用
    ブーツバンド。
JP10540685U 1985-07-10 1985-07-10 Expired JPH026266Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10540685U JPH026266Y2 (ja) 1985-07-10 1985-07-10

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10540685U JPH026266Y2 (ja) 1985-07-10 1985-07-10

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6213231U JPS6213231U (ja) 1987-01-27
JPH026266Y2 true JPH026266Y2 (ja) 1990-02-15

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JPS6213231U (ja) 1987-01-27

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