JPH0215088Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0215088Y2 JPH0215088Y2 JP1984176781U JP17678184U JPH0215088Y2 JP H0215088 Y2 JPH0215088 Y2 JP H0215088Y2 JP 1984176781 U JP1984176781 U JP 1984176781U JP 17678184 U JP17678184 U JP 17678184U JP H0215088 Y2 JPH0215088 Y2 JP H0215088Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- boot
- shaft
- annular
- annular protrusion
- annular recess
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 8
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 2
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 1
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Sealing Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
「産業上の利用分野」
本考案は、継手等をブーツで覆つて、ごみ、水
等が入り込むのを防止するときの、ブーツと継手
等との間の気密を保持させるブーツのシール構造
に関する。
等が入り込むのを防止するときの、ブーツと継手
等との間の気密を保持させるブーツのシール構造
に関する。
「従来の技術」
自動車の車輪とデフアレンシヤルギヤ間は自在
継手により連結されているが、この自在継手のボ
ール部等にごみ、水などが入らないようにブーツ
で覆つている。この場合、ブーツの両端は、自在
継手の外輪とシヤフトとにそれぞれ気密的に固定
されている。
継手により連結されているが、この自在継手のボ
ール部等にごみ、水などが入らないようにブーツ
で覆つている。この場合、ブーツの両端は、自在
継手の外輪とシヤフトとにそれぞれ気密的に固定
されている。
従来ではこのブーツの固定を、第１Ａ，Ｂ図に
示すようにシヤフト外周とブーツ端部の内周面と
に選択的にそれぞれ断面円弧状の環状突部ａと環
状溝ｂとを一つずつ設けて、それらを係合させた
状態でブーツの端部の外周をリング状金具でしめ
つけるようにしていた。
示すようにシヤフト外周とブーツ端部の内周面と
に選択的にそれぞれ断面円弧状の環状突部ａと環
状溝ｂとを一つずつ設けて、それらを係合させた
状態でブーツの端部の外周をリング状金具でしめ
つけるようにしていた。
「考案が解決しようとする課題」
従来のようにブーツを継手等のシヤフトに固定
するのに、それぞれに環状溝と環状突部を設け
て、それらを係合させれば、ブーツをシヤフトの
所定位置に固定できるが、環状溝と環状突部は製
造のし易さから断面円弧状であるので、ブーツと
シヤフトとはブーツの固定個所で曲面接触となつ
て、気密性が不十分であつた。
するのに、それぞれに環状溝と環状突部を設け
て、それらを係合させれば、ブーツをシヤフトの
所定位置に固定できるが、環状溝と環状突部は製
造のし易さから断面円弧状であるので、ブーツと
シヤフトとはブーツの固定個所で曲面接触となつ
て、気密性が不十分であつた。
「問題点を解決するための手段」
本考案は、上記問題点を解決するものであり、
継手のシヤフト外周に環状凹部と環状突条とを交
互に複数設け、ブーツの端部の内周面にシヤフト
の環状凹部に係合する環状凸部を設け、ブーツ端
部をシヤフトに止め金具でしめつけている。
継手のシヤフト外周に環状凹部と環状突条とを交
互に複数設け、ブーツの端部の内周面にシヤフト
の環状凹部に係合する環状凸部を設け、ブーツ端
部をシヤフトに止め金具でしめつけている。
「作用」
ブーツの環状凸部をシヤフトの環状凹部に係合
させてブーツをシヤフトに固定すれば、同時にブ
ーツ内周面がシヤフトの環状突条に密接される。
ブーツ端部の外周はリング状止め金具でしめつけ
られるので、シヤフトとブーツ端部との間で気密
性が増し、しかもブーツの環状凸部がシヤフトの
環状凹部に係合しているのでブーツの位置づれが
防止される。
させてブーツをシヤフトに固定すれば、同時にブ
ーツ内周面がシヤフトの環状突条に密接される。
ブーツ端部の外周はリング状止め金具でしめつけ
られるので、シヤフトとブーツ端部との間で気密
性が増し、しかもブーツの環状凸部がシヤフトの
環状凹部に係合しているのでブーツの位置づれが
防止される。
「実施例」
次に第２図乃至第４図により本考案のブーツの
シール構造を説明する。
シール構造を説明する。
ブーツ１は、ゴムまたは合成樹脂製であつて蛇
腹部２は屈曲あるいは伸縮が可能であり、ブーツ
の一端は小径筒部３に形成されるとともに他端は
大径筒部４に形成される。小径筒部３の内周面に
１つの環状凸部５が設けられ、この環状凸部は後
記するシヤフトの環状凹部１１に係合するような
断面円弧状に形成されるが、第４図に示すように
ノコギリ歯状であつてもよく、この場合ノコギリ
歯間の環状凹部１１内にブーツの環状凸部５が係
合する。また、小径筒部３の外周に切溝６が設け
られ、切溝６の外周がリング状止め金具７でしめ
つけられるようになつている。
腹部２は屈曲あるいは伸縮が可能であり、ブーツ
の一端は小径筒部３に形成されるとともに他端は
大径筒部４に形成される。小径筒部３の内周面に
１つの環状凸部５が設けられ、この環状凸部は後
記するシヤフトの環状凹部１１に係合するような
断面円弧状に形成されるが、第４図に示すように
ノコギリ歯状であつてもよく、この場合ノコギリ
歯間の環状凹部１１内にブーツの環状凸部５が係
合する。また、小径筒部３の外周に切溝６が設け
られ、切溝６の外周がリング状止め金具７でしめ
つけられるようになつている。
自在継手８は、その外輪８′とシヤフト９との
間がブーツ１で覆われて、外輪８′の内部のボー
ル部にごみ、水等が入らないようにされる。シヤ
フト９の外周面に環状突条１０と環状凹部１１と
が交互に複数設けられ、環状突条１０の外径はシ
ヤフト径とほぼ同一になつている。そしてシヤフ
トの軸方向外側位置の環状凹部１１に、ブーツの
環状凸部５が係合し、ブーツ１の端部内周面がシ
ヤフト９の各環状突条１０に接するようになつて
いる。
間がブーツ１で覆われて、外輪８′の内部のボー
ル部にごみ、水等が入らないようにされる。シヤ
フト９の外周面に環状突条１０と環状凹部１１と
が交互に複数設けられ、環状突条１０の外径はシ
ヤフト径とほぼ同一になつている。そしてシヤフ
トの軸方向外側位置の環状凹部１１に、ブーツの
環状凸部５が係合し、ブーツ１の端部内周面がシ
ヤフト９の各環状突条１０に接するようになつて
いる。
ブーツ１の環状凸部５は、シヤフト９の環状凹
部１１に係合されたとき、環状凸部５に隣接する
ブーツ内周面がシヤフトの環状突条１０に当接す
る。なお、第３図では環状凸部５が先端の環状凹
部１１に係合されたが、２番目の環状凹部１１に
係合されるようにしてもよい。またブーツの切溝
６の外周をリング状止め金具７でしめつけること
により、環状凸部５がシヤフトの環状凹部１１に
係合された状態でブーツの一端がシヤフト９に固
定される。また止め金具７により、ブーツ内周面
がシヤフトのそれぞれの環状突条１０に強く接し
て気密性が増す。
部１１に係合されたとき、環状凸部５に隣接する
ブーツ内周面がシヤフトの環状突条１０に当接す
る。なお、第３図では環状凸部５が先端の環状凹
部１１に係合されたが、２番目の環状凹部１１に
係合されるようにしてもよい。またブーツの切溝
６の外周をリング状止め金具７でしめつけること
により、環状凸部５がシヤフトの環状凹部１１に
係合された状態でブーツの一端がシヤフト９に固
定される。また止め金具７により、ブーツ内周面
がシヤフトのそれぞれの環状突条１０に強く接し
て気密性が増す。
ブーツの大径筒部４を継手の外輪８′に固定す
るのは、公知の手段を使用したが、本考案のブー
ツの小径筒部３をシヤフト９に固定するのと同様
にしてもよい。さらにブーツの環状凸部５は１つ
設けられていたが、２つ３つと設けてもよく、そ
れに応じてシヤフトに環状凹部１１と環状突条１
０とを増して設ければよい。
るのは、公知の手段を使用したが、本考案のブー
ツの小径筒部３をシヤフト９に固定するのと同様
にしてもよい。さらにブーツの環状凸部５は１つ
設けられていたが、２つ３つと設けてもよく、そ
れに応じてシヤフトに環状凹部１１と環状突条１
０とを増して設ければよい。
なお上記実施例は、継手のシヤフトにブーツを
固定する場合であつたが、シリンダ等のロツドに
ブーツを固定する場合にも本考案を適用できる。
固定する場合であつたが、シリンダ等のロツドに
ブーツを固定する場合にも本考案を適用できる。
「考案の効果」
本考案では、ブーツの環状凸部をシヤフトの環
状凹部に係合させるので、ブーツがシヤフトから
抜け出すようなことはなく、またシヤフトの複数
の環状突条がブーツ内周面に強く接するので、よ
り気密性が増す。また環状凸部と環状凹部の係合
によりブーツの位置づれが防止されて、その部分
での摩擦を防止でき、長期間気密性を保つことが
できる。
状凹部に係合させるので、ブーツがシヤフトから
抜け出すようなことはなく、またシヤフトの複数
の環状突条がブーツ内周面に強く接するので、よ
り気密性が増す。また環状凸部と環状凹部の係合
によりブーツの位置づれが防止されて、その部分
での摩擦を防止でき、長期間気密性を保つことが
できる。
第１Ａ，Ｂ図は従来のブーツのシール構造を示
す断面図、第２図は本考案のブーツのシール構造
を示す断面図、第３図は第２図の要部拡大断面
図、第４図は他の実施例のシール構造の要部拡大
断面図である。 １；ブーツ、５；環状凸部、８；自在継手、
９；シヤフト、１０；環状突条、１１；環状凹
部。
す断面図、第２図は本考案のブーツのシール構造
を示す断面図、第３図は第２図の要部拡大断面
図、第４図は他の実施例のシール構造の要部拡大
断面図である。 １；ブーツ、５；環状凸部、８；自在継手、
９；シヤフト、１０；環状突条、１１；環状凹
部。
Claims (1)
- ブーツを継手のシヤフト等に取付ける場合のシ
ール構造において、シヤフト等の外周面に環状凹
部と環状突条とが交互に複数設けられ、ブーツ端
部の内周面にシヤフトの環状凹部に係合する環状
凸部が設けられ、ブーツの端部が止め金具でしめ
つけられて、ブーツの環状凸部がシヤフトの環状
凹部に係合することによりブーツの位置ぎめがさ
れ、シヤフトの環状突条がブーツの内周面に気密
的に接することを特徴とするブーツのシール構
造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1984176781U JPH0215088Y2 (ja) | 1984-11-22 | 1984-11-22 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1984176781U JPH0215088Y2 (ja) | 1984-11-22 | 1984-11-22 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6191668U JPS6191668U (ja) | 1986-06-13 |
| JPH0215088Y2 true JPH0215088Y2 (ja) | 1990-04-24 |
Family
ID=30734368
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1984176781U Expired JPH0215088Y2 (ja) | 1984-11-22 | 1984-11-22 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0215088Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5154051Y2 (ja) * | 1972-03-11 | 1976-12-23 |
-
1984
- 1984-11-22 JP JP1984176781U patent/JPH0215088Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6191668U (ja) | 1986-06-13 |
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