JPH0564237A - 画像伝送装置 - Google Patents

画像伝送装置

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Publication number
JPH0564237A
JPH0564237A JP3235696A JP23569691A JPH0564237A JP H0564237 A JPH0564237 A JP H0564237A JP 3235696 A JP3235696 A JP 3235696A JP 23569691 A JP23569691 A JP 23569691A JP H0564237 A JPH0564237 A JP H0564237A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
loop
video signal
unit
diagnosis
reference video
Prior art date
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Pending
Application number
JP3235696A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasushi Ashida
泰 芦田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Priority to JP3260560A priority patent/JPH05211673A/ja
Priority to US07/863,784 priority patent/US5274446A/en
Priority to DE69224108T priority patent/DE69224108T2/de
Priority to EP92109858A priority patent/EP0520250B1/en
Publication of JPH0564237A publication Critical patent/JPH0564237A/ja
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  • Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動的に自己診断を行うことができ、また遠
隔操作による自己診断が可能な画像伝送装置を提供す
る。 【構成】 パターン発生部25から発生する基準映像信
号107を折返しループ101〜105に注入し、戻っ
て来た折返しデータ109と元の基準映像信号107と
をパターン診断部26で比較し、その診断結果を診断結
果表示部27で表示し、また、自己診断の指示を外部よ
り与え、診断結果を回線に送出する。 【効果】 人手を要さずに各部の診断を自動的に、ある
いは遠隔操作にて行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はテレビ会議システム、
テレビ電話等に用いられる画像伝送装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図8は例えば三菱電機技報,Vol.6
0,No.10,1986の40頁に示されたVQ方式
画像伝送装置のブロック図をDCT方式画像伝送装置の
ブロック図に書き直したものである。図において、1は
映像入力のためのカメラ、2はカメラ1からのNTSC
フォーマットのアナログ映像信号をディジタル映像信号
に変換するためのA/D変換部、3はA/D変換部2か
らのディジタル映像信号をCIFフォーマットに変換す
るCIF変換部、4はCIF変換部3によって変換され
たCIFフォーマット映像信号を蓄える送信フレームメ
モリ部、5aは送信フレームメモリ部4からの映像信号
と、一画面前の符復号化された映像信号(後述の動き補
償+フィルタ部12からの映像信号)との差分を求める
減算器、5は減算器5aからの上記差分の信号をDCT
符号化するDCT符号化部、6はDCT符号化部5から
の映像信号を可変長符号化する可変長符号化部、7は可
変長符号化部6からの映像信号を一時的に蓄える送信バ
ッファ部、8は送信バッファ部7からの映像信号を他の
データと多重化する多重化部、9は多重化部8によって
多重化されたデータを回線に送り出すための回線I/F
部である。
【0003】10はDCT符号化部5によってDCT符
号化された映像信号を局部復号する局部復号化部、11
aは局部復号化部10からの映像信号と、一画面前の符
復号化された映像信号(動き補償+フィルタ部12から
の映像信号)とを加算する加算器、11は加算した映像
信号を一時的に蓄えるループ内フレームメモリ部、12
はループ内フレームメモリ11からの映像信号と送信フ
レームメモリ部4からの映像信号とに基づいて動き補償
及び画質改善のためのフィルタリングを行なう動き補償
+フィルタ部である。
【0004】13は回線からのデータを受け取るための
回線I/F部、14は回線I/F部13からの多重デー
タを分離する分離部、15は分離部14からの映像信号
を可変長復号する可変長復号化部、16は可変長復号化
部15からの映像信号を一時的に蓄える受信バッファ
部、17は受信バッファ部16からの映像信号をDCT
復号するDCT復号化部、18は動きを復号する動き復
号部、19aはDCT復号化部17から映像信号と動き
復号部18からの映像信号とを加算する加算器、19は
加算した結果を動き復号のために一時的に蓄えるループ
内フレームメモリ部である。
【0005】20はループ内フレームメモリ部19と同
じ内容をCIF逆変換のために一時的に蓄える受信フレ
ームメモリ部、21は受信フレームメモリ部20からの
映像信号をCIF逆変換するためのCIF逆変換部、2
2はCIF逆変換部21からのディジタル映像信号をア
ナログ映像信号に変換するD/A変換部、23はD/A
変換部22からの映像信号を表示するためのモニタ、2
4はシステム全体を制御するシステム制御部である。
【0006】また、113は手動によってシステム制御
部24から指示されることにより選択されるA/D折返
しループ、102は手動によってシステム制御部24か
ら指示されることにより選択されるFIL折返しルー
プ、103は手動によってシステム制御部24から指示
されることにより選択されるLDC折返しループ、10
4は手動によってシステム制御部24から指示されるこ
とにより選択されるBM折返しループ、105は手動に
よってシステム制御部24から指示されることにより選
択されるOA折返しループ経路である。
【0007】次に動作について説明する。まず通常動作
時の信号経路を説明し、続いて折返しループ経路につい
て説明する。通常動作時は、カメラ1からの映像信号は
A/D変換部2に入力され、アナログ映像信号からディ
ジタル映像信号へ変換される。A/D変換部2によって
ディジタル信号に変換されたNTSCフォーマットの映
像信号は、CIF変換部3によって世界共通の映像フォ
ーマットであるCIFフォーマットに変換され、送信フ
レームメモリ部4に一時的に蓄えられる。
【0008】その後、減算器5aにおいて、送信フレー
ムメモリ部4からの映像信号と1フレーム前の映像を符
号化・復号化した映像信号との差分をとり、その差分の
信号はDCT符号化部5でDCT符号化される。DCT
符号化された映像信号は可変長符号化部6により可変長
符号化される。同時にDCT符号化された映像信号は局
部復号化部10に送られてDCT復号が行なわれる。D
CT復号された映像信号は加算器11aにおいて動き補
償+フィルタ部12から出力される1フレーム前の映像
を符号化・復号化した映像信号と加算されてループ内フ
レームメモリ部11に一時的に蓄えられる。ループ内フ
レームメモリ部11に蓄えられた映像信号は動き補償+
フィルタ部12で送信フレームメモリ部4に蓄えられて
いる映像信号と比較され、動き補償を施された後、映像
の質を向上させるためのフィルタリングが行なわれるこ
とにより、1フレーム前の映像を符号化・復号化した映
像信号となる。
【0009】可変長符号化部6で可変長符号化された映
像信号は、送信バッファ部7を通して多重化部8に送ら
れて他のデータと多重化される。なお、多重化部への他
のデータの入力は図8のブロック図では省かれている。
その後、多重化されたデータは回線I/F部9を通して
回線へ送出される。
【0010】一方、回線からの多重化されたデータは回
線I/F部13によって受けとられ、分離部14で映像
信号その他に分離される。分離された映像信号は可変長
復号化部15において可変長復号され、受信バッファ部
16を通してDCT復号化部17に送られてDCT復号
される。DCT復号された映像信号は加算器19aにお
いて動き復号された1フレーム前の映像信号と加算さ
れ、受信フレームメモリ部20に一時的に蓄えられると
同時に、ループ内フレームメモリ部19にも一時的に蓄
えられる。ループ内フレームメモリ部19に蓄えられた
映像信号は、動き復号部18にて動き復号(補償)が行
なわれ、1フレーム前の映像信号となる。
【0011】受信フレームメモリ部20に蓄えられた映
像信号は、CIF逆変換部21でCIFフォーマットが
NTSCフォーマットに変換され、さらにD/A変換部
22でディジタル映像信号から、アナログ映像信号に変
換された後、モニタ23に出力される。また、これら一
連の動作はシステム制御部24にて制御される。
【0012】折返しループ経路は、画像伝送装置が各部
で正常に動作しているかどうかをテストするための信号
経路である。折返しループ経路としてはA/D折返しル
ープ113、FLT折返しループ102、LDC折返し
ループ103、BM折返しループ104、OA折返しル
ープ105の5つのテスト経路があり、各々の折返しル
ープは手動によってシステム制御部24から設定され
る。
【0013】A/D折返しループ113は、カメラ1か
らのアナログ映像信号をA/D変換部2でディジタル映
像信号に変換した後、D/A変換部22ですぐにアナロ
グ映像信号に戻し、モニタ23に出力する。FLT折返
しループ102は、送信フレームメモリ部4からの映像
信号を受信フレームメモリ部20に折返す。LDC折返
しループ103はDCT符号化部5からの映像信号を、
局部符号化部10、ループ内フレームメモリ11、動き
補償+フィルタ部12を通して、受信フレームメモリ部
20に折返す。BM折返しループ104は、送信バッフ
ァ部7からの信号を可変長復号化部15に折返す。OA
折返しループ105は回線I/F部9から回線I/F部
13に映像信号を折返す。
【0014】これら5つの折返しループテストを用い
て、画像伝送装置が故障した場合、どの部分が障害をき
たしているかの予測をすることができる。折返しループ
テストを用いた時の画像伝送装置の診断基準を図9に示
す。
【0015】図9において、A/D折返しループテスト
からOAループテストまですべて正常に動作すれば、故
障診断対象の画像伝送装置は正常である。また、A/D
折返しループテストからBM折返しループテストまで正
常で、OA折返しループテストが異常の場合は、多重分
離部14以降の不具合が考えられる。同様にA/D折返
しループテストからLDC折返しループテストまで正常
で、それ以降が異常の場合は、可変長符号化部6以降の
不具合が考えられる。A/D折返しループテストからF
IL折返しループテストまで正常で、それ以降が異常の
場合は、局部復号化部10以降の不具合が考えられる。
また、A/D折返しループテストのみが正常で、それ以
降が異常の場合は、CIF変換部3以降の不具合が考え
られる。すべての折返しループテストが異常の場合は、
A/D変換部2以降の不具合が考えられる。
【0016】なお、折返しループテストの手順は、A/
D折返しループ113から、順にOA折返しループ10
5までテストを行ない、各折返しループテストが正常に
行なわれているかどうかは、モニタ23に映る映像によ
って試験者が判断する。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】従来の画像伝送装置は
以上のように構成されているので、画像伝送装置の診断
を行なう時は、試験者が必要であり、また各折返しルー
プを手動によって設定し、試験者が折返しの映像をモニ
タ23で確認することによってしか正常動作をしている
かどうかを判断できず、その場に試験者がいなければ画
像伝送装置自身では自動的に自己診断をすることができ
ないばかりか、試験結果は試験終了時点では試験者にし
かわからず、遠隔地にいる人や他の監視装置、制御装置
などに、直ちにその結果を知らせることができないなど
の問題点があった。
【0018】請求項1〜3に記載の発明は、上記のよう
な問題点を解消するためになされたもので、自動的に自
己診断を行うことのできる画像伝送装置を得ることを目
的とする。
【0019】また、請求項4に記載の発明は、試験結果
を遠隔地に直ちに通報可能な画像伝送装置を得ることを
目的とする。
【0020】さらに、請求項5に記載の発明は、自己診
断を回線経由で外部より指示可能な画像伝送装置を得る
ことを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
係る画像伝送装置は、折返しループに基準映像信号を入
力させ、戻って来た基準映像信号と元の基準映像信号と
を比較することにより、異常を検出するようにしたもの
である。
【0022】請求項2に記載の発明に係る画像伝送装置
は、上記の比較結果に対して所定の許容誤差を与えるよ
うにしたものである。
【0023】請求項3に記載の発明に係る画像伝送装置
は、2フレーム分の基準映像信号を用いるようにしたも
のである。
【0024】請求項4に記載の発明に係る画像伝送装置
は、診断結果を回線に出力するようにしたものである。
【0025】請求項5に記載の発明に係る画像伝送装置
は、自己診断の指示を外部より行うようにしたものであ
る。
【0026】
【作用】請求項1に記載の発明における画像伝送装置
は、自動的に自己診断が行なわれ、診断結果を容易に知
ることができる。
【0027】請求項2に記載の発明における画像伝送装
置は、正常な折返しループを通じて戻って来た基準映像
信号が元の基準映像信号とは若干異なっていても誤って
異常と判断されることがなく、正確な異常検出を行うこ
とができる。
【0028】請求項3に記載の発明における画像伝送装
置は、動画伝送に関する自己診断を行うことができる。
【0029】請求項4に記載の発明における画像伝送装
置は、診断結果を外部の監視装置などに直ちに通報する
ことができる。
【0030】請求項5に記載の発明における画像伝送装
置は、遠隔地より自己診断の指示を行うことができる。
【0031】
【実施例】実施例1.以下、この発明の実施例を図につ
いて説明する。図1は請求項1および2に記載の発明の
一実施例を示すブロック図である。図において、1〜2
4は従来例と同一部分、同一構成であるので説明を省
く。25は自己診断のための基準映像信号107を発生
する基準映像信号発生部としてのパターン発生部、26
はパターン発生部25より発せされた基準映像信号10
7が各折返しループ経路を通った後の折返しデータ10
9を、元の基準映像信号107と比較診断し、各折返し
ループが正常であるかどうかを判断する故障診断部とし
てのパターン診断部、27はパターン診断部26からの
結果を表示する診断結果表示部である。Aは1〜12で
構成される送信側回路系、Bは13〜23で構成される
受信側回路系である。
【0032】図2は図1におけるパターン発生部25の
内部ブロック図である。図において28はデータROM
30に垂直アドレスを与える垂直アドレスカウンタ、2
9はデータROM30に水平アドレスを与える水平アド
レスカウンタ、30は垂直アドレスカウンタ28と水平
アドレスカウンタ29によって与えられるアドレスによ
って基準映像信号を複数パターン出力することのできる
データROM、107はデータROM30から出力され
る基準映像信号で、図1におけるCIF変換部3及びD
/A変換部22及びパターン診断部26に送られる。
【0033】図3は図1におけるパターン診断部26お
よび診断結果表示部27の内部ブロック図である。図に
おいて、32はデータRAM35及び補正ROM34に
垂直アドレスを与える垂直アドレスカウンタ、33はデ
ータRAM35及び補正ROM34に水平アドレスを与
える水平アドレスカウンタ、34は元の基準映像信号1
07が正常に符号・復号された場合に生ずるであろう誤
差信号を記憶している許容誤差発生手段としての補正R
OM、35は折返しループ経路を通った後の折返しデー
タ109を一時的に蓄えるデータRAM、36は補正R
OM34の内容と、データRAM35の内容とを加算す
る加算器、37は加算器36からの映像信号と図1のパ
ターン発生部25からの基準映像信号107とを比較し
て、その比較結果に基づく診断結果データ110を出力
する比較器、38は図1のA/D変換部2及びCIF逆
変換部21からの折返しデータ109を制御する3ステ
ートバッファ、39〜43は比較器37からの診断結果
データ110をラッチするラッチ、44〜48はラッチ
39〜43にラッチされている内容を表示するためのL
EDである。
【0034】次に動作について説明する。通常動作時の
信号経路についての動作説明は、図8の従来例と同一で
あるので省略し、折返しループ経路の動作のみについて
説明する。
【0035】折返しループ経路は画像伝送装置が各部で
正常に動作しているかどうかをテストするための信号経
路で、図1に示すようにA/D折返しループ101、F
LT折返しループ102、LDC折返しループ103、
BM折返しループ104、OA折返しループ105の5
つのテスト経路がある。システム制御部24によって自
動自己診断が開始されると、パターン発生部25から基
準映像信号107の1フレーム分が出力される。この基
準映像信号107は、先ずA/D折返しループ101の
経路をとって折返しデータ109としてパターン診断部
26に入力され、元の基準映像信号107と比較され、
正しい基準映像信号109が戻ってきているかどうかを
判断する。パターン診断部26はその判断結果に基づい
て診断結果データ110を生成して診断結果表示部27
に送り、そのLED44〜48に表示する。
【0036】続いて、A/D折返しループ101の時と
同様にして、FLT折返しループ102、LDC折返し
ループ103、BM折返しループ104、OA折返しル
ープ105を順にパターン診断部26で自動診断し、そ
の結果を診断結果表示部27で表示する。
【0037】なお、この実施例1でのA/D折返しルー
プ101は、基準映像信号107がディジタル信号とし
て発生されることから、図8の従来例で示したA/D折
返しループ113とは逆の経路を通り、パターン発生部
25からのディジタルの基準映像信号107はD/A変
換部22でアナログ映像信号に変換され、その後すぐに
A/D変換部2に折返されることによって、ディジタル
の基準映像信号109に戻され、パターン診断部26に
入力される。
【0038】次にパターン発生部25と、パターン診断
部26及び診断結果表示部27について、図2、図3を
用いて説明する。図2に示す通り、パターン発生部25
では、データROM30に記憶されている基準映像パタ
ーン1フレーム分を垂直アドレスカウンタ28と水平ア
ドレスカウンタ29に従って基準映像信号107として
出力する。
【0039】また、パターン診断部26及び診断結果表
示部27は例えば図3に示すような構成をしている。図
3において、各折返しループを通って戻ってきた折返し
データ109はスリーステートバッファ38を介して、
垂直アドレスカウンタ32と水平アドレスカウンタ33
に従ってデータRAM35に一時的に蓄えられる。その
後、垂直アドレスカウンタ32と水平アドレスカウンタ
33に従ってデータRAM35に蓄えられたデータが出
力されると同時に、補正ROM34に蓄えられていた補
正値も出力される。この補正値はあらかじめ補正ROM
34に登録されているもので、この実施例1では、パタ
ーン発生部25からの基準映像信号107が各折返しル
ープを正常に通ってきた時に生ずるであろう、元の基準
映像信号107とそれが折返しループ経路を通った後の
折返しデータ109との誤差値が登録されている。
【0040】補正値ROM34からのデータと、データ
RAM35からのデータとは加算器36で加算され、比
較器37において基準映像信号107と比較されて診断
結果データ110として出力され、それがラッチ39〜
43を介してLED44〜48で表示される。比較器3
7では加算器36からのデータと基準映像信号107の
データとを1画素づつ比較し、両データの差が定められ
た基準以下であれば、該当する折返しループは正常であ
ると判断する。また、折返しループテストを用いた画像
伝送装置の診断基準は、図9に示される通りであり、従
来例の場合と同一である。
【0041】実施例2.なお、上記実施例1では図1の
パターン発生部25として図2に示すようなデータRO
M30を用いて基準映像信号107を発生していたが、
図4に示すように基準映像信号107をCPU31から
発生するようにしても良い。また、CPU31はシステ
ム制御部24に含まれていても良い。
【0042】実施例3.また、上記実施例1,2では、
パターン発生部25から出力される基準映像信号107
は1フレーム分であり、パターン診断部26中の補正R
OM34に蓄えられる基準データも1フレーム分である
ため、静止映像の折返しループテストしかできなかった
が、基準映像信号107を2フレーム以上出力できるよ
うにし、補正ROM34からも対応するフレーム数分の
補正データを出力できるようにすることによって、動画
像の折返しループテストをできるようにしても良い。
【0043】請求項3の発明は上記動画像の折返しルー
プテストを行うもので、以下その一実施例について説明
する。図2又は図4は、前述したようにパターン発生部
25のブロック図であるが、上記動画像の折返しループ
テストを行なうために、図2のデータROM30の中に
2フレーム以上の基準映像信号107のデータを蓄え、
システム制御部24によって制御される垂直アドレスカ
ウンタの指示によって2フレーム以上の基準映像信号1
07を出力できるようにする。これと共にフレーム切換
え時にはシステム制御部24からシステム全体にフレー
ム切換信号を出すようにし、画像伝送装置が通常時に動
画を処理するのと同様に画像伝送装置を動かすようにす
る。
【0044】図5において、111はROM内容選択信
号であり、その他の部分は図3と同一である。ROM内
容選択信号111は補正ROM34に指示して、パター
ン発生部25から出力される基準映像信号107に対応
した異なる2フレーム以上の補正データを出力させる。
その他の部分の動作は実施例1と同一であるので省略す
る。なお、ROM内容選択信号111はシステム制御部
24から得られる信号である。
【0045】実施例4.さらに、上記実施例1〜3で
は、基準映像信号107と折返しループ経路を通った後
の折返しデータ109との誤差値を1データずつ比較す
る場合について示したが、所定の大きさのデータブロッ
クあるいは画素ブロック毎に、平均値などの所定の評価
関数演算を用いて比較するようにしても良い。
【0046】実施例5.また、上記実施例1〜4では、
パターン診断部26の出力する診断結果データ110を
診断結果表示部27に表示する場合について説明した
が、当該診断結果データ110を回線を介して外部に出
力できるようにすることによって、外部の監視装置など
に直ちに診断結果を通知できるようにしても良い。
【0047】図6は請求項4に記載されたそのような発
明の一実施例を示すブロック図であり、相当部分には図
1と同一符号を付している。この実施例におけるパター
ン診断部26も実施例1におけるパターン診断部26と
同様に、データRAM35に蓄えられた折返しデータ1
09と補正値ROM34より読み出された補正値とを加
算器36にて加算し、それを比較器37で元の基準映像
信号107と比較して、その結果を診断結果データ11
0として出力している。
【0048】この診断結果データ110はパターン診断
部26より多重化部8に送られ、他のデータと多重化さ
れて回線I/F部9より回線に送出される。これによっ
て当該自己診断の結果が、遠隔地にいる人や設置された
監視装置、制御装置などに直ちに通報される。
【0049】実施例6.なお、上記実施例5では、診断
結果データ110を多重化部8にて他のデータと多重化
した後に回線に送出するものを示したが、特に多重化せ
ず、他のデータとは独立に送出するようにしても良い。
【0050】実施例7.また、上記実施例1〜6では、
システム制御部24が自動的にパターン発生部25およ
びパターン診断部26を起動して、自己診断を行う場合
について説明したが、自己診断を外部より指示するよう
にしても良い。
【0051】図7は請求項5に記載されたそのような発
明の一実施例を示すブロック図であり、相当部分には図
1と同一符号を付している。外部から回線にて送られて
きた自己診断指示データ112は、回線I/F部13で
受信されて分離部14にて他のデータと分離され、シス
テム制御部24に渡される。システム制御部24は当該
自己診断指示データ112を受け取るとパターン発生部
25およびパターン診断部26の起動を行い、画像伝送
装置の各折返しループを順次指定して折返しループテス
トを実行する。
【0052】
【発明の効果】以上のように請求項1に記載の発明によ
れば、折返しループテストに用いる基準映像信号を発生
する基準映像信号発生部、および、その基準映像信号と
折返しデータとに基づいて故障診断を行う故障診断部を
設ける構成としたので、人手を介さなくても種々の自己
診断を自動的に連続して行うことができるようになり、
素人でも自己診断結果を理解できるようになる効果があ
る。
【0053】また、請求項2に記載の発明によれば、折
返しループテストにおいて、戻って来た折返しデータと
元の基準映像信号との比較結果について診断を行う際
に、比較結果に対して予め定められた範囲での誤差を許
容するように構成したので、診断を誤りなく確実に行う
ことができる効果がある。
【0054】さらに、請求項3の発明によれば、2フレ
ーム分の基準映像信号を用いて折返しループテストを行
うように構成したので、動画像の伝送についての診断を
行うことができる効果がある。
【0055】また、請求項4に記載の発明によれば、故
障診断部が発生する診断結果データを回線に出力するよ
うに構成したので、遠隔地にいる人や配置された監視装
置等の他の装置に、診断結果を直ちに通知することがで
きる効果がある。
【0056】さらに、請求項5に記載の発明によれば、
基準映像信号発生部と上記故障診断部の起動を、上記回
線を介して外部より指示するように構成したので、画像
伝送装置の近くに試験者がいなくても遠隔操作によって
自己診断を指示することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1および2に記載の発明の一実施例によ
る画像伝送装置を示すブロック図である。
【図2】同装置のパターン発生部の一実施例を示すブロ
ック図である。
【図3】同装置のパターン診断部および診断結果表示部
の一実施例を示すブロック図である。
【図4】同装置のパターン発生部の他の実施例を示すブ
ロック図である。
【図5】請求項3に記載の発明の一実施例によるパター
ン診断部および診断結果表示部を示すブロック図であ
る。
【図6】請求項4に記載の発明の一実施例を示すブロッ
ク図である。
【図7】請求項5に記載の発明の一実施例を示すブロッ
ク図である。
【図8】従来の画像伝送装置を示すブロック図である。
【図9】折返しループテストの判断基準を説明するため
の説明図である。
【符号の説明】
25 パターン発生部(基準映像信号発生部) 26 パターン診断部(故障診断部) 34 補正値ROM(許容誤差発生手段) 101 A/D折返しループ(折返しループ) 102 FLT折返しループ(折返しループ) 103 LDC折返しループ(折返しループ) 104 BM折返しループ(折返しループ) 105 OA折返しループ(折返しループ) 107 基準映像信号 109 折返しデータ 110 診断結果データ 112 自己診断指示データ A 送信側回路系 B 受信側回路系

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像信号を符号化して回線に送信する送
    信側回路系と、上記回線より受けた符号化された映像信
    号を復号化して元の映像信号に復元する受信側回路系
    と、上記送信側回路系の所定の個所と上記受信側回路系
    の所定の個所とが接続されて信号が折返されるようにな
    された、折返しループテストを行うための折返しループ
    と、上記折返しループに基準映像信号を入力させる基準
    映像信号発生部と、上記基準映像信号が上記折返しルー
    プを通って戻ってきた折返しデータを元の基準映像信号
    と比較して、その比較結果に基づいて異常を検出する故
    障診断部とを備えた画像伝送装置。
  2. 【請求項2】 上記故障診断部における上記比較結果に
    関して、所定の許容誤差を与える許容誤差発生手段を設
    けたことを特徴とする請求項1に記載の画像伝送装置。
  3. 【請求項3】 上記基準映像信号発生部が、2フレーム
    以上の基準映像信号を発生するものであることを特徴と
    する請求項1に記載の画像伝送装置。
  4. 【請求項4】 上記故障診断部が発生する診断結果デー
    タを上記回線を介して外部に出力することを特徴とする
    請求項1に記載の画像伝送装置。
  5. 【請求項5】 上記基準映像信号発生部と上記故障診断
    部の起動を、上記回線を介して外部より送られてくる自
    己診断指示データに基づいて指示することを特徴とする
    請求項1に記載の画像伝送装置。
JP3235696A 1991-06-27 1991-08-23 画像伝送装置 Pending JPH0564237A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3235696A JPH0564237A (ja) 1991-06-27 1991-08-23 画像伝送装置
JP3260560A JPH05211673A (ja) 1991-06-27 1991-09-12 画像伝送装置
US07/863,784 US5274446A (en) 1991-06-27 1992-04-06 Image transmission apparatus with diagnostic processing means
DE69224108T DE69224108T2 (de) 1991-06-27 1992-06-11 Vorrichtung zur Übertragung von Bildern
EP92109858A EP0520250B1 (en) 1991-06-27 1992-06-11 Image transmission apparatus

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18169991 1991-06-27
JP3235696A JPH0564237A (ja) 1991-06-27 1991-08-23 画像伝送装置
JP3-181699 1991-08-23

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