JPH06217300A - テレビ電話・会議システム - Google Patents

テレビ電話・会議システム

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JPH06217300A
JPH06217300A JP5003813A JP381393A JPH06217300A JP H06217300 A JPH06217300 A JP H06217300A JP 5003813 A JP5003813 A JP 5003813A JP 381393 A JP381393 A JP 381393A JP H06217300 A JPH06217300 A JP H06217300A
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video
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JP5003813A
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Masato Yamazaki
真人 山崎
Yutaka Mazaki
裕 真崎
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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  • Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 装置内に自己診断機能を設け、相手と通話す
ることなしに故障箇所を検出することができるテレビ電
話・会議システムを提供する。 【構成】 ソース符号化部102の出力データとビデオ
分離復号化部109の出力データとを切り換え、ソース
復号化部108の入力データとする第1の選択器113
と、ビデオ多重符号化部103の出力データと受信バッ
ファ部110の出力データとを切り換え、ビデオ分離復
号化部109の入力データとする第2の選択器114
と、伝送バッファ部104の出力データと伝送復号化部
111の出力データとを切り換え、受信バッファ部11
0の入力とする第3の選択器115と、伝送符号化部1
05の出力データと、映像復号化入力端子120から入
力されるデータとを切り換え、伝送復号化部111の入
力データとする第4の選択器116と、ソース符号化部
102から出力される局部再生画像データとソース復号
化部108の出力である再生画像データとを比較して異
常を検出する異常検出部112とを設け、自己診断機能
を備えるようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自己診断機能を備えた
テレビ電話及びテレビ会議システムに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置は、「OPTRON
ICS(オプトロニクス)No.51992 P74〜
P79」に開示されているような、CCITT勧告H.
261「pX64kbit/s オーディオビィジュア
ルサービス用ビデオ符号化方式」と題された、64kb
it/sから2Mbit/sまでの1次群サブレートを
用いる動画像通信用の標準映像符号化方式を採用してい
る。
【0003】ここで、符号器、復号器の全体構成を表す
機能ブロック図を図5に示し、この図を参照しながら、
以下、その動作を説明する。符号器では、まず前処理部
1において、時間・空間フィルタにより、入力ビデオ信
号を世界共通の中間フォーマットに変換し、併せて雑音
除去フィルタリングを行う。ソース符号化部2は入力信
号に含まれる冗長度を除き、残りの信号を一定の誤差の
範囲内で量子化する。ビデオ多重(マルチプレックス)
符号化部3では、画像符号化情報とブロック属性などの
サイド情報を可変長符号化した後、定められたデータ構
造の符号列に多重化する。
【0004】伝送バッファ部4では変動する情報発生を
一定レートに平滑化し、伝送符号化部5では、誤り訂正
などチャネルに適合させる。符号化制御部6は、符号化
アルゴリズムの中の要素をどのように使って与えられた
チャネルレートのビット列を発生するかを決定する。一
方、復号器では、伝送復号化部7で伝送チヤネルからの
圧縮ビット列を受け取った後、誤り訂正を行い、受信バ
ッファ部8に蓄える。以後、ビデオ分離符号化部9、ソ
ース復号化部10で符号器と鏡像の関係の処理を行い、
後処理部11で雑音除去のほか中間フォーマットからモ
ニタ入力信号への変換を行う。復号器には、符号器にお
ける符号化制御部6に対応する回路は存在せず、符号器
の指示通り動作する。
【0005】次に、図5で示した機能ブロックの中のソ
ース符号化のアルゴリズムについて、図6を用いて以下
説明する。図6において、Tは変換器、Qは量子化器、
Pは動き補償用可変遅延機能を持つ画像メモリ、Fはル
ープ内フィルタ、CCは符号化制御部、pはフレーム間
/フレーム内の識別フラグ、tは伝送/非伝送識別フラ
グ、qzは量子化特性指定、qは変換係数の量子化イン
デクス、vは動きベクトル、fはループ内フィルタのオ
ン/オフ信号、lは局部再生画像データを示している。
【0006】ここで、ソース符号化アルゴリズムは、ま
ず動き補償フレーム間予測を行い、次に、その予測誤差
を直交変換した後、量子化するハイブリッド方式であ
る。このハイブリッド方式は、動き補償フレーム間予測
により、時間的変化に関わる冗長度を、直交変換符号化
によりフレーム内の空間的に変化に関わる冗長度を除く
高能率な方式である。
【0007】ソース符号化は、量子化の過程で符号化歪
を生じるため、非可逆な処理である。換言すれば、符号
化速度(すなわち、圧縮率)に応じ、歪の程度(すなわ
ち、符号化画質)が決まる。予測は通常フレーム間(I
NTERモード)であるが、シーンチェンジのときな
ど、入力信号がそのまま変換器に加えられる(INTR
Aモード)。INTERモードとINTRAモードの選
択は設計が自由であり、マクロブロック(輝度信号16
×16画素と対応する2種の色差信号各8×8画素から
なる)毎に、例えば原信号と予測誤差信号の分散値を比
較することにより、決定される。
【0008】また、動き補償予測誤差信号(INTER
モード)あるいは原信号(INTRAモード)は8×8
にブロック化し、直交変換の一種であるDCT(Dis
crete Cosine Transform)によ
り、画素領域の表現から周波数領域の表現に変換する。
自然画像の場合、エネルギーが低い周波数成分に集中す
る性質を持ち、低い周波数成分のみを送ることで、もと
の画像と効率よく再現することができる。
【0009】量子化には、INTRAモードの直流分を
除き、同一のデッドゾーンつき直線量子化器が適用され
る。ループフィルタは、特に低ビットレートで品質改善
効果の大きいことが確認されており、マクロブロック毎
にオン/オフできる(原則として動きベクトルと連動、
サイド情報による制御も可能)。このように量子化され
たデータは、図5のビデオ多重符号化部に渡されるのと
同じく、次のフレームの符号化のために、ソース復号化
部と全く同じ手段、すなわち逆量子化し、IDCT変換
(Inerse Discreate Cosine
Transfer)T-1 し、INTERで符号化した
場合は前フレームの画像メモリから、動き補償を行った
後の前フレーム画像データと加算を行い、動き補償用可
変遅延機能を持つ画像メモリPに格納する。INTRA
の場合は、そのまま、動き補償用可変遅延機能を持つ画
像メモリPに格納される。
【0010】加算器の出力は、フレーム画像データ(局
部再生画像データ)lになっているので、相手側に送ら
れている画像データを送信側で再生するシステムも存在
する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来のテレビ電話・会議システムでは、実際に相手と
通信を行って、初めて装置が正常に動作したことの確認
ができるだけで、装置が故障している場合には、装置の
どこが故障しているかは検出できなかった。本発明は、
以上述べたように、装置の故障を確認するために、相手
と通信をしなければならない点と、装置の故障箇所の検
出が容易でない点を除去するために、装置内に自己診断
機能を設け、相手と通話することなしに故障箇所を検出
することができるテレビ電話・会議システムを提供する
ことを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、映像入力端子に接続される前処理部と、
該前処理部に接続されるソース符号化部と、該ソース符
号化部に接続されるビデオ多重符号化部と、該ビデオ多
重符号化部に接続される伝送バッファ部と、該伝送バッ
ファ部に接続される伝送符号化部と、前記映像入力端
子、前処理部、ソース符号化部、ビデオ多重符号化部、
伝送バッファ部及び伝送符号化部に接続される符号化制
御部と、映像復号化入力端子側に配置される伝送復号化
部と、該伝送復号化部の後段に配置される受信バッファ
部と、該受信バッファ部の後段に配置されるビデオ分離
復号化部と、該ビデオ分離復号化部の後段に配置される
ソース復号化部と、該ソース復号化部の後段に配置され
る後処理部と、該後処理部に接続される映像出力端子を
有するテレビ電話・会議システムにおいて、 (A)前記ソース符号化部の出力データと前記ビデオ分
離復号化部の出力データとを切り換え、前記ソース復号
化部の入力データとする第1の選択器と、前記ビデオ多
重符号化部の出力データと受信バッファ部の出力データ
とを切り換え、ビデオ分離復号化部の入力データとする
第2の選択器と、前記伝送バッファ部の出力データと前
記伝送復号化部の出力データとを切り換え、前記受信バ
ッファ部の入力とする第3の選択器と、前記伝送符号化
部の出力データと、前記映像復号化入力端子から入力さ
れるデータとを切り換え、伝送復号化部の入力データと
する第4の選択器と、前記ソース符号化部から出力され
る局部再生画像データとソース復号化部の出力である再
生画像データとを比較して異常を検出する異常検出部と
を設け、自己診断機能を持たせるようにしたものであ
る。
【0013】また、前記異常検出部において、局部再生
画像データと、再生画像データの同期合せを行うFIF
Oメモリと、前記局部再生画像データと再生画像データ
とを比較し、一致しない場合には、異常フラグをリセッ
トがかかるまで発生する比較器を有する。更に、前記第
1の選択器、第2の選択器、第3の選択器、第4の選択
器において、システム立ち上げ時に、第1の選択器によ
ってソース符号化部のデータをソース復号化部に入力し
て、前記異常検出部で異常検出した後、異常が生じない
場合には、前記第2の選択器によってビデオ多重符号化
部までのデータを折り返し、異常を検出し、次に、前記
第3の選択器、第4の選択器と切り換えることで立ち上
げ時にシステムの異常を調べ、故障箇所を検出するよう
に構成する。
【0014】また、前記異常検出部において、その構成
要素である前記FIFOメモリの残量数を計測すること
により、各符号化部、復号化部の処理時間の測定を行う
ことができるように構成する。 (B)前記伝送符号化部の映像符号化出力データを装置
内の伝送復号化部の入力に折り返すために、前記映像復
号化入力端子からのデータと切り換える選択器と、前記
ソース符号化部から出力される局部再生画像データとソ
ース復号化部から出力される再生画像データとを比較し
て異常を検出する第1の異常検出部と、前記ソース符号
化部の出力データとソース復号化部の入力データとを比
較して異常を検出する第2の異常検出部と、前記ビデオ
多重符号化部の出力データと前記ビデオ分離復号化部の
入力データとを比較して異常を検出する第3の異常検出
部と、前記伝送バッファ部の出力データと前記受信バッ
ファ部の入力データとを比較して異常を検出する第4の
異常検出部とを設け、自己診断機能を持たせるようにし
たものである。
【0015】また、前記第1乃至第4の異常検出部にお
いて、前記局部再生画像データと、前記再生画像データ
の同期合わせを行うFIFOメモリと、前記局部再生画
像データと再生画像データとを比較し、一致しない場合
には、異常フラグをリセットがかかるまで発生する比較
器を設ける。更に、前記選択器はシステム立ち上げ時に
前記伝送符号化部のデータを前記伝送復号化部に入力し
て、第1乃至第4の各異常検出部で各符号化、復号化ま
でのデータの異常を検出することで、立ち上げ時にシス
テムの異常を調べ、故障箇所を検出することを可能にす
る。
【0016】また、前記第1の異常検出部、第2の異常
検出部、第3の異常検出部及び第4の異常検出部におい
て、各異常検出部内のFIFOメモリの残量を計測する
機能を設け、各符号化部、各復号化部の処理時間を測定
可能にする。
【0017】
【作用】本発明によれば、上記のように、テレビ電話・
会議システムにおいて、前記ソース符号化部の出力デー
タと前記ビデオ分離復号化部の出力データとを切り換
え、前記ソース復号化部の入力データとする第1の選択
器と、前記ビデオ多重符号化部の出力データと受信バッ
ファ部の出力データとを切り換え、ビデオ分離復号化部
の入力データとする第2の選択器と、前記伝送バッファ
部の出力データと前記伝送復号化部の出力データとを切
り換え、前記受信バッファ部の入力とする第3の選択器
と、前記伝送符号化部の出力データと、前記映像復号化
入力端子から入力されるデータとを切り換え、伝送復号
化部の入力データとする第4の選択器と、前記ソース符
号化部から出力される局部再生画像データとソース復号
化部の出力である再生画像データとを比較して異常を検
出する異常検出部とを設け、自己診断機能を有する。
【0018】このように、装置内の符号化器の出力デー
タを装置内の復号化器の入力とする系を設け、前記出力
データを復号した再生画像データと、符号化器内で再生
される局部再生画像データとを比較して、異常検出部で
異常を検出するようにしたので、相手と通話することな
しに装置の故障箇所を確実に検出することができる。ま
た、前記伝送符号化部の映像符号化出力データを装置内
の伝送復号化部の入力に折り返すために、前記映像復号
化入力端子からのデータと切り換える選択器と、前記ソ
ース符号化部から出力される局部再生画像データとソー
ス復号化部から出力される再生画像データとを比較して
異常を検出する第1の異常検出部と、前記ソース符号化
部の出力データとソース復号化部の入力データとを比較
して異常を検出する第2の異常検出部と、前記ビデオ多
重符号化部の出力データと前記ビデオ分離復号化部の入
力データとを比較して異常を検出する第3の異常検出部
と、前記伝送バッファ部の出力データと前記受信バッフ
ァ部の入力データとを比較して異常を検出する第4の異
常検出部とを設け、自己診断機能を有する。
【0019】このように、映像符号化部で符号化データ
と同じく装置内の映像復号化部の入力とする系を設け、
映像復号化部の各機能ブロックの出力に対応する映像復
号化部の各機能ブロックの入力データとを比較する異常
検出部を各機能ブロック単位に設けるようにしたので、
相手を必要とせずに装置が正常に動作しているかを判定
できるだけでなく、どこの異常フラグ端子から、異常が
示されているかを調べるだけで、どの符号化部、復号化
部で故障しているかも調べることができる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例について図を参照しな
がら詳細に説明する。図1は本発明の実施例を示すテレ
ビ電話・会議システムのブロック図である。この図に示
すように、映像入力端子117は前処理部101と符号
化制御部106と接続されており、前処理部101の出
力は、ソース符号化部102に入力され、ソース符号化
部102の出力はビデオ多重符号化部103と第1の選
択器113のBポートに入力されており、ビデオ多重符
号化部103の出力は、伝送バッファ部104と第2の
選択器114のBポートに入力している。
【0021】そして、伝送バッファ部104の出力は、
伝送符号化部105と第3の選択器115のBポートに
入力されており、伝送符号化部105の出力は、映像符
号化出力端子119と第4の選択器116のBポートと
接続されており、符号化制御部106は、映像入力端子
117と伝送バッファ部104からのデータを入力し、
前処理部101とソース符号化部102とビデオ多重符
号化部103に制御信号を出力する。
【0022】映像復号化入力端子120は第4の選択器
116のAポートに入力し、第4の選択器116の出力
は伝送復号化部111に入力し、その出力は第3の選択
器115のAポートに入力し、その出力は受信バッファ
部110の入力となり、その出力は第2の選択器114
のAポートに入力し、その出力はビデオ分離復号化部1
09の入力となり、その出力は第1の選択器113のA
ポートに入力し、ソース復号化部108の入力となり、
その出力は後処理部107の入力となり、その出力は映
像出力端子118と接続されている。
【0023】異常検出部112は、ソース符号化部10
2から局部再生画像データD1 と、その同期信号である
局部再生画像同期信号S1 が、ソース復号化部108か
らは、再生画像データD2 と、その同期信号である再生
画像同期信号S2 が入力されており、その出力は、異常
フラグ端子121と接続している。第1の選択器11
3、第2の選択器114、第3の選択器115、第4の
選択器116は、それぞれAポート、又はBポートのデ
ータのどちらか一方を選択できる。
【0024】以下、本発明の動作について説明する。本
発明の装置は、通常モードと診断モードの2モードあ
り、通常モードから動作の説明をする。通常モードと
は、通常のテレビ電話・テレビ会議時に使用するモード
で、第1の選択器113、第2の選択器114、第3の
選択器115、第4の選択器116すべてAポートの信
号を出力する。
【0025】したがって、送信する映像信号は、従来例
で示したように、映像入力端子117から入力し、前処
理部101、ソース符号化部102、ビデオ多重符号化
部103、伝送バッファ部104、伝送符号化部105
の各処理部で符号化され、映像符号化出力端子119か
ら圧縮画像データとなって相手に転送される。逆に、相
手から圧縮された画像データが映像復号入力端子120
から入力され、伝送復号化部111、受信バッファ部1
10、ビデオ分離復号化部109、ソース復号化部10
8、後処理部107で、先ほどの符号化の逆変換によっ
て復号され、映像出力端子118から相手側の画像信号
が再生される。
【0026】次に、診断モードについて以下説明する。
診断モード時は、相手とデータのやり取りはせず、単独
の装置内で画像データを符号化し、復号化し、装置内が
正常に動作しているかを判定できるだけでなく、どこの
箇所が故障しているかを調べることもできる。これは、
図1において、前処理部101と後処理部107、ソー
ス符号化部102とソース復号化部108、ビデオ多重
符号化部103、ビデオ分離復号化部109、伝送バッ
ファ部104と受信バッファ部110、伝送符号化部1
05と伝送復号化部111の符号化部の出力インターフ
ェースと、復号化部の入力インターフェースがマッチ
し、各復号化部がそれぞれ対応する符号化部の逆変換を
行っているため、相手に送るべき画像信号を装置内で符
号化して、それを装置内で復号化して出力することがで
きる。
【0027】例えば、図1の第1の選択器113がBポ
ートの入力データを出力するよう設定すると、映像入力
端子117から入力された映像信号は、前処理部10
1、ソース符号化部102の各処理部で符号化され、ソ
ース符号化部102の出力は、第1の選択器113のB
ポートを通じて折り返され、ソース復号化部108、後
処理部107の各処理部で復号化され、映像出力端子1
18から復号化された映像信号が出力される。このよう
にして、各符号化部までの符号化データを折り返して復
号化することができる。
【0028】ソース符号化部102から出力されている
局部再生画像データとは、図6で示したソース符号化部
102の局部再生画像データlに相当する信号で、ソー
ス符号化部120内でローカルに符号化したデータを復
号化して、その画像データで次のフレームの符号化を行
うことで、常にローカルに復号化した画像データと、相
手側の復号器の画像データとが一致することになる。た
だし、それは図6で示した逆変換器(IDCT変換器)
-1の精度が符号器と復号器が等しい時のみ一致する。
【0029】すなわち、この診断モード時は、符号化さ
れた画像データが、折り返して復号化されるので、ソー
ス符号化部102から出力される局部再生画像データD
1 と、ソース復号化部108から出力される再生画像デ
ータD2 は、各符号化部、復号化部の処理時間のため、
遅延が生じる上に、局部再生画像データは非同期である
が上記の理由で、全く同じデータになる。(ただし、ソ
ース符号化部で使用される逆変換器T-1と、ソース復号
化部で使用されている逆変換器T-1は同じものとす
る)。
【0030】このように正しく各部で符号化、復号化さ
れていれば、局部再生画像データと再生画像データは等
しくなるので、異常検出部112で、各データの同期を
合わせて比較し、その結果を異常フラグ端子121に出
力することで、装置が正常に動作しているかを判定でき
るだけでなく、第1の選択器113、第2の選択器11
4、第3の選択器115、第4の選択器116、と順に
Bポートを選択するようにすると、正常に動作しない場
合、どの符号化部、復号化部で故障しているかも調べる
ことができる。
【0031】以下、図2の異常検出部のブロック図と図
4のタイムチャートを用いてその動作を説明する。図2
に示すように、異常検出部112は構成要素としてFI
FO(FirstIn First Outメモリ、以
下、FIFOと記す)201と比較器210を有してい
る。
【0032】ここで、FIFO201は、メモリの一種
で、アドレスは外部からは指定できない。先に書き込ま
れたデータが先に読み出される。FIFOとして作られ
たICもあるが、通常は、図3に示すように、RAM2
02、制御ロジック203、マルチプレクサ204、書
き込みポインタ205、読み出しポインタ206、一致
回路207、AND回路208を有しており、読み出し
中に書き込みがくると、書き込みは優先なので、書き込
みデータをバッファするか、読み出しを中断して延ばす
ロジックが作られている。
【0033】また、図4(a)は局部再生画像データD
1 、図4(b)は局部再生画像同期信号S1 、図4
(c)は再生画像データD2 、図4(d)は再生画像同
期信号S 2 、図4(e)はFIFO201の出力デー
タ、図4(f)は異常フラグ信号をそれぞれ示してい
る。図2において、入力端子A1は、図1の局部再生画
像データD1 を入力する端子で、その局部再生画像デー
タD1 はFIFO201の入力データとなっており、入
力端子A2は局部再生画像同期信号S1 を入力する端子
で、FIFO201の書き込みクロック端子と接続され
ている。
【0034】入力端子B1は、再生画像データD2 を入
力する端子で、その再生画像データD2 は比較器210
のBポートと接続されている。入力端子B2は、再生画
像同期信号S2 を入力する端子でFIFO201の読み
出しクロック端子と比較器210のクロック端子に接続
されている。FIFO201の出力データは、比較器2
10のAポートと接続されており、比較器210の出力
は異常フラグ端子121と接続され異常フラグS3 を出
力する。
【0035】まず、局部再生画像データD1 と局部再生
画像同期信号S1 がFIFO201に入力され、図4に
示したタイミングで書き込まれる。再生画像データD2
と再生画像同期信号S2 は前記局部再生画像データD1
と局部再生画像同期信号S1より、各部の符号化、復号
化の処理時間だけ遅延し、図4に示したように非同期に
入力する。
【0036】前記再生画像同期信号S2 でFIFO20
1を読み出す。FIFO201は先入れ先出しメモリな
ので、図4でLD1,LD2,LD3,LD4…のデー
タは、FIFO201出力データLD1′,LD2′,
LD3′,LD4′…と同じものである。これによって
再生画像データと、FIFO201の出力データは同期
して、比較器210に入力され、データが等しいことを
検出し、図4の例ではD3に異常が発生した例で、異常
フラグがD3とLD3′を比較した以降、信号レベルが
Highになる。
【0037】このようにして、異常検出部112にて、
局部再生画像データD1 と再生画像データD2 との同期
を取って比較し、値が異なるとき異常フラグS3 が出力
される。また、この異常検出部112では、各符号化
部、復号化部の処理時間の測定も可能である。これは、
図2に示した異常検出部のFIFO201の残量数が2
つの画像データ(この場合は、局部再生画像データと再
生画像データ)の処理時間の遅延量を表すことになる。
【0038】例えば、符号化部が1秒間に30枚の符号
化処理能力があるとし、第2の選択器114で符号化デ
ータを折り返し、FIFO201の残量数が1フレーム
分の画像データ量であった時、ビデオ多重符号化部10
3、ビデオ分離復号化部109での処理時間が33ms
生じたことを意味する。このように第2の選択器11
4、第3の選択器115、第4の選択器116と切り換
えて、符号化データを折り返し、その時のFIFO残量
を計測することで、各符号化部、復号化部の処理時間を
測定することもできる。
【0039】次に、本発明の第2実施例について図を参
照しながら詳細に説明する。図7は本発明の他の実施例
を示すテレビ電話・会議システムのブロック図である。
図7に示すように、映像入力端子117は前処理部10
1と符号化制御部106と接続しており、前処理部10
1の出力は、ソース符号化部102に入力し、その出力
はビデオ多重符号化部103と第2の異常検出部132
のB1端子に入力しており、ビデオ多重符号化部103
の出力は、伝送バッファ部104と第3の異常検出部1
33のB1端子に入力しており、伝送バッファ部104
の出力は伝送符号化部105と第4の異常検出部134
のB1端子に入力しており、伝送符号化部105の出力
は映像符号化出力端子119と選択器135のBポート
と接続されており、符号化制御部106は、映像入力端
子117と伝送バッファ部104からのデータを入力
し、前処理部101とソース符号化部102とビデオ多
重符号化部103に制御信号を出力する。
【0040】映像復号化入力端子120は選択器135
のAポートに入力し、選択器135の出力は伝送復号化
部111に入力し、その出力は受信バッファ部110と
第4の異常検出部134のA1ポートに入力し、受信バ
ッファ部110の出力は、ビデオ分離復号化部109と
第3の異常検出部133のA1ポートに入力し、ビデオ
分離復号化部109の出力は、ソース復号化部108と
第2の異常検出部132のA1ポートに入力し、ソース
復号化部108の出力は、後処理部107と第1の異常
検出部131のA1ポートに入力し、後処理部107の
出力は映像出力端子118と接続されている。
【0041】第1の異常検出部131はソース符号化部
102のLDポートからデータD1が第1の異常検出部
131のB1端子に、同じくLSポートからの信号S1
がB2端子から入力され、ソース復号化部108のS端
子からの信号S2 が同じくA2端子に入力され、その出
力はE1端子141と接続されている。第2の異常検出
部132はソース符号化部のS端子からの信号S4 が第
2の異常検出部132のB2端子から入力され、ソース
符号化部102の出力信号であるデータD3 が第2の異
常検出部132のB1端子から入力され、ビデオ分離復
号化部109のS端子からの信号S5 が第2の異常検出
部132のA2端子に、ビデオ分離復号化部109の出
力信号であるデータD4 がそれぞれ入力され、第2の異
常検出部132の出力は、E2端子142と接続されて
いる。
【0042】第3の異常検出部133はビデオ多重符号
化部103のS端子からの信号S7が第3の異常検出部
133のB2端子から入力され、ビデオ多重符号化部1
03の出力信号であるデータD5 が第3の異常検出部1
33のB1端子に入力され、受信バッファ部110のS
端子からの信号S8 が第3の異常検出部133のA2端
子に入力され、受信バッファ部110の出力信号である
データD6 が第3の異常検出部133のA1ポートに入
力され、第3の異常検出部133の出力は、E3端子1
43と接続されている。
【0043】第4の異常検出部134は、伝送バッファ
部104のS端子からの信号S10が第4の異常検出部1
34のB2端子から入力され、伝送バッファ部104の
出力信号であるデータD7 が第4の異常検出部134の
B1端子から入力され、伝送復号化部111のS端子か
らの信号S11が第4の異常検出部134のA2端子に入
力され、伝送復号化部111の出力信号であるデータD
8 が第4の異常検出部134のA1のポートに入力さ
れ、第4の異常検出部134の出力は、E4端子144
と接続されている。
【0044】以下、本発明のテレビ電話・会議システム
の動作を説明する。本発明の装置は、通常モードと診断
モードの2モードあり、通常モードから動作の説明をす
る。通常モードとは、通常のテレビ電話・テレビ会議時
に使用するモードで、選択器135はAポートの信号を
出力する。
【0045】したがって、送信する映像信号は、従来例
で示したように、映像入力端子117から入力し、前処
理部101、ソース符号化部102、ビデオ多重符号化
部103、伝送バッファ部104、伝送符号化部105
の各処理部で符号化され、映像符号化出力端子119か
ら圧縮画像データとなって相手に転送される。逆に相手
から圧縮された画像データが映像復号入力端子120か
ら入力され、伝送復号化部111、受信バッファ部11
0、ビデオ分離復号化部109、ソース復号化部10
8、後処理部107で、先ほどの符号化の逆変換によっ
て復号され、映像出力端子118から相手側の画像信号
が再生される。
【0046】次に、診断モードについて以下説明する。
診断モード時は、相手とデータのやり取りはせず、単独
の装置内で画像データを符号化し、復号化し、装置内が
正常に動作しているかを判定できるだけでなく、どこの
箇所が故障しているかを調べることもできる。これは、
図7に示すように、前処理部101と後処理部107、
ソース符号化部102とソース復号化部108、ビデオ
多重符号化部103、ビデオ分離復号化部109、伝送
バッファ部104と受信バッファ部110、伝送符号化
部105と伝送復号化部111の、符号化部の出力イン
ターフェースと復号化部の入力インターフェースがマッ
チし、各復号化部がそれぞれ対応する符号化部の逆変換
を行っているため、相手に送るべき画像信号を装置内で
符号化して、それを装置内で復号化して出力することが
できる。
【0047】例えば、図7の選択器135がBポートの
入力データを出力するよう設定すると、映像入力端子1
17から入力された映像信号は、前処理部101、ソー
ス符号化部102、ビデオ多重符号化部103、伝送バ
ッファ部104、伝送符号化部105の各処理部で符号
化が行われ、その出力は選択器135のBポートを通じ
て折り返され、伝送復号化部111、受信バッファ部1
10、ビデオ分離復号化部109、ソース復号化部10
8、後処理部107の各処理部で復号化され、映像出力
端子118から復号化された映像信号が出力される。
【0048】このように相手に送るべく映像信号は各部
で符号化処理を行った後、折り返して復号化することが
できる。ソース符号化部102から出力されている図7
でLDポートに相当する局部再生画像データとは、図6
で示したソース符号器のlに相当する信号で、ソース符
号化部102内でローカルに符号化したデータを復号化
して、その画像データで次のフレームの符号化を行うこ
とで、常にローカルに復号化した画像データと相手側の
復号器の画像データとが一致することになる。ただし、
それは図6で示した逆変換器(IDCT変換器)T-1
精度が符号器と復号器が等しい時のみ一致する。
【0049】すなわち、この診断モード時は、符号化さ
れた画像データが折り返して復号化されるので、ソース
符号化部102から出力される局部再生画像データと再
生画像データは、各符号化部、各復号化部の処理時間の
ため、遅延が生じる上に、局部再生画像データは非同期
であるが、上記の理由で、全く同じデータになる。(た
だし、ソース符号化部で使用される逆変換器T-1と、ソ
ース復号化部で使用されている逆変換器T-1は同じもの
とする)。
【0050】また、各復号化部の処理が対応する符号化
部の処理の逆交換を行っているため、各符号化部と各復
号化部において同じレベルのデータ、例えば、図7では
αとα′、βとβ′、cとc′でのデータは、先ほどと
同様に符号化された画像データを選択器135のBポー
トを通じて折り返して復号化した場合、各符号化部、復
号化部の処理時間のため、遅延が生じる上に互いのデー
タは非同期であるが全く同じデータになる。
【0051】このように正しく各部で符号化、復号化さ
れていれば、第1から第4までの異常検出部131〜1
34のA1ポートとB1端子から入力されるデータは、
非同期ではあるが、等しくなるので、各異常検出部13
1〜134で、各データの同期を合わせて比較し、その
結果を各異常フラグ端子E1〜E4に出力することで、
相手を必要とせずに装置が正常に動作しているかを判定
できるだけでなく、どこの異常フラグ端子から異常が示
されているかを調べるだけで、どの符号化部、復号化部
で故障しているかも調べることができる。
【0052】各異常検出部131〜134は図2に示す
ような同じ回路構成でよく、その動作は、図4のタイム
チャートに基づき、前述したものと同じであるので、こ
こでは説明を省略する。そして、このように符号化デー
タを折り返し、第1〜第4までの異常検出部のFIFO
残量を計測することで、各符号化部、復号化部の処理時
間を測定することもできる。
【0053】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の趣旨に基づいて種々の変形が可能
であり、これらを本発明の範囲から排除するものではな
い。
【0054】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、テレビ電話・会議システムにおいて、装置内の
符号化器の出力データを装置内の復号化器の入力とする
系を設け、前記出力データを復号した再生画像データと
符号化器内で再生される局部再生画像データとを比較し
て、異常検出部で異常を検出するようにしたので、相手
と通話することなしに、装置の故障箇所を確実に検出す
ることができる。
【0055】また、上記したように、各部で正しく符号
化、復号化されていれば、第1から第4までの異常検出
部のA1ポートとB1端子から入力されるデータは非同
期ではあるが、等しくなるので、各異常検出部で、各デ
ータの同期を合わせて比較し、その結果を異常フラグ端
子E1〜E4に出力することで、相手を必要とせずに、
装置が正常に動作しているかを判定できるだけでなく、
どこの異常フラグ端子から異常が示されているかを調べ
るだけで、どの符号化部、復号化部で故障しているかも
調べることができる。
【0056】更に、このように符号化データを折り返
し、第1〜第4までの異常検出部のFIFO残量を計測
することで、各符号化部、復号化部の処理時間を測定す
ることもできる。したがって、テレビ電話・会議システ
ムの修理を効率よくかつ経済的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すテレビ電話・会議システ
ムのブロック図である。
【図2】本発明の実施例を示すテレビ電話・会議システ
ムの異常検出部のブロック図である。
【図3】本発明の実施例を示すテレビ電話・会議システ
ムの異常検出部のFIFOメモリの構成を示すブロック
図である。
【図4】本発明の実施例を示すテレビ電話・会議システ
ムの異常検出部の動作タイムチャートである。
【図5】従来のテレビ電話・会議システムの符号器、復
合器の全体構成を示すブロック図である。
【図6】従来のテレビ電話・会議システムのソース符号
化部及び復号器の構成図である。
【図7】本発明の他の実施例を示すテレビ電話・会議シ
ステムのブロック図である。
【符号の説明】
101 前処理部 102 ソース符号化部 103 ビデオ多重符号化部 104 伝送バッファ部 105 伝送符号化部 106 符号化制御部 107 後処理部 108 ソース復号化部 109 ビデオ分離復号化部 110 受信バッファ部 111 伝送復号化部 112 異常検出部 113 第1の選択器 114 第2の選択器 115 第3の選択器 116 第4の選択器 117 映像入力端子 118 映像出力端子 119 映像符号化出力端子 120 映像復号化入力端子 121 異常フラグ端子 131 第1の異常検出部 132 第2の異常検出部 133 第3の異常検出部 134 第4の異常検出部 135 選択器 201 FIFO 202 RAM 203 制御ロジック 204 マルチプレクサ 205 書き込みポインタ 206 読み出しポインタ 207 一致回路 208 AND回路 210 比較器

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像入力端子に接続される前処理部と、
    該前処理部に接続されるソース符号化部と、該ソース符
    号化部に接続されるビデオ多重符号化部と、該ビデオ多
    重符号化部に接続される伝送バッファ部と、該伝送バッ
    ファ部に接続される伝送符号化部と、前記映像入力端
    子、前処理部、ソース符号化部、ビデオ多重符号化部、
    伝送バッファ部及び伝送符号化部に接続される符号化制
    御部と、映像復号化入力端子側に配置される伝送復号化
    部と、該伝送復号化部の後段に配置される受信バッファ
    部と、該受信バッファ部の後段に配置されるビデオ分離
    復号化部と、該ビデオ分離復号化部の後段に配置される
    ソース復号化部と、該ソース復号化部の後段に配置され
    る後処理部と、該後処理部に接続される映像出力端子を
    有するテレビ電話・会議システムにおいて、 (a)前記ソース符号化部の出力データと前記ビデオ分
    離復号化部の出力データとを切り換え、前記ソース復号
    化部の入力データとする第1の選択器と、 (b)前記ビデオ多重符号化部の出力データと受信バッ
    ファ部の出力データとを切り換え、ビデオ分離復号化部
    の入力データとする第2の選択器と、 (c)前記伝送バッファ部の出力データと前記伝送復号
    化部の出力データとを切り換え、前記受信バッファ部の
    入力とする第3の選択器と、 (d)前記伝送符号化部の出力データと、前記映像復号
    化入力端子から入力されるデータとを切り換え、伝送復
    号化部の入力データとする第4の選択器と、 (e)前記ソース符号化部から出力される局部再生画像
    データとソース復号化部の出力である再生画像データと
    を比較して異常を検出する異常検出部とを設け、自己診
    断機能を備えたことを特徴とするテレビ電話・会議シス
    テム。
  2. 【請求項2】 前記異常検出部において、前記局部再生
    画像データと、前記再生画像データの同期合せを行うF
    IFOメモリと、前記局部再生画像データと再生画像デ
    ータとを比較し、一致しない場合には、異常フラグをリ
    セットがかかるまで発生する比較器を設けたことを特徴
    とする請求項1記載のテレビ電話・会議システム。
  3. 【請求項3】 前記第1の選択器、第2の選択器、第3
    の選択器、第4の選択器において、システム立ち上げ時
    に、第1の選択器によってソース符号化部のデータをソ
    ース復号化部に入力して、前記異常検出部で異常検出し
    た後、異常が生じない場合には、前記第2の選択器によ
    ってビデオ多重符号化部までのデータを折り返し、異常
    を検出し、次に、前記第3の選択器、第4の選択器と切
    り換えることで立ち上げ時にシステムの異常を調べ、故
    障箇所を検出することを特徴とする請求項1記載のテレ
    ビ電話・会議システム。
  4. 【請求項4】 前記異常検出部において、その構成要素
    である前記FIFOメモリの残量数を計測することによ
    り、各符号化部、復号化部の処理時間の測定を行うこと
    を特徴とする請求項2記載のテレビ電話・会議システ
    ム。
  5. 【請求項5】 映像入力端子に接続される前処理部と、
    該前処理部に接続されるソース符号化部と、該ソース符
    号化部に接続されるビデオ多重符号化部と、該ビデオ多
    重符号化部に接続される伝送バッファ部と、該伝送バッ
    ファ部に接続される伝送符号化部と、前記映像入力端
    子、前処理部、ソース符号化部、ビデオ多重符号化部、
    伝送バッファ部及び伝送符号化部に接続される符号化制
    御部と、映像復号化入力端子側に配置される伝送復号化
    部と、該伝送復号化部の後段に配置される受信バッファ
    部と、該受信バッファ部の後段に配置されるビデオ分離
    復号化部と、該ビデオ分離復号化部の後段に配置される
    ソース復号化部と、該ソース復号化部の後段に配置され
    る後処理部と、該後処理部に接続される映像出力端子を
    有するテレビ電話・会議システムにおいて、 (a)前記伝送符号化部の映像符号化出力データを装置
    内の伝送復号化部の入力に折り返すために前記映像復号
    化入力端子からのデータと切り換える選択器と、 (b)前記ソース符号化部から出力される局部再生画像
    データとソース復号化部から出力される再生画像データ
    とを比較して異常を検出する第1の異常検出部と、 (c)前記ソース符号化部の出力データとソース復号化
    部の入力データとを比較して異常を検出する第2の異常
    検出部と、 (d)前記ビデオ多重符号化部の出力データと前記ビデ
    オ分離復号化部の入力データとを比較して異常を検出す
    る第3の異常検出部と、 (e)前記伝送バッファ部の出力データと前記受信バッ
    ファ部の入力データとを比較して異常を検出する第4の
    異常検出部とを設け、自己診断機能を備えたことを特徴
    とするテレビ電話・会議システム。
  6. 【請求項6】 前記第1乃至第4の異常検出部におい
    て、前記局部再生画像データと、前記再生画像データの
    同期合わせを行うFIFOメモリと、前記局部再生画像
    データと再生画像データとを比較し、一致しない場合に
    は、異常フラグをリセットがかかるまで発生する比較器
    を設けたことを特徴とする請求項5記載のテレビ電話・
    会議システム。
  7. 【請求項7】 前記選択器はシステム立ち上げ時に前記
    伝送符号化部のデータを前記伝送復号化部に入力して、
    前記第1乃至第4の各異常検出部で各符号化、復号化ま
    でのデータの異常を検出することで、立ち上げ時にシス
    テムの異常を調べ、故障箇所を検出することを特徴とす
    る請求項5記載のテレビ電話・会議システム。
  8. 【請求項8】 前記第1の異常検出部、第2の異常検出
    部、第3の異常検出部及び第4の異常検出部において、
    各異常検出部内のFIFOメモリの残量を計測する機能
    を設け、各符号化部、各復号化部の処理時間を測定する
    ことを特徴とする請求項6記載のテレビ電話・会議シス
    テム。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010114513A (ja) * 2008-11-04 2010-05-20 Oki Networks Co Ltd メディア品質測定装置、方法及びプログラム
JP2011066652A (ja) * 2009-09-17 2011-03-31 Nec Engineering Ltd 映像信号伝送装置
JP2016116030A (ja) * 2014-12-12 2016-06-23 沖電気工業株式会社 映像送信装置およびエラー検出方法
JP2020100388A (ja) * 2018-12-20 2020-07-02 セイコーエプソン株式会社 回路装置、電子機器及び移動体

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