JP2002010265A - 送信装置およびその方法と受信装置およびその方法 - Google Patents

送信装置およびその方法と受信装置およびその方法

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JP2002010265A
JP2002010265A JP2000189761A JP2000189761A JP2002010265A JP 2002010265 A JP2002010265 A JP 2002010265A JP 2000189761 A JP2000189761 A JP 2000189761A JP 2000189761 A JP2000189761 A JP 2000189761A JP 2002010265 A JP2002010265 A JP 2002010265A
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JP2000189761A
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Akiyoshi Murayama
明佳 村山
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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  • Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 参照画像を用いて符合化した信号を複数の端
末装置に、エラーが発生する通信網を用いて送信する場
合に、処理負担を軽減でき、小規模化が図れる送信装置
を提供する。 【解決手段】 時系列に並べられた複数の画像の各々を
符合化して所定の送信先に送信する送信装置であって、
前記複数の画像の各々を参照画像を用いて符合化する動
き検出/動き補償回路30、動きベクトル予測回路32
および符合化回路33と、符合化した画像を復号した画
像を記憶するメモリ122と、送信された画像が送信先
で適切に復号されなかった場合に、前記送信先で適切に
復号された画像に対応する画像であって予め指定した画
像を前記参照画像としてメモリ122から読み出す基準
参照画像選択回路352 とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、フレーム
間予測を用いて符号化した画像の信号を送信する送信装
置およびその方法と、当該信号を受信する受信装置およ
びその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、テレビ電話システム、テレビ会
議システムおよびビデオオンデマンドシステムなどの動
画像伝送システムの実現に向け、ITU−T勧告H.2
63やMPEG(Moving Picture Experts Group)などで
動画像符号化方式の標準化が進められている。これらの
動画像符号化方式では、符号化しようとする対象フレー
ムと、直前に符号化したフレームとの差分情報のみを符
号化するという、フレーム間予測方式により圧縮効率の
向上を図っている。このフレーム間予測方式は、圧縮率
の劇的な向上をもたらすが、あるフレームに伝送エラー
やパケットロスなどが生じると、受信側において、当該
フレームを参照画像としている後のフレームの復号がで
きなくなるという問題がある。そのため、受信側では、
伝送エラーなどでフレームを受信できなかった場合に、
NACK信号を送信側に送る。送信側では、NACK信
号を受けると、それ以後に送信するフレームを、受信側
が以前に適切に受信および復号したフレームを参照画像
として符号化する。
【0003】例えば、図8に示すように、フレーム
「3」に伝送エラーが生じた場合を考えると、フレーム
「4」はフレーム「3」を参照画像として符号化されて
いるため、受信側では、フレーム「3」および「4」を
適切に復号できない。受信側では、フレーム「3」を受
信できないこと検出すると、NACK信号を送信側に送
信する。送信側では、NACK信号を受けると、以後の
フレーム「5」を、受信側が既に適切に復号した最後の
フレーム「2」を参照画像として符号化する。従って、
受信側では、フレーム「2」を参照画像として、受信し
たフレーム「5」を復号できる。
【0004】ところで、例えば、多地点間通信を行うテ
レビ会議システムなどのような多地点間通信システムで
は、上述したような参照画像を用いた予測符号化を行う
と、サーバ装置と複数の端末装置との間の通信経路の相
違や、端末装置の受信感度の違いなどにより、端末装置
毎に伝送エラーやパケットロスの発生状況が異なり、複
数の端末装置がサーバ装置にそれぞれ異なる参照画像の
選択を要求することになる。そのため、サーバ装置は、
複数の端末装置のそれぞれについて、異なる参照画像を
用いてフレームの符号化を行うことなり、端末装置の数
が増えるに従ってサーバ装置の処理の負荷が著しく増加
してしまうという問題がある。
【0005】以下、具体例を用いて説明する。図9は、
多地点間通信システム1の構成図である。多地点間通信
システム1では、端末装置21 〜24 が送信した画像信
号および音声信号がネットワーク4を介してサーバ装置
3で受信され、サーバ装置3において画像合成および音
声合成を行い、それによって得られた画像信号および音
声信号がサーバ装置3から端末装置21 〜24 にネット
ワーク4を介して送信される。
【0006】図10は図9に示す端末装置21 〜23
構成図、図11は図9に示すサーバ装置3の構成図であ
る。図10に示すように、端末装置21 〜23 では、受
信した信号を復号回路10で復号した後に、動きベクト
ル抽出回路11で動きベクトルを検出して動き補償回路
12に出力する。また、参照画像選択回路13が選択し
たフレームを参照画像として、動き補償回路12に出力
する。動き補償回路12では、動きベクトル抽出回路1
1からの動きベクトルと、参照画像選択回路13からの
参照画像とを用いて動き補償を行い、その結果を加算回
路15に出力する。加算回路15では、復号回路10か
らの復号信号と、動き補償回路12からの動き補償信号
とを加算した信号をディスプレイ16に出力する。ま
た、制御回路17は、フレームが連続して受信および復
号されたか否かを監視し、受信または復号できないフレ
ームを検出すると、NACK信号をサーバ装置3に送信
する。
【0007】また、図11に示すように、サーバ装置3
は、端末装置21 〜23 のそれぞれに対応した符号化モ
ジュール211 ,212 ,213 と、メモリ22と、制
御回路23と、復号回路34とを有する。符号化モジュ
ール211 、動き検出/動き補償回路30において、参
照画像選択回路35がメモリ22から読み出した参照画
像と、原画像との間で動き検出を行い、その結果を減算
回路31に出力する。減算回路31では、原画像と動き
検出結果とを用いて所定の減算を行い、その減算結果を
符号化回路33に出力する。また、動きベクトル予測回
路32では、動き検出結果を用いて動きベクトルを予測
し、その結果を符号化回路33に出力する。符号化回路
33では、動きベクトル予測結果と、減算回路31から
の減算結果とを用いて符号化を行い、それによって得ら
れた信号をネットワーク4を介して端末装置21 に送信
すると共に、復号回路34に出力する。復号回路34で
は、符号化回路33からの信号を復号してメモリ22に
記憶する。
【0008】符号化モジュール212 ,213 は、基本
的に、符号化モジュール211 と同じ動作を行い、符号
化した信号をそれぞれネットワーク4を介して端末装置
2,23 にそれぞれ送信する。
【0009】以下、例えば、図9に示すネットワーク4
を介したサーバ装置3から端末装置21 ,22 、23
の動画像の送信状態が、図12、図13および図14に
示すようになった場合の動作を説明する。図12〜図1
4において、フレーム「1」〜「8」は、フレーム
「1」から「8」に向かって時系列に並べられた画像の
画像信号である。図12に示すように、サーバ装置3
は、図11に示す符号化モジュール211を用いて、制
御回路23からの制御に基づいて、フレーム「1」をそ
のまま符号化し、フレーム「2」〜「8」をそれぞれフ
レーム「1」〜「7」を参照画像として符号化し、当該
符号化によって生成したフレーム「1」〜「8」をリア
ルタイムにネットワーク4を介して端末装置21 〜23
に送信する。このとき、ネットワーク4上のサーバ装置
3と端末装置21 との間の通信経路では、フレーム
「1」〜「8」には伝送エラー等が発生せず、フレーム
「1」〜「8」は端末装置21 で適切に受信および復号
される。
【0010】また、図13では、端末装置22 によるフ
レーム「5」の受信にエラーが生じ、端末装置22 にお
いてフレーム「5」および「6」の復号が適切に行えな
い状態を示している。この場合に、端末装置22 からサ
ーバ装置3に送信されたNACK信号によって、図11
に示す符号化モジュール212 では、フレーム「4」を
参照画像として、フレーム「7」が符号化されて端末装
置22 に送信される。
【0011】また、図14では、端末装置23 によるフ
レーム「3」の受信にエラーが生じ、端末装置23 にお
いてフレーム「3」および「4」の適切な復号が行え
ず、端末装置23 からサーバ装置3に送信されたNAC
K信号によって、図11に示す符号化モジュール213
で、フレーム「2」を参照画像としてフレーム「5」が
符号化されて端末装置23 に送信されている。しかし、
端末装置23 によるフレーム「5」の受信にさらにエラ
ーが生じ、端末装置23 においてフレーム「5」および
「6」の適切な復号が行えず、端末装置23 からサーバ
装置3に送信されたNACK信号によって、図11に示
す符号化モジュール213 で、フレーム「2」を参照画
像としてフレーム「6」が符号化されて端末装置23
送信されている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述した図12〜図1
4に示す場合に、サーバ装置3によるフレーム「7」の
符号化に着目すると、端末装置21 についてはフレーム
「6」を参照画像として用い、端末装置22 については
フレーム「4」を参照画像として用い、端末装置23
ついてはフレーム「2」を参照画像として用いることに
なり、サーバ装置3の処理の負担が大きいと共に、この
ような最悪の場合に対応するために、端末装置の数だけ
符号化モジュールを設ける必要があり、大規模化してし
まうという問題がある。
【0013】本発明は上述した従来技術の問題点に鑑み
てなされ、参照画像を用いて符号化した信号を複数の端
末装置に、エラーが発生する通信網を用いて送信する場
合に、処理負担を軽減でき、小規模化が図れる送信装置
およびその方法を提供することを目的とする。また、本
発明は、上述した送信装置に対応した受信装置およびそ
の方法を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上述した従来技術の問題
点を解決し、上述した目的を達成するために、第1の発
明の送信装置は、時系列に並べられた複数の画像の各々
を符号化して所定の送信先に送信する送信装置であっ
て、前記複数の画像の各々を参照画像を用いて符号化す
る符号化手段と、前記符号化した画像を復号した画像を
記憶する記憶手段と、前記送信された画像が送信先で適
切に復号されなかった場合に、前記送信先で適切に復号
された画像に対応する画像であって予め指定した画像を
前記参照画像として前記記憶手段から読み出す読み出し
手段とを有する。
【0015】第1の発明の送信装置の作用は以下のよう
になる。符号化手段において、複数の画像の各々が参照
画像を用いて符号化され、当該符号化された画像が、送
信先に送信されると共に、復号された後に記憶手段に記
憶される。そして、前記送信された画像が送信先で適切
に復号されなかった場合に、読み出し手段によって、前
記送信先で適切に復号された画像に対応する画像であっ
て予め指定した画像が前記記憶手段から前記参照画像と
して読み出される。そして、前記符号化手段によって、
当該読み出された参照画像を用いて、画像が符号化さ
れ、前記送信先に送信される。第1の発明の送信装置で
は、前記送信された画像が送信先で適切に復号されなか
った場合に、記憶手段から読み出される参照画像が、例
えば、1枚など予め指定されていることから、送信先が
複数であった場合でも、送信先毎に符号化手段を設ける
必要がない。
【0016】また、第1の発明の送信装置は、好ましく
は、前記符号化手段は、前記参照画像を用いて前記複数
の画像の各々をフレーム間予測によって符号化する。
【0017】また、第1の発明の送信装置は、好ましく
は、前記読み出し手段は、前記参照画像として用いる画
像を、前記時系列に並べられた複数の画像のなかから所
定のフレーム間隔で指定する。
【0018】また、第1の発明の送信装置は、好ましく
は、前記読み出し手段は、前記参照画像として読み出す
前記指定した画像を、定期的あるいは不定期に更新す
る。
【0019】また、第2の発明の送信装置は、時系列に
並べられた複数の画像の各々を符号化して送信する送信
装置であって、前記符号化された画像を復号する復号手
段と、前記復号された画像を記憶する記憶手段と、前記
画像を符号化する際に、当該符号化を行う画像よりも時
間が前の画像を参照画像として前記記憶手段から読み出
す読み出し手段と、前記複数の画像の各々を前記参照画
像を用いて符号化する符号化手段と、前記符号化した画
像を送信する送信手段とを有し、前記読み出し手段は、
前記送信された画像が送信先で適切に復号されなかった
場合に、前記送信先で適切に復号された画像に対応する
画像であって予め指定した画像を前記参照画像として前
記記憶手段から読み出す。
【0020】また、第3の発明の送信装置は、時系列に
並べられた複数の画像の各々を符号化して送信する送信
装置であって、第1の符号化モジュールと、第2の符号
化モジュールと、前記第1の符号化モジュールが符号化
した画像を復号する復号手段と、前記復号された画像を
記憶する記憶手段とを有し、前記第1の符号化モジュー
ルは、前記画像を符号化する際に、当該符号化を行う画
像よりも時間が前の画像を第1の参照画像として前記記
憶手段から順に読み出す第1の読み出し手段と、前記複
数の画像の各々を前記第1の参照画像を用いて符号化す
る第1の符号化手段と、前記第1の符号化手段が符号化
した画像を送信する第1の送信手段とを有し、前記第2
の符号化モジュールは、前記画像を符号化する際に、当
該符号化を行う画像よりも時間が前の画像を第2の参照
画像として前記記憶手段から読み出す第2の読み出し手
段と、前記複数の画像の各々を前記第2の参照画像を用
いて符号化する第2の符号化手段と、前記第2の符号化
手段が符号化した画像を送信する第2の送信手段とを有
し、前記第2の読み出し手段は、前記送信された画像が
送信先で適切に復号されなかった場合に、前記送信先で
適切に復号された画像に対応する画像であって予め指定
した画像を前記第2の参照画像として前記記憶手段から
読み出す。
【0021】また、第4の発明の受信装置は、参照画像
を用いて符号化された画像を受信して復号する受信装置
であって、前記符号化された画像を受信する受信手段
と、前記復号した画像を記憶する記憶手段と、前記受信
した画像を、所定の参照画像を用いて復号する復号手段
と、前記画像の受信または前記復号が適切に行われてな
かった場合に、予め指定した画像を前記参照画像として
前記記憶手段から読み出す読み出し手段とを有する。
【0022】第4の発明の受信装置の作用は以下のよう
になる。受信手段によって、符号化された画像が受信さ
れる。そして、当該受信された画像が、復号手段によっ
て、所定の参照画像を用いて復号された後に、記憶手段
に記憶される。そして、前記画像の受信または前記復号
が適切に行われてなかった場合に、読み出し手段によっ
て、予め指定した画像が前記参照画像として前記記憶手
段から読み出される。そして、前記復号手段によって、
前記読み出された参照画像を用いて、画像の復号が行わ
れる。
【0023】また、第4の発明の受信装置は、好ましく
は、前記復号手段は、前記参照画像を用いて、前記複数
の画像の各々をフレーム間予測によって復号化する。
【0024】また、第4の発明の受信装置は、好ましく
は、前記読み出し手段は、前記参照画像として用いる画
像を、時系列に並べられた複数の画像のなかから所定の
フレーム間隔で指定する。
【0025】また、第4の発明の受信装置は、好ましく
は、前記読み出し手段は、前記参照画像として読み出す
前記指定した画像を、定期的あるいは不定期に更新す
る。
【0026】また、第4の発明の受信装置は、好ましく
は、前記前記画像の受信または前記復号が適切に行われ
てなかった場合に、その旨を前記画像の送信元に通知す
る制御手段をさらに有する。
【0027】また、第5の発明の送信方法は、時系列に
並べられた複数の画像の各々を符号化して所定の送信先
に送信する送信方法であって、前記複数の画像の各々を
参照画像を用いて符号化し、前記符号化した画像を前記
送信先に送信し、前記符号化した画像を復号した画像を
記憶手段に記憶し、前記送信された画像が送信先で適切
に復号されなかった場合に、前記送信先で適切に復号さ
れた画像に対応する画像であって予め指定した画像を前
記参照画像として前記記憶手段から読み出し、当該読み
出した参照画像を用いて画像の符号化を行い、当該符号
化した画像を前記送信先に送信する。
【0028】また、第6の発明の受信方法は、参照画像
を用いて符号化された画像を受信して復号する受信方法
であって、前記符号化された画像を受信し、所定の参照
画像を用いて前記受信した画像を復号し、当該復号した
画像を記憶手段に記憶し、前記画像の受信または前記復
号が適切に行われてなかった場合に、予め指定した画像
を前記参照画像として前記記憶手段から読み出し、当該
読み出した参照画像を用いて受信した画像の復号を行
う。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態の多地点
間通信システムについて説明する。図1は、本実施形態
の多地点間通信システム101の構成図である。図1に
示すように、多地点間通信システム101では、端末装
置1021 〜1023 およびサーバ装置103がネット
ワーク4を介して接続されている。ここで、ネットワー
ク4は、例えば、帯域保証がされておらず、伝送エラー
やパケットロスなどが発生する可能性があるインターネ
ットなどの通信網である。なお、端末装置1021 〜1
023 がそれぞれ本発明の受信装置に対応し、サーバ装
置103が本発明の送信装置に対応している。
【0030】多地点間通信システム101では、端末装
置1021 〜1024 が送信した例えばリアルタイムの
画像信号および音声信号がネットワーク4を介してサー
バ装置103で受信され、サーバ装置103において画
像合成および音声合成を行い、それによって得られた画
像信号および音声信号がサーバ装置103から端末装置
1021 〜1024 にネットワーク4を介して送信され
る。以下、サーバ装置103による合成した画像の送信
機能、端末装置1021 〜1024 の受信機能について
説明する。
【0031】サーバ装置103は、参照画像として使用
する画像を例えば所定のフレーム間隔、例えば10枚あ
るいは15枚などのフレーム間隔で予め指定し(以下、
当該指定した画像を指定参照画像とも記す)、端末装置
1021 〜1023 からNACK信号を受けたときに、
端末装置1021 〜1023 で適切な復号が行われた最
も近い位置にある指定参照画像を用いて次のフレームを
符号化する。例えば、図2に示すように、端末装置10
1 によるフレーム「3」の受信にエラーが生じ、端末
装置1021 においてフレーム「3」および「4」の適
切な復号が行えず、端末装置1021 からサーバ装置1
03にNACK信号が送信される。サーバ装置103
は、端末装置1021 からNACK信号を受信すると、
それ以前の指定参照画像であるフレーム「1」を参照画
像としてフレーム「5」が符号化される。この場合に、
例えば、端末装置1022 ,1023 において、フレー
ム「2」や「4」の適切が行えない場合でも、サーバ装
置103は、端末装置1022 ,1023 からNACK
信号に応じて、それ以前の指定参照画像であるフレーム
「1」を参照画像としてフレーム「4」,「6」を符号
化する。
【0032】〔端末装置1021 〜1023 〕図3は図
1に示す端末装置1021 の構成図である。なお、端末
装置1022 ,1023 は、端末装置1021 と同じ構
成をしている。図3に示すように、端末装置102
1 は、復号回路10、動きベクトル抽出回路11、動き
補償回路12、指定参照画像選択回路113、メモリ1
14、加算回路15、ディスプレイ16、制御回路11
7、受信回路118および送信回路119を有する。こ
こで、受信回路118が第4の発明の受信手段に対応
し、メモリ114が第4の発明の記憶手段に対応し、復
号回路10、動きベクトル抽出回路11および動き補償
回路12が第4の発明の復号手段に対応し、指定参照画
像選択回路113が第4の発明の読み出し手段に対応し
ている。
【0033】受信回路118は、ネットワーク4を介し
てサーバ装置103から符号化された信号を受信する。
復号回路10は、受信回路118が受信した信号の可変
長復号、逆量子化および逆DCTなどの処理を行い、そ
の結果を加算回路15に出力する。
【0034】動きベクトル抽出回路11は、復号回路1
0の復号結果に基づいて動きベクトルを抽出し、当該抽
出した動きベクトルを動き補償回路12に出力する。動
き補償回路12は、動きベクトル抽出回路11から入力
した動きベクトルと、指定参照画像選択回路113がメ
モリ114から読み出した指定参照画像とを用いて動き
補償を行い、その結果を加算回路15に出力する。指定
参照画像選択回路113は、制御回路117からの制御
に基づいて、対応する指定参照画像を選択してメモリ1
14から読み出し、これを動き補償回路12に出力す
る。
【0035】加算回路15は、復号回路10からの復号
結果と、動き補償回路12からの動き補償結果とを加算
した信号をディスプレイ16に出力する。ディスプレイ
16は、加算回路15から入力した信号に応じた画像を
表示する。制御回路117は、例えば、受信回路118
および復号回路10において、信号の受信および復号が
適切に行われたか否かを監視、適切に行われなかった場
合には、NACK信号を送信回路119を介してサーバ
装置3に送信する。また、制御回路117は、この場合
に、サーバ装置103がNACK信号に応じて以後の信
号を符号化する際に用いる指定参照画像を指定参照画像
選択回路113がメモリ114から読み出すように、指
定参照画像選択回路113を制御する。
【0036】以下、端末装置1021 の動作を説明す
る。図2に示すように、端末装置21 〜23 では、受信
回路118が受信した信号を復号回路10で復号した後
に、動きベクトル抽出回路11で動きベクトルを検出し
て動き補償回路12に出力する。また、指定参照画像選
択回路113が選択した指定参照画像がメモリ114か
ら読み出されて動き補償回路12に出力される。動き補
償回路12では、動きベクトル抽出回路11からの動き
ベクトルと、指定参照画像選択回路113からの参照画
像とを用いて動き補償を行い、その結果を加算回路15
に出力する。加算回路15では、復号回路10からの復
号信号と、動き補償回路12からの動き補償信号とを加
算した信号をディスプレイ16に出力する。加算回路1
5の加算結果は、メモリ114に格納される。このと
き、制御回路117は、フレームが連続して受信および
復号されたか否かを監視し、受信または復号できないフ
レームを検出すると、NACK信号をサーバ装置103
に送信する。
【0037】〔サーバ装置103〕図4は、図1に示す
サーバ装置103の構成図である。図4に示すように、
サーバ装置103は、符号化モジュール1211 ,12
2 、復号回路34、メモリ122および制御回路12
3を有する。ここで、符号化モジュール1211 が第3
の発明の第1の符号化モジュールに対応し、符号化モジ
ュール1212 が第3の発明の第2の符号化モジュール
に対応し、復号回路34が第3の発明の復号手段に対応
し、メモリ122が第3の発明の記憶手段に対応してい
る。
【0038】図4に示すように、符号化モジュール12
1 は、動き検出/動き補償回路30、減算回路31、
動きベクトル予測回路32、符号化回路33指定参照画
像選択回路351 を有する。
【0039】動き検出/動き補償回路30は、原画像の
動き検出および動き補償を行い、その結果を減算回路3
1および動きベクトル予測回路32に出力する。減算回
路31は、原画像から、動き検出/動き補償回路30の
結果を減算し、その差分を符号化回路33に出力する。
動きベクトル予測回路32は、動き検出/動き補償回路
30の結果を用いて、動きベクトル予測を行い、その結
果を符号化回路33に出力する。符号化回路33は、減
算回路31からの差分と、動きベクトル予測回路32の
結果とを用いて符号化を行い、それによって得られた信
号を図1に示すネットワーク4を介して、制御回路12
3によって指定された端末装置1021 〜1023 に送
信する。指定参照画像選択回路351 は、制御回路12
3によって指定された指定参照画像をメモリ122から
読み出して動き検出/動き補償回路30および復号回路
34に出力する。
【0040】図4に示すように、符号化モジュール12
2 は、符号化モジュール121と同様に、動き検出
/動き補償回路30、減算回路31、動きベクトル予測
回路32、符号化回路33および指定参照画像選択回路
35を有する。ここで、符号化モジュール1212
の動き検出/動き補償回路30、動きベクトル予測回路
32および符号化回路33が第1の発明等の符号化手段
に対応し、メモリ122が第1の発明等の記憶手段に対
応し、指定参照画像選択回路352が第1の発明等の読
み出し手段に対応している。
【0041】制御回路123は、符号化モジュール12
1 ,1212 およびメモリ122の動作を統括的に制
御する。また、制御回路123は、所定のフレーム間隔
で位置する2枚のフレームを指定参照画像として指定す
る。そして、制御回路123は、端末装置1021 〜1
023 からNACK信号を受信すると、端末装置102
1 〜1023 で適切な復号が行われた最も近い位置にあ
る指定参照画像を選択するように、指定参照画像選択回
路351 ,352 を制御する。
【0042】復号回路34は、指定参照画像選択回路3
1 から入力した指定参照画像を用いて、符号化回路3
3が出力した信号の復号を行い、その結果をメモリ12
2に書き込む。
【0043】なお、多地点間通信システム101では、
サーバ装置103において符号化を行う際に用いた指定
参照画像と、端末装置1021 〜1023 が復号を行う
際に用いる指定参照画像とを同じにするために、図3に
示す制御回路117と図4に示す制御回路123との間
で共通の処理ルールを規定する必要がある。また、サー
バ装置103から端末装置1021 〜1023 に符号化
を行う際に用いた指定参照画像を特定する信号を送信
し、端末装置1021 〜1023 において、当該信号を
用いて、指定参照画像を特定してもよい。また、ネット
ワーク4を介してサーバ装置103から端末装置102
1 〜1023 に、指定参照画像となる画像の画像信号を
送信する際に伝送エラー等が生じると、端末装置102
1 〜1023 における復号が適切に行えなくなるため、
このような場合には、サーバ装置103から端末装置1
021 〜1023 に、指定参照画像となる画像の画像信
号を再送信するようにする。また、サーバ装置103お
よび端末装置1021 〜1023 において、符号化効率
があまり落ちない程度に、定期的あるいは不定期に指定
参照画像を更新する。
【0044】以下、例えば、図2に示すサーバ装置10
3から端末装置21 ,22 、23 への動画像のリアルタ
イム送信状態が、図5、図6および図7に示すようにな
った場合の動作を説明する。図5〜図7において、フレ
ーム「1」〜「8」は、フレーム「1」から「8」に向
かって時系列に並べられた画像の画像信号である。ま
た、以下に示す例では、フレーム「1」が指定参照画像
として指定されている場合を説明する。
【0045】図5に示すように、サーバ装置103は、
図4に示す符号化モジュール1211 を用いて、制御回
路123からの制御に基づいて、フレーム「1」をその
まま符号化し、フレーム「2」〜「8」をそれぞれフレ
ーム「1」〜「7」を参照画像として符号化し、当該符
号化によって生成したフレーム「1」〜「8」をリアル
タイムにネットワーク4を介して端末装置1021 〜1
023 に送信する。このとき、ネットワーク4上のサー
バ装置103と端末装置1021 との間の通信経路で
は、フレーム「1」〜「8」には伝送エラー等が発生せ
ず、フレーム「1」〜「8」は端末装置1021 で適切
に受信および復号される。
【0046】これに対して、ネットワーク4上のサーバ
装置103と端末装置1022 との間の通信経路では図
6に示すように、フレーム「5」に伝送エラーが生じ、
端末装置1022 においてフレーム「5」および「6」
の適切な復号が行えない。そして、端末装置22 は、フ
レーム「5」の復号に失敗したときに、サーバ装置10
3にNACK信号を送信する。サーバ装置103は、端
末装置1022 からのNACK信号を受信すると、図4
に示す制御回路123の制御に基づいて、符号化モジュ
ール1212 の指定参照画像選択回路352 が指定参照
画像であるフレーム「1」を選択してメモリ122から
読み出して動き検出/動き補償回路30に出力する。こ
れにより、符号化モジュール1212 において、次のフ
レーム「7」が、フレーム「1」を参照画像として符号
化されて、ネットワーク4を介して端末装置1022
送信される。端末装置1022 では、制御回路117の
制御に基づいて、指定参照画像選択回路113によって
メモリ114からフレーム「1」が読み出されて動き補
償回路12に出力される。そして、端末装置1022
おいて、フレーム「1」を参照画像として、フレーム
「7」が復号される。
【0047】また、ネットワーク4上のサーバ装置10
3と端末装置1023 との間の通信経路では図7に示す
ように、フレーム「3」に伝送エラーが生じ、端末装置
1023 においてフレーム「3」および「4」の適切な
復号が行えない。そして、端末装置23 は、フレーム
「3」の復号に失敗したときに、サーバ装置103にN
ACK信号を送信する。サーバ装置103は、端末装置
1023 からのNACK信号を受信すると、図4に示す
制御回路123の制御に基づいて、符号化モジュール1
212 の指定参照画像選択回路352 が指定参照画像で
あるフレーム「1」を選択してメモリ122から読み出
して動き検出/動き補償回路30に出力する。これによ
り、符号化モジュール1212 において、次のフレーム
「5」が、フレーム「1」を参照画像として符号化され
て、ネットワーク4を介して端末装置1023 に送信さ
れる。
【0048】そして、ネットワーク4上のサーバ装置1
03と端末装置1023 との間の通信経路では図6に示
すように、フレーム「5」にさらに伝送エラーが生じ、
端末装置1023 においてフレーム「5」および「6」
の適切な復号が行えない。そして、端末装置23 は、フ
レーム「5」の復号に失敗したときに、サーバ装置10
3にNACK信号を送信する。サーバ装置103は、端
末装置1023 からのNACK信号を受信すると、図4
に示す制御回路123の制御に基づいて、符号化モジュ
ール1212 の指定参照画像選択回路352 が指定参照
画像であるフレーム「1」を選択してメモリ122から
読み出して動き検出/動き補償回路30に出力する。こ
れにより、符号化モジュール1212 において、次のフ
レーム「7」が、フレーム「1」を参照画像として符号
化されて、ネットワーク4を介して端末装置1023
送信される。そして、端末装置1023 において、フレ
ーム「1」を参照画像として、フレーム「7」が復号さ
れる。
【0049】以上説明したように、多地点間通信システ
ム101によれば、サーバ装置103および端末装置1
021 〜1023 において、伝送エラー等が発生した後
の符号化および復号に用いる参照画像として単数の指定
参照画像を予め決定しているため、図4に示すように、
サーバ装置103は、端末装置の数とは無関係に、2個
の符号化モジュール1211 ,1212 を備えていれば
よく、サーバ装置103を小規模化できると共に、サー
バ装置103の処理負担を軽減できる。また、多地点間
通信システム101によれば、メモリ122には、符号
化モジュール1211 で参照画像として用いるフレーム
と、符号化モジュール1212で用いる指定参照画像と
を記憶していればよく、図11に示す従来のメモリ22
に比べて、記憶容量が小さなものを用いることができ
る。
【0050】本発明は上述した実施形態には限定されな
い。例えば、上述した実施形態では、指定参照画像とし
て1枚の画像を指定する場合を例示したが、指定参照画
像として複数枚の画像を同時に指定してもよい。この場
合に、図4に示すサーバ装置103には、符号化モジュ
ール1211 と、同時に指定する指定参照画像の数分の
符号化モジュール1212 とが必要になる。
【0051】また、上述した実施形態では、サーバ装置
103から端末装置1021 〜1023 に、画像の画像
信号を符号化して送信する場合を例示したが、音声の音
声信号を符号化して送信してもよい。この場合に、音声
の情報量は少ないため上述したようなフレーム間予測符
号化は行う必要はない。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
参照画像を用いて符号化した画像を複数の送信先に、エ
ラーが発生する通信網を用いて送信する場合に、処理負
担を軽減でき、小規模化が図れる送信装置およびその方
法を提供できる。また、本発明によれば、上述した送信
装置および方法に対応した受信装置およびその方法を提
供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施形態の多地点間通信シス
テムの構成図である。
【図2】図2は、図1に示す多地点間通信システムの特
徴となる処理の概要を説明するための図である。
【図3】図3は、図1に示す端末装置の構成図である。
【図4】図4は、図1に示すサーバ装置の構成図であ
る。
【図5】図5は、図1に示すサーバ装置と端末装置10
1 との間の通信処理を説明するための図である。
【図6】図6は、図1に示すサーバ装置と端末装置10
2 との間の通信処理を説明するための図である。
【図7】図7は、図1に示すサーバ装置と端末装置10
3 との間の通信処理を説明するための図である。
【図8】図8は、従来のフレーム間予測符号化をした信
号の送受信の一例を説明するための図である。
【図9】図9は、従来の多地点間通信システムの構成図
である。
【図10】図10は、図9に示す端末装置の構成図であ
る。
【図11】図11は、図9に示すサーバ装置の構成図で
ある。
【図12】図12は、図9に示すサーバ装置と端末装置
1 との間の通信処理を説明するための図である。
【図13】図13は、図9に示すサーバ装置と端末装置
2 との間の通信処理を説明するための図である。
【図14】図14は、図9に示すサーバ装置と端末装置
3 との間の通信処理を説明するための図である。
【符号の説明】
4…ネットワーク、10…復号回路、11…動きベクト
ル抽出回路、12…動き補償回路、15…加算回路、1
6…ディスプレイ、30…動き検出/動き補償回路、3
1…減算回路、32…動きベクトル予測回路、33…符
号化回路、34…復号回路、351 ,352 …基準参照
画像選択回路、101…多地点間通信システム、102
1 ,1022 ,1023 …端末装置、113…指定参照
画像選択回路、114…メモリ、118…受信回路、1
19…送信回路、122…メモリ、123…制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C053 GA11 GB14 GB29 GB37 KA03 5C059 KK06 MA00 MA05 NN01 PP04 RA08 RF15 RF23 SS07 SS30 TA21 TB04 TC22 TC45 TD19 UA02 UA05 UA33 UA38 5C064 AA02 AB04 AC01 AC11 AD02 AD06 AD14 5K014 AA01 BA01 FA05 FA06

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】時系列に並べられた複数の画像の各々を符
    号化して所定の送信先に送信する送信装置であって、 前記複数の画像の各々を参照画像を用いて符号化する符
    号化手段と、 前記符号化した画像を復号した画像を記憶する記憶手段
    と、 前記送信された画像が送信先で適切に復号されなかった
    場合に、前記送信先で適切に復号された画像に対応する
    画像であって予め指定した画像を前記参照画像として前
    記記憶手段から読み出す読み出し手段とを有する送信装
    置。
  2. 【請求項2】前記符号化手段は、前記参照画像を用いて
    前記複数の画像の各々をフレーム間予測によって符号化
    する請求項1に記載の送信装置。
  3. 【請求項3】前記読み出し手段は、前記参照画像として
    用いる画像を、前記時系列に並べられた複数の画像のな
    かから所定のフレーム間隔で指定する請求項1に記載の
    送信装置。
  4. 【請求項4】前記読み出し手段は、前記参照画像として
    読み出す前記指定した画像を、定期的あるいは不定期に
    更新する請求項1に記載の送信装置。
  5. 【請求項5】時系列に並べられた複数の画像の各々を符
    号化して送信する送信装置であって、 前記符号化された画像を復号する復号手段と、 前記復号された画像を記憶する記憶手段と、 前記画像を符号化する際に、当該符号化を行う画像より
    も時間が前の画像を参照画像として前記記憶手段から読
    み出す読み出し手段と、 前記複数の画像の各々を前記参照画像を用いて符号化す
    る符号化手段と、 前記符号化した画像を送信する送信手段とを有し、 前記読み出し手段は、前記送信された画像が送信先で適
    切に復号されなかった場合に、前記送信先で適切に復号
    された画像に対応する画像であって予め指定した画像を
    前記参照画像として前記記憶手段から読み出す送信装
    置。
  6. 【請求項6】前記符号化手段は、前記参照画像を用い
    て、前記複数の画像の各々をフレーム間予測によって符
    号化する請求項5に記載の送信装置。
  7. 【請求項7】前記読み出し手段は、前記参照画像として
    用いる画像を、時系列に並べられた複数の画像のなかか
    ら、所定のフレーム間隔で指定する請求項5に記載の送
    信装置。
  8. 【請求項8】前記読み出し手段は、前記参照画像として
    読み出す前記指定した画像を、定期的あるいは不定期に
    更新する請求項5に記載の送信装置。
  9. 【請求項9】時系列に並べられた複数の画像の各々を符
    号化して送信する送信装置であって、 第1の符号化モジュールと、 第2の符号化モジュールと、 前記第1の符号化モジュールが符号化した画像を復号す
    る復号手段と、 前記復号された画像を記憶する記憶手段とを有し、 前記第1の符号化モジュールは、 前記画像を符号化する際に、当該符号化を行う画像より
    も時間が前の画像を第1の参照画像として前記記憶手段
    から順に読み出す第1の読み出し手段と、 前記複数の画像の各々を前記第1の参照画像を用いて符
    号化する第1の符号化手段と、 前記第1の符号化手段が符号化した画像を送信する第1
    の送信手段とを有し、 前記第2の符号化モジュールは、 前記画像を符号化する際に、当該符号化を行う画像より
    も時間が前の画像を第2の参照画像として前記記憶手段
    から読み出す第2の読み出し手段と、 前記複数の画像の各々を前記第2の参照画像を用いて符
    号化する第2の符号化手段と、 前記第2の符号化手段が符号化した画像を送信する第2
    の送信手段とを有し、 前記第2の読み出し手段は、前記送信された画像が送信
    先で適切に復号されなかった場合に、前記送信先で適切
    に復号された画像に対応する画像であって予め指定した
    画像を前記第2の参照画像として前記記憶手段から読み
    出す送信装置。
  10. 【請求項10】参照画像を用いて符号化された画像を受
    信して復号する受信装置であって、 前記符号化された画像を受信する受信手段と、 前記復号した画像を記憶する記憶手段と、 前記受信した画像を、所定の参照画像を用いて復号する
    復号手段と、 前記画像の受信または前記復号が適切に行われていなか
    った場合に、予め指定した画像を前記参照画像として前
    記記憶手段から読み出す読み出し手段とを有する受信装
    置。
  11. 【請求項11】前記復号手段は、前記参照画像を用い
    て、前記複数の画像の各々をフレーム間予測によって復
    号化する請求項10に記載の受信装置。
  12. 【請求項12】前記読み出し手段は、前記参照画像とし
    て用いる画像を、時系列に並べられた複数の画像のなか
    から所定のフレーム間隔で指定する請求項10に記載の
    受信装置。
  13. 【請求項13】前記読み出し手段は、前記参照画像とし
    て読み出す前記指定した画像を、定期的あるいは不定期
    に更新する請求項10に記載の受信装置。
  14. 【請求項14】前記前記画像の受信または前記復号が適
    切に行われていなかった場合に、その旨を前記画像の送
    信元に通知する制御手段をさらに有する請求項10に記
    載の受信装置。
  15. 【請求項15】時系列に並べられた複数の画像の各々を
    符号化して所定の送信先に送信する送信方法であって、 前記複数の画像の各々を参照画像を用いて符号化し、 前記符号化した画像を前記送信先に送信し、 前記符号化した画像を復号した画像を記憶手段に記憶
    し、 前記送信された画像が送信先で適切に復号されなかった
    場合に、前記送信先で適切に復号された画像に対応する
    画像であって予め指定した画像を前記参照画像として前
    記記憶手段から読み出し、 当該読み出した参照画像を用いて画像の符号化を行い、
    当該符号化した画像を前記送信先に送信する送信方法。
  16. 【請求項16】前記参照画像を用いて、前記複数の画像
    の各々をフレーム間予測によって符号化する請求項15
    に記載の送信方法。
  17. 【請求項17】前記参照画像として用いる画像を、時系
    列に並べられた複数の画像のなかから所定のフレーム間
    隔で指定する請求項15に記載の送信方法。
  18. 【請求項18】前記参照画像として読み出す前記指定し
    た画像を、定期的あるいは不定期に更新する請求項15
    に記載の送信方法。
  19. 【請求項19】参照画像を用いて符号化された画像を受
    信して復号する受信方法であって、 前記符号化された画像を受信し、 所定の参照画像を用いて前記受信した画像を復号し、 当該復号した画像を記憶手段に記憶し、 前記画像の受信または前記復号が適切に行われていなか
    った場合に、予め指定した画像を前記参照画像として前
    記記憶手段から読み出し、 当該読み出した参照画像を用いて受信した画像の復号を
    行う受信方法。
  20. 【請求項20】前記参照画像を用いて、前記複数の画像
    の各々をフレーム間予測によって復号する請求項19に
    記載の受信方法。
  21. 【請求項21】前記参照画像として用いる画像を、時系
    列に並べられた複数の画像のなかから所定のフレーム間
    隔で指定する請求項19に記載の受信方法。
  22. 【請求項22】前記参照画像として読み出す前記指定し
    た画像を、定期的あるいは不定期に更新する請求項19
    に記載の受信方法。
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