JPH10154289A - 画像伝送装置 - Google Patents

画像伝送装置

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Publication number
JPH10154289A
JPH10154289A JP31065596A JP31065596A JPH10154289A JP H10154289 A JPH10154289 A JP H10154289A JP 31065596 A JP31065596 A JP 31065596A JP 31065596 A JP31065596 A JP 31065596A JP H10154289 A JPH10154289 A JP H10154289A
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JP
Japan
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memory
still image
compressor
image data
compressed
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Application number
JP31065596A
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English (en)
Inventor
Koichi Harasaki
浩一 原崎
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Atsumi Electric Co Ltd
Original Assignee
Atsumi Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像伝送装置において、静止画像を短時間で
送信でき、しかもセンター装置側でより精細な画像を観
察したいという要求にも応えることができるようにす
る。 【解決手段】 フィールドメモリ5に取り込んだ静止画
像について、第1圧縮器21と第2圧縮器22でデータ
圧縮する。第1圧縮器21の圧縮率は第2圧縮器22の
圧縮率より大きくなされている。第1圧縮器21で圧縮
した画像データは第1メモリ24に、第2圧縮器22で
圧縮した画像データは第2メモリ25に書き込む。異常
が発生した場合には、制御装置9は第1メモリ24から
大きな圧縮率で圧縮された画像データをセンター装置に
送信するので短時間で送信できる。また、センター装置
から要求があった場合には第2メモリ25から小さな圧
縮率で圧縮された画像データを送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、監視エリアを監視
カメラで監視し、当該監視エリアに異常が生じた場合に
監視カメラで撮像した静止画像を電話回線を介して警備
センターに伝送する画像伝送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図3に従来の画像伝送装置の構成例を示
す。図中、11 ,12 は監視カメラ(以下、単にカメラ
と記す)、21 ,22 は防犯センサ(以下、単にセンサ
と記す)、3は切り換え回路、4はA/D変換器、5は
フィールドメモリ、6は圧縮器、7はメモリ装置、8は
モデム、9は制御装置、10は画像伝送装置、11は操
作装置、Lは電話回線を示す。
【0003】テナントビル、オフィスビル等の警備の対
象となっている監視区域の所定の位置には監視カメラ
(以下、単にカメラと記す)11 ,12 が設置されてい
る。また、警備の対象となっている監視区域の所定の位
置にはセンサ21 ,22 が設置されており、これらセン
サ21 ,22 の出力は制御装置9に入力される。これら
のセンサ21 ,22 としては、移動物体を検知するため
の熱線センサ、窓やドアが開けられたことを検知するた
めのマグネットスイッチ等種々のセンサを用いることが
できるが、以下においては全て熱線センサであるとす
る。
【0004】そして、カメラ11 ,12 とセンサ21
2 とは対応付けられている。どのカメラとどのセンサ
が対応するかは制御装置9に予め登録されている。この
カメラとセンサとの対応付けは任意に定めることができ
るが、ここでは理解を容易にするためにカメラ11 とセ
ンサ21 が対応付けられ、カメラ12 とセンサ22 が対
応付けられているとする。
【0005】なお、カメラ、センサは2個以上設けられ
るのが通常であるが、ここでは2個のカメラと、2個の
センサを備える場合について説明するが、以下の説明は
カメラ及びセンサを3個以上備える場合においても同様
であることは当然である。
【0006】カメラ11 ,12 は常時動作しており、こ
れらカメラ11 ,12 からの映像信号はそれぞれ切り換
え器3に入力される。この切り換え器3はスイッチ回路
で構成されているものであり、制御装置9からの制御信
号によって、カメラ11 ,12 からの映像信号を予め定
められた時間毎にサイクリックに切り換えて後段に出力
するようになされている。
【0007】いま、切り換え器3でカメラ11 で撮像し
た映像信号が選択されているものとすると、この映像信
号はA/D変換器4でデジタル画像データとなされ、そ
の中の1フィールドが抽出されて一旦フィールドメモリ
5に書き込まれる。その後、当該画像データはフィール
ドメモリ5から読み出されて圧縮器6でデータ圧縮され
てメモリ装置7に書き込まれる。
【0008】以上の処理が終了すると切り換え器3はカ
メラ12 からの映像信号を選択するように切り換えら
れ、切り換え器3から出力されるカメラ12 からの映像
信号に対して上述した処理が施される。
【0009】以上の処理が繰り返されることによって、
カメラ11 ,12 で撮像した静止画像のデータが交互に
メモリ装置7に書き込まれることになる。
【0010】フィールドメモリ5の書き込み、読み出し
の動作、圧縮器6の圧縮動作は制御装置9からの制御信
号によって制御されるようになされている。圧縮器6に
おけるデータ圧縮の方式としてどのような方式を用いる
かは任意であるが、一般的にはJPEG(Joint Photog
raphic Experts Group)方式が用いられることが多い。
また、図3ではフィールドメモリ5を用いるものとして
いるが、フィールドメモリ5に代えてフレームメモリを
用いてもよいことは明らかである。なお、メモリ装置7
の容量が満杯になった場合には古い画像データから順次
新しい画像データに更新されるようになされている。
【0011】モデム8は、警備会社の警備センターに設
置されているセンター装置(図3には図示せず)との間
で双方向で種々のデータの授受を行うためのものであ
る。
【0012】制御装置9は当該画像伝送装置10の全体
の動作を統括して管理するものであり、CPUあるいは
MPU等を用いたプロセッシングユニットで構成され
る。
【0013】操作装置11は、制御装置9の動作モード
を設定するためのものであり、ここでは、警戒と解除の
二つのモードが設定可能となされているものとする。こ
の操作装置11は通常リモコン等と称されているものに
相当するものである。なお、図3では操作装置11は画
像伝送装置10とは別体のものとして示してあるが、画
像伝送装置10と一体化されていてもよいものである。
また、図3では操作装置11は一つしか示していない
が、これは図が煩雑になるのを避けると共に、理解を容
易にするための便宜的な措置であって、実際には操作装
置11は複数個、具体的には例えばテナント毎、あるい
は警戒エリア毎に設けられるのが通常である。
【0014】次に、図3に示す構成の画像伝送装置10
の動作を概略説明する。いま、操作装置11によって警
戒の解除モードが設定されているものとする。センサ2
1 ,22 は常時動作しているので人の動きを検知すると
移動物体を検知したことを示す信号(以下、この信号を
発報信号と称する)を出力するが、制御装置9は解除モ
ードが設定されている場合には発報信号を無視するの
で、この場合には制御装置9は切り換え器3を所定の周
期毎に切り換えるように制御しているのみである。従っ
てカメラ11 ,12 からの映像信号は切り換え器3によ
ってサイクリックに切り換えられ、A/D変換器4によ
ってデジタル化され、静止画像データがフィールドメモ
リ5に書き込まれ、そこから読み出されて圧縮器6で圧
縮されてメモリ装置7に書き込まれる動作が繰り返し行
われることになる。
【0015】画像伝送装置10はセンター装置との間で
データの授受を行うようになされているので、センター
装置のオペレータは、監視区域の現在の状況を観察した
い場合には画像伝送装置10に対して現在撮像した画像
を伝送するように指示することが可能である。この指示
はモデム8で受信され、復調されて受信データとして制
御装置9に渡される。そして、制御装置9はその指示に
従い、メモリ装置7に書き込まれている静止画像データ
を読み出すと共に、モデム8に当該画像データの送信を
指示する。このことによってモデム8は静止画像データ
を変調して電話回線Lを介してセンター装置に送信す
る。この画像データはセンター装置で受信され、復調さ
れ、更に伸張されてモニタに表示されることになるの
で、センター装置のオペレータは当該監視区域の現在の
状況を把握することができることになる。
【0016】次に、操作装置11によって警戒モードが
設定されている場合の動作について概略説明する。
【0017】この警戒モード時には、制御装置9はある
センサから発報信号を受けると、切り換え器3を制御
し、当該発報信号を出力したセンサに対応するカメラを
選択させる。このことで当該カメラで撮像された静止画
像は上述した処理が施されてメモリ装置7に書き込まれ
ることになる。
【0018】このようにして当該カメラからの静止画像
のメモリ装置7への書き込みが終了すると、制御装置9
は制御信号によってメモリ装置7を書き込み禁止とす
る。この時点ではメモリ装置7には、当該カメラで撮像
した静止画像の中の当該センサが発報信号を出力する前
に撮像した静止画像と、発報信号を出力した後に撮像し
た静止画像の二つの静止画像のデータが書き込まれてい
ることになる。
【0019】そして、制御装置9はメモリ装置7からこ
れら二つの静止画像データを読み出すと共に、モデム8
に当該静止画像データの送信、及び異常発生を示すデー
タの送信を指示する。このことによってモデム8は、異
常発生を示すデータ及び静止画像データを変調して電話
回線Lを介してセンター装置に送信する。この静止画像
データ及び異常発生を示すデータはセンター装置で受信
され、復調され、更に伸張されてモニタに表示されるこ
とになるので、センター装置のオペレータは異常が発生
した前後の状況を把握することができる。
【0020】制御装置9は、これら異常発生を示すデー
タ及び静止画像データの送信が終了すると、メモリ装置
7の書き込み禁止を解除すると共に、切り換え器3によ
りカメラ11 ,12 からの映像信号をサイクリックに切
り換えるようにする。
【0021】警戒モード時には制御装置9は、センサが
発報信号を出力する度毎に上述した動作を繰り返すこと
になる。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うな画像伝送装置を用いたセキュリティシステムにおい
ては、警備区域に異常が発生した場合にはできるだけ短
時間でカメラで撮像した静止画像をセンター装置に伝送
することが望まれる。
【0023】このような要望に対応するためには圧縮器
6でデータ圧縮する際の圧縮率を大きくすればよいこと
は明らかであるが、圧縮率を大きくするとセンター装置
側で受信した静止画像データを復調し、伸張してモニタ
に表示した場合、その静止画像の画質が劣化して見難く
なる場合があるという問題が生じる。
【0024】しかし、圧縮器6でデータ圧縮する際の圧
縮率を小さくすると、センター装置側でモニタに表示し
たときの画質の劣化は防ぐことができるが、伝送時間が
長くなるので、結果としてセンター装置側での対応が遅
れるという問題が生じる。
【0025】本発明は上述した問題点に鑑みてなされた
ものであり、静止画像を短時間で送信でき、しかもセン
ター装置側でより精細な画像を観察したいという要求に
も応えることができる画像伝送装置を提供することを目
的とするものである。
【0026】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1記載の画像伝送装置は、監視カメラから
取り込んだ静止画像を圧縮してメモリ装置に保存する画
像伝送装置において、取り込んだ一つの静止画像を少な
くとも2種類の異なる圧縮率で圧縮して圧縮静止画像デ
ータを得、それらの圧縮静止画像データをメモリ装置に
保存することを特徴とする。
【0027】また、請求項2記載の画像伝送装置は、監
視カメラから取り込んだ静止画像を圧縮してメモリ装置
に保存する画像伝送装置において、取り込んだ一つの静
止画像を少なくとも2種類の異なる画面サイズで圧縮し
て圧縮静止画像データを得、それらの圧縮静止画像デー
タをメモリ装置に保存することを特徴とする。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ実施の形
態について説明する。図1は本発明に係る画像伝送装置
の第1の実施形態を示す図であり、図中、20は圧縮
器、21は第1圧縮器、22は第2圧縮器、23はメモ
リ装置、24は第1メモリ、25は第2メモリを示す。
なお、図3に示すものと同一あるいは同等なものについ
ては同一の符号を付して重複する説明を省略する。
【0029】圧縮器20は、第1圧縮器21、第2圧縮
器22の二つの圧縮器を備えている。そして、これら二
つの圧縮器21、22の圧縮率は異なされている。ここ
では、第1圧縮器21の圧縮率は第2圧縮器22の圧縮
率より大きいものとする。そして、これら二つの圧縮器
21、22の動作は制御装置9によって制御される。
【0030】メモリ装置23は、第1メモリ24、第2
メモリ25の二つのメモリを備えている。そしてこれら
二つのメモリ24、25の書き込み、読み出しは制御装
置9によって制御される。
【0031】フィールドメモリ5に書き込まれた静止画
像データは、制御装置9の制御によって読み出され、第
1圧縮器21及び第2圧縮器22に入力され、それぞれ
データ圧縮される。そして、第1圧縮器21で圧縮され
た画像データは第1メモリ24に書き込まれ、第2圧縮
器22で圧縮された画像データは第2メモリ25に書き
込まれる。
【0032】図1に示す画像伝送装置10の警戒モード
時の動作について説明すると次のようである。
【0033】制御装置9はあるセンサから発報信号を受
けると、切り換え器3を制御し、当該発報信号を出力し
たセンサに対応するカメラを選択させる。このことで当
該カメラからの映像信号はA/D変換器4でデジタル化
されてフィールドメモリ5に書き込まれ、更にフィール
ドメモリ5から読み出され、第1圧縮器21、第2圧縮
器22でデータ圧縮され、それぞれ第1メモリ24、第
2メモリ25に書き込まれることになる。
【0034】このようにして当該カメラからの静止画像
の第1メモリ24、第2メモリ25への書き込みが終了
すると、制御装置9は制御信号によってメモリ装置23
を書き込み禁止とする。この時点ではメモリ装置23の
第1メモリ24、第2メモリ25には、それぞれ、当該
カメラで撮像した静止画像の中の当該センサが発報信号
を出力する前に撮像した静止画像と、発報信号を出力し
た後に撮像した静止画像の二つの静止画像のデータが書
き込まれていることになる。
【0035】そして、制御装置9はメモリ装置23の第
1メモリ24からこれら二つの静止画像データを読み出
すと共に、モデム8に当該画像データ、及び異常発生を
示すデータの送信を指示する。このことによってモデム
8は、異常発生を示すデータ及び静止画像データを変調
して電話回線Lを介してセンター装置に送信する。この
画像データ及び異常発生を示すデータはセンター装置で
受信され、復調され、更に伸張されてモニタに表示され
ることになるので、センター装置のオペレータは異常が
発生した前後の状況を把握することができる。
【0036】センター装置のオペレータは、受信した静
止画像を観察して、より精細な画像を観察したい場合に
は、画像伝送装置10に対してより精細な静止画像の伝
送を指令する。
【0037】この指令はモデム8で受信され、復調され
て受信データとして制御装置9に渡される。そして、制
御装置9はその指示に従い、メモリ装置23の第2メモ
リ25に書き込まれている静止画像データを読み出すと
共に、モデム8に当該画像データの送信を指示する。こ
のことによってモデム8は静止画像データを変調して電
話回線Lを介してセンター装置に送信する。この画像デ
ータはセンター装置で受信され、復調され、更に伸張さ
れてモニタに表示されることになるので、センター装置
のオペレータはより精細な静止画像を観察することがで
きる。
【0038】以上のように、図1に示す画像伝送装置1
0においては、フィールドメモリ5に取り込んだ静止画
像に対して、互いに圧縮率の異なる第1圧縮器21と第
2圧縮器22で圧縮し、それぞれ第1メモリ24、第2
メモリ25に記憶するようになされているので、警戒モ
ード時に異常が発生した場合には、第1メモリ24から
第1圧縮器21で圧縮された画像データ、即ち大きな圧
縮率で圧縮された画像データを送信することができるの
で、当該静止画像を短時間で伝送することができるもの
である。
【0039】そして、センター装置から要求があったと
きには、第2圧縮器22で圧縮された画像データ、即ち
小さな圧縮率で圧縮された画像データを送信できるの
で、センター装置のオペレータはより精細な静止画像を
観察できることになる。
【0040】なお、図1に示す構成では、第1圧縮器2
1と第2圧縮器22の二つの圧縮器を用いるものとした
が、パラメータを与えることによって圧縮率が変更可能
となされた圧縮器を用いる場合には一つの圧縮器でよ
い。この場合には、まず当該圧縮器に対してパラメータ
によって第1の圧縮率、例えば大きな圧縮率を与え、フ
ィールドメモリ5から読み出した画像データを圧縮して
第1メモリ24に書き込み、次に当該圧縮器に対してパ
ラメータによって第2の圧縮率、例えば小さな圧縮率を
与え、フィールドメモリ5から同じ静止画像データを読
み出し、圧縮して第2メモリ25に書き込むようにすれ
ばよい。
【0041】また、図1に示す構成ではメモリ装置23
として第1メモリ24と第2メモリ25の二つのメモリ
を用いるものとしているが、一つのメモリの領域を分割
し、一方のメモリ領域には第1圧縮器21で圧縮された
画像データを書き込み、他方のメモリ領域には第2圧縮
器22で圧縮された画像データを書き込むようにしても
よいものである。
【0042】以上、第1の実施形態について説明した
が、次に、本発明に係る画像伝送装置の第2の実施形態
について図2を参照して説明する。図2において、30
は圧縮器、31はメモリ装置、32は第1メモリ、33
は第2メモリを示す。なお、図3に示すものと同一ある
いは同等なものについては同一の符号を付して重複する
説明を省略する。
【0043】圧縮器30は予め定められた圧縮率でフィ
ールドメモリ5から読み出された画像データを圧縮する
ものであり、その動作は制御装置9によって制御され
る。
【0044】メモリ装置31は、第1メモリ32、第2
メモリ33の二つのメモリを備えている。そしてこれら
二つのメモリ32、33の書き込み、読み出しは制御装
置9によって制御される。
【0045】フィールドメモリ5に書き込まれた静止画
像データは、制御装置9の制御によって読み出され、圧
縮器30で圧縮されるが、互いに異なる二つの画面サイ
ズの部分について圧縮される。一つはフィールドメモリ
5に書き込まれている全ての画像を読み出し、圧縮して
メモリ装置31の一方のメモリに書き込み、もう一つは
フィールドメモリ5に書き込まれている画像の中の所定
の画像領域、例えば画像の中央部分のみを読み出して圧
縮し、メモリ装置31の他方のメモリに書き込むように
するのである。
【0046】つまり、フィールドメモリ5に一つの静止
画像を書き込むと、制御装置9は、まずフィールドメモ
リ5から当該静止画像の全体の画像データを読み出し、
圧縮器30で圧縮し、メモリ装置31の一方のメモリ、
例えば第2メモリ33に書き込み、次にフィールドメモ
リ5に書き込まれている静止画像の中の所定の部分領域
の画像データ(以下、これを部分画像と称す)のみを読
み出して圧縮器30で圧縮し、メモリ装置31の他方の
メモリ、例えば第1メモリ32に書き込むようにするの
である。
【0047】図2に示す画像伝送装置10の警戒モード
時の動作について説明すると次のようである。
【0048】制御装置9はあるセンサから発報信号を受
けると、切り換え器3を制御し、当該発報信号を出力し
たセンサに対応するカメラを選択させる。このことで当
該カメラからの映像信号はA/D変換器4でデジタル化
されてフィールドメモリ5に書き込まれる。
【0049】そして、制御装置9は、まずフィールドメ
モリ5から当該静止画像の全体の画像データを読み出
し、圧縮器30で圧縮し、第2メモリ33に書き込み、
次にフィールドメモリ5に書き込まれている静止画像の
中の所定の領域の部分画像のデータのみを読み出して圧
縮器30で圧縮し、第1メモリ32に書き込む。
【0050】このようにして当該カメラからの静止画像
の第1メモリ32、第2メモリ33への書き込みが終了
すると、制御装置9は制御信号によってメモリ装置31
を書き込み禁止とする。この時点ではメモリ装置31の
第1メモリ32には、当該カメラが当該センサが発報信
号を出力する前に撮像した静止画像の部分画像と、発報
信号を出力した後に撮像した静止画像の部分画像二つの
部分画像のデータが書き込まれており、第2メモリ33
には、当該カメラが当該センサが発報信号を出力する前
に撮像した静止画像の全体画像と、発報信号を出力した
後に撮像した静止画像の全体画像の二つの全体画像のデ
ータが書き込まれていることになる。
【0051】そして、制御装置9はメモリ装置31の第
1メモリ32からこれら二つの静止画像データを読み出
すと共に、モデム8に当該画像データ、及び異常発生を
示すデータの送信を指示する。このことによってモデム
8は、異常発生を示すデータ及び静止画像データを変調
して電話回線Lを介してセンター装置に送信する。この
画像データ及び異常発生を示すデータはセンター装置で
受信され、復調され、更に伸張されてモニタに表示され
ることになるので、センター装置のオペレータは異常が
発生した前後の状況をある程度は把握することができ
る。
【0052】センター装置のオペレータは、受信した静
止画像を観察して、より広い範囲の画像を観察したい場
合には、画像伝送装置10に対してより広範囲の静止画
像の伝送を指令する。
【0053】この指令はモデム8で受信され、復調され
て受信データとして制御装置9に渡される。そして、制
御装置9はその指示に従い、メモリ装置31の第2メモ
リ33に書き込まれている静止画像データを読み出すと
共に、モデム8に当該画像データの送信を指示する。こ
のことによってモデム8は当該静止画像データを変調し
て電話回線Lを介してセンター装置に送信する。この画
像データはセンター装置で受信され、復調され、更に伸
張されてモニタに表示されることになるので、センター
装置のオペレータはより広範囲な静止画像を観察するこ
とができる。
【0054】以上のように、図2に示す画像伝送装置1
0においては、フィールドメモリ5に取り込んだ静止画
像の全体画像と部分画像についてデータ圧縮し、それぞ
れ第1メモリ32、第2メモリ33に記憶するようにな
されているので、警戒モード時に異常が発生した場合に
は、第1メモリ32からデータ量が少ない部分画像の画
像データを読み出して送信することができるので、当該
静止画像を短時間で伝送することができる。
【0055】そして、センター装置から要求があったと
きには、第2メモリ33から全体画像の画像データを読
み出して送信できるので、センター装置のオペレータは
より広範囲な静止画像を観察できることになる。
【0056】なお、図1に示す構成では、メモリ装置3
1として第1メモリ32と第2メモリ33の二つのメモ
リを用いるものとしているが、一つのメモリの領域を分
割し、一方のメモリ領域には部分画像を圧縮した画像デ
ータを書き込み、他方のメモリ領域には全体画像を圧縮
した画像データを書き込むようにしてもよいことは明ら
かである。
【0057】また、部分画像として、水平方向、垂直方
向に間引きサンプリングを行い、全体画像を縮小した画
像を用いてもよい。
【0058】以上、本発明の実施形態について説明した
が、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく種
々の変形が可能であることは当業者に明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る画像伝送装置の第1の実施形態
を示すブロック図である。
【図2】 本発明に係る画像伝送装置の第2の実施形態
を示すブロック図である。
【図3】 従来の画像伝送装置の構成例を示すブロック
図である。
【符号の説明】
1 ,12 …監視カメラ、21 ,22 …防犯センサ、3
…切り換え回路、4…A/D変換器、5…フィールドメ
モリ、6…圧縮器、7…メモリ装置、8…モデム、9…
制御装置、10…画像伝送装置、11…操作装置、20
…圧縮器、21…第1圧縮器、22…第2圧縮器、23
…メモリ装置、24…第1メモリ、25…第2メモリ、
30…圧縮器、31…メモリ装置、32…第1メモリ、
33…第2メモリ、L…電話回線。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 7/18 H04N 7/18 F

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】監視カメラから取り込んだ静止画像を圧縮
    してメモリ装置に保存する画像伝送装置において、取り
    込んだ一つの静止画像を少なくとも2種類の異なる圧縮
    率で圧縮して圧縮静止画像データを得、それらの圧縮静
    止画像データをメモリ装置に保存することを特徴とする
    画像伝送装置。
  2. 【請求項2】監視カメラから取り込んだ静止画像を圧縮
    してメモリ装置に保存する画像伝送装置において、取り
    込んだ一つの静止画像を少なくとも2種類の異なる画面
    サイズで圧縮して圧縮静止画像データを得、それらの圧
    縮静止画像データをメモリ装置に保存することを特徴と
    する画像伝送装置。
JP31065596A 1996-11-21 1996-11-21 画像伝送装置 Pending JPH10154289A (ja)

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JP31065596A JPH10154289A (ja) 1996-11-21 1996-11-21 画像伝送装置

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JP31065596A JPH10154289A (ja) 1996-11-21 1996-11-21 画像伝送装置

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