JPH0564088B2 - - Google Patents

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JPH0564088B2
JPH0564088B2 JP60220787A JP22078785A JPH0564088B2 JP H0564088 B2 JPH0564088 B2 JP H0564088B2 JP 60220787 A JP60220787 A JP 60220787A JP 22078785 A JP22078785 A JP 22078785A JP H0564088 B2 JPH0564088 B2 JP H0564088B2
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JP
Japan
Prior art keywords
container
mold
cloth
covered
injection port
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP60220787A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6280020A (ja
Inventor
Yoshio Niie
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Okamoto Corp
Original Assignee
Okamoto Corp
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Publication date
Application filed by Okamoto Corp filed Critical Okamoto Corp
Priority to JP22078785A priority Critical patent/JPS6280020A/ja
Publication of JPS6280020A publication Critical patent/JPS6280020A/ja
Publication of JPH0564088B2 publication Critical patent/JPH0564088B2/ja
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  • Rigid Containers With Two Or More Constituent Elements (AREA)
  • Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案はゴム引布製密封容器の製造方法に関
するものであり、詳しくは、ガソリンなどの溶解
性の有る液体を収容する容器と、溶解性のない液
体を収容する容器の製造方法に関する。
(従来技術) 従来、ゴム引布製の密封容器を製造するには、
容器を展開させた形状に裁断したゴム引布の接合
辺部分を接着剤にて接着し、箱形状の容器を成形
していたが、この製造方法では容器の形状を正確
に所定の形状に成形するのが難しく、そして、容
器の接合辺部分を接着する接着剤がガソリンなど
の溶解性の有る液体に溶けてしまうので、溶解性
を有する液体を収容することができなかつた。
また、上述した製造方法の欠点を解消する製造
方法として、容器と外形を同形に成す分解可能な
成形用木枠を作り、この木枠の周りを裁断した加
硫ゴム引布にて被包すると共に、このゴム引布の
接合部分を接着し、上記木枠の周りに注入口を開
設した容器を成形した後、容器内で木枠を分解
し、同容器の注入口から取り出す方法が有る。
上記した製造方法は、木枠の周りにゴム引布を
被いながら成形することができるから所定形状の
容器を正確に且つ簡単に製造することができる。
さらに、上記した製造方法を応用し、木枠の周り
を未加硫のゴム引布にて被包すると共に、このゴ
ム引布の接合部分を未加硫のゴム糊を用いて接着
した後、容器を木枠に付けたままで加硫すれば、
形の整つた耐溶解性を有する容器を製造すること
ができる。
しかし、上記した製造方法は、木枠を分解自在
な構造にする必要がある為に木枠の製造が大変で
あり、また、容器の形状を変更する度にその形状
に合つた木枠の構造を考え出さなければならない
ので木枠の製作性が非常に悪く、さらには、容器
内で木枠を分解し、容器の注入口から取り出す作
業が難しく、容器を傷付けてしまう可能性があつ
た。
(技術的課題) 本発明の技術的課題は、前記した成形型(木
枠)を用いた製造方法における不都合を解消する
ことであり、成形型の製作、及び容器内からの成
形型の取りだしを簡単にすると共に、容器形状の
変更にも対応できる(1)非溶解性、液体用、及び(2)
溶解性液体用のゴム引布密封容器の製造方法を提
供することである。
(技術的課題を解決する為の手段) 本発明が前記した(1)の技術的課題を解決する為
に講ずる手段は、水溶性の板材を用いて所定の箱
形に形成した成形型の周りを該成形型の外面に合
わせて裁断した加硫ゴム引布にて被包すると共
に、該加硫ゴム引布の接合部同士を接着剤で接着
して成形型の周りに容器を成形し、且つこの容器
に注入口を開設する第1工程と、上記容器内の成
形型に水を浸透させて同成形型を軟化させた後、
この成形型を容器の注入口から取り出す第2工程
とから成すものであり、また(2)の技術的課題を解
決する為に講ずる手段は、水溶性の板材を用いて
所定の箱形に形成した成形型の周りを該成形型の
外面に合わせて裁断した未加硫ゴム引布にて被包
すると共に、該未加硫ゴム引布の接合部同士を未
加硫のゴム糊で接着して、成形型の周りに容器を
成形し、且つこの容器に注入口を開設する第1工
程と、上記容器を加硫する第2工程と、容器内の
成形型に水を浸透させて同成形型を軟化させた
後、この成形型を容器の注入口から取り出す第3
工程とから成すものである。
(効果) 第1発明及び第2発明は以上の如きものである
から下記の効果を奏する。
(1) 第1発明は、容器の成形型に、板材から構成
される箱形状のものを使用したから、成形型の
製造が簡単且つ安価であり、また、同成形型は
多面体であればどの様な形状でも容易に製造で
きるので、形状の異なる容器を作る際にも容易
に対応することができる。
さらに、上記した成形型は水溶性の板材から
構成してあるので、第2工程において容器内の
成形型に水を浸透させ同型を軟化させることに
より、容器内の成形型を小さく破りながら注入
口から容易に取出すことができ容器を傷付ける
こともない。
(2) 第2発明は第1発明の効果を同様に奏すると
共に、第1工程において、成形型の周りに、接
合部を未加硫ゴム糊で接着した未加硫ゴム引布
から成る容器を成形し、この容器を第2工程に
て加硫せしめるから、加硫後の容器の接合部は
加硫したゴム糊にて一体的に接着される。
而るに上記容器は耐溶解性を具備し、ガソリン
などの溶解性の液体も収容可能である。
(実施例) 以下、第1発明及び第2発明の実施例を図面に
基づいて説明する。
●第1発明 第1発明は非溶解性液体用の密封容器の製造
方法である。
第1工程では第1図に示した如き成形型1の
周りを該成形型1の外面に合わせて裁断した加
硫ゴム引布2a,2b,2cにて被包すると共
に、該加硫ゴム引布2a,2b,2cの接合辺
部同士を接着して成形型1の周りに容器Aを成
形し、且つこの容器Aの一面に注入口4を開設
せしめる。
上記した成形型1は水溶性材料、例えば防水
加工の施されていない紙製のダンボールを用い
て、成形する所定形状の容器Aと同形の箱形に
形成したものであり、同型1における容器Aの
接着代に当たる各辺に沿つて接着剤を弾じくガ
ムテープ1a,1eを貼着してある。
容器Aは第4図に示す如く、立方体である。
従つて、容器Aを構成する加硫ゴム引布を、容
器A周面部分に当たる帯状の2aと、上面及び
下面に当る正方形の2b,2cとに分割して裁
断し、上記加硫ゴム引布2aの内面側の周縁に
沿つて加硫ゴム引布製の宛て布2dを接着した
後、同布2aを成形型1周面に巻き付け、その
両端部の接合辺部同士を成形型1の接合辺部分
で接着し、(第2図)且つ同布2aの上縁及び
下縁部の接着代及び宛て布2dを成形型1の上
面及び下面側へ折り曲げた上で加硫ゴム引布の
2a及び2cをそれぞれ接着する。(第3図)
これで成形型1の表面加硫ゴム引布2a,2
b,2cで被包した状態となり、同型1の周り
に容器Aが成形される。(第4図)この容器A
の接合部の上からはさらに前記宛て布2dと同
様な宛て布2eを接着し、漏れ止めと容器Aの
補強を行なう。
尚、容器Aの上面には収容液体の注入口4を
加硫ゴム引布2bを接着する以前か、若しくは
容器A成形後に開設する。
第2工程では容器Aの注入口4部分に露出す
る成形型に穴を開け、この穴に水を注入し、12
〜24時放置してダンボールに水を十分に浸透さ
せて軟化させた後、第6図に示す様に注入口4
から成形型1を小さく破りながら取り出す。
なお、成形した容器Aの注入口4にはフラン
ジ5及び蓋6を取り付け目的の液体を収容する
容器と成す。
上述した製造方法によれば、成形型1の各面
が平面であるから各加硫ゴム引布を成形型1に
沿つて正確に被包する作業が簡単であり、ま
た、成形型1をダンボールにて構成したから同
型1が非常に軽くなり、作業時の取り回しが楽
である。
●第2発明 第2発明は溶解性液体用の密封容器の製造方
法である。
第1工程は、第1発明の第1工程と略同じ工
程であるが、容器A′を構成するゴム引布に未
加硫のものを使用し、且つこの未加硫のゴム引
布の接合辺部の接着を未加硫のゴム糊7を用い
て行なうものである。(図示せず) 第2工程は第8図に示す如く、第1工程にて
成形した容器A′を成形型1ごと、135℃で2時
間加硫する。
第3工程は、第1発明の第2工程と全く同じ
であり、容器A′内の成形型1に水を浸透させ
た後、軟化した成形型1を小さく破つて注入口
4′から取り出す。(図示せず) 尚、容器A′内に水を注入した際には漏出試
験も兼ねて水漏れ個所がないか良く確認する。
上述した製造方法によつて作られた容器
A′は耐溶解性を具備し、ガソリンなどの溶解
性液体を収容できる上に、大きなシヨツクを受
けた際にも容器A′が変形することによつて衝
撃が吸収されるので、衝撃によつて容器A′が
破れ内容物が漏出することがなく、特にレース
用の自動車に用いる燃料タンクなどに適してい
る。
燃料タンクとして用いる場合、第10図に示
した様に注入口4′にフランジ8を水密を維持
して取付け、このフランジ8を車体の給油口と
連絡する。
【図面の簡単な説明】
第1図は成形型と接着前の各加硫ゴム引布を示
す斜視図、第2図、第3図は成形型の周りに加硫
ゴム引布を貼付ける状態を示す斜視図、第4図は
成形型の周りに容器を成形した状態の斜視図、第
5図は第4図のX−X断面図、第6図は軟化させ
た成形型を取り出している状態の縦断面図、第7
図はフランジと蓋とを取付けた容器の斜視図、第
8図は第2発明の第2工程加硫中の容器を示す一
部切欠斜視図、第9図は第8図のY−Y断面図、
第10図はフランジを取付けた容器を示す一部切
欠斜視図である。 図中、A:加硫済容器、A′:未加硫容器、
1:成形型、2a,2b,2c:加硫ゴム引布、
3:接着剤、4:注入口、7:未加硫ゴム糊。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 水溶性の板材を用いて所定の箱形に形成した
    成形型の周りを該成形型の外面に合わせて裁断し
    た加硫ゴム引布にて被包すると共に、該加硫ゴム
    引布の接合部同士を接着剤で接着して成形型の周
    りに容器を成形し、且つこの容器に注入口を開設
    する第1工程と、上記容器内の成形型に水を浸透
    させて同成形型を軟化させた後、この成形型を容
    器の注入口から取り出す第2工程とから成るゴム
    引布製密封容器の製造方法。 2 水溶性の板材を用いて所定の箱形に形成した
    成形型の周りを該成形型の外面に合わせて裁断し
    た未加硫ゴム引布にて被包すると共に、該未加硫
    ゴム引布の接合部同士を未加硫のゴム糊で接着し
    て、成形型の周りに容器を成形し、且つこの容器
    に注入口を開設する第1工程と、上記容器を加硫
    する第2工程と、容器内の成形型に水を浸透させ
    て同成形型を軟化させた後、この成形型を容器の
    注入口から取り出す第3工程とから成るゴム引布
    製密封容器の製造方法。
JP22078785A 1985-10-02 1985-10-02 ゴム引布製密封容器の製造方法 Granted JPS6280020A (ja)

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JPS6280020A JPS6280020A (ja) 1987-04-13
JPH0564088B2 true JPH0564088B2 (ja) 1993-09-13

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS493209A (ja) * 1972-04-25 1974-01-12

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS493209A (ja) * 1972-04-25 1974-01-12

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